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【愛媛】[新居浜市]新居浜太鼓祭り[2019/10/15-18]
0001フリーザ ★
垢版 |
2019/10/15(火) 00:40:47.61ID:CAP_USER
「男祭り」の異名を持つ新居浜市の秋祭りで、絢爛豪華な太鼓台と呼ばれる山車が見どころとなっています。
高さ約5.5m、長さ約12〜13m、重さ約3tもの大型の太鼓台が約150人余りの男衆により差し上げられ、約50台が8地区に分かれて「かきくらべ」を行います。
毎年約20万人の観衆が訪れる、四国を代表する祭りの一つです。 ※JR新居浜駅南口から臨時バス運行(17日、上部地区山根グラウンド統一寄せ会場のみ)


開催期間
2019年10月15日〜18日 

開催場所
愛媛県新居浜市 新居浜市内8地区(川西地区・川東地区・川東西部地区・船木地区・角野地区・泉川地区・中萩地区・大生院地区)

交通アクセス
JR予讃線「新居浜駅」ほかから各所へ

主催
9地区太鼓台運営委員会(協議会)

料金
見学無料(川西地区会場にて有料観覧席あり)

以下ソース:https://www.jalan.net/event/evt_243857/(じゃらん)
0002情報発信元:七七四通信社
垢版 |
2019/10/15(火) 06:55:18.10ID:zSCzpqaa
駄目だと言われても…
今年も普通に鉢合わせやるんだろうなぁ。
0004情報発信元:七七四通信社
垢版 |
2019/11/22(金) 17:13:52.21ID:Gri/Q72N
>>3
怪しいな、やっぱ、他の地域の怪しい派手な祭りと一緒で、

完全に朝鮮カルト祭りなんちゃうか?、

もしそうなら、注意した方がいいぞ?

殺人ワッショイ化しかねんからな。
0005社説+で新規スレ立て人募集中
垢版 |
2023/08/11(金) 04:01:03.54ID:d/imjibn
医師は、「余命を1年も延ばせて、治療は成功だった」といいます。しかし、当人としては、
ヨボヨボの状態になって心身の自由を失ったまま1年を長く生き延び、「あぁ、自分の人生、幸せだった」
と笑って逝くことができるでしょうか。医師の考える成功と、患者さんの願う成功は、
こんなにも大きな隔たりがあります。しかも、手術によって体の機能が損なわれれば、食欲も落ちるでしょう。
がんを叩く作用の強い抗がん剤を使えば、体の自由も奪われます。髪の毛もごっそり抜けるかもしれません。
そのうえ、莫大な治療費がかかります。食事もできず、体の痛みも激しく、ADL(日常生活動作)
もQOLも低下すれば、以前と同じ生活に戻るのは、ますます難しくなります。65歳を過ぎて、
がんを治すための治療を受けると決めた場合には、そのことまで見通すことが重要です。
自分でわかっていて治療法を決めるのと、医師や家族に勧められるがままに治療を受けるのでは、
心のあり方がまるで違ってきます。大病を患うと、老人性うつを発症するケースが多くなります。
生きていることがつらくなり、「今日も生きている」という喜びを感じにくくなるでしょう。反対に、
老人性うつを治療して心の回復を図っていくと、体も元気を取り戻していくケースがたびたび見られます。
がんは、一つの細胞から突然変異したがん細胞が細胞分裂をくり返すことで、腫瘍へと進行します。
がんが1cm大になるまで、一般的に10年はかかるとされています。転移するがんの場合、
この10年の間に、すでに転移しているはずです。手術でがんを一つ切り落としたところで、
ほかのがんの芽がすでに出ていることでしょう。こうなると、もはやイタチごっこです。
「転移した」といわれたがんも、実際のところは、別に発生したがんかもしれないわけです。
高年者の特権は、がんとともに生きやすくなる局面に入っていることです。
高年者の場合、がんの進行が緩やかになるため、いくつもがんを抱えながら、
QOLを損なわずに暮らしている人は珍しくありません。「がんで死なないためには、早期発見・
治療が必要」というのが、世間の常識です。しかし、高年者以降は、早期発見をしたがために、
ベルトコンベア式に治療が始められ、健康寿命がそこで終わってしまうことが多くなります。
ですから、65歳を過ぎていて、寿命より健康寿命を延ばしたい人は、
もうがん検診を受けないほうがよいのではないか、という考えです。とくに高年になると、
がんの進行が遅くなるので、放っておいても大丈夫なケースは意外と多くあります。
実際、2人に1人はがんの存在を知らないまま亡くなっているのです。食事がおいしくとれて、
好きなことも続けられるなど、生活にも支障なく過ごせます。治療に使うはずだったお金で、
旅行も楽しめるでしょう。高年者専門の医師として思うのは、余計な検査と治療さえしなければ、
がんになって亡くなるのは、わりとよい死に方です。65歳を過ぎたら、
健康診断が必要かも見直していきましょう。そのくらいの年齢になると、実は、
がん検診や健康診断ほど無意味なものはないと考えています。むしろ、害にもなります。
多くの高年者を診てきましたが、がん検診と健診は、病人を製造するシステムではないのか、
とさえ思うのです。検査の結果、血圧が高い、血糖値が高い、メタボだ、
レントゲンで肺に影が見えたとなれば、さあ大変投薬だ、手術だ、と進められていきます。
薬には副作用があり、臓器にメスを入れれば必ず体に変調が起こります。
また、胸部エックス線撮影やCT(コンピュータ断層撮影)による放射線被ばくも問題です。
放射線を浴びれば、ご存じの通り、発がん率は上昇します。
アメリカの喫煙者を対象とした大規模な調査によると、定期検診を受けている人のほうが、
肺がんの早期発見数が多くなりました。ところが、肺がんによる死亡数は、
定期検診を受けていない人のほうが少ない、という結果が出たのです。
この結果から、エックス線による被ばく、投薬の副作用、手術のダメージなど、
検診と治療が寿命に影響を及ぼしたことが推察できるのです。エックス線撮影によるリスクは、
世界ではだいぶ前から認識されています。実際、胸部エックス線撮影は1964年にWHO(世界保健機関)
から中止勧告を受けています。ところが、厚生労働省はいまだに無視を続けています。
CTはさらに危険です。イギリスの調査では、たった一度のCTでも脳腫瘍や白血病が増えることがわかっています。
オーストラリアの未成年を対象とした調査では、CTを一度受けるごとに発がん率が16%ずつ上昇することが判明しました。
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2023/08/12(土) 07:21:36.11ID:w3684jBY
10代のころに自分の祖母から聞いた話を思い出したのがきっかけです。
もう亡くなった僕の祖母は戦前都内の病院で看護師をしていました。
その祖母から『昔のヤクザは少し偉いのになるとみんな鉄砲を持ってた』
『ヤクザの出入りで撃ち合い斬り合いがよくあったけど、
カタギを巻き込まない限り新聞沙汰になることもなかった』
などの話をよく聞かされました。さらには、病院に政治家などから、
抗争で重傷を負った表沙汰にできない急患を受け入れてくれるよう依頼の電話が時折あり、
その後撃たれたヤクザがよく運び込まれて来たそうです。ヤクザの入院に前後して、
医師はじめ看護師の祖母などにも『お礼』や『慰労』の名目で口止め料が配られたそうです。
当然あまり信用していなかったのですが、30代を過ぎた頃に調べてみると、
大正から戦前にかけて、銀座などで簡単な身分証を提示し、
現在の価格で数10万円程度払えば誰でも拳銃が本当に買えたというのを知りました。
また実際に新聞沙汰にならないヤクザの抗争事件が無数にあったことも、
大正生まれの方から聞いたお話や、戦前のヤクザ関連の本などを通じて知り、
日本にもそんな物騒な時代があったことに強く興味を持ちました。大正といえば
『モボ・モガ』などに代表されるファッショナブルでモダンな時代というイメージが強いですが、
当時の銀座や繁華街を写したスナップ写真を見ると、
短髪のモダンガールたちが闊歩しているうしろに腰に拳銃を下げた軍服の兵士や将校が映り込んでいるものも多い。
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2023/08/12(土) 07:47:54.23ID:w3684jBY
上京したてで寮に住んでいた際には、「勝手に蛇口から水が出る」「寝るときにバシバシ音がなる」
「壁を叩かれる」という体験をしたとのこと。また「寝ようと思ったら壁を叩かれ、『寒い、嫌だ』と思ったら、
男の子が立っていた」と話していた。「嫌な感覚を覚えたあと、突然の腰痛に襲われた」ことがあるそうで、
塩を握りしめた」と明かした。どうやらかなり、霊感が強いようだ。数多くの心霊体験を告白している。
かっぱ、UFO、ダルマなど、一般的に都市伝説とされる生物や物体を「見たことがある」と告白し、
人々を驚かせている。なかでもにわかに信じがたい現象が、「自宅などで小さいおじさんが見えている」
というもの。「エアコンのところから覗いたり、3人のおじさんが『今日は大変だったな』と会話をしている」
という。また、落ち込んでいると「どんまい」と声をかけてくるのだそう。
過去の恋人には検査を勧められたこともあるというが「私は正常」と話している。移転した際、
除霊式に参加したそう。除霊者が突然「この中にいなくていい人がいる」と名指しされ、
乗り気ではなかった彼女はその場を立ち去ろうとする。すると全身に鳥肌が立ち、
涙が止まらなくなったとのこと。当時を振り返り「自分が泣いていることの意味が分からなかった」
「意識が他のところにあり、自分が見える感じだった」「別人のような声で這いつくばって
『ごめんなさい』と謝っていたと明かしていた。裏表のない性格で知られるだけに、
信ぴょう性の高さを感じた人も多かったようだ。「私は昔から霊感なのかわからないけれど、
見えたりすることがある」と霊感が強いことを明かし、金縛りにあったうえ、
幽体離脱状態になったことを告白した。「天井を突き抜けて北海道の形が見えるところまでいった」
「日替わりでまた同じような状況になったときは宇宙まで行った」と告白。
そして「あまり言わないようにしている。変な人だと思われるから」と明かしていた。
「すごい見える」と霊感の強さを公言している。2人の妹から「霊感が強い」と紹介され、本人も
「20歳くらいからスイッチのオンとオフが見えるようになった」と告白。さらに「山の数ほど霊がいる」
と語り、びっくり。霊感スイッチを持っているという特殊能力に、驚いた人も多かったようだ。
「小学校のころから幽霊が見える」と告白。この能力は祖母譲りなのだという。
かくれんぼをしていた際、赤いレインコートを着てびしょびしょに濡れた女と鉢合わせたとのこと。
不安を覚えほかのメンバーに相談すると、口をそろえて「そんなものは見えない」と言ったそうだ。
0009情報発信元:七七四通信社
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2023/08/14(月) 10:35:15.48ID:TibfELOx
大手電機メーカーの元幹部社員だった65歳は、50代の頃から腰痛に苦しんでいた。
「足までしびれて靴下も履けない日がありました。大学病院の整形外科に行くと
『脊柱管が狭くなっている。手術をしなければ治りませんね』といわれました。
しかし、同僚で腰の手術を受けても症状がよくならない人が何人もいたので、手術には戸惑いがありました」
結局、腰痛持ちを克服した先輩からカイロプラクティックを紹介してもらい、
毎日30分のストレッチを続けたところ、症状が劇的に改善した。「病院の先生にストレッチの話をすると、
『そんなのは治療ではないし、どうせまた別のところが痛くなる。医学的にちゃんと治すなら、
手術しかない』と全否定されました。でも、手術をしなくて本当によかったと思います」
ひざ、腰、肩や首の慢性的な痛みに悩まされている人は実に多い。10年に行われた実態調査では、
国内の成人の約22・5%、患者数にして2315万人が慢性疼痛に悩んでいると推定されている。
その多くは整形外科を受診して痛み止めを飲んだり、神経ブロック注射や手術といった治療を受ける。
だが、それで痛みから解放される例は稀だ。なぜ痛みの改善は難しいのか。
「いまの整形外科医はあまりに画像診断に重きを置きすぎています。その結果、
痛みの原因を正しく突き止めることができず、間違った箇所を手術してしまうこともしばしばあります。
画像で狭窄やヘルニアを見つけたら脊柱管を広げたり、ヘルニアを取る手術をする。
それで患者の症状が改善していなくても、『手術は成功しました』
といって治療を終わらせてしまうのです」「腰痛治療で有名な大病院で手術を受けたのに治らない、
また痛くなってきた」という患者がたくさん訪れるという。
「そもそも神経が圧迫されると痛みやしびれが出てくるという考え方そのものに間違いがある」
と主張する。「神経が強く締め付けられると麻痺が起こることはありますが、痛みやしびれは出ません。
腰や下肢の痛みやしびれを神経の圧迫と関連付けるのは、間違っています。
実際、健常な中高年の60〜70%に脊柱管狭窄が見つかるといわれています。
脊柱管狭窄があっても痛みやしびれが出るとは限らない。
しかし脊椎専門医でさえ,レントゲンやMRIで脊柱管狭窄が見つかると、
これが痛みやしびれを起こしていると診断することが多いのです」
整形外科医でも本当に患者思いの医者なら、いまの治療法がおかしいと気づき始めている。
とりあえずレントゲンを撮って脊柱管狭窄だ、ヘルニアだと診断して、
注射や手術をするようなやり方で痛みを消すことは難しいのだ。だが一方で、
患者の痛みが治らないことを知りながら、バカの一つ覚えで同じような治療を続ける医者もいる。
そういう治療法が整形外科のスタンダードだから、誰にも文句はいわれまい。
なにより痛みの消えない患者が定期的にクリニックに来てくれるほうが、経営も安定するじゃないか。
そんな無責任な医者がゴマンといる世界なのだ。最近、その現実を象徴するような出来事があった。
慢性痛を専門とする医師たちが、慢性痛に苦しむ患者を救うため、「慢性の痛み対策基本法」
の制定を働きかけたところ、JCOA(日本臨床整形外科学会)の執行部が、法案に反対を表明したのだ。
「たしかにこの法案が成立して、慢性痛に関する新しい治療の可能性が出てくると、
いままで漫然と注射や手術をしてきた整形外科医の仕事が減る可能性があります。要するに、
『我々の縄張りを荒らす気か』と釘を刺しているのです」日本の慢性痛治療は海外と比較して20〜
30年遅れていると指摘する。「例えば、急に腰が痛くなったら多くの方は整形外科に行くと思います。
そうすると、だいたいレントゲンを撮りますよね。ですが、そんなことをするのは実は日本だけなんです。
足が動かなくなった、尿が出にくくなったなどの所見が診られる場合や、事故にあったケースを除けば、
急性腰痛でレントゲンを撮る意味がないことは'90年代からの研究で明らかになっています」
首や腰の慢性的な痛みがあるときに、整形外科しか行くところがないという点も日本の医療の問題である。
「慢性痛に対しては、世界標準となる治療法があります。整形外科だけでなく、麻酔科、精神科、心療内科、
理学療法士、看護師などの専門職が集まって、さまざまな面から痛みの原因を探して治療につなげる
『集学的な痛み治療』です。このような治療を受けられるところが、
欧米では大学病院1つにつき必ず1ヵ所はありますが、日本では大学病院レベルでは5ヵ所しかありません。
日本だけ世界の痛み治療から取り残されている状況を打開すべく、働きかけているのです」
0010情報発信元:七七四通信社
垢版 |
2023/08/15(火) 06:33:32.83ID:NVJB18/u
法案に関して、JCOAは以下のように疑問を投げかけている。
「治療抵抗性の難治性疼痛を訴える患者さんが一定数存在することを否定しませんが、
『治りにくい痛みを持った患者さんの多くが適切な治療を受けられず、
社会的にも孤立し厳しい状況に置かれている実態』がどのくらいあるのでしょうか
実態が不明確であり、かつ曖昧な定義のままでこの法案を立法化することにより、
既存の治療を受けている国民に不安と混乱をもたらす可能性があり、
ひいては国民に不利益を生じさせる危惧すらあります」実際に痛みに苦しむ患者の立場に立てば、
このような法案をめぐるやりとりは、医者たちの縄張り争いにしか見えない。
もちろん、医者は患者によくなってほしいと考えている。だが、一方でさまざまな業界の事情から、
「これでは治らないかもしれない」と考えながら注射を打ったり、
手術をしている医者がいることは事実なのだ。新型コロナの治療薬が一般に流通し始めた。
昨年11月に緊急承認されたゾコーバもその一つだ。だが7月20日、
厚労省はこの薬の重大な副作用の項目に、アナフィラキシーを追記するように指示を出した。
アナフィラキシーとは薬を飲んだことで生じる重篤なアレルギー反応のことだ。
「どんな新薬も治験を経て安全性を確認してから市場に流通します。
しかし、とりわけゾコーバのように緊急承認された薬の場合は、
治験の数が限定的になります。新薬は市場に出てからいろいろなところで処方されて、
徐々に副作用の情報が積み上がっていくもの。ですから、新しい薬を使ってみたいという患者は、
まだ報告されていない未知の副作用が生じるかもしれないと意識しておいたほうがいい」
ここ数年で新薬が次々と開発されているのが、アトピー性皮膚炎の分野だ。デュピクセント、コレクチム、
オルミエント、リンヴォックなど。「これらの新薬は局所的に炎症が起きているところだけを抑えるように、
うまく作ってある。どの薬もいまのところ、大きな副作用は報告されていません。
しかし、例えばデュピクセントであれば自分の免疫を抑える働きがあるので、
ヘルペスができやすくなったり、風邪をひきやすくなったりすることがあるかもしれません」
「加えて新薬は薬価も高いです。デュピクセントは2mlの薬価が5万8775円。
初回は4ml打つので、11万円以上かかります(3割負担で約4万円弱)」
果たして、その値段に見合うだけの治療効果があるかは自分でよく考えたほうがいい。
降圧剤は非常にたくさんの種類の薬がある。最も新しいタイプのARB
(アンジオテンシンII受容体拮抗薬)でも、開発されて20年ほど経過しているので、
およそすべてのリスクとメリットは把握できた。「その結果わかったのは、ARBは非常によく効く薬だが、
それが災いして血圧が下がりすぎてしまうこと。過度の低血圧は転倒によるリスクや、
認知症が進行する可能性がある。それよりも古いサイアザイド系利尿薬のほうが安心して使用できるし、
寿命を延ばすデータもあるのです」新しいものに飛びつくと、ろくなことはない。
「昨年、私の先輩の医師が抗がん剤の投与で失敗し、患者さんが亡くなりました。
通常の投与量なので問題ないと判断したのでしょうが、患者さんの肝臓が思ったより弱っていたようです」
このような「医療事故」は、しばしば起きている。しかし、医師が遺族をうまく納得させられれば、
「事故」ではなく「寿命」だったということで事が収まってしまうのが医療界の恐ろしいところだ。
「アドリアマイシンという抗がん剤でした。抗がん剤は患者によって投与量を変えるのですが、
ガイドラインに沿った通常量だったので、チェックすべき薬剤部や看護師も疑問を持たなかったのでしょう」
がん治療の現場で起こりがちなのが、がんだと思って手術したら、悪性ではなかったというケースだ。
「たいていは、『がんではなくてよかったですね』といえば、患者さんも納得してくれます。
しかし、高齢患者だったら手術による体力の低下は深刻な問題です。
意外と多いのは、乳がんの分野で、心配だからといって乳房切除したら良性だったというもの。
女性にとっては取り返しのつかない診断ミスです」「国立がん研究センターや、
がん研有明のような専門病院は、無理してグレーゾーンの腫瘍を手術しません。
それが本当に切除すべきがんなのか、観察する余裕がある。一方で経営が赤字のところは、
少しでも手術を増やして稼がないといけないから無駄な手術をしたがる。
そういう病院は概して手術数が少なく、技術のない医師に研鑽を積ませようとするので、余計に失敗しがちです。
0011情報発信元:七七四通信社
垢版 |
2023/08/15(火) 07:25:18.03ID:NVJB18/u
手術数の豊富な病院ではほとんど死者が出ない手術なのに、
術数が少ない病院では3人に1人が術後に亡くなっているケースもあります」
信じられないような不正を行っている病院もある。「インフルエンザワクチンの不正です。
ワクチンは1つの瓶に2人分より少し多めに入っているのですが、
1人分の量を減らして1瓶で3人に打っているところがある。
そうやってギリギリのところで儲けようとしている医療機関もあるんですよ」
「人間ドックは異常を見つけるのが目的です。しかし、治す必要のない異常まで拾い上げてしまう。
検診の結果に悩まされてストレスがたまり、かえって悪くなる人もいます。
そうやってストレスで病気になってしまうことを『検診病』と呼んでいます」人間ドックを受けると、
血液検査など基本的な検査項目の他に、実にさまざまな検査オプションがつく。心配性の人ならば、
これらの検査を受けないと、がんや脳卒中の前兆を見逃すのではないかと不安になるかもしれない。
だが、そのような検査オプションは、医学的な根拠が乏しいものがほとんどだ。
「例えば腫瘍マーカー検査がよく知られていますが、あまりお勧めできません。腫瘍マーカーとは肺がん、
大腸がんなど特定のがんが存在するときに確認されるタンパク質などの物質のことですが、
そもそもがんをみつける精度が低い。
マーカーが高く出ても結局精密検査で組織を切り取って調べる必要があり、身体への負担がかかります」
「他にも放射線を含んだ物質を身体に注入した状態で画像を撮るPET検査もがんの早期発見のために行われます。
しかし、本来この検査はがんの治療中に腫瘍が小さくなっているか、転移がないか調べるためのもの。
このPETを受ければどんながんでも見つけられるというわけではなく、
通常のがん検診より効果が高いわけでもありません」
他にも肺がんのレントゲン検査や遺伝子検査はお勧めできない。「唯一、有効なデータがあるのは、
低線量CTです。この検査を受けた人は胸のレントゲンだけを撮影した人に比べて、
肺がんの死亡率が20%ほど低下しています。ヘビースモーカーの人は受けたほうがいい。
ただし被曝のデメリットがあるので、非喫煙者はよく考えてください」
そもそも人間ドックは検査専門の医療機関で行われる。そういうところで働いている医者は、
普通の病院の激務に疲れて転職した人が多い。「人間ドックは燃え尽きた医師の終着駅ともいえる。
異常があっても彼らは治療をしないし、どうしてもビジネスのための検査をしたがる傾向があります」
医者たちを最も間近で見ていて、彼らの腹の内を知り尽くしている存在。それは間違いなく看護師だ。
とりわけ女性の看護師たちは、横のコミュニケーションを活発に行い、
どの病院のどの科にどんな問題医者がいるか知り尽くしている。
「前に勤めていた開業医は本当にあくどかったです。内視鏡治療で大腸のポリープを取るのに、
普通は一度ですべて取り切ります。しかし、この医者は『わざとポリープを残しておけ』と指示するんです。
そうやって、何度も通院させて医療費をむしり取ろうとする。しかも、
本来は保険診療になるケースでも自由診療にして、高額請求をすることもしばしば。
比較的裕福な人が住まう地区なので、内装も豪華にして、
特別な高級クリニックであるかのように演出していますが、実態はとんでもないヤブ医者です」
「私は以前、東大病院で働いていました。とある科にとんでもなく自己中心的な医者がいました。
偏差値トップクラスの中高一貫校出身で、プライドがやけに高かった。
病院長や教授には媚びを売るのがうまくて、要領がいいので出世するのですが、
看護師などのスタッフに対しては高圧的。診察の際にも、
患者さんを小ばかにしているのがひしひしと伝わってくるんですよ」
「新しい術式や薬ばかり試そうとする人でした。患者さんを治そうというよりも、
モルモットかなにかと勘違いしているのではないでしょうか。
私がいたときには、医療事故はありませんでしたが、いつか起きると思います。
でも、要領がいいからうまく隠し通すかもしれませんね」
「うちの病院は手術をするとインセンティブが医師に入るようになっています。
特に前立腺がんなどは進行が遅いので、放置していても問題ないと思うのですが、
すぐに手術したがる医者が多い。最近も74歳のとてもハツラツとした男性が、
前立腺がんが見つかったということで手術したところ、2ヵ月で亡くなってしまいました。
無駄な手術が寿命を縮めたとしか思えません」トンデモ病院の実態は想像以上に恐ろしい。
0012情報発信元:七七四通信社
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2023/08/15(火) 17:35:08.25ID:NVJB18/u
この日のメインは「精神科の薬について知っておいてほしいこと」(日本評論社)
の著者ジョアンナ・モンクリフさん(精神科医)の来日講演。
モンクリフさんは、様々な研究報告をもとに薬物療法の限界を示しながら、
「製薬会社は、私たちの常識的な理解を薬に置き換えようとしています」
「(日本では)減薬の機会が多くの人に与えられていないことにショックを受けています。
すべての人に有効とは限りませんが、
減薬を試してみてうまくいけば生活の質を上げることにつながります」などと語りました。
私は統合失調症の当事者で乳がんです。去年7月、英語講師として仕事が決まった際、
癌を発症したこともあるせいか、主治医の先生が断薬を許可して下さいました。
それまではエビリファイと言う向精神薬のデポ剤を注射されていました。
今では、周囲の方々の暖かいご支援などのお陰でお仕事も英会話講師の他、
フラワーアレンジメントの作成と販売、神奈川精神医療人権センターのボランティア活動、教会活動など、
毎日が充実するようになりました。脳が働くので色々なことが楽しいです。お料理、ドライブ、
ガーデニングなどもしています。集中力も回復し、先日英語検定準一級に合格しました。
しかもあともう少しで1級と言うことがわかり、更に頑張りたいです。
向精神薬は医師を信頼して薬を言われた通り服薬する度、思考や感情が鈍麻し、
自分らしさを失っていました。脳が働かないので言葉が出なくなったり、
文章の組み立てが自然に出来なくなります。以前に、ある入院時担当医師が、
「これからは能力が劣っていきます。今までやってこれたのも以前得た能力のお陰です。
そして一生入院生活です」などと言ってきました。確かに彼の治療により、
能力はどんどん落ちました。身なりも整えるのが困難な状況で障害者らしく見えたと思います。
その時助けてくださったのは訪問看護師の方で、減薬することができ、
個性も能力も回復しました。本当に正しい治療をしてくださった方々に感謝致します。
医師は病気で能力が奪われるなどと言いましたが、
私は陰性症状と認知機能障害は主に薬の副作用によって引き起こされると思っています。
服用しなければそのような状態にならないからです。殆どの患者は断薬を試みず、
情報を疑わず医師でなく自分自身を責めてしまいます。
精神病院に入院した時は隔離され薬を大量に投与され少しづつ不満な状況に慣れて、
色々鈍感になってくると、外出など許可されるようになります。
そして同時にお勉強会などという洗脳をしてきます。
統合失調症になるとドーパミン受容体遮断薬が必要と仮説でしかないことや、
薬がいかに私たちにとって素晴らしいかなどです。信じて服用した結果、頭脳、集中力、
意欲などが、なくなり、障害者らしくなり、医師に相談すれば、更に副作用止めでおかしくなり、
差別され人々に管理されなければならなくなってしまいます。ある方が仰っていて、
とても共感したのは、長年、精神科医療に携わっているお医者さまたちは、
内心、精神医療の嘘に気づいているそうですが、医療システムや製薬会社とのしがらみのせいで、
悪に徹して嘘をつきながらお仕事をしているそうで、言動がおかしくなっているという事です。
ここにいらっしゃる勇敢に真実を述べて下さっている教授の先生方に心から感謝致します。以上です。
0013情報発信元:七七四通信社
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2023/08/16(水) 09:12:28.32ID:XhQJZ7M6
県感染症情報(7月24日―8月6日)
結核4例。
梅毒5例(40代男性2例、50代男性、60代男性、40代女性)。
過去分として
結核1例。
梅毒3例。
0015情報発信元:七七四通信社
垢版 |
2023/08/21(月) 08:23:34.19ID:e2nKfcq4
ミートファーストを始めたら、
気がつくとセロトニンの材料となるトリプトファンというアミノ酸を肉からしっかり摂取し、
