(Part5of5)
俺は遠目でしか見ていなかったので詳しい状況は分からないのに、
ジジイがどこを何発叩いたのか、まるで俺がやったかのように厳しく尋問された。
そんなのヤンキーが答えろよ!と思ったが、言質を取るために俺の証言も
必要との事だった。
救急車も呼んでもらえないヤンキーはふてくされて、俺までジジイの側の人間と見なしているし、
最高に胸糞の悪い体験だった。
俺がK札を呼ばなかったら、ジジイはそのヤンキーどもの息の根を止めていたぞ!?2人とも!
それでいてジジイは無罪放免とは恐ろしい。

それ以来、俺はベルファイア煽り車よりも、高齢者プリウスの方が怖くなった。
(完結)