幸せと意欲が向上しています。うつうつとした気分とはおさらばです。
肉はコレステロールが多いから、動脈硬化がこわいといって、あまり食べない人もいますが、
日本は心筋梗塞の12倍の人ががんで亡くなる国です。心疾患で亡くなる人は、
OECD諸国の中でも格段に少ないのが現状です。コレステロールは、
セロトニンを脳に運ぶ役割を果たしています。肉を食べると幸せになるのです。
80歳のときに3度目のエベレスト登頂に成功したプロスキーヤーは、
80歳を過ぎても500gのステーキを平らげているそうです。次のような症状はありませんか
「食欲がない」「最近、やる気が起きない」「夜、何度も目が覚める」「疲れやすく、すぐに横になってしまう」
「朝早く目が覚めてしまう」「喜怒哀楽の感情が乏しい」「元気が出ずボーっとしてしまう」
若いころはこんなことはよくありました。しかし、みなさんがこのような症状があれば危険です。
こうなると、家族が認知症を心配して、一緒に私の病院にやってきます。
来院された方にまず最初にお聞きする質問はふたつです。「食欲はありますか」
もしも、「何を食べてもおいしくない」とか、「食欲がわかない」「食が細くなった」という場合は、
認知症よりもうつ病の可能性が高いと診断します。「ちゃんと眠れていますか」
もしも「夜中に何回も目を覚ます」という場合は、うつ病の可能性が高いと診断します。
寝つきは悪くないが眠りが浅い熟睡障害は、うつ病による不眠の典型的な症状です。
実際に、認知症とうつ病は見分けがつきにくいのが特徴です。うつ病は、
70代以降の人が一気に老け込む要因です。そのまま放っておくと、徐々に運動機能と脳機能が衰え、
あっという間によぼよぼになってしまいます。高齢者は、脳内物質のセロトニンが減ってしまい、
うつにかかるリスクが高まります。じつは70代の前半くらいまでは、
認知症の人よりうつ病の人のほうが多いのです。どうしてうつ病になってしまうのでしょうか。
大きく心因と身体因のふたつあります。心因は、定年退職や子どもの独立、
引っ越しといった環境の変化やパートナーの死、ペットの死、コロナ禍で習い事に行けないなど、
心の拠(よ)り所を失ったとき。身体因は、食事が偏って「かくれ栄養失調」になっていたり、
外出しないために幸せホルモンのセロトニンが不足した場合など、身体からきます。
夏場などあっさりした麺類ばかり食べていると、タンパク質不足でうつ病を発症するケースがあるのです。
高齢者の場合のうつ症状は、気分の落ち込みより、
まずは身体化症状として現れるケースがよく見られます。「身体がだるい」「食欲がない」
「腰が痛い」「便が出ない」。このような症状が身体化症状として見られるうつ病です。
「タンパク質ってそんなに大事なの」「野菜を食べるほうが健康にいいんじゃないの」
「外出しないだけでセロトニンという幸せホルモンが減ってしまうの」と驚かれたのではないでしょうか。
こんなときは陽の光をたくさん浴びましょう。朝、カーテンを開けて、太陽の光を浴びる。
コンビニまでちょっと歩いて行く。こんなふうに意識して、陽の光を浴びるようにしてみてください。
食事をつくるのが面倒であれば、コンビニに行けばレンチンするだけですぐに食べられる栄養たっぷり、
タンパク質豊富な食べ物がたくさん売られています。「鶏肉と卵のサンドイッチ」
「サラダチキン」「唐揚げ」「鮭の塩焼き」「鯖のみそ煮」などなど。この文字を読んだだけで、
だんだん食欲がわいてきませんか視覚情報として目に入ってくると、それによって脳が刺激され、
食欲がわいてくるものです。ぜひ外に出かけましょう。じつは高齢者のうつは、
うつ病特有のうつ気分があまり目立ちにくいのが特徴です。不眠や食欲低下は、
高齢者専門の精神科医の私からすれば、典型的なうつ症状だとわかるのですが、
高齢者のことをあまり知らない医者だと、「年のせい」で片づけられてしまいがちです。
物忘れが多くなって、着替えもせずに、外にも出かけないと聞いたら、間違いなく認知症だろう、
と多くの人は思います。しかし、うつでも同じような症状が起こるのです。せっかくですから、
うつ病と認知症の簡単な見分け方をお伝えします。認知症の場合は、年単位で病状がゆっくり進行する。
うつ病の場合は、1カ月単位で急変することがある。お正月に会ったときは元気だったのに、
夏ごろから物忘れが激しくなった。このような場合、認知症よりうつの可能性が高いと思います。
0016情報発信元:七七四通信社
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2023/08/21(月) 08:30:44.07ID:e2nKfcq4
1週間寝たきり状態になると15%の筋力が低下します。
3〜5週間では50%の筋力が落ちるといわれます。運動を2週間しないと、
高齢者は筋肉の4分の1を失うというデンマークのコペンハーゲン大学の研究もあります。
同研究では、失った体力を取り戻すのに3倍以上の時間を要することも明らかになりました。
寝たきりで心身の活動性が低下することで引き起こされる病的状態を「廃用性症候群」といいます。
子どもや若い人にも起こる症状ですが、加齢によって身体機能が低下していると、
この症候群になりやすくなります。骨折などで動けないと、運動量がさらに減って、
心身の機能が低下します。どのような機能が低下するか、具体的に紹介しましょう。
【筋骨格系】1週間の絶対安静で10〜15%、3〜5週間で50%まで低下します。
動かさないために筋肉の萎縮も起こり、2カ月以内に筋肉の量は半分になります。
関節も拘縮し、動かしにくくなったり、可動域が狭くなり、転倒の危険がさらに高まります。
ですから絶対に転倒しないよう注意が必要です。骨折などしたら、寝たきりリスクがぐんと高まります。
【循環器系】心臓から送られる1回の血液の量が6〜13%減少し、
身体全体に酸素が運ばれにくくなります。心機能が低下し、持久力が落ちるため、
疲れやすくなります。ふくらはぎに深部静脈血栓症といった血の塊ができる症状も見られます。
【消化器系】活動量が低下するため食欲が低下し、やせやすくなります。
引っ越して環境が変わったり、退職して生活スタイルが変わったりなど、
さまざまな変化により、食欲減退や便秘症状も見られることがあります。
新型コロナウイルスによる自粛によって、外出や活動の機会が減っている人も多いでしょう。
自粛すればウイルスのリスクは避けられるかもしれませんが、別のリスクを招きます。
健康な高齢者の方が10日間安静にしていると、下肢の筋肉量は6.3%減少し、
膝伸展筋力は15.6%低下するといわれています。これは、いわば10日間の安静によって、
10歳年をとるのと同じくらいか、それ以上の筋力低下につながります。下肢の筋力が低下すると、
歩幅が小さくなります。片足で自分の体重を支えられないため、ちょこちょことした歩行になり、
小さな段差にもつまずきやすくなります。転倒すれば骨折につながり、入院。認知症になることもあります。
椅子に座るとき、ドスンと座ってしまう人を目にすることがあると思いますが、
ドスンの原因は、膝を曲げて体重を支える筋力がなくなっているためです。
コロナ禍では患者さんにこんなふうに伝えてきました。
「マスコミやテレビに出ている医者の言葉を信じて自粛していると、歩けなくなりますよ。
ソーシャルディスタンスをとっていれば大丈夫ですから、散歩したり、
外に出かけてたくさん動いてくださいね」こんなふうにいくらアドバイスしても、
感染を恐れて、家族に薬をとりによこしたりなど、コロナを恐れて外出しません。
しかし、コロナにかからなくても、足腰が弱り、筋肉が落ちてやせ、ほかの病気にかかったり、
認知症が進んでしまった方もこの時期大勢いらっしゃいます。
確かに散歩したり外に出かけるのが億劫になるのはわかります。以前はほとんど歩きませんでした。
どこへ行くにも車で移動していました。しかし、3年前に血糖値が600/dLを超え、糖尿病と診断されたとき、
歩くことを始めました。するとどの薬を使っても効かなかった血糖値が、毎日歩くようにしたところ、
ぐんぐん下がりました。これには自身がいちばん驚きました。「インスリンだけは打たない。
食事とお酒も我慢しない。だから歩くことだけはする」この選択は正解だったのです。
身体には、大きいものから小さいものまで400とも600ともいわれる数の筋肉が存在しています。
筋肉は、身体を動かす働きのほか、基礎代謝を上げ、
血液やリンパの循環を促すといったさまざまな働きをしています。筋肉が減ると、
さまざまなリスクが挙げられます。免疫機能の低下血糖値の上昇活動量の低下による認知機能、
運動機能の低下筋肉は、構造や働きの違いによって骨格筋、心筋、平滑筋の3つの種類に分けられます。
骨格筋筋肉全体の約40%を占める人体最大の臓器心筋心臓を動かしている筋肉
平滑筋消化管や血管を動かすことで、消化や血流の助けをする筋肉
3つの種類の筋肉の役割をあらためて見てみると、「やせて筋肉が減ったらまずいぞ」
ということに気づかれるはずです。ひとつめの骨格筋は、身体活動を支え、
血液中の糖や脂質の多くを消費する「代謝臓器」とされています。この筋肉は、運動することで増やすことができます。
0017情報発信元:七七四通信社
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2023/08/23(水) 08:26:32.51ID:RQIWroj4
ときどき、何かあったら大学病院の医師に診てもらいたい、という人がいます。とくに多いのが、
「東大病院で治療をしてほしい」という意見です。たしかに、日本最高学府の病院であれば、
最先端の治療が受けられるだろうと考える気持ちはわかります。
しかし、高年者にとって大学病院ははっきり申し上げて、「治療する場所」として、ふさわしくありません。
大学病院は専門分化が激しいため、患者さん全体を総合的に診ていく「高年者医療のスペシャリスト」
がいないからです。しかも、どの医師に診てもらうのかを決めずに大学病院に行けば、
あまり腕のよくない医師や経験の浅い医師に回されてしまう、ということも起こります。
一方、地域に根差した町医者は、大学病院の医師よりも高年者医療の臨床経験が豊富です。
健康に関する日常的なアドバイスも的確にしてくれるでしょう。
ただし、町医者の中には、大学病院時代の感性がなかなか抜けない人もいます。
また、すべての町医者が、高年者医療のスペシャリストというわけでもありません。
そこで、頼りになる医師かどうかを見抜くポイントを3つ、紹介しましょう。
1つめは、「待合室が明るく、にぎわっているかどうか」です。医院の待合室のにぎわいは、
医師が患者さんに真摯に向き合っていることの表れです。薬の使い方も適切だと思われます。
高年の患者さんがヨボヨボし、かかりつけ医のもとまで歩いていけないのだとしたら、
薬の使いすぎが一因と考えられます。さらに、
患者さん同士がワイワイとおしゃべりできるような明るい雰囲気が待合室にあるのは、
医師が患者さんを大切に考えている証です。もし、横柄な医師であったら、
患者さんは待合室で大人しくしていることでしょう。ですから、待合室が暗くてどんよりし、
老人のたまり場になっていないような町医者は、避けたほうがよいとわかります。
2つめは、「周囲の口コミ」です。年齢を重ねると、周囲にも病気になる人が増えるため、
「あそこの病院はいい」「あそこはよくない」といった話を聞く機会が増えるでしょう。
こうした患者視点の情報はわりと当てになるので、こまめにチェックするとよいと思います。
3つめは、「実際に受診してみて、自分と相性が合うかどうかを確かめる」ことです。
誰かにとってよい医師が、自分にもよいかはわかりません。自分に合わないと感じれば、
ほかの病院を探したほうが賢明です。かかりつけ医とは長い付き合いになります。
よい医師と出会えると、その後の安心感がまるで違ってきます。「話を聞いてくれて、
説明もわかりやすい」「愛想がよい」「治療方針を一緒に考えてくれる」といった医師を根気強く探せば、
きっと、頼りになるかかりつけ医と出会えるでしょう。もう一つやっておきたいことがあります。
「どんなふうに生き、死んでいきたいか」という死生観を具体的に持つことです。
その死生観によって、医療とのかかわり方が変わっていきます。数年前、血糖値が急に上がり、
1か月で5kgも体重が減少したことがありました。結果的には糖尿病でしたが、膵臓がんが疑われ、
多くの検査を受けました。そのときに、「膵臓がんだった場合、治療は受けない」と心に決めました。
膵臓は肝臓とともに「沈黙の臓器」と呼ばれています。自覚症状が出たときには、
かなり進行していることがほとんどです。なんの治療もしなければ、
最後は心身ともにボロボロになっていく可能性があります。
それでも、動けるうちは、そこそこの体力を保ったまま、好きな旅行も映画制作もできるでしょう。
おいしいものを食べる体力もあります。人生の最期に、なるべく長く元気で、
好きなことをやりたい放題やって、死んでいく。これが私の死生観です。
死生観は人それぞれです。死に方に正解も不正解もありません。自分自身の死生観をもとに、
今この瞬間の体と心の声に耳を傾ける。それが生きることの基本です。65歳からの医療とのかかわりは、
これからどう生きて、どのように死んでいきたいかを考えることが重要になります。
ところが、「治療方針は医師が決めるもの」と思っている人が少なくありません。
医師のいいなりになって治療を受けるということは、自分の人生を他人にゆだねることと同じ意味です。
もちろん、「病気になったら、すべてをかかりつけ医にゆだねる」という死生観をお持ちの人もいるでしょう。
それならば、それでよいのです。しかし、人生の決定権を自分に置きたいと考えるならば、
医師にいわれるままに治療を受けるのではなく、「こんなふうに生きていきたいから、
それが叶う形で治療を受けていきたい」と、かかりつけ医に相談する必要が出てきます。
0018情報発信元:七七四通信社
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2023/08/23(水) 08:29:24.27ID:RQIWroj4
治療は、「病気を治す治療」と「元気になる治療」に大別できます。「病気を治す治療」とは、
文字通り、病気を根絶するための治療です。検査の数値を見て、基準値より高ければ薬を処方し、
がんが見つかれば、転移を予防するために患部の周辺まで大きく切り取る。
そうすれば、検査の数値は改善されて、がんの腫瘍もなくなります。この「病気を治す治療」は、
一般的な医師が行う治療です。患者さんからの希望がなければ、多くの場合、「病気を治す治療」
が行われることになります。ただし、病気にばかり目を向けた治療法は、患者さんのQOL(生活の質)
を大幅に落とすことが多くあります。治療の目的が「病気を根絶する」ことにあり、
患者さんの生き方には目を向けていないからです。一方、「元気になる治療」とは、
病気を治すことよりも、患者さんのQOLをいちばんに考える治療です。投薬や手術が必要になった場合、
QOLを落とさないために必要最小限の治療になるため、余命も短くなることがあるかもしれません。
その一方で、亡くなる少し前までは、日常の生活を比較的元気に、体力を保ったまま過ごせるでしょう。
病気そのものを積極的に治療するのではなく、患者さんの主観を最優先にし、
不調を感じたときにそれを軽くしていくのが「元気になる治療」です。
自分はどちらの治療を受けたいか、今から方針を考えておきましょう。
0019情報発信元:七七四通信社
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2023/08/24(木) 13:38:50.21ID:hOQ1O1rr
やっぱり、ボケにだけはなりたくないよな」こんなことをいう人たちがいます。
しかし、晩年にボケることは、決して不幸なことではありません。
たしかに、認知症が進行すると、子どもの顔まで忘れてしまうといったことが起こります。
しかし、ご家族は悲しい思いをするかもしれませんが、本人はあんまり気にしていません。
忘れていることも忘れてしまうからです。よいことも忘れますが、嫌な記憶も忘れられるので、
その日その日をニコニコと過ごされる患者さんがほとんどです。そして、同じホームで過ごす仲間たちと、
互いに通じていない言葉で、なんとも楽しそうにおしゃべりをされています。
これを老年精神医学では「偽会話」と呼びます。そんな、朗らかでのどかで幸せそうな姿からは、
「最後には、人は無邪気だった頃に戻れるんだなぁ」と、老いる幸福を教えてもらえます。
反対に、「不幸になる老い方」があります。それは、「老人性うつ」を発症することです。老人性うつとは、
65歳以上の人に起こるうつ病のことで、高年者の病気の中で最も怖いものではないか、と感じています。
この老人性うつは、65歳を過ぎると発症リスクが高まります。発症すると、老いる幸福感が奪われます。
来る日も来る日も不安から逃れられず、身体的な不調も続きます。大変につらい日々が続くことから、
自らを死に追い込んでしまう人も多くいるのです。多くの皆さんは、年を重ねると、
体や脳の老いばかりを気にしていますが、感情の動きが失われるといった「心の老い」も問題です。
多くの人は、晩年の人生をよりよく生きるためには、「不自由しないくらいのお金が大切」、
あるいは「健康な体こそ大切」と考えます。しかし、65歳からの人生に心の健康より大事なものはない、
と声を大にしていいたいと思います。そこで、まず実践していただきたいのが、
「外に出て、日光に当たる時間を長く持つこと」です。日光に当たることで、セロトニンが、
神経から多く分泌されるからです。セロトニンは、幸福感を伝える神経伝達物質で、「幸せホルモン」
とも呼ばれます。このセロトニンの分泌量が、人の幸福感を左右しています。たくさん貯金があるのに、
自分の足で歩ける体があるのに、家に引きこもりがちになり、自分を「不幸」と思い込む人がいます。
これは、セロトニンの分泌量が少ないことが一因です。セロトニンの分泌量が減れば、
今ある幸せに気づきにくくなります。反対に、積極的に外へとくり出して、「お金がなくても、毎日楽しいし、
とっても幸せ」と、ドーンと構えて暮らす人もいます。ささやかな出来事に幸せを感じられることにも、
セロトニンの分泌が関与していると考えられます。「私の人生、こんなもんか」65歳を過ぎると、
人生の先が見えたような気がして、あきらめの感情を持ちやすくなります。この思考こそ、
「幸せホルモン」である神経伝達物質・セロトニンの分泌量が減っている証、ともいえるでしょう。
実際、65歳を過ぎると、セロトニンの分泌量が減っていきます。セロトニンの分泌量がさらに減ってしまうと、
幸福感すら覚えなくなっていきます。すると、「もう誰にも必要とされていない」と感じ、「オレなんて、
もうどうでもいいや」と投げやりな気持ちになったり、不幸を数え始めたりするようになります。
こういった思考に陥ると、老人性うつを発症している可能性があるのです。ときどき、
「もう、いつお迎えが来てもかまわない」といったり、「早いところ、お迎えが来てくれないかしら」
と願ったりする人がいます。そうした言葉も、老人性うつを発症すると口にしやすくなります。
セロトニンが減ってしまうと、「生」に対する前向きさを失ってしまうのです。
アメリカの老年医学の教科書には、65歳以上の5%、つまり、20人に1人がうつ病を抱えている、
と書かれています。患者さんと接している感覚では、一時的に気分が落ち込む「抑うつ状態」の人も含めて、
65歳以上の人の15%程度が老人性うつ、もしくは抑うつ状態にあるのではないか、と考えています。
なんの対策もしなければ、加齢とともにセロトニンの分泌量は減ります。
セロトニンが減れば誰でもなる病気が、うつ病です。セロトニンも放っておけば不足するので、
きちんと足していきましょう。では、どうやって足せばよいのでしょうか。1つは、
外出して日光をたくさん浴びること。日光を浴びることが、セロトニン分泌のスイッチを押すことになります。
もう1つは、動物性たんぱく質の宝庫である「肉」を食べることです。たんぱく質は筋肉や血管、
皮膚や粘膜など、ありとあらゆる組織の材料となる物質です。
0020情報発信元:七七四通信社
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2023/08/25(金) 13:51:41.40ID:MuMkqC3C
組織で重用されるのは、よい製品をつくるために議論する人ではなく、
上司の顔色をうかがう周りともめない人」発達障害の特性はさまざまだ。中にはケアレスミスや遅刻、
忘れ物が多い、集中力が続かないといった理由で仕事が続かない人もいる。一方で、
ずば抜けた能力の高さが仇になっているようにも見えた。40代半ばをすぎた今も仕事を始めると、
集中して気がつくと半日近く立っていることはざら。英語も独学でマスターした。
自身が手がけた自動車部品は今まで一度もリコール対象になったことがないという。
転職を重ね、起業する中で貯金は底を尽いたものの、会社は黒字経営である。
起業初年こそ年収は約120万円だったが、現在は同300万円までアップ。
それでも会社員のほうが安定していると思い、就職活動を再開したところ、
最近外資系メーカーへの転職が決まった。「会社を黒字化させ、40代で外資に転職する。
それができる私はそこそこ優秀だと思うんです」。強気に語る一方で、将来の不安はぬぐえない。
再就職が決まったとはいえ、クビになればすぐに困窮状態に陥ることは目に見えている。
「(転職先で)また日本人ともめて退職することになるのではないか。それが怖いです」
発達障害を疑い心療内科を受診したのは5年ほど前。専門的な検査などの結果、
アスペルガー症候群の特性があることがわかったが、医師からは診断はしないと告げられた。
理由は社会適合できているから。医師の説明は「相当努力されたのですね。
でも社会適合できている以上、それは障害ではなく個性です」というものだった。「なんじゃそれ、
と思いました」。発達障害のある人はできることと、できないことの凹凸の差が大きいといわれる。
ただその中間には「本当はできないけれど、膨大なストレスを抱えながらなんとかできていること」がある。
医師の見解は正しい。しかし、「個性」の一言で片づけるには、
これまで重ねてきた努力と、払ってきた代価はあまりに大きい。「(医療機関では)
もっと楽に生きられるようなリハビリやサポートを受けられると思っていました」という。
ちなみにこのときの受診でIQが127と高水準であることを初めて知った。
あなたは定型発達になりたいのですかそう尋ねると、こう答えた。「私は独りでも平気です。
可能なら株でもうけて大学院で好きな研究をしたい。ただ実際には働いてお金を稼がなくてはならない。
そのためにできるだけ定型に合わせて周囲と摩擦を起こしたくないだけです。
日本の会社ではそれができなければ迫害されますから」
では、本当は変わるべきは定型発達の側だと思っていますかと重ねて問うと、黙ってうなずいた。
そして最近の日本の技術発展や輸出をめぐる環境の変化についてこう持論を述べた。
「この間日本は家電でも、半導体でも、新幹線でも、原子炉でも負け続けています。
それはイエスマンばかりを重用するような貧しい考え方が招いた結果なのではないでしょうか」。
発達障害のある人は就労がままならず、大人になってから診断を受けたという人が多い。
社会適合という意味ではできていない人がほとんどで、この点において大きく違う。彼らは
「子どものころに障害がわかっていれば、もっと生きやすかった」と嘆く。この願いは切実だ。
幼少期に障害がわかれば、服薬や生活療法などで凹凸による不適合は一定程度軽減される。
しかし、それは本当に望ましいことなのか。凹凸にしたってしょせん定型発達の“物差し”にすぎない。
発達障害のある人が社会に適合できないのは、彼らの問題なのか、それとも社会の問題なのか。
発達障害と定型発達の違いは、どちらが社会のマジョリティーであるかでしかないともいえる。
定型発達の“常識”に合わせるかのような治療法について、自らの仕事になぞらえ
「量産型の車を大量につくり出すことと同じかもしれませんね」と言った。話を聞いた後、
感じた「不協和音」をあらためて指摘した。何度か「定型発達の人は平気でうそをつく」と口にしていた。
それだとすべての定型発達がうそつきと言っているように聞こえるので、「一部の」とか、「そういう人もいる」
というニュアンスを付け加えたほうがよいのではないか。また、ケンイチさんは「私は英語もしゃべれる」
「外資系でも働いていた」と発言していたが、それは自慢話とも受け止められかねないので、
特に初対面の人にはもっとオブラートに包んだ表現をしたほうがよいかもしれない。「なるほど」
と相づちをうち、メモを取りながら聞いてくれた。でも、指摘をしながらふと思ってしまったのだ。
定型発達の人間はつくづくどうでもよいことに忖度しているのだな、と。
0021情報発信元:七七四通信社
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2023/08/26(土) 09:32:49.27ID:+7WrPMye
香川大学医学部附属病院に勤務する32歳の医師の男が、大学内の女子更衣室に侵入し、
女性の白衣などを盗んだとして、逮捕された。建造物侵入と窃盗の疑いで逮捕されたのは、
香川大学医学部附属病院の医師で、高松市高松町に住む高橋宥貴容疑者(32)。
警察の調べによりと、高橋容疑者は、7月26日から8月9日までの間、
香川県三木町にある香川大学医学部の女子更衣室に侵入し、
21歳の女性の白衣や靴など8点を盗んだ疑い。警察が、
22日に別の事件の捜査で高橋容疑者の車を調べていたところ、女性の白衣などが見つかり、
犯行が特定された。警察の取り調べに対し高橋容疑者は、「盗んだことに間違いあん」
と容疑を認めているという。警察が余罪を視野に調べを進めていす。
香川大学医学部附属病院に勤務する医師が大学の女子更衣室に侵入し、
女子大学生の白衣などを盗んだとして、逮捕された。建造物侵入と窃盗の容疑で逮捕されたのは、
香川大学医学部附属病院の形成外科と美容外科で診療していた医師の男(32)。
警察によりと、男は7月26日〜8月9日にかけて、三木町の大学構内にある女子更衣室に侵入し、
女子大学生(21)の白衣や靴などを盗んだ疑い。警察が、別件で男の車を捜索していたところ、
車の中から女子大学生の白衣などが見つかったという。男と女子大学生の関係は分かっていせん。
警察の調べに対して、男は容疑を認めているという。香川大学では「今後、
捜査に全面的に協力していくとともに、厳正に対処してまいり」とコメントしていす。
香川県三木町の大学の女子更衣室に侵入し、女子大学生の私物を盗んだとして、香川県高松市に住む、
大学附属病院に勤務する医師の男が逮捕された。建造物侵入と窃盗の容疑で逮捕されたのは、
高松市の医師の男(32)。警察によりと、男は7月26日午後4時ごろから8月9日午前8時過ぎまでの間に、
三木町の大学構内にある女子更衣室に侵入し、女子大学生(21)の白衣や靴、
名札など8点(約7500円相当)を盗んだ疑いがもたれていす。警察が別件で男の車を捜索していたところ、
車の中から女子大学生の物品が見つかったという。男と女子大学生の関係性などはわかっていせん。
警察の調べに対し、男は「盗んだことに間違いあん」と容疑を認めていて、警察は余罪も含めて捜査を進めていす。
0022情報発信元:七七四通信社
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2023/08/26(土) 11:04:29.37ID:+7WrPMye
2022年年の5月に、医療センターに勤務していた26歳の男性専攻医が、命を絶ったことが報じられた。
両親宛てに残した遺書にはこう書かれていたという。「悪いのは全て僕です。誰も悪くないです。
最後にお母さんが来て、お父さんが電話をくれたこと嬉しかったです。幸せでした。
お母さんに辛い思いをさせるのが苦しいですもっといい選択肢はあると思うけど選べなかった」
職場の病棟スタッフにはこのように遺していた。「少し無理をするのに限界があったみたいです。
何も貢献出来ていないのにさらに仕事を増やし、ご迷惑をおかけしてすいません」医師になって3年目、
過酷な労働環境の中での自死。この件に対して、多くの医師がSNSで自分の経験を語っている。
小児科医・新生児科医も「もう10年以上前の話。地方のNICUで後期研修をした時、自分はうつ状態でした。
妻の話では天井に向かって何度も死にたいと言っていたそうですが、全く覚えてません」とポストした。
「今回の件は、多くの医師が他人事とは思えなかったはずです。心から頑張られたことと、
ご冥福をお祈りしたいです。医師の過重労働問題は、日本だけではありません。
アメリカでも年間約300〜400人の医師が自死で亡くなっているという報告があります。
つまり、一日にひとり、命を落としていることになります。医師の自殺率の高さに対して、
様々な国の医師会や医学部からも声明も出されています」と語るのは、
ハーバード大学准教授で小児精神科医・脳科学者でもある医師だ。自分自身も医大生時代、
研修医時代ともに過酷な環境で過ごした経験があるという。私たちの健康に関わる医師たちの環境が、
こんなにも不健康なものだったのか。私は、日本の大学の医学部とアメリカの研修を経験していますが、
医学部も研修医生活も予想を遥かに超える勉強量と仕事量を求められました。
医学生時代は、毎週ある試験の準備で、まったく休むことができませんでした。それまで、
人生の中でこんなにも勉強をした経験がない言えるほどその期間は長く続きました。
しかもひとつの試験に落ちると留年する仕組みで、
リカバリーが効かないプレッシャーは想像を越えるものでした。私は、
得意分野と不得意分野があったので、不得意分野は友人に家庭教師のように教えてもらったり、
勉強会を開いたりと、支えられながら試験を乗り越えました。勉強面で「お互いを支え合う」
という文化はありがたい面もありましたが、「みんなで運命を共にする」といった空気が高まり、とにかく
「レールから外れてはダメ」、敷かれたレールを予定通りに進まない限り「振るい落とされる」
という雰囲気が強く感じられました。しかも、医学部に入学するや否や、医学部体育会の部活に勧誘され、
そこで「先輩後輩の繋がりを築くことが、その後医師として生きていくために必要だ」と度々言われました。
もちろん、医学部体育会の部活が青春時代が宝物だという友人もいますし、
そこで培った人間関係が職業の中でも役立つだけでなく、
卒業後も続く心をかけがえのない友情を育んだ友人もいるので、
すべてが悪いことばかりではありません。しかし、私にとっては、ありがたい思い出もあるものの、
それらの経験はその後の医療現場にも繋がっていく問題点を垣間見るものでもありました。
右も左もわからなかった新入生の私は言われるがままに部活に入ってみたものの、
授業を休んでまでも自分は出場しない大会のボール拾いと応援のために駆り出され、
先輩からの飲み会への誘いは未成年であっても断ってはいけないという理不尽な圧を先輩からかけられました。
自分はなんのために医学部に入ったのかを忘れてしまうような強制力を持つ環境、
そんなレールの乗っていることに違和感を覚えました。
大学一年ころ、精神的につらい思いになったときがあり、当時住んでいた学生会館から数日、
実家に帰ろうと考えていました。そのことを同じ部活だった同級生に話すと、
「明日は、部の一年生全員で卒業生に寄付金を募るための手紙を封筒に詰める日だから、
そこにいないのはダメだよ」と言われたのです。10人以上いた一年生で30分くらいで終わる作業なのに、
「一人も欠けてはならない」と平然と言う同級生。この言葉は、「どんなに個人がつらい思いをしていても、
みんなで同じ苦労をしなければならないという習慣」を象徴していると感じ、
私は部活を辞めることにしました。今思えば、部活に入る入らないは個人が選択すればいい問題です。
それなのに、理不尽だと感じる先輩からの要求を断ることも、
最終的に部活を辞めることも当時の私にとっては、大きな勇気が必要なことだったのです。
0023情報発信元:七七四通信社
垢版 |
2023/08/26(土) 11:08:57.90ID:+7WrPMye
これはそれだけ、「乗ったレールからは外れてはいけない」
という雰囲気が学部内で大きかったことを示しています。
さらに、医学部は他学部との交流がほとんどなく、
自分がいる世界がおかしいことすら気づけない環境であるということも影響していました。
その後、私は研修医としてアメリカに渡りました。日本の医学部で経験した勉強量や苦労以上に、
研修医としての仕事量は膨大でした。今はずいぶん変わったと聞きますが、
私が研修医だった今から10数年前は、難しい症例や患者を最初から任され、
毎朝5時台に出勤し、4日に1回は当直、週末休めるのは月1回。常に、
自分の判断で誰かの命や苦しみが脅かされる可能性がある状況に疲弊しきっていたのを覚えています。
もちろん、この私の経験を、「良い方」とおっしゃる方もいると思いますが、良い方であっても、
私を含む多くの研修医は、こういったハードなプロセスをみな経験しています。そして、
その経験がつらかったことには変わりありません。「プロフェッショナルな心で治療現場に向き合う」、
これは医師にとって大事なことですが、日々苦しむ患者さんや、ときには亡くなってしまう患者さん、
そのご家族と接する中で、医師自身の感情も影響されてしまうことがあります。
いいえ、影響されないわけがないのです。仕事のハードさに加えて、何よりも
「自分自身に自分の運命を変えるパワーがない」と思わされる機会も多いのが研修医なのだと思います。
研修医として学ばなければならないことが多いことは事実です。
そして、常に上の立場の人から評価されるのです。治療では自分なりの判断を迫られるのに、
最終的には上の研修医や指導医の言葉の力が勝り、
その中でうまくいかないケースがあった場合は自分が最終的にジャッジしたことでなくても真っ先に責められる、
というケースもありました。私自身、アカデミックハラスメントにあった経験もありましたが、
そこから抜け出すためは自分の能力を証明していく以外ないのです。
能力を証明する場を与えられたことは感謝していますが、
私を守ってくれる外的なシステムはありませんでした。
私が研修医時代に学んだことの多さは言葉では表せませんし、
研修医として受けた教育の質は素晴らしかったです。
医師として責任を自覚することの大切さも学べたことに異論はなく、
こういった経験を支えてくれた指導医や研修医仲間にとても感謝しています。それでも、仕事量、
責任を担うことの多さのなかで、自分には「状況を変えるパワーがない」と感じ落ち込むこともありました。
ハラスメントの対象になったときの精神的ダメージは相当のものでした。
私は研修医のこういった経験をきっかけに、セラピー(カウンセリング)を受け始めました。
セラピーは研修医としての悩みを打ち明けるだけでなく、
自分自身の考えやそれを形成する経験と向き合う時間になりました。
医師がセラピー(カウンセリング)などのメンタルヘルスに関わる医療を受けることに対し、
同業者に自分のメンタルヘルスについて知られてしまう心配から、
「自分の評価や資格維持に影響が出てしまうのでは」と考える人も多くいます。
私の場合、周りでセラピーを受けている研修医が多かったことが助けになりました。
研修医を始める際に、病院側から「研修医全員がセラピーを受けてみることを薦める」と、
近隣のセラピストのリストを配ってくれたのです。
それでも「苦しみを話す相手のセラピストが、もし病院の研修プログラムに関わっていたらどうしよう。
研修プログラムのディレクターやアカデミックハラスメントの加害者の指導医などと知り合いだったらどうしよう」
と不安を抱いたことを覚えています。そのとき感じた不安をそのままセラピストに話すと
「ディレクターには一回会ったことはあるけど、繋がりはないよ」と答えてくれ、ホッとしました。
こんなにもストレスを感じ、苦しい状況であるのに、研修医は逃げること、
状況を変えること、戦うこともなかなかできないのはなぜなのでしょうか。
それは、「レールからはずれない」「苦労をみんなでする」といった、
医大生時代に学んでしまった考えに心が支配されてしまうことが大きな要因です。
さらに、「医師は患者さんのために良いことをするために」、文句は言ってはいけないし、
何かを求めてはいけないという風潮も同時に根付いているように感じます。
そして、医師になるために「ここまで頑張ったから、つらくてもレールから降りられない」
という状況と思考をより強めてしまうのだと思います。
0024情報発信元:七七四通信社
垢版 |
2023/08/27(日) 16:56:01.89ID:NkjYoPuj
県感染症情報(8月7日―20日)
結核5例。
梅毒3例(40代男性2例、70代男性)。
過去分として
梅毒1例。
県感染症情報(8月14日―20日)
新型コロナウイルス感染症1017例。
0025情報発信元:七七四通信社
垢版 |
2023/08/28(月) 17:18:23.91ID:i3UHc2su
65歳を過ぎると、どんなに注意をしていても、調子の悪いところが1つ、2つと増えていきます。それが
「老いる」ということであり、生きている証です。ところが、医療では、病気を薬の力で抑え込もうとします。
オーストラリアでの調査報告では、全入院患者の3%前後が、薬の服用に起因した入院でした。
高年の患者ではその比率がさらに高くなり、15〜20%とされています。
薬の飲みすぎで重篤な状態になる人が、こんなにもいるのです。
薬を処方しすぎる薬大国・日本では、その比率ははるかに高いと見て間違いないでしょう。
実際、それによって患者さんの健康を害することが起こっています。薬の数が増えれば、
必然的に副作用も多くなります。ちなみに高年者の場合、薬の数が6種類以上になると、
副作用が増えるとされています。「最近、頭がボーッとするし、寝込むことが多い」と思っていたら、
多剤服用による副作用だったケースも珍しくありません。認知症と間違われたり、
足元がふらついて転倒し、寝たきりになったりすることも起こっています。
では、なぜ、日本の医師は薬を多く出しすぎるのでしょうか。最大の理由は、医療の専門分化にあります。
ある時期から、医学教育の専門化が進みました。たとえば、大学病院には内科という診療科はなく、
呼吸器内科、内分泌器内科、消化器内科、循環器内科というように、臓器別の診療科が並んでいます。
日本の医学教育には、オールマイティに患者さんを診られる総合医を育てる教育システムがほとんどなく、
専門医はほかの領域に関して詳しい知識が、ほぼありません。このために、
大学病院などの大きな病院を受診すると、1つ調子が悪いところが現れると、受診する診療科も増えます。
各診療科では、それぞれ薬が処方されます。調子の悪い箇所が1つ、2つと増えていけば、
そのたびに新たな薬が追加されていきます。このため、大病院にかかると、
高年者は薬漬けになりやすいのです。では、開業医のところに行けば、
多剤服用の問題は避けられるのでしょうか。たとえば、内科クリニックの医師も、
もともとは大学病院や大きな病院で特定の臓器だけを診てきた医師が、ほとんどです。
医学部で基本的な知識は学んでいるため、専門外の患者さんを診ることはできます。
ただし、医師は、専門外の疾患に対して、医療マニュアルに頼ります。
標準治療を示すマニュアルには、1つの疾患に対して2〜3種類の薬が推奨されています。
そのため、薬についてしっかりと勉強していない医師を受診すると、不調の数とともに、
薬の数も増えやすくなるのです。「毒を以って毒を制す」。これは、薬の本質を示す言葉です。
病気という毒を、薬という名の毒を使って抑え込むため、病気以外の場所にも作用します。
たとえ1つの病気を抑えられても、作用は他所にも及び、意図する反応とは異なる症状を生み出します。
これが副作用です。ですから、自分が飲む薬については、副作用を確認しておきましょう。
薬が処方される際、効能の話はあっても、副作用の説明はされないことが大半です。その場合には、
患者さん自身が、「この薬にはどんな副作用がありますか」と尋ねましょう。患者さんが尋ねれば、
信頼に足る医師なら、きちんと答えてくれるはずです。薬を飲み始めて体調が悪くなったと感じたときには、
頑張って飲み続ける必要はありません。すぐに体調の悪化を医師に相談して、
服用をいったんやめるか、別の薬に替えることが、ご自身の健康のために必要です。
副作用の話をすると、「絶対に薬を飲まない」という極端な選択をする人がいます。
しかし、それで人生のご褒美時間を楽しむだけの健康を保てるでしょうか。
薬の使用も、白か黒かの二分割思考ではなく、副作用のリスクを理解しつつ、
必要な治療は取り入れていくという、自分なりのグレーの部分を見つけていきましょう。たとえば、
何十年も、就寝前に市販の頭痛薬を飲み続けている高年の女性が、患者さんにいます。それを飲むと、
よく眠れるのだそうです。医学的に見れば、睡眠の質という点において、その薬に意味はありません。
むしろ、依存性や胃腸への負担も大きく、継続して飲まないほうがよいと伝えたいところです。とはいえ、
患者さん自身にとっては、今のところ困った症状は何も出ておらず、それを飲むことで気持ちが落ち着き、
よく眠れるといいます。ということは、飲み続けることが、彼女にとって最良の選択となります。
このように、その薬が自分に必要かどうかは、自分の体と心が教えてくれるのです。
私も、自分自身の健康管理のために、薬を何種類か服用しています。まず、胃腸薬を飲んでいます。
0026情報発信元:七七四通信社
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2023/08/28(月) 17:25:47.99ID:i3UHc2su
なぜ飲むのかといえば、慢性の下痢や胃痛に悩まされているためです。
飲んだほうが一日を元気で過ごせるため、服用しています。高血圧の薬も飲んでいます。現在のところ、
薬を飲まないと最大血圧が200mmHgを超えるほど上がるので、薬の力を借りているのです。
なお、血圧の正常値は、最大血圧が140未満mmHg、最小血圧は90mmHg未満です。
高血圧治療ガイドラインが示すこの数値まで血圧を下げると、
頭がボーッとしてどうにも調子がよくないので、正常値より高めの170mmHgを維持しています。
この数値だと頭がスッキリして思考力が保たれ、元気に過ごせるのです。すでに動脈硬化がある高年者に、
正常値より数値が高いからといって「薬の力で正常値まで血圧を下げる」という引き算医療は、
ダメージを与えます。動脈硬化を起こすと、血管の壁が厚くなります。
そのため、血圧を多少高くしてでも血液を巡らせないと、脳に酸素や栄養素が届きにくくなります。
つまり、加齢によって血圧が高くなるのは、動脈硬化に対処するための適応現象なのです。
にもかかわらず、正常値まで血圧を下げると、脳は酸素と栄養が不足します。これによって、
頭がボーッとする、だるい、足がヨタヨタする、などの不調が現れます。低血圧の人は、体がだるい、
動くのが億劫になるなどの症状を訴えます。それと同じ状態が、高血圧の人が降圧剤を多く飲むと、
人工的に作り出されてしまうのです。ですから、高齢者は血圧を高めにコントロールするほうがよい、
と考えます。また、血糖値が高くなった場合も、薬で正常値まで下げる引き算医療が始まります。
血糖値も、動脈硬化が進むと、脳にブドウ糖を送るために高くなるのが自然現象です。
それなのに、血糖値を下げる薬を使ってしまうと、正常値を維持していたとしても、ふらつきや動悸、
痙攣といった低血糖の症状が出ることがあります。なお、「糖尿病はアルツハイマー病を引き起こす」
という人がいますが、それは「糖尿病の治療を受けている人」の話です。研究結果では、
糖尿病の人は糖尿病でない人に比べ、アルツハイマー病の発症率が3分の1にとどまっていました。
この結果もあり、病院では血糖値を高めにコントロールしていました。自身も糖尿病ですが、
歩くこととスクワットで血糖値が300mg/dLを切ることを目標にコントロールしています
(基準値は110mg/dL以下)。300mg/dLを超えたときだけ薬を飲んでいます。
糖尿病合併症が起こりやすい眼底と腎機能の検査は定期的に受けていますが、
今のところ問題は起こっていません。薬の服用は最小限にとどめ、
不調のときに飲むように心がけるとよいでしょう。脳の老化は前頭葉から始まります。
前頭葉とは大脳の前部にある部位の1つであり、知能や人格、理性、言語、運動などを司っています。
ここが衰えてくると怒りっぽくなったり、気分がふさぎ込んで不機嫌になったり、
意欲や好奇心が失われたり、身の回りに無関心になったりするほか、
長引けばうつ状態になってしまいます。
さらには車の運転に必要な注意力や判断力といった能力の低下にもつながります。その意欲や判断力、
記憶力の衰えは、加齢による男性ホルモン(テストステロン)の分泌の減少によって引き起こされます。
その減少を食い止めるに一番手軽にできることは、
男性ホルモンの分泌促進効果がある食べ物を摂取することです。男性ホルモンの分泌促進には、
アミノ酸を多く含むタンパク質をとることが必要です。そして、その理想的な食べ物が「肉」なのです。
肉にはトリプトファンという必須アミノ酸が多く含まれています。
これはセロトニンという神経伝達物質の材料となり、
さらに肉に含まれるコレステロールが脳に運んでくれると考えられています。
セロトニンとは別名「幸せホルモン」と呼ばれ、幸福感と密接に結びついている物質です。
これが減少してくると気分が沈んだり、イライラしたり、感情の不安定さを招きます。
しかもセロトニンは加齢によって減少していく物質であり、その減少が認知症の原因となります。
このように、タンパク質が不足すると様々な弊害が生じます。肉を食べることは、
セロトニンをつくる手助けにもなるのです。肉以外にも、男性ホルモンを合成するために必要な「亜鉛」
を含んだ食材(牡蠣など)、末梢血管を広げて血行を促進して脳を活性化する「ビタミンE」を含んだ食材
(ほうれん草など)、認知機能や筋肉の衰えを防ぐ「ビタミンD」を含んだ食材(鮭など)なども有効です。
0027情報発信元:七七四通信社
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2023/08/28(月) 17:31:58.75ID:i3UHc2su
加齢とともに徐々に食が細くなっていくので、普段の食事にできるだけこれらの食材を取り入れて、
日頃から認知症予防を心がけていきましょう。高齢者の方々は男性ホルモンが減少しがちです。
これが減っていくと、物事に取り組む前向きな意欲が衰えてきます。物事を記憶するのに役立つのが
「意欲」や「好奇心」ですので、男性ホルモンの低下は、記憶力の減退につながっていくのです。
男性ホルモンが減少してきますと、短期記憶を担っている神経伝達物質
「アセチルコリン」がつくられにくい状態になります。最近の研究では、
男性ホルモンが記銘力の中枢である海馬という部分に直接働きかけることも知られています。
つまり男性ホルモンが減ると、記憶力が悪くなってしまうのです。男性ホルモンの減少には、
肉や魚などのタンパク質を多くとることです。食べ過ぎると「コレステロール値が高くなるから」
と気にする方もいらっしゃいますが、一般的に言われている「善玉コレステロール値」や
「悪玉コレステロール値」というのは、数値がいわゆる「正常値」より少々高くても健康には関係なく、
逆にコレステロール値が低いと問題が起こります。善玉、悪玉という区別は動脈硬化にとってだけの話で、
実は悪玉コレステロールと言われるものは男性ホルモンの材料になっているのです。
「私は胃が健康だ」「私は脳の衰えが少ない」と言っても、胃だけで生きている人はいませんし、
脳だけで生きている人もいません。「健康の良し悪し」は総合的にしか判断できず、
その「総合的」な判断には、「統計」しかないのです。統計によると、
コレステロール値が少し高めのほうが長生きできるということなので、
それが最も健康的な方法という結論に至ります。歳をとってくると、食欲が落ち、
食が細くなっていく一方です。しかし、食事は軽食だけで済ませないようにしましょう。
どうしても食べる気にならない人は「好きなもの」を食べてください。好きなものなら、
食欲がなくても食べられるでしょう。肉や魚、麺類から加工食品、ジャンクフードまで何でもOKです。
身体(脳)が欲している、食べたいと思っている、その気持ちを優先しましょう。
加工食品に関していえば、発がん性物質を多く含んでいると言われるものもありますが、
それを食べて実際にがんを発症する確率は、100万人に1人とか、ごく稀なスケールの話に過ぎません。
いちいち怖がっていたら、何も食べられなくなります。中国や台湾では、人工調味料をたくさん使います。
中華料理には「うま味調味料」が当たり前のように入っています。それに比べて、日本の食品添加物なんて、
微々たるものです。一般的に身体に良いとされている食べ物が全ての人に効果的だとは限りません。
慢性型のアレルギーは一人ひとり違うものです。以前検査で「海藻やそばが良い」と言われ、
意識してたくさん食べていたら、逆に海藻やそばの慢性型アレルギーになってしまいました。
一般的に「身体に良い」と言われているものでも、自分にはあわないこともあるのです。
「誰にとっても良いもの・悪いものはあまりない」という考え方のほうが人生楽しく生きられます。
カレーや牛丼といった高カロリーな食事でも、あえて避ける必要はありません。
そのとき食べたいものを食べればいい。夜中にラーメンを食べたければ食べればいいのです。
ラーメン屋巡りが大好きですし、カップラーメンも食べます。
自分の身体や脳が欲するサインに対して素直に応じ、食べたいものを食べればいいのです。
コレステロールは脳に良い、という話をしましたが、脳に栄養を行き渡らせるために、
朝食はしっかりとりましょう。朝はブドウ糖が不足しているからです。
普通、朝食と昼食の間は4時間ぐらいです。昼食と夕食の間は、だいたい7時間ぐらい。ところが、
夕食から朝食までは12時間もあります。つまり、低血糖を一番起こしやすい時間帯は、朝なのです。
ブドウ糖が不足した状態は、脳の働きには絶対良くありません。
もちろん記憶力にも大きなマイナス要因です。脳はものすごくエネルギーを消費します。
1日中勉強をしていると、運動もしていないのに、お腹が空いた経験のある方も多いことでしょう。
朝、ブドウ糖が不足している脳には、できるだけ早くエネルギーを補給する必要があるのです。
0028情報発信元:七七四通信社
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2023/08/29(火) 16:12:30.96ID:OAgKLQXP
世界の見え方や人との関係性も変わってしまうということです。
人間が記憶を持つのは4歳くらいだと言われています。言葉が使えるようになってから、
ああしてーこうしてーこうなったという、時系列を持った物語記憶ができるようになるのが大体4歳なんです。
4歳までは、時系列という物差しがない感情的な記憶や身体感覚、
自律神経系の反応を身体が無意識に覚えているんです。0から4歳までの間に守ってもらえなかったとか、
愛されなかった、私は大切にされないとか、私は生きていてはいけないとか、
そういうネガティブな感覚っていうのは身体感覚として右脳に残っているといわれています。
そして私達は、その感覚を映写機のように現実に投影します。
ネガティブな体験をいろんな人間関係に投影してしまうんです。ネガティブな感情のフィルターがかかって、
世界が汚染されてしまう。トラウマは世界の見え方も変えてしまうんです。
例えば約束の時間に相手が少し遅れてきたとしたら、
もう自分が大切にされていない理由になってしまうんです。加害被害の意味付けをしやすくなってしまう。
例えば、相手が遅れて「ごめんね遅れて、急いだけど電車が遅れちゃった」と言われた時に
「嘘だ!言い訳して!」と捉えてしまったら、対人関係ってうまくいかないですよね。
でも本人は意地悪でそう思うのではなくて、本当に大切にされてないと感じているし、
そう感じることが本当に苦しいからそう思ってしまうんです。その背景には、
覚えていないような時期の解消されない怒りが深いところにあるんです。被害を受けた人が、
他者に対して被害意識が強くなって、厳しく接してしまい、人間関係が築きにくくなってしまうんですね。
さらにトラウマによって、物事の捉え方自体が変わってしまう。
“問題がある人”みたいに思われてしまうけど、辿っていくとすごく傷ついた体験があるんですね。
確かにすごく傷ついた人は、言われたことを曲解してしまったり、
全部自分を責めている言葉のように捉えて、攻撃的になってしまって、
不要な衝突や不和がおきてしまうということはあります。見方がすごく固定的なものになって、
俯瞰できなくなってしまうんです。他者に対して信頼が持てないから、
基本的に人が怖いし、誰の言うことを信じたらいいんだろう、誰も信じられないとなってしまう。
偏屈な人だなとか、被害者的になって人を責めるとか言われやすいですが、
本当は深いところにある解消されていない傷や感情が物事の見え方に投影されてしまっているだけなんです。
周りとの繋がりがよくて、すくすく育った場合、「耐性の窓」といって、感情の耐性が大きくなるんです。
だけどトラウマのある人の本当の耐性の窓は小さいんです。赤ちゃんも耐性の窓が小さいですが、
何かあるとギャーッてすぐ泣くし、ちょっとびっくりするとことんって寝ちゃいますよね。逆境体験、
例えばDVの目撃をしていたとします。お父さんと母さんに助けを求めることも上手にできなかった。
そうすると何が起きるかというと、いい子のふりをするようになるんです。
まるでやれているみたいだけれども、実はそうじゃない。
やれてますと言っていても、キャパをはるかに超えてとても無理している状態。
「偽りの耐性の窓」といいます。こういう人はとても多いと思います。
自分の状態がトラウマの影響を受けているということに気づくことって難しいですよね。
基本的に自分が受けた傷は過小評価してしまいがちだと思います。
自分がこれだけの被害を受けたというのを受け止めることってすごく力がいるので、
別に自分は大丈夫だったって思うようになってしまいます。平気平気って思ってしまうんですよね。
認めていたら生きてこられなかったと思います。認めないことによって精一杯生きてきたから、
それはおかしなことでも悪いことではないんです。だから、今まではそれでやれてきたことに感謝して、
気づいたら着ぐるみを脱いで、自分の小ささや幼さを愛しんで、
小さい耐性の窓を少しずつ広げていくことができたらいいですよね。
「人々が抱える生きづらさや傷つきやすさの背景に心的外傷(トラウマ)があるかもしれないと、
みんなが考えるようになれば、きっと優しい社会になる」とおっしゃっていましたよね。
確かにちょっと人間関係が築きにくい人を見た時に、
“嫌な人”って思ってしまうんですけど、その人も何かしら被害を受けて、酷く傷ついて、
自分でもどうしようもないけれど人を疑ったり責めてしまうのかもしれないという視点は必要ですよね。
トラウマによって、ものの見方自体が変わるというのはすごく驚きですし、知られていないですよね。
0029情報発信元:七七四通信社
垢版 |
2023/08/31(木) 10:29:10.22ID:eKeHZvmY
この精神医療の世界に関わって15年ほど。これまで数多くの方と知り合ってきました。
不必要な薬によって人生を左右されてしまった人も多くいます。そうした中、先日、
フェイスブックを覗いていたら、ふと、以前「統合失調症」という診断を受け、大量の投薬、
その後入院までした方が、現在は介護士として活躍している記事にぶつかりました。
あの人が介護士になっていた!大量の薬による副作用から不安定になり、
そのことで薬への不信感が生まれて、自ら薬を減らしていって、断薬。もちろん通院もやめたしまったところ、
病院からは受診するようにとの矢の催促をうけました。それでも、障害者手帳を返納して社会復帰をする、
という決意までは知っていました。が、その後の数年は連絡も途絶えたまま。その人が介護士として、
来年には国家資格にも挑戦するとのこと。もしあのとき、医師の言うなりに「治療」を続けていたら、
薬を飲み続けていたら……。そう考えると、まったく不思議な気持ちになってきます。
医療という前提のもと、統合失調症と診断をして、治療のために薬を飲ませる。
その行為がどれだけその人のためになっていたのか。普通、医療というものは、
その人のために行われる行為のはず。しかし、精神医療に限っては、どうもそう単純な話ではないようです。
統合失調症は放置しておいてはいけない(その人のためにも、あるいは社会のためにも)。といっても、
まあ、前者は後者を守るために精神医療が作り出した詭弁でしょう。だから、アウトリーチをしてまでも、
「統合失調症」と診断した人につきまとうのです。自分たちの診断力がどれほどのものなのか、
わかっているのかと、この方の例を待つまでもなく、問いたくなります。もしあのとき「治療」を続けていたら……。
いや、もしあのとき「薬」をやめていたら……。どちらも人生が大きく変わっていた可能性のある「医療」。
「医療」から離れたことで「病気」から解放されるとしたら、いったいこれまでどれくらいの人が
「医療」を受け続けることで、あったかもしれない可能性をつぶしてしまってきたことか。
あるいは、使われてしまった「薬」のために、もう「薬」から逃れられなくなってしまって、
本当の病人としての人生になってしまった人もいるでしょう。しかし、精神医療の側から見れば、
いやいややっぱり「病気」だったから、薬がずっと必要なのだ、ということになります。
そのあたりのことが、非常に巧妙にこんがらがっているのが精神医療の世界です。
それにしても、離れたことで人生が好転していく医療とは、いったい何のでしょう。この人が特別なの?
いやいや、同じような人をこの15年、たくさん見てきました。それはいったいなぜなのか?
ずっと私のなかでくすぶり続けている問題です。(薬が必要な人もいる。
薬があるから人生が成り立っている。たぶん、そういう意見が精神医療にぴったりはまって、
くすぶり続ける問題をさらに深い霧の中へと押しやっているように感じます。)だからといって、
今薬を飲まれている人が、急激に薬を減らしたら、やめたりしたら、大変なことになります。
それも精神医療、精神薬の巧妙さ、面倒なところです。今より状態が悪くなる可能性もあり、
さらに精神医療に深くはまることになります。どうか減薬、断薬は慎重のうえにも慎重に。
 精神薬は生易しいものでないことを肝に銘じてください。
0030情報発信元:七七四通信社
垢版 |
2023/08/31(木) 20:24:43.47ID:eKeHZvmY
日々、カウンセリングをしていて、目の前のクライアントの話を聴けば、「この人は、どのような薬を、
どのくらいの量、どのくらいの期間飲めば、どのくらい良くなるのかそれとも良くならないのか」
概ね判断がつきます。精神医学や薬の知識は、カウンセリングスクールではなく、
大学で習い、身につけました。さらに、精神科医が書いた本を読むなどして勉強しました。
薬が効きそうなクライアントには、病院に行くことを勧めます。もちろんタイミングは見計らいますし、
慎重に言葉を選んで病院に行くことを勧めますが。薬が必要なクライアントに対し、
病院に行くことを勧めないのは、心理臨床家として不誠実だと思っています。
そんな中、「薬は絶対に飲みたくない」とおっしゃる人に会うことがあります。そんな、
病院に行くことを頑なに拒否する人に、その理由を尋ねると、「薬は所詮、対症療法に過ぎないから、
根本解決には結びつかないから」とおっしゃったり、「病院に行くと、薬漬けにされ、
廃人になってしまうから」とおっしゃったりすることが多いです。そんなクライアントに対し、
大切なお薬の話をしたいと思います。まず、1番目の「薬は、対症療法に過ぎないから」
というご意見ですが、ひとくちに心の病と言っても、心の病にもいろいろあります。
例えば神経症=ノイローゼの場合は、薬は対症療法に過ぎないという面は確かにありますが、
うつ病や双極性障害や統合失調症などの精神病の場合は、対症療法とは言えない部分が多々あります。
というのは、神経症の場合は、環境調整および認知を変えることが根本解決であり、
お薬の服用が根本解決にはならないという面が確かにございますが、
精神病の場合は、脳の神経化学伝達物質の量に異変が生じて、症状が発生しているわけですから、
お薬を飲んで脳の調子を整えることが根本解決になる場合が大いにあるということです。
ですから、「お薬を飲むことは、所詮、対症療法にしか過ぎない」というのは、正解とは言えません。
「誤りである場合がある」と言えます。続いて、「病院に行くと、薬漬けになる」というご意見ですが、
そうなることもありますが、そうならないことのほうが圧倒的に多いです。
特に、最近の精神科医は、お薬を出すことに大変に慎重になっており、よって10年20年前と違って、
薬漬けになる恐れは非常に少ないということが言えます。ただ、ここからが、本題になるのですが、
世の中には、薬が比較的よく効く心の病と、薬があまり効かない心の病があって、
薬があまり効かない心の病を抱えている人は、医師に向かって、「薬が効かない、全然良くならない」
ということは、なるべく訴えないほうがいいです。何故なら、そんなことをすると、
医師は薬をどんどん増やそうとしかねないからです。精神科医の仕事は、
患者の心に寄り添うことではありません。精神科医の仕事は、患者に薬を出すことです。
薬があまり効かない心の病を抱えている人は、薬を少し飲もうがたくさん飲もうが、
やっぱり良くはなりません。そういう場合、薬を効かない患者さんは、医師に向かって、「薬が効かない、
全然良くならない」ということを訴えることが多くなるのですが、「その結果、どうなるか」と言いますと、
さらに薬をたくさん出され、そしてたくさん飲むようになり、やがては、「調子が悪いのは、
病気のせいなのか薬の副作用によるものなのか」 わからなくなってしまいます。
よって大切なことは、薬を飲んで良くならない場合に、「どうしたらいいか」考えることです。
「医師に、薬が効かないことを繰り返し訴え、薬を増やされるのがいいのか
薬以外の方法で治すことを考えるのがいいのかどっちなんだ」ということです。精神病院に行って、
薬漬けになってしまう人の多くは、薬があまり効かない心の病を抱えているにも関わらず、
薬だけで治そうとしている人であることが多いということは言えるでしょう。
逆に、薬が比較的よく効く心の病を抱えている人は、少量の薬でもよく効くので、
薬がどんどん増えていってしまうことはなく、よって薬漬けになる恐れはありません。
ちなみに、割合で言えば、薬がよく効く心の病の人は、少ないです。
薬があまり効かない心の病の人のほうが多いです。にも関わらず、今日も、
お薬を出すだけの精神病院は患者さんでいっぱいです。もう1度言います。心の病になって、
薬を飲んで効かなかった場合は、医師にそのことを繰り返し訴えないほうがいいです。
何故なら、そのような行為をすると薬漬けになってしまう恐れがあるからです。
大切なのは、薬を飲んで効かなかった場合は、薬以外の方法で治す方法を考えることです。
0031情報発信元:七七四通信社
垢版 |
2023/09/01(金) 21:04:09.44ID:QtJB7iAu
「時間外労働の実態は申告よりはるかに多かった」旨を主張している。
同院で事件後に作成された「医師の時間外労働と自己研鑽についての取り扱い指針」によると、
「手術や処置等の予習や振り返りは自己研鑽」「(業務/自己研鑽は)最終的には上司が判断します」
などの文言が並んでいた。「長時間労働の軽減」「再発防止」というより
「書類上の労働時間を減らして、病院管理者の罰則を避けたい」としか思えない内容であった。
大学病院や有名病院の多くは公立病院であり、令和になっても年功序列文化が強い。
常勤医はめったにクビにはならず、管理職として決定権を持っているのは60〜
70代の高齢男性がほとんどだ。高齢管理職医師は概して「若手はベテランの決定に従うべき」
「最初の10年は24時間体制で滅私奉公すべき」という昭和的感覚から卒業しておらず、
その結果「めんどくさい問題は若手に押し付ける」ことで職場内の諸問題を片づけたと錯覚しがちだ。
それでも昭和時代のように「外科や内科には、毎年10人以上の若手医師(しかも男性が大部分)
が就職する」時代ならば、組織はピラミッド型となり、年功序列にモノを言わせて「雑用は若手」
方式でも組織は回った。しかしながら、近年の若手医師は自分の生活優先タイプが主流となり、
かつてメジャー科と呼ばれて花形だった外科や内科は「拘束時間が長くコスパが悪い」と不人気科となり、
新規就職者も減少の一途である。加えて、女医率は上昇の一途であり、育休・育児時短は「当然の権利」
となった。それ自体は問題ないが、同僚が育休や時短を取得しても患者数や仕事量は変わらない。
育休時短職員の仕事の穴埋めは、同僚や後輩の無料奉仕でカバーされることが多く、
特に若手男性医師は穴埋め要員とされやすい。
本病院のホームページを確認すると内科に女医は少なくないし、
また内科の中だけでも「部長」「診療部長」「参事」「消化器センター長」
「副院長」「院長代行」と序列は不明だが管理職を想起させる肩書の医師が多い。
「不人気内科の少ない若手」「多い管理職」「増える女医率」のような環境で、
「内科には毎年10人就職」だった昭和的感覚の管理職が数少ない若手医師にバンバン仕事を回せば、
若手医師はメンタルを病んでしまっても不思議はない。
内科外科の不人気と表裏を成して、美容医療への就職が大人気である。
美容外科を全国展開するTCB東京中央美容外科の2022年医師採用実績は119人だったそうで、
大学病院研修医採用数ベスト3の東大病院(97人)、東京医科歯科大(94人)、
京大(75人)を超える時代となった。「初年度平均年俸2500万円」とうわさされる一方で
「コロナ前は3000万円だったのに」「1年で3割が雇止め」とささやかれる厳しい世界であるが、
若手医師の就職は増加の一途である。美容外科の魅力は高年収もさることながら、
「報酬や職務内容(ジョブ)を明確に定義して職務記述書を締結する」
という医療界ではまだまだ少数派のジョブ型雇用にあると思う。
「地方出張や長時間労働は報酬で報われる」「年功序列文化が薄くアラサーで院長可能」
「時短勤務も可能だがフルタイム同僚と報酬差があるので軋轢がない」
といったジョブ型の雇用スタイルが若手医師を引き付けるのだろう。「雇い止めされやすい」
という不安定雇用も「ダメな同僚は淘汰されるので、長期間フォローしなくても良い」
「働かない高齢高級管理職がいない」と好意的に受け取る若手も多い。
また、渉外弁護士事務所や外資系コンサルティング業界も激務で有名だが、
若手の人気は高く過労自殺ニュースを聞かない。というのも、美容外科同様のジョブ型雇用であり、
長時間労働は報酬で報われるし、優秀なら若手でも出世できるし、
ダメ管理職は淘汰されるからだろう。あるいはメンタルを病んだ職員は早めに雇い止めされるので、
自殺まで追い込まれにくいとも言える。過労自殺は「長時間労働」のみで発生するのではなく、
「報われない長時間労働」で発生しやすい。そして「助け合い」「奉仕の精神」
のような聞こえの良いフレーズで無償労働を強要する日本型年功序列雇用が続く限りは、
医師に限らず過労自殺はなくならないだろう。今後のさらなる女医率上昇が不可避である以上、
年功序列組織の破綻は時間の問題である。撲滅すべきは「長時間労働」ではなく
「長時間サービス残業」である。小手先の労働時間制限よりも、
美容外科や外資系のようなジョブ型雇用の導入こそが過労自殺対策であり、同時にそれが女医支援策となり、
内科外科へのリクルート策やプロフェッショナルファームとしての職場の健全化にもつながるだろう。
0033情報発信元:七七四通信社
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2023/09/04(月) 17:19:00.99ID:+oRUa2k2
解離性障害は、重大なストレスによって生じる「一時的な自我の破綻」である。
虐待を受けていると必発するわけではないが、とくに被虐待者は発症しやすいのではないかと思っている。
そして、一般に行われている治療だけでは、効果は十分ではないとも感じている。
その理由は、ふたつある。ひとつ目は、今日の精神科で行われている治療の主体が薬物療法であることだ。
心の傷によって発症した心の病には、精神科薬の効果が薄いことが少なくない。ふたつ目は、心理療法
(体系化された理論を用いて行う心の治療の総称)では、どうしても治療者の主観が入り込んでしまって、
被虐待者の特殊な心理を捉えていくことが難しいことである。それゆえ、
これらの問題を理解しないで治療を行った結果、かえって彼らを追いつめてしまっていることがある。
彼らへの治療が、なぜ、うまくいかないのかを私なりの視点で記していく。
そして、彼らとの関わりから見えてきた精神科医療の問題点も取りあげていく。以下で紹介するのは、
聞いているこちらが耳を塞ぎたくなるような悲惨な虐待を生き延びてきた女性である。
それによって負った心の傷が、大人になって解離性障害として現れた。
精神科病院に通院し、生活保護を勧められた。彼女のこれまでの人生を知れば、
虐待というものがどれだけ心に深い傷を負わせるのかがわかるだろう。
そして、虐待する側の異常性も見えてくるだろう。しかし、ときにその異常性を、
専門家ですら見落としてしまうことがある。35歳の話を聞くようになったのは、ある事件がきっかけだった。
それは、自殺未遂事件である。だが、自殺を企てたはずの当の本人に、その記憶がまったくない。
気づいたら知らない町にいた、そこは交番だった、それから、彼女の担当ケースワーカーが迎えにきた。
記憶にあるのは、それだけ。しかも、直近3日間の記憶自体が、すっぽりと欠落しているというのである。
「記憶がないあいだに、なにか変なことをしていたらどうしようと思って怖いです。
数時間、記憶がなくて、気がつくと買い物していたり、道路の真ん中に立っていたり。
自分がおかしくなってしまったんじゃないのかと思って怖い。この前は、踏切のなかにいたみたいだし」
穏やかな平日の朝。彼女が住む町から電車でどんなに早くても2時間はかかる静かな町にいた。
沿岸部に位置するその町は、都市と都市との中間に位置していて、列車の往来はそこそこに多い。
小さな駅舎からは海が見える。急行列車が往来する踏切の前に、見知らぬ女性が佇んでいた。
その姿を近くで商店を営む男性が目撃していた。きっと、近所では見たことのない顔だと思ったのだろう。
踏切が開いても渡ろうとすることなく、ただその場にじっとしているだけの彼女を怪訝に思っていたそのとき、
轟音とともに列車が踏切に進入してきた。彼女は、踏切のなかへ吸い寄せられるように向かっていった。
間一髪のところ、必死に駆け寄った店主によって彼女は踏切から引きずりだされた。
その光景を見ていた周りの通行人らが集まって、ちょっとした騒動になった。それに気がついて、
近くの交番の警察官が駆けつけた。彼女の手荷物を確認した警察官が、福祉事務所に連絡し、
担当のケースワーカーが迎えに行った。「気づいたら交番にいて、え!ここどこって。そうしたらお巡りさんが
『ようやっと気づいた、よかったよかった。なにを話しても反応しないし、ただ涙だけ流すし、
心配したんだから。いま、福祉事務所の担当の人が向かっているからね』って。
ケースワーカーさんにも申し訳なくて。あのまま電車に轢かれていてもよかったんですけど」
自分の身に起きたことのはずなのに、どこか遠くの出来事を語るような客観的な口調だったことが、
やけに印象的だった。記憶がない。まるで物忘れのような報告を聞いて、最初に認知症を疑った。
しかし彼女の場合は、認知症にしては記憶の途切れ方(なくなり方)が明確だった。
それに、記憶がないということを自分で認識している。そして、ある一定期間、
ある部分だけの記憶があきらかに欠落している。よく考えると、話す言葉の選び方、
その行間からにじみ出る緊張感は、いずれも認知症のそれとは異なっていた。
彼女の話す内容から、その症状は解離性障害に違いなさそうだった。たとえてみよう。
ある日、あなたが道を歩いていると大きな爆発音を聞いた。一体、なにが遠くで起きたのかを確認しようと、
あなたは一歩ずつ、爆心地と思われるほうへと進んで行った。すると、景色は徐々に一変してきた。
瓦礫が散乱している。どこからともなく呻き声が聞こえる。目に飛び込んできたのは、痛々しい姿で横たわる人々だった。
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2023/09/04(月) 17:25:44.47ID:+oRUa2k2
それから気がつくと、あなたは仮設テントのなかにいた。
保護されたらしい。肩に毛布をかけられて椅子に座っていた。思いだせるのは、
大きな爆発音を聞いてその方向へ行ったこと、そして、かすかに残る悲惨な光景の残像だった。
あなたを保護した人の話によると、爆心地付近をふらふらと力なく歩いており、
「助けなきゃ、助けなきゃ」と繰り返していたという。ところが一向に思いだせない。
このとき、あなたに起きている症状が解離性障害である。心に重大なストレスがくわわった結果、
心があなたから離れた。この間の記憶はない。解離性障害は、「同一性の破綻」によって
「自己感覚や意志作用感のあきらかな不連続を意味し(註:いつもの自分が途切れてしまっていること)、
感情、行動、意識、記憶、知覚、認知および/または感覚運動機能の変容を伴う」とされ、
「これらの徴候や症状は他の人により報告される場合もあれば、
本人から報告される」場合もあり、自己の連続性が途切れている点が特徴である。
解離性障害は、重大なストレスによって引き起こされることが多い。
たとえば、大事件や大災害など自分の力ではどうしようもできない圧倒的な出来事である。
巻き込まれたら、心(自我)が押しつぶされて誰でも解離性障害が起こるかもしれない。
これは、あくまでも心理的に起きた異常事態から自分を守るために起こる防衛機制である。
ボクサーがノックアウトされた瞬間を思いだせないなど、
物理的な衝撃が脳にくわわったことによる一時的な健忘とは異なる。
事件や事故、または災害などに巻き込まれて解離性障害を起こしている人は、
きっかけや原因を自覚できていることが多い。しかし反対に、自覚できていない場合には、
幼少期からの虐待を疑う。虐待が慢性的に続くと、これが当たりまえになってしまい、
虐待であると認識することができなくなるからだ。彼女にたずねた。「なぜ記憶がなくなってしまうのかの、
心あたりはありますか」「わからないです」どのような幼少期だったのかを聞いていった。
生まれたのは東北地方だった。家と家とが5、6軒ごとに集落になっているようなところで、
周りには田園がひろがっていた。そんな静かな村の民家で人知れず起きていたのは、
身体的虐待、性的虐待、ネグレクト(養育放棄)、心理的虐待といった、
児童虐待防止法に規定されているすべての虐待だった。「母親がめちゃくちゃ怒鳴りまくる人で、
手も足も出て、投げ飛ばされて、ここ、ガラス片が刺さったんです。窓を突き破って。
病院に連れて行ってもらったことなんかないから、自分で接着剤をつかって塞いだんです」
そう言って、彼女がシャツの袖をめくって見せてくれたのは、たしかに自然と傷口が塞がった痕だった。
彼女には歳の離れた兄と姉がいたが、このふたりも母親には逆らえなかった。
兄は母親から猫可愛がりされていた。姉は母親からあまり好かれていなかった。その姉のストレスは、
自然と年少者の彼女に向いた。力の差では、幼い彼女が歳上の姉に敵うはずがなかった。
乱暴する姉に向かって母親は、もっと彼女を殴るように囃し立てた。
一方、かわいがられていたとは言っても母親に怯えるという点では兄のストレスも多く、彼には抜毛症
(ストレスで頭髪や眉毛など自分の毛を抜いてしまうこと)や皮むしり行為があった。彼の指先は、
いつも血だらけだった。父親は、あまり家に帰ってこなかった。「服を脱いでこっちへこい」と、
ある晩に母親に言われて彼女は従い、そのまま奥の間に入って行った。小学3年生くらいのときだった。
母親の隣には見知らぬ男の人がいて、彼女の裸を見て母親とふたりでゲラゲラと笑っていた。
その晩から、その部屋は彼女が一生涯忘れることのできない部屋になってしまった。
「いまでも、あのときの部屋の匂いとか、天井の雨染みの形とか、
全部覚えているんですよね。なにをされているのか、あのころはよくわからなかったけど、
体中を舌が這うような感触と唾液の匂いだけが、こびりついて離れない。それから記憶が飛んでいて、
なぜかパンツだけ履いて上裸の状態で布団のなかにいました」直接的な表現はしなかったけれども、
彼女の話すそれがなにを指しているのかは想像がついた。そして、彼女にとってはじめての解離症状が、
このときだった。それから、家のなかで起きていたという耳を疑うような話が続いた。
裸で縛られて屋根裏に放置されて、ネズミがかじりにきて怖かったこと。
「形が悪い」と言った母親が、彼女の耳たぶを裁ちばさみで切ったこと。
髪をかけて隠している左耳は、たしかに奇妙にえぐりとられたような形をしていた。
0035情報発信元:七七四通信社
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2023/09/04(月) 17:32:15.63ID:+oRUa2k2
高校生のときに強姦被害に遭った彼女に向かって母親が言ったのは、
「どうせあんたが誘ったんじゃないの、この色魔!」だった。寄り添ってくれた女性警察官は、
やさしかった。その帰り道で母親は、自分の彼氏だという男の人の性器の写真を
「すごいでしょ」と言って彼女に見せてきた。解離性障害は、
大事件や大災害に巻き込まれるなどの圧倒的に太刀打ちできない状況に遭遇すれば、
誰にだって起こるかもしれない精神症状だ。彼女にとっては、
人生そのものが大事件や大災害に匹敵する異常事態だった。
彼女の記憶の欠落が解離性障害によるものであり、悲惨な虐待が原因であると、確信した。
高校生のとき、彼女は県が主催する論文のコンテストで大賞を獲った。地方新聞でも取りあげられた。
彼女は本を読むことが大好きだった。しかし、母親はそれを快く思わなかった。
「名前が知れ渡って恥ずかしいから、出て行け」と言った。彼女は、それに従った。
退学することを知った高校の先生は驚いて必死に止めてくれていたが、「決めたことなので」
と言って押し通した。高校を中退した。そして上京した。それから、年齢を偽って働いた。
母親から金の無心があったから、それに応えるためにほとんど休まなかった。20代の半ばで、
はじめて精神科を受診した。ときおり、短時間だけれども記憶がなくなるようになったからだ。
最初は眠れていないことが原因だと思った。睡眠薬を処方されたが、眠れるようにならなかった
(虐待を受けてきた人は、慢性的な不眠を抱えていることが多い。過大な緊張感が原因だろう)。
記憶がなくなることも変わらなかった。医師は休職を勧めた。しかし、
彼女はなかなか首を縦に振らなかった。休めない事情でもあるのかと聞かれ、素直に母親の件を話した。
「お母さんからの要求を断れないの」と医師はたずねてきた。「でも、
言っても聞いてくれるような親ではなくて」と彼女は答えた。「無視すればいいじゃない」「そうなんですけど」
「だって、自分の母親でしょそれくらい言えるでしょ」医師からの当たりまえの提案に、彼女は黙ってしまった。
彼女は、母親の言うことを聞かなかったら、もっとひどいことをされるのではないかと怖かった。
しかし医師は、ひどいことをしてくる母親だとはいっても、
事情を説明すれば理解を示してくれないはずはないと思っているようだった。
このときに、母親の言いなりになっている歪(いびつ)な母子関係に医師が疑問を感じたら、
また違った治療がなされていたかもしれない。しかしその場ではそれ以上、母親のこと、
家族のことを聞かれることはなかった。毎月かなりの額を母親に仕送りしていた。
そのために必死で働き、仕事をいくつも掛け持ちした。しかし、心は正直だった。
精神症状は悪化していった。不眠、不安、ときには突如、ひどい恐怖心が襲った。
徐々に働けなくなっていった。働けなくなったら仕送りができないという恐怖は、ますます高まった。
記憶がなくなる頻度は増した。ふと目が覚めると、記憶から計算した日付と、
目の前で朝のテレビニュースが言っている日付とが合致しなかった。職場の同僚に連絡した。
「昨日、私、ちゃんと出勤してた?」「なにを変なこと言ってんの昨日、会ったじゃん。
なんか具合悪そうではあったけど」それを聞いて余計に怖くなった。
自分の知らないあいだに行動しているらしかった。医師に眠れるように薬を出してほしいと言うと、
もう必要十分に処法していると言われた。それから、やはり休職するように助言された。
彼女が「休職することはできない」と言うと、「じゃあ、どうしたいの」と診察室で怒鳴られてしまった。
医師からしてみたら、これだけ状態が悪いのに頑なに休職を拒む理由と、
親のことを怖がっているというのに連絡を取りあっていて無視できない様子が、
理解できなかったのだろう。彼女は病院を変えたが、今度は薬しか出してくれないようなところだった。
その当時の薬手帳を見せてもらったことがあるが、かなりの処方量だった。体が思うように動かなくなった。
収入が途切れた。このときの主治医から生活保護を受けるように勧められ、彼女はその申請をした。
自殺未遂事件を起こす、つい半年前のことだった。その申請の場で、
「支給される生活保護費の一部を母親に仕送りすることはできますか」
と真面目な顔をして聞いたものだから、申請の相談を担当した職員は呆気にとられていたという。
「困っているのは、あなたのほうじゃないの」と言われ、言うまでもなく仕送りをすることは認められなかった。
やがて、母親からの電話が鳴りやまなくなった。「お金が振り込まれていない」
0036情報発信元:七七四通信社
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2023/09/04(月) 17:36:45.16ID:+oRUa2k2
「いままで育ててもらった分の返済義務があると思え!」
「私が取りに行ってもいい。住所を教えろ!」「なんの取り柄もないんだから、金くらい払え!」
幼少期の、母親からされた虐待の数々がフラッシュバックした。
気がつくと、どこか知らない海沿いの町の小さな交番にいた。
傍らには、迎えにきたケースワーカーが心配そうな表情をして立っていた。解離性障害の治療は、
非日常的な外傷体験によって飛び出てしまった日常の世界に再び「戻る」ことである。
しかし、それはあくまでも普通の環境で生きてきた人に適用できる方法である。
もともと異常な環境で育った彼女は、異常であることが日常だった。だから、「戻る」
という表現は適切ではないかもしれない。正確には、日常生活のなかには安心と安全があるのだと、
カウンセリングの過程ではじめて「知る」ことなのだろう。
この効果は、精神科薬を内服するだけでは得ることができないものである。
ほかにも、解離性障害によるエピソードをいくつか挙げる。ある女性は、台所で食器を洗っていた。
窓から見える高層マンションを、ぼんやりと眺めていた。「あそこから落ちれば終われる」
その日は不意に、そんなことを思っていた。寒い冬の日だった。
気がつと、ジーンズを穿いて、下着のうえに半袖のTシャツしか着ておらず、化粧もせず、裸足で、
その高層マンションの最上階の外階段に立っていた。柵を乗り越えようとしているところで気がついた。
「普段は絶対に化粧をして外出します。それに、この季節なのに半袖なんて着るわけがないじゃないですか。
しかも裸足。食器を洗って、それから部屋を掃除しようとしていたところまでは、覚えているんです」
そう報告してくれた。また別の、ある男性の話。「気がついたら病院にいて、
『死ぬところだったんですよ!』って言われてびっくりしました。輸血をたくさんしたみたいです。
公園にいたところまでは覚えています」救急隊の話によると、公園のベンチに座っていた彼は、
おもむろに立ちあがって喉を刃物で切り裂いたらしい。それを目撃していた通行人が通報した。
そこまで激しいものではなくても、気づくと雑踏のなかに立っていたとか、
コンビニにいて買い物をしていたとか、日常生活のなかでの解離性障害の報告もある。
すべてが死に関連づけられるものではない。彼ら彼女らに共通していたのは、幼少期からの激しい虐待であった。
0037情報発信元:七七四通信社
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2023/09/05(火) 15:28:30.87ID:BWdgRS4r
児童虐待防止法には、虐待が4つに分類されて定義されている。ここで、その中身について確認しておく。
身体的虐待:殴る、蹴る、叩く、激しく揺さぶる、縄などで拘束する
性的虐待:子どもへの性的行為、性行為を見せる、ポルノグラフィの被写体にする
ネグレクト:家に閉じ込める、食事を与えない、ひどく不衛生にする、車のなかに放置する、病気やけがでも病院に連れて行かない
心理的虐待:言葉による脅し、きょうだい間の差別、無視、子どもの目の前で暴力を振るうなど、子どもに対して著しく拒否的な態度で「心的外傷を与える言動を行うこと」
以上が、各虐待の分類と、その大まかな定義である。大概、これらの虐待は重複しながら起きている。
身体的虐待があれば、その最中は罵っていることが多いし(心理的虐待が混在している)、
性的虐待であれば、その被害に遭った子どもの痛みに気づくことなく、放置され続けている
(ネグレクトが混在している)。一方で、ネグレクトと心理的虐待は、それぞれが単独で起きていることも多い。
ネグレクトは、必要な世話がなされていない様子が比較的に見えやすい。
それに対して心理的虐待だけが単独で起きている場合には、周囲も、本人も、
それが心理的虐待であることに気づかないことがある。結果、心は静かに蝕まれていく。その心の傷は、
大人になって目立つようになる。きっかけは、うつ病と診断されて治療が開始されるときである。
ところが、抗うつ薬がほとんど効かず、心理療法も効果が見られない。典型的なうつ病とは異なり、
非常に強い緊張感と焦燥感と消耗感を抱えている。しかも、それらの症状はしつこく、
なかなか軽快していかない。再発を繰り返すことも多い。このような特徴のうつ病を患う人のなかには、
虐待を受けてきた人が少なくない。次に紹介するのは、その一例である。48歳は、うつ病と診断されている。
その経過は、とても長い。彼がうつ病と最初に診断されたのは、働き盛りだった28歳のときだった。
それから40歳、45歳と、それぞれうつ病で倒れている。再発を繰り返していた。
45歳のときの3度目のうつ病をきっかけにして、生活保護を受けることになった。長年、
通院し続けていても回復していかないうつ病に対して、「治療の仕方を変えたほうがいいんじゃないか」
と担当ケースワーカーが彼に話した。彼も同じように思っていたようだ。
うつ病がなかなかよくなっていかない場合、どこかに重大な見落としがあるはずだ。
彼がやってきた初回のカウンセリングで、彼の症状がどこからくるものなのか、
なにか見落としているものはないか、などを念頭に置きながら成育歴を慎重に聞きとった。
次第にわかってきたことは、家族関係を細かく聞きとらなければ見えてこなかっただろう
「隠された事情」だった。父親、継母、継母の連れ子である弟との4人家族だった。
父親の話によると、実母は彼が1歳のころに出て行ってしまったらしい。だから、実母の顔を知らなかった。
父親は小さな町工場を経営していた。従業員の雇用のために、よく働いていた。
零細企業の下請けだった。その工場の会計を担当していたのが、継母だった。継母は、変わった人だった。
「多分、僕のことはあんまり好きじゃなかったんだと思います。血がつながっていないですし」
彼は、やんわりと、意味ありげに継母との関係になにかあったことを匂わせた。
なぜ継母が彼のことを好きではないと思ったのかを聞いた。
「いつも、弟には扱いの差がありました。ご飯がないとか、物を買ってもらえないとか、
そういうのはないですけど。態度が違うというか、とにかく、弟のことはかわいがっていました」
継母は血のつながっていない彼と、血のつながっている弟とのあいだで、あきらかな差をしていた。
たとえば、学校のテストでいい点数がとれると、弟にはご褒美で好きなおもちゃを買い与えたり、
外食に連れて行くなどしていたりしたが、彼にはない。真新しいおもちゃを手にして遊ぶ弟を、
彼は見ていた。食事の時間も、食事をとる場所も、彼だけ別だった。
継母と弟は、たくさんの料理を食べた。テレビを観ながら食卓を囲んでいた。
その一方で彼は、ふたりが食べ終わるまで待たされていた。継母と弟の食べ残しが彼の食事だった。
おかわりは禁止されていた。すべては、父親が不在のときに行われていた。
やがて、彼が小学校中学年くらいになると、継母から家事をやらされるようになった。
「あなたは頭が悪いから、勉強が必要でしょまずは家のことをやりなさい」という指示だった。
頭が悪いという言葉を、継母は彼に対して頻繁につかっていた。
0038情報発信元:七七四通信社
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2023/09/05(火) 15:36:43.72ID:BWdgRS4r
思わず、「そんなことが」「それはひどいですね」と呟いていると、それに反応した彼が、
「血がつながっていないと、こういうものじゃないんですかね、それが普通だと思っていましたけど。
自分も出来が悪いんで。継母の求めるレベルに達していなかったんでしょうね」と言った。
彼が高校生のとき、父親の経営する工場の業績が悪化した。原因は、
会計を担当していた継母の私的流用だった。取引先に支払うためのお金にまで手をつけてしまっていた。
工場は信用をなくしてしまった。詰問する父親に対して継母は、「あなたの子どもには、
お金がかかるの」と、暗に原因は彼にあると訴えていた。父親が自殺したのは、数年後のことだった。
彼が高校3年生のときだった。通夜、葬儀などの手配は、すべて彼が行った。「あなたの父親でしょ」
と継母に言われたからだ。継母から彼への心理的虐待は日常的だった。この言葉が凶器になる虐待は、
子どもの心を静かに蝕んでいく。なんとなく、漠然と、いつも「自分が悪い」という自責感が心に巣くう。
慢性的な生きづらさが、緩やかにひろがっていく。目立つ虐待を受けているものとは明確に異なる、
心の傷の結果である。心理的虐待を受けている人は、そのほかの虐待を受けている人にくらべて、
その生きづらさの理由が虐待の結果による心の傷だとも、受けていたものが虐待だったとも自覚しにくい。
それを虐待だと伝えても、理解していくまでに時間を要することもある。多くの場合で、本当に「自分が悪い」
と思っているし、それを信じている。逆を言うと、そう思うしか心あたりがない。そんな子どもが大人になって、
精神科を受診することになったり、貧困に陥ったりして、そこでやっと虐待の傷が見つかることがある。
彼も、そのうちのひとりだった。彼の症状はうつ病かもしれないが、
根っこにあるのは虐待による心の傷である。それが、治らないうつ病に「隠された事情」だった。
父親の知りあいの工場経営者が、「うちで働きなさい」と声をかけてくれた。
寮に住まわせてくれるという。自分がいないほうが継母と弟にとっていいのではないかと思った彼は、
高校を卒業すると同時に家を出た。それから30年、継母と弟には会っていない。
工場では一生懸命に働いた。「こんな自分のため」に寮まで用意してくれて、
雇うと申し出てくれたことに、申し訳なさがあったからだ。働きぶりが認められて、
工場のなかでも取引先との営業を担当する部署に配属が変わった。そこでは、
任された仕事をこなすのではなく、自分から能動的に取引先に出向いて行かなければならなかった。
それが彼には緊張を強いた。ずっと、「あんたは頭が悪い」と継母から言われて育った。だから彼は、
いつも自己否定していた。自分がちゃんとできているのか不安だった。営業先に行くことが怖かった。
契約してもらえるだろうか、何回も訪問してきてしつこいと思われるのではないか、
契約をとらずに帰ったら「ダメなやつ」と思われるのではないか。ゆえに彼は努力した。おかげで、
だんだんと契約もとれるようになった。すると、また異なる役割を与えられた。部署を統括する立場である。
出世もした。給料もあがった。だが、彼には満足感や達成感が一切なかった。その代わりに募るのは、
「こんな自分に任せてもらっているのだから、結果をださなきゃ申し訳ない」という焦りだった。
一層、仕事にのめり込んだ。同僚が、「やり過ぎじゃないの」と声をかけてきたこともあったが、
「平気、平気。これくらいなんのその」と言って笑ったという。残業代を申請せずに働く彼を、
同僚は「ばかだ」と言った。それからしばらくして、彼はうつ病で倒れた。朝になっても体に力が入らず、
起きられなかった。無断欠勤だった。しばらく、なにもできず布団のなかにいた。
何度も携帯電話が遠くで鳴っているのが聞こえた。昼ごろになってようやっと布団から出られた。
身も心も重たかったが、会社に電話をかけなければならなかった。「すみません、寝坊しちゃって。
ちょっと休めば大丈夫なので、明日は出勤します」働きはじめてから10年が経ったが、
仕事に遅刻したことも早退したことも、休みさえとったことのなかった彼だった。
翌日も、やはり体が動かなかった。職場に事情を説明すると病院に行くように言われた。
体が動かないという問題から、彼は内科を受診した。しかし、診察の結果は「異常なし」。
彼の話を親切に聞いてくれた医師は、精神科に行って相談するように助言してくれた。
精神科では「うつ病」と診断された。抗うつ薬を処方されて、しばらく経過観察していくことになった。
医師も会社も休職を勧めた。彼はこれに従った。
0039情報発信元:七七四通信社
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2023/09/05(火) 15:42:10.65ID:BWdgRS4r
彼の話を聞きながら考えていた。強い義務感、緊張感、焦燥感、そして消耗感。
さらに、自己肯定感がない、もしくは極端に低い。また、抗うつ薬があまり効かず、治りにくい。
緊張の糸が、ぷつりと切れてしまったきりで動かなくなってしまったかのような彼の容態は、
「燃え尽き症候群(Burnout Syndrome)」に違いなかった。人生の初期、彼ら“虐待サバイバー”
は守ってくれるはずの親から守られず、むしろ積極的に虐げられてきた。ゆえに、親に頼る、
助けてもらうということを経験してこなかった。だから、目の前のことは自分でこなすしか選択肢を知らず、
人に助けを求めたり、頼ったりすることを極端に避けてしまう。これは、“虐待サバイバー”
に共通の心理でもある。親に頼れなかった経験は、大人になって強い義務感として現れ、緊張感を強いる。
褒められた体験もないか乏しいから、自分を認めて甘やかすことも知らない(自分に報酬を与えられない)。
こうして彼らは絶えず緊張していて、気持ちが緩むこともない。ゆえに、「情緒的消耗感」
が彼らは普通の何倍も激しいのだろうと思う。以上の理由から、“虐待サバイバー”
は燃え尽き症候群を発症しやすいのではないかと私は感じている。28歳のときに最初のうつ病を発症した。
厳密に言うと、それは燃え尽き症候群だっただろう。しかし、主治医の制止を振りきって職場に復帰した。
休んでいるほうが落ち着かなかった。休職したのは、1ヵ月ほどだった。
仕事を休んでしまったという後ろめたさがあった。それで、彼は勤めていた工場を辞めて、
別の会社に就職した。それから十数年が経ち、40歳のときに再び倒れてしまった。
うつ病が完治したと思っていた彼は、精神科への通院はやめていた。そこで、また別の精神科にかかり、
再び抗うつ薬を処方された。傷病手当をもらいながら治療に専念することになった。
今度は心理療法も追加された。だが、それもあまり効かなかった。
傷病手当を受けとれる期間が終わりそうになり、彼は職場に復帰した。
それから5年後の45歳のとき、三度、彼は倒れてしまった。今度は、まったく体に力が入らなかった。
そのころには疲れていても眠れず、睡眠薬を処方されても効かなかった。
ただ、体が重くなるだけだった。40歳で倒れたときから彼を診ている主治医は、入院を勧めた。
それで彼は、しばらく入院することになった。そのあいだに仕事は辞めた。退院後、
就職活動をしたが、休職が多いことを指摘されて採用にいたることはなかった。そして、預貯金が尽き、
生活保護の申請に赴いた。生活保護になったという負い目から、彼は就職活動に必死だった。
しかし、うまくいかなかった。せっかく仕事に就いても、疲れきっていて体が思うように動かなかった。
仕事の覚えも悪く、迷惑がかかると思った彼は、職を辞しては、
また新たな職場に勤めるということを繰り返していた。なかなか自立には向かわなかった。
自立しようとがんばるが余計に疲弊していく。そんな悪循環があった。
0040情報発信元:七七四通信社
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2023/09/06(水) 19:07:39.52ID:Iv7nNrcG
虐待されてきた本当の理由を知るという、自身の生い立ちに関する理解は、“虐待サバイバー”
の心の傷の回復には重要である。しかし、これはつらい過程でもある。残酷な事実も突きつけられる。
これまでのがんばりと我慢によって、必死に見ないようにしてきたものが眼前に次々と容赦なく現れ、
深い眩暈(めまい)が襲い、心がよじれることもあるだろう。彼らにとっての回復とは、
深く自分に向きあう過程である。と同時に、カウンセラーにとっても、
自分の限界と向きあうきっかけにもなる。以下で、自身の過去に向き合うことで心の傷から回復した、
ひとりの女性の事例を紹介したい。「ひきこもるために生活保護費をだしてもらっているわけではないのに」
と初回のカウンセリングで漏らした、43歳である。彼女は強い対人恐怖が原因で、
人と関わらず、ひきこもりの生活を長年にわたって送っていた。
ごく簡単に生活保護になるまでの経緯と成育歴を聞きとった。そうして得られた情報は、
彼女が虐待環境下で育ってきたことを示していた。人前に出られないほどの極度の緊張。
町を歩くだけでも嵩じる恐怖心。その背景には幼少期からの虐待が深く関係しており、
愛着障害による影響があることを、彼女に伝えた。
これまでに通った精神科クリニックや親子関係を専門に扱うカウンセラーからは、
親子の問題を指摘されることはあっても、愛着関係(親との情緒的なつながり)そのものが「ない」
かもしれないと指摘されたことは、なかったという。どのカウンセリングでも共通することだが、
その目的はクライエントが自分を深いところで知ること、理解することである。
「自分の気持ちを見ていくといいと思います」いつもカウンセリングの終わりに伝えるのは、この言葉である。
「自分の気持ちを見ていくといい、と言われて考えていました。母からされたことが本当につらくて、怖くて。
ずっと、そのことを母にわかってほしいと思っていたんです。母に正直な気持ちを伝えれば、
絶対にわかってくれると考えていました。多分、それは無理だとここで言われたので、
先生への反抗もあったんだと思います。母は共感性が乏しいから、理解しあうことは無理だと、
はっきり言われたのははじめてでした。それで、急にたしかめたくなったんです。
十数年ぶりに実家に行って、母と話しました」と彼女は、
前回と今回のカウンセリングのあいだの出来事を話しはじめた。彼女の実家は、
夜行バスで走り続けて7時間のところだった。十数年ぶりの母親との再会。
駅で待ちあわせると、不機嫌そうな顔をして立っている母親がいた。
「勇気をだして、小さいころに叩かれて押入れに閉じ込められたのがすごく長い時間だったので、
とても怖かったと、言ってみようと思ったんです。そのとき、家はいろいろと大変でした。
父は借金があってお酒ばかり飲んでいたし、弟は小学校に行きたくないと言っていたし。
だから、母も大変だったんだと思って。そんな最中だったから、いまとなれば、
あれはひどいことをしたと思ってくれているだろうと思ったんです。『悪かったね』
と言ってくれるのを期待していた私がいました。だけど母は、『そんなことあったっけ』
『あんたの記憶違いじゃないの』『そんなことするはずないでしょ大事に育ててきたんだから』
という返事でした。もし母が本当に私のことを大事に思ってくれているのなら、
ちょっとくらい連絡してきてくれてもいいのに、と思いました。それも言ったんです。
そしたら母は、『あんたから電話してこなかったんじゃないのこっちは忙しいのよ』って。
しかも、私が受けた母からの暴力や暴言の数々は、母の頭から綺麗さっぱり消えているんです。
そんな人に、私が一生懸命につらかったと訴えても、なんにも響かないというか。すごく残念というか、
なんというか、どうにもならないような、打ちのめされた気持ちになりました。無力感です」
母親は、家に着くなり荒々しく玄関の扉を開けた。そして、どかりと板の間に座り込んで言った。
「あんたの話に付きあっていたら疲れた」そういう母親の態度に、彼女はいつも怯え、機嫌をうかがっていた。
彼女は、母親に機嫌を直してもらおうとした。なにかしてほしいことはないかと聞くと、「掃除」とひとこと。
彼女は従った。しかし、カビだらけになった風呂場の掃除をしていると涙が出てきた。それから少しして、
彼女は言った。「急な用事を思いだしたから、今日はもう帰るね」それを母親は止めなかった。
そして、再びひとことだけ言った。「掃除は終わったんだよね掃除してもらうために、
わざわざ駅まで迎えに行ったのに」「言われたことは本当でした。
0041情報発信元:七七四通信社
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2023/09/06(水) 19:12:04.20ID:Iv7nNrcG
本当だ、本当だ、って実家を出てきてバス乗り場に着くまで、何回も心のなかで繰り返していました。
母は人の気持ちを考えられない、だから行動の前後に整合性がない、それに、
その場の感情で動いているから子どもの気持ちを汲みとれない、と言われたことを思いだしていました」
彼女は、カウンセリングで指摘したことを反芻したという。気がつくとバスターミナルの待合に座っていた。
いつの間にか乗るべきバスは到着していた。発車を知らせるアナウンスが聞こえてきて、慌てて飛び乗った。
「小さいころからの記憶が、母のなかでまるっきりなかったことになっていたんです。
母のなかにないのであれば、それはもうないんだろうと思います。私は母のなんなのか。
母は私のなんなのか。母になにを期待して、なにを求めてきたんでしょうか」
急に、これまでの人生の意味が失われたような気がした。と同時に、
本当にひとりぼっちだったのだと思った。母親からの愛情を、必死に信じようとしていた自分が見えた。
バスの車内。遠く離れていく自分の育った町を見た。あの無数にある家々のうちのひとつで、
長いあいだ過ごしていた。小さな町の、小さな家だった。小学校からの帰り道は決まってひとりだった。
その道を遠く離れて見ると、小高い丘に続く住宅街へとのびていた。
いつも向こうのほうの家に帰っていく子どもたちを遠くから見ていた。
やさしいお母さんがいていいなと思った。手をつなげていいなと思った。
授業参観にきてくれていいなと思った。
おいしそうなご飯の匂いが家のなかから外まで漂っているのを嗅いで、「家庭」を感じた。
風呂場できゃっきゃと騒いでいる子どもと父親の声を聞いて、「家族」を想像した。
彼女が座る席の近くには、母親が女の子を抱きながら一緒に眠っていた。眠っているはずの母親なのに、
柔和な表情で、すやすやと寝息を立てている女の子を見つめているかのようだった。
「あんなにやさしそうな眼差しで母が私のことを見てくれたことなんて、ないように思いました。
母に理解してもらおうと、がんばっていました。だけど、それは無理でした。そんな自分を理解したから、
いままでのことは、もうどうでもいいです。叶いもしない願いのために、一生懸命だったんです」
彼女は、その小旅行の一部を聞かせてくれ、そしてこう付けくわえた。「よく、がんばってきたんだと思います」
母親をたしかめに行った日から、また数週間が経った。「もう少し、自分を褒めてあげようと思います。
あの家のなかでよくやってきたと思います。あの母のもとに生まれた自分がかわいそうに思えました。
いまは、子どものころの母親になって、抱きしめて、頭を撫でてやりたいと思います。
えらかったねと、言ってあげたいです。よく、ひとりでやってきたんだよと、言ってあげたいです」
そう言って、彼女は静かに泣いた。そういえば、彼女の最初の主訴であった対人恐怖は、
いつの間にか治っていた。電車に乗ることができそうだという。もうしばらくしたら、
就労移行支援事業所に通おうと思っていると報告してくれた。「この前、
久しぶりに家の近くの駅前を歩きました。いままでは、みんなが私の悪口を言っていると思ったんです。
だけど、よく耳をすませると、私のことなんか話していないんですよ。当たりまえですよね。
みんな、『今日のご飯どうしよう』とか『仕事を休みたい』とか、そんな話題でした。
いままで、自分が悪いという固定観念しかなかったですけど、それがなくなりました。
悪いことなんてひとつもしていませんでした。だからもう少し、胸を張って生きようと思います」
0042情報発信元:七七四通信社
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2023/09/07(木) 18:52:17.50ID:vnCn56B6
「今思えば、何でも話せる人がいなかった。1人でもそういう人がいたら、そういう関係性を作っていたら、
その人に頼ることができていたら、違っていたかもしれない。
過去の私はそういう人や関係性を持ち合わせていなかった」初めて市販薬を過剰摂取したのは、
17歳のときだった。当時、何かあったわけではないが、何となく学校になじめないと感じていた。
「友だちから嫌われているんじゃないかとか、充実している毎日を送る周りの人がうらやましいとか、
そんなふうに思っていました」ぽっかり空いた穴を埋めるため過食に走った時期もあったが、
太った自分を見てさらに自己嫌悪に陥る。未成年だが、酒を飲むようにもなっていた。
そんな日々のなかで出会った1人の男性から、市販薬の過剰摂取を勧められた。
「何となく仲良くしてくれて、うれしかったんですよね。その彼が勧めるものだし、(違法じゃない)市販薬だし、
目の前で使っている人たちが楽しそうだし、1回ぐらいなら大丈夫だろうって思って。それがきっかけです」
薬を過剰摂取することで、何となく感じていた「生きづらさ」が解消され、生きることが楽しくなったという。
結果、初めは男性と会うときだけにしていた市販薬の乱用がやめられなくなくなる。毎日1瓶、
2瓶空けるようになった。高校を卒業し、専門学校に通いはじめた。1人暮らしを始めた。
市販薬を買う費用は親の仕送りから捻出したが、それでも足りなくなり、接待を伴う店で働くようになった。
その時期から学校にも行かなくなった。「薬はまとめて買うと店員さんから変な顔をされるので、
いろんなお店をハシゴして買い集めましたね。住んでいる地域にはドラッグストアがたくさんありましたから。
ただ、それとは別に1つ御用達のところもあったんです。近所にあった薬局で、毎回『咳止め4つね』
とか言って、棚から出してくれました」毎日50錠ぐらいを一度に服用する。この使い方は
「普通じゃないってわかっていました」と言う。「でも、私は生きやすさを求めて使っていたので、
それを取り上げられたくなかった。やめることはまったく考えていませんでした」彼女の場合、
使う薬の種類がどんどん増えていった。というのも、周りには違法薬物を使う人たちも少なくなかったため、
勇さんも彼らに勧められてそれらを使うようになる。抵抗感はなかったという。
「いきなり覚醒剤だったら怖いと思ったのかもしれませんが、薬による気分の高揚を知ってしまったので、
これもやってみようかなという感じでした。それでも、注射器を見たときはドキッとしました」
市販薬の過剰摂取に覚醒剤。薬漬けの毎日に体も心もボロボロになっていることは、自覚していた。
やめたほうがいいことや、このままではダメになっていくことも想像がついた。しかし、朝、
目が覚めると薬を探しはじめる。空き瓶が転がっている部屋で、薬が残っていないか探しまくる。必死だった。
「この感覚って、わかりますかね。発狂しそうになりながら薬を探し続けるんです」薬をやめるきっかけは、
仲間の逮捕だった。警察に捕まりたくない。そう思った自らの意思で精神科医療施設に入った。
ただ、そこで薬の使用をやめることはできず、医師や看護師の目を盗んで処方薬を過剰摂取した。
薬の入手方法はここでは伝えられないが、常に大量の抗精神病薬を入手し、使っていた。
仲間は逮捕、彼女の薬物依存を知った親とは疎遠となり、精神科医療施設の医者からも
「あなたのような依存症患者は治せません」と見捨てられた。行き場がなくなった受け入れたのが、
今のダルクだったという。22歳になっていた。薬をやめてから20年あまり。10年、
20年使わなかった仲間がある日、ふとしたときに薬を使う言い訳を始める。そんな様子を見ていた自身、
「使いかけたこともあるし、薬を使わない日が続けば続くほど、そこは本当に気を遣う」と話す。
薬物依存に完治はないと自分自身に言い聞かせる。「あのとき、本当はいろんなことで満たされていたり、
愛されていたりしたのに、自分は嫌われている、捨てられるって思ってしまっていた。
生き方や考え方がゆがんでいて、何が真実なのかちゃんと見えていなかった」
0043情報発信元:七七四通信社
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2023/09/08(金) 19:11:04.20ID:WJghO4VH
市販薬の乱用が原因で薬物依存に陥った。初めて使ったのは大麻。大学2年生のときだった。
「大学に入って1人暮らしを始めて、1年目は何とかなったんですけど、2年目で学校になじめなくなった。
それで精神的にうつっぽい状態になっていったんです」家に閉じこもるようになった、
隣に引っ越してきた男性と仲良くなる。男性は大麻をやっていて、手を出してしまう。
強制されたわけではなかったが、仲間外れになるのが怖く、「断りづらかった」という。
「それから数回、大麻を使いました。でも、やっぱり違法薬物はよくないっていう罪悪感が出てきたんです。
そこでやめればよかったんですが、“じゃあ、市販薬にすればいい”って言われて。
これは売っているものだから、違法じゃないからと、何かと理由をつけて使い続けるようになりました」
添付文書に書かれている使用量の倍以上飲むと、高揚感が出て、集中力が増す。
研ぎ澄まされるような感覚を覚えた。一方で、薬が切れると全身がだるくなる、気力もまったくなくなった。
最も嫌だったのは、薬が切れると現実が見えてしまうことだった。大学に行っていないこと、
単位が取れていないこと、そういう問題から目をそらすため、市販薬の過剰摂取を続けた。
両親が問題行動に気づいたのは、3年生のときだったという。「うつ症状がひどくなったので、一度、
実家に戻ったんです。もちろん薬はやめられないので、部屋で隠れて使っていたんですが、ある日、
親が大量の薬を見てしまって、それで発覚しました。それからは半ば開き直って、使っていました」
一人っ子。親の愛情を一身に受けて育った。何でも言うことを聞いてくれ、何でも買ってくれる親だった。
それは息子が市販薬を過剰摂取していることがわかってもなお、変わらなかった。
なかば脅すような感じで金銭を要求すると、渡してしまう。「両親自身、
薬物依存症の息子とどう接すればいいか、わからなかったんだと思います」
その状況が変わったのは、両親が地域の精神保健福祉センターに相談にいってからだ。
たまたまその場にいたダルクのスタッフに相談し、以来、家族会にも参加するようになった。
そこで親の態度が変わったという。「薬物依存のサイトなどを見せて、こうしたらどうかとか、
これを見たらどうかといった過干渉が止まりました。『困ったことがあったら、
相談窓口に連れて行くから』とだけ言われ、お金も必要以上の額は出さなくなりました。それが、
自分が変わるきっかけの1つだったと思います。ダルクに相談にいこうって思ったんですよね」。
こう振り返る。それから14年。今はダルクのスタッフとして支援する側にいるが、
それは簡単な道のりではなかった。やめてはまた服用し、やめてはまた服用し、
というなかで徐々に“クリーン(薬が止まった状態)”になっていった。
今は、薬で失ったものを徐々に取り戻している段階だという。「自分自身、
ダルクで多くの仲間と話して、初めて大学時代に感じた『生きづらさ』がどんなものなのか、
わかった。薬をやめてからは大学に戻ってやり直し、新しい友人もできた。いずれは結婚するとか、
子どもができて家族をつくるとか、そういうものを少しずつ積み重ねていきたい。
今は(薬を使うという)選択肢はない」「家族の関わり方が、市販薬の過剰摂取をやめるきっかけとなった」
と話したが、両親は当初、薬を取り上げたり、強く叱ったりして、何とか薬の使用をやめさせようとしていた。
だが、あるとき両親は娘への対応を変えた。「親から『これ以上私たちにできることは何もない。
あとは自分でやってください』って言われました。そのときに『本当に見捨てられる。このままではダメだ、
リハビリをしないといけない』と思ったんです」これがダルクに入寮したきっかけの1つだったという。
自身の経験も踏まえてこう話す。「家族は、自分たちだけでなんとかしたいと思うかもしれませんが、
はっきり言って何もできないと思います。逆に子どもを自分たちから手放して、
こういう施設や自助グループがあることを伝えること。さらには、自分たちも家族の会などに入って、
(薬物依存について)学んでいくことだと思います」「困りごとがあったら、
まずは地域の精神保健福祉センターに相談にいってほしい。ダルクでも相談を受けています。
自分たちだけで解決しようとせずに、専門家の助言を受けることがとても大切です」
0044情報発信元:七七四通信社
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2023/09/09(土) 18:10:28.05ID:z3VzK2vV
怒りを表に出すと一時的には血圧が上がりますが、ストレスを発散したことで爽快感を得られます。
それに対して怒りを出さずにため込んでいますと、ストレスを発散できないままで、
怒りの感情を忘れることはありません。思い出してはまた怒りを感じる。それを繰り返すことで、
ジワジワと血圧が上がるというのが問題です。怒りは、そもそもは急性的な感情です。
ところがうまく発散できずにため込んでしまうと、慢性化してしまうのです。怒りが慢性化すると脳が疲弊し、
なにをしても無駄だという虚無感に襲われます。それが進むと、うつを引き起こしてしまいます。
怒り以外でも、病気のリスクを高める感情があります。たとえば敵意性。怒りに近い感情ではありますが、
これは相手に対し敵意を持つという態度であり、相手を攻撃的にライバル視するイメージです。
この感情が強い人は、循環器疾患、特に心筋梗塞になりやすい傾向があります。
加えて敵意性の強い人は、体内の抗酸化物質が減りやすいこともわかってきました。
抗酸化物質は、活性酸素の働きを抑制したり活性酸素を取り除く役割を果たします。
それが減ってしまうと病気にかかりやすく、老化が進みやすくなります。不安も、健康にはよくありません。
不安を感じた人は、それを解消させる作業が必要になります。人間というのは本能的に、
食べると落ち着きます。お腹がいっぱいになると、不安な気持ちも解消されて落ち着いてくるのです。
これが過食を引き起こしてしまうこともあります。ストレスが免疫を下げることは知られてきましたが、
それ以外にも大きな問題を引き起こします。ストレス状況の高い職場にいると、
脳卒中のリスクが2.73倍になるというデータが発表されているのです。
またストレス状況の高い職場では、4.1倍も自殺しやすいというデータもあります。
このように体に悪影響を与える負の感情を少しでも取り除きたい。そのためには「我慢」
をしないことが重要なのです。がん患者には大きく分けて2種類のタイプがあるそうです。1つ目は、
医師の言うことをよく守ってくれる患者さん。2つ目は、医師の言うことを守らないわがままな患者さん。
同じがん患者ですが、後者のほうが長生きをするというのです。これには明確なエビデンスはありませんが、
どうも間違いないようです。医師は、「医師の指示をまじめに聞く必要はない」とは言い難いのですが。
「○○はやってはいけません」という指示をまじめに聞いて自分の中でストレスをため込むよりは、
やりたいことをやって発散させたほうがいいようです。
がんの発症と心理的要因とには直接的な関係がないことがわかっています。
しかし、がんと宣告された予後に関していえば、心理的要因が影響をするようです。
がんと言われた後、多くのソーシャルサポートを受ける人、前向きにとらえることのできる人、
怒りをはじめとする負の感情を持たない人は、予後が良いケースが多いのです。
がんと言われて不安になり日々を恐れて過ごすよりも、気分を切り替えてパッと楽しく暮らす人が、
長生きできるのです。「人生を楽しむ」ことは、長生きの秘訣でもあるのです。
40歳から69歳の日本人男女8万8175人を対象にした調査があります。
生活を楽しんでいるかどうかを尋ねたうえでの追跡調査で、
「楽しんでいない」と回答した人は、「楽しんでいる」と回答した人に比べて、
12年間に循環器疾患で亡くなるリスクが2倍近いということがわかったのです。
人生を楽しむことが大切だとはわかっていても、実際には、年齢を重ねていくにつれて、
やりたいことを我慢することが増えていくでしょう。医師から指導を受けたり、
あるいは健康常識にのっとって、食べるのを我慢したほうがいい物が増えたりします。
また、「いい年をしてこんなことをやったらみっともない」という自制の気持ちが働いて、
やりたいことを我慢することもあるでしょう。好きな食べ物についての我慢ということでしたら、
トレーディングという方法をとればいいと思います。たとえば
「塩分を減らしてください」と指導されても、塩気のあるものを食べたいという人がいることでしょう。
そういう人はカリウムやカルシウムをたくさん摂取することで、
塩分を体外に排出しましょう。野菜や海藻、豆腐などをたくさん食べるのです。
体に良い物を摂ることで、悪い物を摂ったことを相殺するというやり方です。
カロリー摂取量を減らすよう指示されても、どうしても甘いものを食べたいという人もいるでしょう。
そういう人は運動をしてカロリー消費量を上げて相殺するといいでしょう。
0045情報発信元:七七四通信社
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2023/09/10(日) 14:26:12.20ID:+x58fEYM
県感染症情報(8月21日―9月3日)
結核3例。
梅毒7例(30代男性2例、40代男性4例、70代男性)。
過去分として
結核1例。
梅毒2例。
県感染症情報(8月28日―9月3日)
新型コロナウイルス感染症1072例。
0046情報発信元:七七四通信社
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2023/09/13(水) 22:39:54.30ID:ZLm3do8b
虐待を受けた子どもが保護もれになると、どうなるか。大人になるまで虐待家庭から逃れられないため、
のちに虐待の後遺症である複雑性PTSDになる危険性が高まります。
この病気の原因は、長期間にわたって逃れられない状態で、反復的な被害を受けること。
発症するのは虐待環境から離れた大人になってからです。
複雑性PTSDの治療法はまだ確立されておらず、すぐ治るわけでもありません。
ですから、未然に防ぐのが一番です。施設職員の方に聞いたところ、
虐待被害の発見が遅れて保護される年齢が思春期以降と高くなってしまうと、
複雑性PTSD発症の危険性が高まるといいます。だとすれば、できるだけ早い段階で保護し、
虐待環境から引き離す必要があるでしょう。よく「児相もそうしたいと望んでいるけれど、
子どもの入所待ち件数が多くて対応できない」という話を聞きます。
でも、その状態は国が作り出しているわけですよね。まずは予算を広げ、
被害者を保護する体制を整えてほしいです。複雑性PTSDは難しい病気なのですね。
一度なってしまうと、すぐには治らない。精神科にかかっても発見されづらい状態が長らく続いていました。
病院ではWHO(世界保健機関)による「ICD」という病気の分類が診断基準に使われています。
そこに複雑性PTSDが載ったのは「ICD-11」からです。同分類の公表は2018年6月、
発効は2022年1月。つい最近まで、診断基準すらなかったのですよ。
もちろん優秀な精神科医は「虐待を受けるとさまざまな障害が出る」と以前から知っていました。
でも診断基準に頼っている大半の医師は、それに気づかなかったわけです。
今も状況はあまり変わらないかもしれません。だから虐待サバイバーたちも、
自分の困難がどこから来ているかわからず、苦しみ続けてきました。私自身のことを振り返ると、
虐待を受けていた子ども時代よりも20〜30代半ば、大人になって複雑性PTSDを発症してからのほうが、
はるかに地獄でしたね。複雑性PTSDの二次障害で父親的な人に愛情を求める愛着障害になり、
自殺未遂による医療保護入院をし、就活に失敗したのち25歳で生活保護を受け。
助けを求めて精神科を受診しても、適切な診断がされないばかりか、看護師に「病気ではなく性格の問題」
と切り捨てられました。何も解決策が見つからず、味方は皆無で、周囲からは異常者扱いされる。
すさまじい孤独感が長期間にわたって続きました。自身では「この生きづらさは虐待からきている」
と気づかなかった。実は虐待サバイバーが「自分は虐待の被害者だ」と気づくまで、
意外と時間がかかります。多くの方は30代、40代になってから。私自身が自覚したのは30歳のときでした。
70代、80代になってから自分が虐待サバイバーだと気がついたという方もいます。
もちろんみんな「自分の家庭は変だ」とは思っているけれど、それが「虐待」だったとは気がつきません。
子ども時代に何らかのかたちで保護されていれば、第三者が「あなたは虐待を受けたんだよ」
と言ってくれたり、自分と似た経験をした当事者に出会ったりして、
もっと早く虐待の被害者だと自覚できたのではないかと思います。
虐待サバイバーの多くは生活上の困難を抱えていても、
社会的養護への保護もれが原因で国の支援対象にはなっていないわけです。
まずは治療の支援をしてほしいです。複雑性PTSDに理解のある精神科医や心理士を増やす。
そして「虐待が原因だ」と診断できる状態にあれば、保険または無料で治療が受けられるようにする。
トラウマに効くとされる治療法はいろいろあるのですが、そのほとんどは保険が効かず、
1回1万円以上します。虐待サバイバーには貧困状態の人が非常に多いため、
現在は諦めざるを得ない場合も多いです。加えて、経済的な支援があるといいですね。
いくら治療を受けても食費にも困るような貧困状態に陥れば、
劣悪な労働環境でも働き続けなければならず、病状が悪化してしまいます。
現在は「複雑性PTSD」という診断名では障害年金はあまり認められないと聞きます。
これを変更して虐待の後遺症と診断されれば障害年金の対象にする、もしくは新しい制度でもいい、
何年か休んで治療に専念できるような経済的支援ができていけばと考えています。
それから、スキル習得に関する支援がほしいです。虐待サバイバーの多くは、
コミュニケーションや社会で生きていくためのスキルが非常に低い状態です。
ハローワークがやっている職業訓練のように、
いったん働くのを休んで技術習得ができる制度があればと考えています。
0047情報発信元:七七四通信社
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2023/09/13(水) 23:06:43.99ID:ZLm3do8b
医療現場で非常によく遭遇する、ごくありふれたワンシーンである。
礼儀正しく穏やかな性格の六十代男性。全身麻酔手術を受け、病室に戻ったその夜、
突然に豹変し、医療スタッフに暴言を吐き、暴れて抑制がきかず、暴力を振るおうとする。
付き添っていた家族は「一体何事か」とびっくり仰天する。ところが翌朝には噓のように元に戻り、
本人は前夜の記憶が全くない。これは、「せん妄」と呼ばれる病態だ。せん妄とは、病気や外傷、
手術、薬などが原因になって起こる意識の障害である。入院することによる環境の変化や、
睡眠リズムの乱れなど、さまざまな心身へのストレスが重なると、せん妄は起きやすくなる。
特に認知症を持つ方や高齢者に起こりやすいが、せん妄は認知症とは全く異なる病態である。
認知症は意識が清明で、症状は年単位で慢性的に進行する。
一方、せん妄は一時的に起こる意識の障害であり、症状が短時間で変動するという特徴がある。
せん妄は入院患者の一〇〜三〇パーセントに起こるとされ、医療現場で極めてありふれた現象だ。
よって医療従事者は、特段の驚きを感じない。特に病棟で勤務する医療スタッフにとっては、
毎日のように遭遇する光景だ。一方、一般にはせん妄の実態が全く知られていない。
豹変した患者を見た家族が決まって驚愕してしまうのも、それが理由である。
せん妄に陥った患者は、あたかもはっきり目が覚めているかのように見えるが、
実際には睡眠と覚醒のはざまで意識が朦朧とした状態にある。辻褄の合わない発言をし、
幻覚が現れることも多い。「たくさんの虫が壁を這っている」「病室に観音様がやってきた」
と幻視を訴えたり、「大音量でラジオ体操の曲が流れている」と幻聴を訴えたりする。
これらはすべて幻なのだが、本人にとっては、まさに現実そのものに感じられてしまう。
また、注意が散漫になり、集中するのが難しくなる。
周りの状況が正確に把握できず、興奮状態になることも多い。
こうしたケースでは、病気の治療を行う上でせん妄が大きな妨げになることがある。
例えば、点滴などの大切な管を自分の身体から引き抜いたり、ベッドから転落したりするなど、
患者にとって危険な事故が起こりやすくなるからだ。さらに、「見当識障害」という症状も特徴的だ。
「見当識障害」とは、日付や時刻、自分がいる場所、身近な人の名前などがわからなくなることである。
救急車で搬送されてきた患者に医師たちが、「ここはどこかわかりますか」「今日は何月何日ですか」
と聞く姿をよく見るが、これは「見当識障害の有無」を確認するシーンである。
せん妄に限らず、軽い意識障害で見られる代表的な症状の一つが「見当識障害」だからだ。
せん妄の治療には、さまざまなアプローチがある。
最も重要なのは、せん妄の原因と思われる病気や外傷を早期に発見し治療することだ。
また、せん妄の原因となりうる薬剤を中止することで、せん妄から回復するケースもある。
その上で、入院中であれば時計やカレンダー、
家族の写真をベッドサイドに置くなどして現実を把握しやすくし、心理的なストレスを減らすのも大切だ。
睡眠リズムを整える目的で、せん妄に有効な種類の薬を投与する場合もある。
病院によっては、医師や看護師からなる専門の多職種チームが設置されているところもある。
さまざまな専門性を持つ医療スタッフが協力しあい、適切に対処する必要があるためだ。
治療が困難な場合は、精神科が介入して治療に参画する。
せん妄のように患者の意識状態を大きく変化させる病態は、とりわけ見た目がショッキングである。
大切な家族が辻褄の合わないことをいい、攻撃的になると、計り知れない不安を抱くのは当然だ。
こうしたとき、何より助けになるのは、十分な「知識」に他ならない。
0048情報発信元:七七四通信社
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2023/09/15(金) 06:36:33.98ID:HpALUIKL
有料老人ホームの男性職員が、
施設のトイレで入居する80歳の女性の首を絞めて抵抗できないようにしたうえで性的暴行を加え、
窒息死させた。施設長が振り返る。「事件当日のことはよく覚えています。
真夜中に1人で夜勤をしていた40代の男性スタッフから電話がありました。いきなり
『事故としてもみ消せないか』と切り出されたのです。なにが起こったのか聞いたところ、
『殺してしまった』と告白され仰天しました。現場に駆けつけたところ、女性の遺体は
(犯行現場の)トイレではなく部屋のベッドに横たわっていました。監視カメラを確認したところ、
女性の遺体をトイレからベッドに運ぶ男性の姿が映っていました。女性はご夫婦で入居されていましたが、
旦那さんは重度の認知症でした。女性自身も認知症でしたが、とても穏やかな素敵なおばあちゃんでした。
認知症だから忘れてしまうだろう――男性はこう思ったのかもしれません」
その男性はもともと派遣会社での仕事を中心に働いていて、「休みの日にも働きたい」ということで、
その施設に採用された。もの静かな性格で、勤務態度も問題なく、介護の経験も豊富だったという。
だが、公判で様々な事情が明らかになった。「動機について、
当初は女性の旦那さんに対するストレスなどを理由としていましたが、それは単なる言い訳でした。
そもそも男性が、施設に就職したのは、かつての不倫相手がうちで働いていることを知り、
近づこうとしていたからでした。私も裁判を傍聴していましたが、
『実は好きな人がいて』という話を聞いたときはあきれました。
結局、その女性は男性が来ることを知って、すぐに職場を変えて逃げて行きました。その後、
男性は施設で働く他の女性職員たちにも積極的に言い寄っていたそうです。ところが、
誰も相手にしてくれないので、欲求を抑えられずにトイレで入居者の女性の意識を失わせたうえで、
性的暴行を加えたのです」地裁は男に懲役17年の判決を言い渡した。
施設長は事件をふり返ってため息をつく。「こんなことを言うと問題かもしれませんが、
職員がどういう人間なのかを見抜くのは難しい。どれだけしっかりした人であっても、
夜勤で一人だけになると攻撃性が出てしまうことがあります。乱暴な言葉を使ってしまったり、
手荒な方法で入居者を扱ってしまったりする。事故を事前に防ぐのは本当に難しいのです」
職員の基本給は最低賃金ぎりぎりのところがほとんどで、劣悪な労働環境が常態化しているため、
ストレスを抱え込む職員は多い。そのはけ口が入居者へ向かい、性的虐待につながることもある。
ある特別養護老人ホームでは、入居者の身体にケガがないか確認するためと称して、
職員が入居者全員の裸や下着姿を撮影する事件が発生した。当時の入居者は60代〜
90代の男性17人と女性63人。3日間にわたって職員が計80人の撮影を行った。
撮影後、入居者の関係者から情報提供があり、事件が発覚。「本来必要のない写真撮影を行い、
入居者の尊厳を著しく損なった」と虐待行為だったと認定。撮影を指示した当時の施設長は退職し、
撮影に関わった職員も減俸などの処分を受けた。同ホームの現施設長が語る。
「以前、ある入居者が骨折していたことを見落としていて問題になったことがありました。
そのようなことがないよう、前の施設長が『全員の写真を撮って身体を見ろ』と指示したのです。
なかには拒否した入居者の方もいたそうですが、『ケガがあるかどうかの確認です』との説明を受け、
結局応じてくれたそうです。入居者さんには申し訳ない気持ちです。問題があったと反省しております。
配慮が足りませんでした。現場の職員のなかには『それはダメでしょう』と意見をした人もいたそうですが、
幹部の意見は覆らなかったそうです。意見が通りにくい環境だったことは否めません」
老人ホームでは狭い空間ゆえに愛憎まじりあう濃い人間関係が築かれる。
その結果、性的暴行や強制わいせつなど「性」にまつわる事件が後を絶たない。
施設に入居する100歳代の女性に性的暴行を加えたとして、
同じ施設に入居する79歳の男を不同意性交等の疑いで逮捕した。79歳の男は、
寝たきりで介護が必要な女性に対し、同意しない意思を表明することが困難な状態にあることに乗じて、
性交等をした疑いが持たれている。施設の職員が性的暴行の現場を目撃し、
容体が悪化したため女性は病院に搬送されたが、約3時間半後に死亡した。
病院から警察に通報があったことから、事件が発覚。男は「やったことは間違いない」
と容疑を認めているという。実は、寝たきりの入居者女性がわいせつ被害に遭うケースも少なくない。
0049情報発信元:七七四通信社
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2023/09/16(土) 15:00:32.77ID:m4MR0MDc
22年、神戸市の総合病院で働く26歳の医師が過労自殺し、今年8月に労災が認定された。
亡くなる直前の残業時間は国の基準を大幅に上回る月200時間に上ったという。厚生労働省の
「医師の勤務実態調査(令和元年)」によると、時間外勤務が年960時間を超える医師は37.8%。
こうした現状を受け、’24年4月からは医師にも時間外労働の上限規制が適用される
「医師の働き方改革」が施行される。これにより、一般の勤務医は年960時間、
長時間労働が必要なポジションの医師でも年1860時間の時間外労働上限が設けられる。
しかし、こうした役所主導の改革がどこまで現場を改善するかは、疑問だ。
病院で働く30代勤務医は「ほとんどの医師は、残業時間は無申告なので、
厚労省のデータよりも長時間労働を強いられている人はもっと多いはず。
そもそも日本はOECD諸国と比較しても圧倒的に医師の数が足りないので」と指摘する。
「僕も週6日、7〜22時の一日15時間勤務がデフォルト。さらに『当直』という夜勤が週に1回あり、
その時は39時間連続労働になります。担当患者の要望があれば当然土日も出勤しますし、
急患がいれば家にいてもオンコールで呼び出されるので、電話が嫌いになりました」
さらに業務だけでなく、医師としての知識・技能の習得や、学会での発表に向けた勉強は「自己研鑽」
とみなされ、労働時間には含まれない。「それなのに、大学を卒業したての研修医の立場だと、
給料は雀の涙ほどしかありません。手取りが5000円の月もあり、
週一の他院への出稼ぎバイトで月15万円ほど稼いでなんとかしのいでいました」
また、医療業界では、パワハラも常態化しているという。開業医をしている40代はこう話す。
「医師の上下関係は職人の徒弟制度のような風習が色濃く残っており、
研修医は直属の医師に逆らえません。バカ・アホ・死ねなんて暴言は日常茶飯事で、
『生まれたことを全世界に詫びろ』と言われたことも。
オペ室に研修医を殴るためのゴルフクラブを置いている先生すらいると聞きます。
40代でもパワハラを受ける勤務医はいますし、基本、上司ガチャはハズレです」
また、多くの医師が大学とその付属病院が組織する“医局”に在籍し、そのしがらみにも苦しんでいる。
「特に地方では医局がひとつしかない地域もあり、人間関係に失敗すると村八分にされることも。
医療業界はものすごく狭いので、そうした場合は県外に逃げるしかありません。
医局を抜けた開業医の先生が、悪い噂を流されるなどの営業妨害を受け、自殺したケースもあります」
X(旧Twitter)で医師の転職活動について発信する麻酔科専攻医は、
医師の労働環境がブラックになる理由について「保険点数の少なさ」を挙げる。
「それぞれの医療行為には点数が決められており、1点の金額は医師のキャリアにかかわらず一律です。
そのため、収益を上げるためにはとにかく速く数をこなすしかありません。
こうした制度の抜本的改革がない限り、勤務形態は変わらないと思います」
誰かの命を救う医師の仕事は何よりも尊いが、自らの命より大事なものはない。
24年4月から適用される「医師の働き方改革」。これにより、医師の労働環境は改善されるのか。院長は
「制度だけ定めてもうまくいかないと思います。なにより変えなければならないのは、現場の空気感」と話す。
「医師の世界は特殊で、激務で薄給でも人の命を救いたいという使命感からくる自己犠牲の文化があり、
患者がいる限り働くのは当たり前。自ら進んでセルフブラックを行う医師も多く、
そもそも『自己研鑽』は残業だという意識すら薄い。それが現場における常識だからです。
傍から見れば、こうした労働環境が原因で過労自殺が起こっていることは明らかなのに、
中にいるとそんな当然のことにすら気づかなくなっていきます。だからこそ根の深い問題なのです」
「医師の働き方改革はむしろ逆効果になるかもしれない」と危惧する。
「時間外労働を改善するには出勤を完全当番制にするなどが考えられますが、
医師側がまずそれをしたがらない。直接、患者の顔を見たいという理由もありますが、
研修医などはそもそも薄給なので、
他院での当直バイトが制限されるとお金がなくて生きていけなくなるからです。
給料を固定するなどの抜本的な対策がなければ、結局はサービス残業が増えるだけでしょう」
さらなる改革が求められる。
0050情報発信元:七七四通信社
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2023/09/16(土) 15:10:06.71ID:m4MR0MDc
わが家にやってくる子どもたちは心に大きな痛手を抱えてきます。その痛手を癒し、
元気を取り戻すために必要なのが、食事と睡眠、そしてにぎやかな会話という「何げない毎日の暮らし」
です。子どもたちはわが家の門をくぐる以前、親子団らんという当たり前の生活をうばわれてきたからです。
心に深い傷を持った子どもの場合、専門家と手を取り合い、特別な治療と教育が必要となります。
子どもたちに家族として寄り添い、養育を通じて自立を促し、社会に送り出す。
本来守ってくれるはずの親から受けた過酷な経験が原因で、深刻な心の傷を負った子どもたち。
しかし、たとえどんなにひどい親であっても、子どもは親を切ないほど慕い、
見捨てられることを悲しいほど恐れます。当時15歳がわが家にやってきた当初、
食事やおやつを十分に食べたにもかかわらず、すぐに菓子類を持ち出しては、部屋に隠しました。
虐待された子ども特有の行動です。タンスの引き出しにアイスクリームやポテトチップスを隠すので、
そのたびに衣類を洗濯しなければなりませんでした。叱ると、意識が遠のく様子が見えました。
つらい場面に直面すると、心のスイッチを切る解離性障害の可能性を感じました。
やがて「気がついたら知らないところに立っていた」と迎えを求めたり、包丁を持ってジッと眺めていたり、
「目が見えない」と訴え、突然歩けなくなったり、野獣のようになったり、
さまざまな症状を見せはじめました。大学病院に入院させ両親に連絡をとりました。
「明日にでもさっそく行きます」「ご両親が見舞いに来るそうだよ」そう告げると、顔はパッと輝き、
かつてないほどの笑顔を見せました。しかし、残念ながら約束は守られませんでした。
それがわかったとき、半狂乱になり、息を止め、医師をあわてさせました。
病室では荒れるも、夫婦が姿を見せると不思議と落ち着くと看護師が語ってくれました。
青く晴れわたった夏の空に秋の気配が漂いはじめ、やがて季節はめぐり、
道行く人々がコートの襟を立てて歩きはじめたころ、主治医に呼ばれました。
「引き取る意思はありますか」「もちろん、引き取ります」医師の顔に安堵が浮かびました。
「そうですか。医学的にはこれ以上処置することはありません。家庭が何より必要です」
3年の歳月が過ぎ、成人式を迎えました。背広をそろえ、小遣いを持たせ、
見送りに出ると、遠慮がちに聞いてきました。「お母さんにあいさつに行っていいですか」
駅前で会っても無視をするような母親への思慕。「行ってこい」笑顔で見送りました。しかしその夜、
憔悴して帰宅しました。母親は「眠たい」と言って、玄関口にも出てくれなかったそうです。
「つらかったなぁ」そう声をかけたものの、うつむいたままでした。冷たい北風が一晩中、
窓を揺らしていました。成人式から8か月後、突然姿を消しました。年が変わっても連絡がありません。
親代わりになろうと重ねた努力、親になったという確信が崩れ、
夫婦の会話も失意に途絶えがちになりました。寄り添い支えた日々を思い起こし、切れかかった、
かすかな絆を信じて待ち続けました。そして2年目の夏、一通の手紙が届きました。「玄関まで来たけれど、
チャイムを鳴らせなかった」読みながら、胸が熱くなりました。すぐに連絡をとりました。「帰ってきなさい、
わが家だろう」ほかの子どもたちへのたくさんのお土産を抱え、1年3か月ぶりにわが家に帰ってきました。
一般に、「虐待」という言葉から連想するのは、殴ったり蹴ったりといった暴力行為ではないでしょうか。
しかし虐待とは、暴力行為だけではなく、子どもが「心身の安全感」
を感じることができない状態に置かれることを指すのです。また、自分自身の感情やニーズに対して、
親から適切に応答してもらえず、自己肯定感と自立性の感覚を育むことができない状態も広義の虐待です。
たとえば、親が果たせなかった夢を子どもに託すことは、子どもが親の自己愛の充足の手段にすぎないということです。
親のコミュニケーション能力の欠如や激しい家族内葛藤によって、
子どもが自然な感情を表すことができない状態も、子どもの健やかな発達を阻害する要因となります。
子どもには「あるがままの自分を受け止め、認めてほしい」という親に対する根源的な承認欲求があります。
たとえどんなにひどい親であろうとも、子どもは親の要求に応えようとがんばるのです。
子どもは親を切ないほど慕い、悲しいほど親を求めています。親の存在を忘れたかのように振る舞う子どもの内面に、ヒリヒリするほど熱い親への思慕がある
0052情報発信元:七七四通信社
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2023/09/18(月) 03:19:47.01ID:S+gb1GKz
何で知らない人にこんなこと言われなきゃいけないのかなとは思いましたね。そんな「共感されない」
経験を持つ先生にこそ期待される役割を、今まさに全うされているのかなと思うのですが。
精神科医療のあり方を自分が変えようという気負いはないのですが、
これまでのあり方がどんどん変わっていくだろうなという予感は私のなかにあります。
たとえばこれまでは、疾患別のアプローチが主流でしたが、患者さんにとっては「◯◯という疾患ですので、
こういう治療をします」という話はどこか遠い話で、身近には感じられません。疾患別ではなく、
社会問題別にアプローチしていくことが必要なのではないかと思います。社会問題とは、引きこもり、DV、
パワハラなどさまざまありますが、実はこの背景に、精神疾患が複合的に存在しているケースは多いのです。
そういうアプローチをしないと、患者さんが自分のこととして捉えるのは難しいかもしれません。
精神疾患にかかった患者さんがより広い視野で自分の状況を捉えたり、
あるいは状況を改善させていくためには、どんな手助けが必要だと感じますか
まず前提として、医師による精神医療の知識と治療は欠かせません。ただ、私が感じるのは、
患者さんのなかには医師が補助線を引くだけで自ら改善させていける人がたくさんいるのではないかということです。
現在の精神科医療は医師と患者さんがFace to Faceで治療を進めていくことを前提としていますが、
患者さん自らが学ぶ空間を作ることには一定の意味があるのではないかと思っています。
自ら学ぶ方法は動画配信でもいいと思いますし、オンライン/
オフライン問わず患者会などを組織することによっても効果は得られるでしょう。
場合によっては、医師が学問的な根拠を示しながら話すことよりも、
少し前にその段階を克服した患者さんの体験談のほうが効果的な場合さえあります。
それはたとえば、スポーツにおいてプロ選手のプレーをみてもわからなかったのに、
少し上の学年の先輩のプレーがヒントになり得ることと似ています。
オンライン技術の発達によって、具合の悪い人でも現地に行かずに繋がることができたり、
その場で見なくてもあとで資料を確認することができます。
まだ使われていない新しい技術を駆使することで、
コストパフォーマンスを上げる余地はまだあると思います。実際に先生は患者会を組織されていますよね。
患者会のメリットは、患者さん同士の集合知があるということです。
臨床現場で遭遇する精神疾患と社会問題が表裏一体であることはすでにお話しましたが、
社会問題を解決するためには多面的なアプローチが必要です。
医学分野の知識だけではなく、法律だったり社会福祉だったりさまざまな知識を要するため、
患者さんの経験を交換し合うことが大切になります。また、そこで得た知見を、
実際の社会政策に反映できるように声をあげることも重要だと思います。
今私が改善したほうがいいなと考えているのは、医療と福祉の連携です。
鬱病で休職した人が復職するためのトレーニングを行う場所や、
退職したあとの就労移行支援の連携ももう少し効率良くできるのではないかと感じますし、
東京都では助成金で受けられるカウンセリングの上限回数が少ないので治療が奏効しにくいなどの問題もあります。
日本は資源が少なく福祉国家にはなり得ないので、現在ある社会資源を効率的に運用していくことで、
病を抱える人たちに寄り添っていくことができるのではないかと思います。
精神疾患を抱えている患者さん、あるいはそれを取り巻く環境について、思うことがあれば教えてください。
当たり前ですが、患者さんは自分の状況を俯瞰できません。多くの場合、
自分の努力不足でこのような状況に陥っていると思いこんでいます。
しかし、実際には精神疾患の発症は遺伝子と環境ストレスによって引き起こされます。
従って、自分ではどうしようもない因子によって苦境に立たされているのです。
ところが、社会の風潮はそれを許しません。自由競争社会においては、
まず「みんな同じスタートライン」という建前から始まります。持っている遺伝子も生まれた環境も、
どれも一つとして同じものはないのに、そこは無視されて、自己責任論だけが強調されます。
だから患者さん本人も「自分が悪い」という自責に落ち着いてしまうのです。
私は、少なくとも本当のことを知る機会だけはなるべく平等に得られるようになればいいなと考えています。
そして、精神科医個人の“優しさ”や“情熱”だけに頼るのではなく、
社会政策を始めとする“仕組み”によって改善していくのが健全なのではないかとも考えています。
0053情報発信元:七七四通信社
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2023/09/19(火) 18:06:33.73ID:+OGdfQwT
言葉の端々に小さな嘘や違和感を感じる人がいます。こういう小さな嘘をつく人は、
平気で大きな嘘をつける人です。「これぐらいはいいだろう」みたいに、
自分へのチェックが甘い人なんですよね。自分にとって都合の悪いことをねじ曲げたいという欲があって、
だいたいは、そのために小さな嘘をつくわけです。「これぐらいはいいだろう」という自分勝手な基準で、
自分の都合の悪さを隠すために事実を微妙に捻じ曲げたり、誇張したりするのです。
事実は相手が判断することであって、自分の都合で決めることじゃないのですが、
その認識の出発点がズレているわけです。そういう小さな嘘をつく人は、
まったく信用できないと思っていいでしょう。大きな嘘も平気でつきますし、
大きな嘘ほど必要になってくる人なのですから。少しでも自分に都合をよくしたいという欲望が、
小さな嘘に現れているので、非常にエゴイスティックな人ともいえます。
そして、自分に対してのチェックが甘い人ともいえるのです。これに対して誠実な人というのは、
小さな言葉の使い方でよくわかります。小さな嘘を入れないようにするからです。
その結果、いろんな負の可能性についても言及して説明が丁寧だったり、
もしかすると自分にとって不利になることであっても、
きちんと伝えなくてはいけないという意思が働いたりします。
それは自分に対してのチェックが厳しいからです。誠実な人は、小さな嘘をつくことがないので、
結果として言葉と現実との差が少ないです。「神は細部に宿る」といいますが、普段の言動で
「なんかちょっと違うぞ」「いつもそんなこと言ってるけど、なんか違和感がある」という人は、
その時点でその人の存在を頭の中から排除していいくらいです。そういう利己的な人は、
自分の利益最優先で、大きなところで裏切ってきますからね。とはいえ、残念ながら、
人間というのは悲しいもので、小さな嘘をつかないと思ってた人でも、なにかの弾みで魔がさすというか、
大きな嘘をつくこともあり得ます。そういうこともあり得るのですが、小さな嘘をつく人は、
はなから土俵にも上がってないということ。その点は、きちんと押さえておきましょう。
そして、自分自身は小さな嘘をつかないようにしましょう。小さな嘘をつかない人は信用されるので、
同じように嘘をつかない人が周りに集まってきます。これを「誠実さんの連鎖」と呼んでいますが、
「誠実さ」というのは、いろんな意味で武器になるんですよね。住む世界が違ってくるくらいに。
相手に誠実であろうという人たちが集まってくるなかで、自分も誠実でいるっていうのは、
やることが違ってくるし、世の中の見え方が全然違ってくるんです。
小さな嘘はつかない。そして、小さな嘘は見逃さない。これを心がけましょう。
0054情報発信元:七七四通信社
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2023/09/20(水) 21:35:07.14ID:HLX5Ammn
自分から笑顔で話しかける。相手の表情をよく見ながら、迷惑がられない程度に、
笑顔で話しかけるようにしましょう。ここでは、迷惑がられない程度というのが重要です。
どうぞ、心を開くのが苦手な人がいるということも忘れないようにしてください。
相手がして欲しがっていることをしてあげる。相手の気持ちを汲み取りながら、
相手がして欲しがっていることをしてあげるようにしましょう。そうすれば、相手は安心して、
あなたに心を開くようになるでしょう。互いの共通点を見つける。心を閉ざし気味の人でも、
自分といくつも共通点がある人に対しては親しみを感じやすいものです。
出身地とか趣味とか、共通の話題を見つけて積極的にコミュニケーションをとっていきましょう。
話をよく聴く。相手が話し始めたら、積極的に話を聴くことです。
心を閉ざし気味の人でも自分に暖かい関心を示してくれる人には、心を開いてくれるものです。
よって、相手が話し始めたら、しっかり頷き、しっかり相槌を打って、話を聴いてあげましょう。
自分のことも話す。人は、心を開く人に対しては、自分も心を開くものです。
よって、まずは自分から心開いて、自分のことも話すようにしましょう。
そうすれば相手もきっと心を開いて話をしてくれる筈です。否定的しない。相手の話を否定しないことです。
相手が自分と違う意見を言ったとしても、「あなたはそう思うんだね」という程度にとどめ、
相手の言ったことを否定しないようにしましょう。質問する。相手が答えやすいことを質問してみましょう。
「休日は何をしているのですか?」でも構いません。相手が答えやすいことを質問してみましょう。
心を閉ざし気味の人でも、自分に興味を持ってくれる人には、心を開いてくれるものです。
話を掘り下げる。先ほどの続きです。相手が質問に答えてくれたら「ふーん」で終ってしまってはダメです。
暖かい興味と関心を持って、さらに質問を重ね、話を掘り下げていきましょう。そうすれば、
どんどん話が深まっていき、互いの心の距離が縮まります。相手をコントロールしようとしない。
相手の心を開かせて、自分の思い通りに相手を動かそうとしないことです。そんなことをすると、
警戒心の強い人には、アッと言う間に自分の策略を見透かされてしまいます。どうぞ、
相手を利用するために、相手の心を開かせるような真似はしないようにして下さい。お互いに心を開き、
お互いに心通い合わせるということは、非常に楽しいことです。人間が持つ根源的な「愛と所属欲求」
が満たされるってものです。どうぞ自分も心開いて、相手の心も開かせて、仲睦まじく、充実した人生をお送りください。
0055情報発信元:七七四通信社
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2023/09/21(木) 22:19:11.36ID:/kg35RAC
父は内科の勤務医でしたが、3歳の時に、夜だけ開業医として診療を始めました。
母が経理と受付を手伝っていたので、母親に連れられて、
診療所の待合室で患者さんに体温計を持って行ったりして手伝っていたのを覚えています。
医師である父の仕事を小さい頃から見ていたので、小学校2年生の時には母親に
「医者になりたい」と話していたそうです。最初は父親と同じ内科を考えていましたが、学生時代、
遺伝学の授業で抗がん剤についての講義を受けた時に、その毒性を知ってショックを受けました。
今から30年近く前は、多くの医師が今ほど抗がん剤を使いこなせていなかったこともあり、
明らかに抗がん剤の使用で患者さんが弱り、そのまま亡くなっていく姿を実習で目の当たりにしたのです。
抗がん剤はがん細胞を死滅させるための強い薬なので、当然ながら毒性があることは分かっていましたが、
患者さんから「薬を飲むとおなかの底にあった力がなくなり、ふ抜けになっていく」と言われた時に、
自分は抗がん剤を扱うのは無理だと思いました。
標準治療である抗がん剤治療や放射線治療はある程度の効果があることは頭で分かっていても、
それを使った治療への疑問が拭えませんでした。何よりも興味があったのは救急医療でした。
けれども5年生の病院実習で、くも膜下出血の手術を見学した時、
クリッピング手術の手技にくぎ付けとなり、「やってみたい」と思ったのです。
脳神経外科医の仕事のハードさや、当時この分野を選ぶ女性医師が少ないことは分かっていましたが、
「一度限りの人生なのだから挑戦してみたい」と決意を固め、迷わず脳神経外科を選びました。
ところがその後、6年生で卒業試験や国家試験の準備に臨んでいるあたりから、
自分の精神状態に異変が起こり始めました。一日中、過緊張状態が続き、
勉強しても本を読んでもまったく頭に入ってこないのです。考えようとしても思考が停止し、
深く考えられなくなっていました。何とか試験をパスして医師免許は取得したものの、
希望していた脳神経外科に入局した時は最悪のコンディションでした。
自分はメンタルが強い方だと思っていたので、まさかこんなことになるとは思ってもみませんでした。
この状況を切り抜けるためには「習うより慣れるしかない」と思い、ひたすら手技の経験を積みました。
脳卒中の手術自体には興味があり、やりがいがあったのですが、
手技が自分の中にすんなり入ってこないのがはっきり分かりました。
「このまま脳神経外科医を続けてもいいのだろうか」と迷い葛藤しながらも、肉体的に忙しい日々の中で、
答えを出せる余裕もありませんでした。医師になって5年ほどたった頃から、
風邪を引くとせきが長引くようになりました。最初は1週間で治まったせきが1カ月となり、
さらに2カ月に延びるなど、次第にひどくなりました。呼吸器の専門医からは「せきぜんそく」
という診断を受け、ステロイドが処方されましたが、一向に良くなりませんでした。
発症から10年以上過ぎた時には一晩中、せきが出るようになり、
ステロイドも気管支拡張剤もまったく効かなくなりました。せきが止まらず一睡もできない日が続き、
肉体的にも精神的にも追い詰められ、病院勤務の継続が困難な状態となったため、
休職を余儀なくされました。1年間の休職で仕事のストレスから解放されたはずなのに、
一向に快方に向かわず、病院で処方されるステロイドの量がどんどん増えていきました。
「このままでは体がステロイド漬けになってしまうのではないか」という恐怖すら覚えました。
「西洋医学では治せない」と悟り、他のアプローチとして思いついたのが中医学でした。
病気の部分だけを対症的に治療する西洋医学とは違い、中医学は環境や食事、全身をみる医学です。
体内のバランスを取ることで病気を治します。もちろん病原体の排除も行います。例えば、
風邪を引いたときには風邪の邪気を払うツボにはりを刺し、発熱状態に加え、汗を出させて治します。
膿瘍(のうよう)であれば、火に焼いたはりを刺して感染原因となる体液を排出します。
高血圧は、西洋医学では薬で血圧を下げますが、
中医学や伝統医療は血圧上昇の原因に合わせて体内のバランスを取ることで血圧を下げます。
同じ症状でも人によって治療法が違うのです。中医学を系統的に学ぶため、
退職して3年間鍼灸学校に通い、鍼灸師の資格を取得しました。残念ながら、
せきははりやきゅうでもあまり改善しませんでしたが、東洋医学の奥深さを知り、
治療の幅が一気に広がりました。その後もホリスティック(全体的・包括的)な治療を模索する中で、
統合医療を通じて「分子栄養学」を知りました。
0056情報発信元:七七四通信社
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2023/09/22(金) 20:10:50.52ID:v7r1NSQf
医療費は日本に比べて驚くほど高額で、中でもニューヨークの医療費の高さは世界の中でも上位に入るほど。
健康保険(こちらも高額)や、短期滞在者であれば海外旅行保険に入っていなければ大きな痛手となるだろう。
まず一般の初診料は150〜300ドル(約2万2000円〜4万3000円)ほどがかかる。
手術となるとさらに恐ろしいほどの金額になる。どのような病状で入院が何日間必要かによって異なるが、
まず入院費用は平均期間4.6日で平均で大体1万3000ドル(約190万円)前後と言われる。
手術費用は天井知らずに跳ね上がり、もっとも一般的な手術で10万ドル(約1500万円)
を超えるケースもある。アメリカで出産してもたった数日で退院するのは、そのような理由から。
日本は救急車の利用が無料だが、アメリカではこちらも高額だ。今年はさらに値上がりし、
現在の全米平均は940ドル(約13万7000円)から、またニューヨークでは1400ドル(約20万円)
近くという情報がある。よって人々は滅多に救急車を利用することはない(余談だが昔、
アナフィラキシーショックで瀕死の状態に陥った同居人から助けを求められたことがある。
その時もがき苦しみながら「救急車を絶対に呼ばないで」と念押しされたことがある)。
話が少しずれるが、訴訟大国アメリカでは賠償額も高額だ。
客として来店したファストフードのチキンナゲットやカフェチェーンのコーヒーが熱すぎて
「火傷した」や、店内のゴミに足が引っかかり「滑って怪我した」などで訴訟問題に発展することがある。
最近も高額の賠償命令が下された訴訟が話題となった。大手ファストフード、
バーガーキングのフロリダ州にあるフランチャイズ加盟店で、男性客が床にあった異物によって転び、
腰を怪我した。手術が必要になったとして、2021年1月に店を訴え、店側は最終的に768万ドル
(約11億円)近くという巨額の支払いを命じられた。このような話はアメリカでは珍しいことではない。
これほど高額の賠償額になる理由の一つは、弁護士費用が高いというのももちろんだが、
そもそも医療費が高額だからだ。健康保険も高額だからこの国には無保険者も多い。
また健康保険に入っていても内容はさまざまで、保険の内容が良ければ話は別だが、
内容がそれほど良くなければ一般的にこちらの人は滅多に医者にかからない。
日本では風邪で医者にかかる人が多いが、アメリカの人は風邪くらいで医者にかからない。
風邪を引いたらドラッグストアの風邪薬(日本の市販薬より強い)を飲んで、仕事を休んで静養する。
2020年3月に州内で初のコロナ陽性者が確認された時も、
その患者は医者にかかるのではなく自宅での隔離を命じられた。
以前CNN局の看板キャスターをしていたクリス・クオモ氏も、在職中にコロナにかかり、
自宅隔離しながらリモートで仕事をしていた。このような事例からもわかるように、感染拡大期でも、
人々は重症患者でない限りは医者に診てもらうことなく自宅で療養し、パンデミックを乗り越えた。
もう一点、異なる医療事情がある。アメリカは州によって医療制度を含む社会保障や公共の福祉が異なる。
例えばニューヨーク州に住む低所得者は、条件が当てはまれば無料で医療を受けられることがある。
その一見恵まれた福祉により、社会には弊害もつきまとう。例えば昼間仕事をせず時間を持て余す人は、
病気でもないのに病院に行ったりする。暇を潰すためだ。随分前になるが、
食あたりになり、救急病院の世話になったことがある。何とか救急車を使わず、
這うような気持ちで自力で救急外来に向かった。当然だが救急外来ではトリアージ
(患者の重症度の精査)があり、順番は相当後回しとなった。腹が立ったのはそれが理由ではない。
冷や汗をかきながら苦しい思いで待合室で順番を待っている間、
タダで医療制度の恩恵にあやかっている人が立ったまま、テレビを楽しそうに観ていたのだ。
結局、診療まで4時間待たされた。症状は待っている間に少し改善し、
医者にやっと会えた時は白湯を出されて診察終了と相成った。
そんなさまざまな事情により、アメリカ人同様に滅多に医者にかからなくなった。
久しぶりに訪れた病院では、看護師が血圧や体重を測り問診をしてくれた。
その後に医者が体の気になることをコンサルテーションしてくれたのだが、
医者は質問したり触診したりしながらも怪訝そうな顔をしている。いろいろ言っていたが話をまとめると、
医者は私が訴える不具合の「原因」を断定できないと言う。どうも「病気ではない」ということらしい。それでも食い下がると「じゃ血液検査をしましょう
0057情報発信元:七七四通信社
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2023/09/24(日) 19:06:44.82ID:fL/JgV6a
県感染症情報(9月4日―17日)
結核6例。
梅毒3例(20代男性、30代男性、40代男性)。
過去分として
梅毒1例。
県感染症情報(9月11日―17日)
新型コロナウイルス感染症1001例。
0058情報発信元:七七四通信社
垢版 |
2023/09/25(月) 20:28:36.90ID:GkpWldUq
皮膚のすぐ下にあるのは針を刺すための医療器具。この点滴が日課です。
「これは24時間ですね。1本を24時間なので。1日1本1500ミリリットルです」
40代の女性。看護師ですが今は休職中です。「これ(点滴)があれば、ある程度動けるんですけど、
これがないと力不足すぎて寝たきりみたいな感じになりますね」体重は30キロ台です。
この生活になったのは2021年の5月、ワクチンを打った後からです。脚にはいくつもの小さなあざが。
「打った2日後くらいにお風呂に入っていた時に、体中にすごく大きな15センチ位のアザができた。
紫斑みたいな赤紫のアザが、打った記憶もないのにいくつか出来ていて」
免疫の異常で血小板が減る難病「特発性血小板減少性紫斑病」。
10年ほど前に症状は治まっていましたが、「再発」したのです。
「血小板が2万5000とかしかなくて、ここでは対応できないからすぐ大きな病院に行ってくださいと。
(正常値は)14万から40万ぐらい。寛解状態になって落ち着いていたのにワクチンを打った数日後に
今まで見たことないぐらいの値まで下がったので、やっぱりワクチンとしか思えない」
50代の男性。 2021年8月のワクチン接種後、2か月もの間意識不明に。「全く記憶がないんです。
9月頭に高熱が出て、記憶はないけど病院に行ったらしいんです。触ると一応、脚はあるんですよ。
でも全く感覚はないし太ももから下がないような感じです。切断されたような感じ」
意識が戻ると腰から下が動かなくなっていました。
診断は「急性散在性脳脊髄炎」。免疫の異常で脊髄など神経が傷つけられる病気で、
以前からワクチンの副反応で起きることが知られていました。8か月間のリハビリでも、
脚の感覚は戻りませんでした。自宅にスロープも作りましたが、まだ上るのがやっとです。
「本当に腕しか使えない。 腹筋も背筋もきかないし」「彼専用のトイレ。
横からの乗り移りじゃないと無理だということで、 元々は和室の押し入れだったんですけど
ベットも主人が乗り移りやすいように高さが変えられるようにした」リフォーム費用は約500万円。
そこに、医療費の負担も重なります。「(今までかかった医療費は)280万円くらいですね。
高額医療の申請をしてですよ」医師からは、“治らない”という宣告を受けました。
国は接種後に健康被害が起きた場合、医療費を支給する救済制度を設けています。
しかし、申請にはカルテなど多くの書類が必要で、それを集めるのにも多額の費用がかかります。
男性も申請は行いましたが、認められていません。診断書には「ワクチンの接種により、引き起こされた」
という指摘が。「思い出したくないが、帰ってこないかと明日会えるかどうかもわからない。
治るんだったらいい。1500万円かかっても2000万円かかっても。治らないんです。そこが悔しい」
「はっきり言って私自身のせいではないので、生涯保障してもらわないと困る。僕はまだ生きている。
生活しないといけない。そうなるとお金が必要なんですよ」
ヒト以外の遺伝情報を体内に入れる世界初のメッセンジャーRNAワクチン。発症予防効果は、
劇的なものでした。しかし、接種が進むと体の不調を訴える人が出てきたのです。
女性は、免疫の異常で筋力の低下などを引き起こす「ギラン・バレー症候群」を発症。
ワクチン接種の2週間後でした。「体の中からさびていくような痺れなのか、
ギギギと足が出せなくなってくる感じ」歩くだけでなく、手も自由に動かせません。
体調不良を訴える人は他にもいます。「いま一番辛い症状は」「動悸と息苦しさと胸の痛みと時々頭痛」
50代の女性は、胸の痛みや記憶障害に苦しんでいます。医師にも原因が分からず、
手探りで治療する状況が続いていました。「新型コロナワクチン副反応の正しい治療法はありません。
患者さんと相談しながら、症状に応じて合う薬を出すという形になる。残念ながら対処療法しかない。
本当に手探り状態」他にも起きていられないほどのけん怠感、舌一面を覆う白いカビ。そして脱毛など、
様々な症状が。国に挙げられた副反応の報告書には、消化器や皮膚、
神経や循環器など全身にわたるたくさんの健康被害が示されています。同時にそこには「評価不能」
という文字が。ワクチンとの関連は分からないとされました。総接種回数は1年で2億回に。一方、
健康被害の報告は2万件に達していました。毎日の点滴は、今も欠かせません。
ワクチン接種後に血小板が減る難病が再発した看護師の女性。針を刺す場所は、
首元に埋め込む医療器具から腕に代わっていました。
0059情報発信元:七七四通信社
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2023/09/26(火) 19:59:41.73ID:SveUsuHH
「ここ(胸元)に機械が入っていたんですが感染してしまって、
40度を超える熱が出てしまってとらないといけなくなってでも、これも1か月ちょっとで詰まってしまった」
腕からの点滴は詰まりやすいため、もう一度首元に医療器具を埋め込むよう頼んでいますが、
医師はワクチンの後遺症を否定し、摂食障害という「心の病」
だと認めなければ手術はしないとしています。「摂食障害ではないのに、
摂食障害だと言われるのが本当に嫌。それをなかなか理解してもらえない」
「ワクチン後遺症という病名がない限り、ワクチン後遺症として治療してもらえない。
打ったことでそうなっているわけだから、きっとそうだろうなと思いながらも、
国が言わない限りそうではないので、すごくつらいだろうなと」
「患者同士結集して認めてもらうために戦う」「パパもすごくさみしがり屋の人だったので、
さみしくないようにと思ってここに写真を」2021年10月に夫(当時36歳)
がワクチン接種から3日後に死亡しました。基礎疾患など健康に問題はありませんでした。
「長男が2階の寝室に起こしに行ったら『パパが大きい声で起こしているのに起きない』と聞いて、
その時にいやな予感がして2歳の娘を抱っこして走って階段をのぼっていったら顔色が違っていて。
やばいと思って、『パパ』と言ったけど起きなくて、そのまま救急車を呼んだ」死因は、
血液の流れが急激に低下した急性循環不全。 診断書には「ワクチンの副反応の可能性は否定できない」
という言葉が。 しかし、国の結論は「評価不能」でした。「絶対ワクチン以外考えられないわけですよ。
『否定できない』と書かれているが、それ以外に何があるのと。でも結局、
解剖してもワクチンが原因と分からないから何もできない」誕生を心待ちにしていた、
次女の顔を見ることはありませんでした。今は子ども4人のシングルマザーです。「大変です。
片手で抱っこしながら、色々こなして」少し頼りになってきたのが、小学4年生の長男。
「僕も一緒に手伝う。僕もいろんなパパのこととか喋る。ママと一緒にいろんな所に行って伝えたい」
「この子も私と同様にパパを亡くして悲しかったり悔しいという思い、怒りだったり同じ思いだと思うので、
支えられながら支えていきながら一緒に頑張っていきたい」揃うことがなかった家族6人。
絵の中には、生まれた次女を抱いているが。その後、結成された遺族会に加わり、
原因究明や遺族の救済を訴える活動も。ワクチンをきっかけに、大きく人生は変わりました。
「薬飲んだ時に何か起こったら、まず薬のせいと考える。これは医学の鉄則」
医療の安全性を研究している京都大学名誉教授、 福島雅典医師。
「ワクチンを打ってその日に死んでしまう人と次の日に死んでしまう人が、一番多い。
それから3日4日5日と」ワクチンの接種日から数日以内に死亡するケースが特に多いことを指摘。
死亡との因果関係を国は徹底調査すべきだと話します。「安全性・有効性が確立していない段階で
「特例承認」で見切り発車したわけですよ。全例調査をした上で、救済措置をとらないといけない。
法律があるんだから、ちゃんと国は法律を守りなさい」その年の夏には、総接種回数は3億回に達しました。
接種後の死亡事例は報告された分だけで約1700件。そのほぼ全てが「評価不能」の結論でした。
国策で接種を進める新型コロナワクチンが「新たな薬害とならないか」そんな心配が。
超党派の国会議員連盟が開いたワクチンに関する厚生労働省との勉強会です。
そこには、夫が接種後に死亡した姿も。接種後の死亡事例は1800件に増えました。
報告書には、判定のほぼ全てに「評価不能」を表す記号が並んでいます。
因果関係は分からないという結論です。国は、ワクチンの被害を見過ごしていないか。
「私たちは国を信用して打ちました。助かると思って。
それが大事な大事な夫の命をとられた。『ワクチンとの因果関係がない』
と言われて納得できると思いますか自分の身内だったらどうします」
「あなた方が安全だとおっしゃっていたワクチンを打って、夫は亡くなった。
亡くなってから1年経つが、未だに因果関係は不明とされています。言い訳というか、
亡くなっている人たちと正面から向き合っていないですよね」遺族側から
「ワクチン接種をこのまま続けるのか」と質問が出ると。「オミクロンのタイプの5回目接種についても、
現行では変更する必要がないという評価なので、私どもといたしましては、
引き続き5回目接種を続けさせていただく」「中止して安全性を確認してからということはできないんですか
0060情報発信元:七七四通信社
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2023/09/27(水) 19:15:52.23ID:mJjWBUFJ
「あー、これは脳性麻痺ね」軽いトーンで、院長先生は私たち3人に伝えた。
こういうセリフってもっと重く神妙な雰囲気で伝えられるんじゃないのかしら。
ドラマなんかから想定していたテンションとは全くかけ離れた先生の言いぶりが、
さらに現実味を薄くした。「脳性麻痺、ですか」思わず言われたそれをオウム返しした。誰のことを、
何のことを言っているのかわからなかった。「そう、脳性麻痺。運動機能障害とも言うね」
「運動機能障害」よくわからない。「だから何だというのだ」と思った。私に念を押すように先生は続けた。
「お母さん、どうしてもっと早くに連れてこなかったのこの子は1日も早くリハビリしたほうがいいんだよ。
お母さん、あなた今まで何をやっていたの」夫と生後9か月とで訪れたリハビリ施設で、
いともあっさり障害を診断された。このまま何もしなければ、歩くことだけでなく、
食事も移動も排泄もどうやら1人では困難なようだ。初めての育児はわからないことだらけだった。
それでも、自分なりに精一杯やってきたつもりだった。「母親になる」そう頭ではわかっていたけれど、
実際のそれとは次元が違う。生まれてからの9か月、楽しむ余裕なんて一切なくて、
むしろ大変なことのほうが多かった。出会うまでは、子どもが生まれたら誰だって母親になるし、
父親になるものだと思っていた。でも違う。子どもが生まれただけでは、親にはなれなかった。
社会的には母親であり、父親なのだけど、中身はまったく追いついていない。例えば、小学生から中学生、
中学生から高校生、高校生から大学生や社会人になるとき。自分がそうなった、というよりも、
自分は昨日までと何も変わっていないのだけど、環境や社会がそれを求めることで、
はじめは戸惑いながらも、次第にそうなっていった。そんな経験はないだろうか。親になるとは、
まさにそんな感じに近い。親は、子どもの成長と同じように、だんだんと親になってゆくのだ。だから、
はじめから完璧な親なんていない。はじめから子育てなんてうまくできなくて当たり前。今ならわかる。
でも、親になって1年も経たないころの私は、できもしないくせに、「完璧な親にならなければ」なんて、
とにかく焦りまくっていた。今思えば「ほほえましい」で片づけてしまいそうになるのだが、
本人は必死なのである。「ほんまにこれでええんかなあ」ミルクの量にタイミング、
おむつ替えに爪切り。お風呂の入れ方に洗い方。特に泣き出されたときの対処などなど、
自分の判断が合っているのか常に不安で仕方がない。正解を求めようとネットや育児書、
親なんかに判断を仰いでも、人によって話すことは違う。自分の親に至っては自分から相談したくせに、
「なぜかイライラ」してしまう始末。もはや自分が手に負えない。親業とはまさに自問自答、
毎日がちょっとしたパニックの連続なのだ。とはいえ、19歳で母親になった私も、
わからないなりに親になろうと頑張っていたほうだと思う。でもどこかで、いつも不安があった。
不安の出どころの1つは母子手帳だ。母子手帳には月齢ごとの赤ちゃんの成長目安が書いてあるのだが、
亮さんは生後2か月ごろから当てはまらなくなっていき、3か月で何1つ当てはまらなくなった。
数か月ごとに受ける健診も、はじめこそ成長を楽しみに参加していたが、
次第に、「えもうそんなことできんの」「うそやろ、なんかしゃべってるやん」
他の子との成長の違いを目の当たりにして、もう行きたくないと夫に泣きつくのだ。
「先生、やっぱり成長、かなり遅くないですか」出産した病院での定期健診や、
ことあるごとにいろんなお医者さんに尋ねた。でも、「早産による修正月齢が入っているからねえ。
発達は多少遅くても仕方ないんよ」「個人差があるからねえ」「いったん様子を見ましょう」
とかしか言われない。予定よりもずっと早く生まれ、ずっと小さく生まれたのだ。
たしかに他の子との差があっても仕方ないのかもしれないとも思えた。「まあ、そんなものか」
と帰ってくるのだけど、数日経つと「いや、やっぱりおかしいやろ」と悩み出す。しかし最終的には
「でも、お医者さんがそうゆうのだからきっと心配はない」そう言い聞かせてきた、のに。
「何でもっと早くに連れてこなかったのか」ってか。「何をしていたの」ってか。
何の言葉も出てこず、ただ悔しさだけがふつふつとこみ上げてくる。
その後に続いた先生の言葉は私の頭の上のほうをたださらさらと流れていった。
でも、その一方で私はどこかでホッとしたのだ。なぜミルクを飲まないのか、いつまでも首が座らないのか、
1人で遊べないのか、笑わないのか、寝ないのか、泣き続けているのか。
0061情報発信元:七七四通信社
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2023/09/28(木) 20:39:18.46ID:SRsOXlYu
無秩序型の愛情スタイルは、子供時代に何かしらの虐待を受けたことがある人によく見られます。
例えば、壮絶な苦しみの中にいるときに手を差し伸べられることなく放置されたり、
養育者に精神的、もしくは肉体的暴力を振るわれたり、脅迫されたり、
いい子でいないと罰せられたりといった経験が該当します。
このカテゴリーにおける養育者は、子供に対して愛情を向けるどころか苛立ちを向けます。
子供は、養育者に捨てられるかもしれないと察し、自分がいらない子であるかのように感じます。
子供は、自分の身に起こっていることの理由が理解できないとき、
自動的にすべて自分のせいなのだと思い込みます。不安型の愛着スタイルの根っこにあるのは、
矛盾のある親の行動です。親の行動に矛盾があると、次の瞬間どんな行動をとるのか、
常に予測できない状態が続きます。父親は、父親というより家族全体を仕切る独裁者のような存在でした。
家の中が清潔で静かで、完璧に整頓されていなければ気が済まない人でしたが、
それは健康的でわんぱくな子供がいる普通の家庭では無理な要求でした。
父親は理解できない理由で烈火のごとく怒る人で、いつも、
自分の行動が父親の逆鱗に触れてしまわないかと、びくびくして毎日を過ごしました。
父親の視界に入ることは許されても、声を出すことは許されず、恐怖のどん底にいました。
そばにいるときは、行動が予測できない父親の心理的な暴力から身を守るために、
本当の自分を押し殺すしかありませんでした。今でも、
父親を愛しているのか憎んでいるのかわからないと言います。父親の前では体が強張り、
極端に口数が少なくなります。彼の意思とは関係なく反射的に警戒心が高まり、
薄氷を踏むように慎重になります。過去の記憶をたどっていくと、
なぜ自分が家族の前で、そして後には他人の前でも、不安になったり、
相手に対して2つの相反する気持ちを抱いたりするのかがわかるかもしれません。
家族がいつも態度をころころ変えたり、あなたを傷つけたり怯えさせたりするせいで、
あなたは希望と信頼感の代わりに常に恐怖と混乱と不安を抱えて生きてきたのかもしれません。
回避型の愛着スタイルは、養育者が子供と距離を取り、心を通わせようとしないことが原因で発現します。
通常、このタイプの親は、世話をしないことで子供の自立心と責任感を養っているのだ、
という言い訳をします。確かにそうして育った子供は一見自立心が強いように見えますが、
心の奥底では、誰かが心理的な距離を縮めてくることに強い不安を持つように育った可能性があります。
また、養育者との精神的つながりが薄く、適切な言動を学ぶための
「ミラーリング」の手本となる大人がいなかったせいで、認知能力や言語化能力、
コミュニケーション力、感情を説明する力などが、うまく発達しない可能性があります。
回避型の愛着スタイルの例として、ある2人の話を紹介します。両者とも、
子供の自立を促すためにほとんど世話をしない方針の親に育てられました。
大人になってから、2人はそれぞれ毒のある配偶者と結婚し、離婚しました。
それ以来、2人は10年ほど独り身です。思考や感情がこんがらがってしまい、
自分の考えや気持ちをうまく人に説明することが苦手だと感じています。
今感じている気持ちが正しいのか、間違っているのか、常軌を逸しているのか、それとも普通なのか、
合理的なのかも、頭が混乱して考えがまとまらなくなってしまうのです。2人とも読書家で、
熱心に調べものをする人たちです。自分に何が起こっているのか知るために、
様々な資料を読み漁ってきました。養育者不在の状況下で、十分なミラーリングができなかったために、
彼らは他人の気持ちを察する自信がなく、人を恐れているのです。
他人の気持ちが完全には推し量れないのは、健全な人間関係ではあたり前のことですが、
彼らはそんなリスクに晒されるくらいなら、独りでいるほうがいいと思っています。
これらの不安定な愛着スタイルはいずれも、何らかのトラウマに結びついています。
そのトラウマは、なかなか消えることのない、
人に対する強い不安と不信感を植えつけます。このような心の傷を抱えていると、
今ある人間関係やこれから築こうとする人間関係にも支障が出てしまいます。
崩壊してしまった家庭においては、健全な愛情を与えることも受け取ることもできません。
そして健全な愛情を知らずに育つと、愛情とのつき合い方自体を知らずに大人になってしまいます。
ほとんどの場合、子供のとき欲しくとも手に入らなかった愛情を大人になってからも求め、与えようとします。
0062情報発信元:七七四通信社
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2023/09/29(金) 00:43:16.37ID:Iy4nxAvb
免疫細胞ががん以外の場所でも活性化しすぎることで重症化したり死亡したりするといった重篤な副作用の例も報告されている。
患者自身の免疫細胞の性質に左右される面もあり、まだまだ発展の途上にあると言っていいだろう。
では光免疫療法のメリットとはなんだろうか。まずオバマの言葉を借りれば、光免疫療法は
「がん細胞だけを殺す」ことだ。従来の三大療法はどうしても正常細胞を傷つけてしまう。
どんな天才外科医でもがん細胞だけを摘出するのは不可能だ。
どれだけピンポイントに放射線を当てようと、がん細胞の周囲の正常細胞も傷ついてしまう。
抗がん剤治療は、ざっくり言えば「毒」をもってがんを制する治療法だ。がんだけでなく正常細胞にも
「毒」の影響が出てしまう。がん免疫療法はがん細胞を直接殺すわけではない。
がん細胞を殺す免疫細胞を活性化するものだ。光免疫療法は、近赤外線照射のスイッチを押せば、
がん細胞だけが狙われ、選択的に壊される。次に、これは「がん細胞だけを殺す」ことと同義とも言えるが、
「体への負担が少ない」点がメリットだ。つまり、何度でも治療することができる。医学的には
「低侵襲」という言い方をするが、人体には安全な薬剤を体内に注入し、安全な光を照射し、
がん細胞が選択的に殺せるなら、体への負担はないはずだ。しかも、治療後には正常細胞が残る。
がんがあった場所は元のきれいな状態に戻るに違いない。それに対して、
外科手術を行って切除した臓器や組織が戻ってくることはないし、
切開したところは傷痕として残るかもしれない。放射線治療は当てられる線量が決まっており、
放射線を浴びた通常の組織は元に戻らないことがある。抗がん剤治療の場合、
がん細胞に耐性ができる場合があり、これも投与できる上限が決まっている。最後に、
「汎用性の高さ」だ。「がん細胞の表面には他の正常細胞にはないタンパク質が多数、分布している。
がん細胞を移植されたマウスの体組織内に、このタンパク質とだけ(特異的に)
結合する物質を送り込んでやれば、がん細胞にだけその物質がくっつくことになる」と述べた。この〈物質〉
は免疫学では「抗体」と呼ばれる。後に触れるが、光免疫療法は抗体医薬の原理でがんだけを攻撃する。
この抗体が特異的に結合するタンパク質(免疫学では「抗原」)は、一般には「腫瘍マーカー」
として知られている。がんの種類によって作られるタンパク質が異なるため、
がんの診断の際に利用されている。EGFRというタンパク質は、多くのがんに発現する。
頭頸部がん、皮膚がん、卵巣がん、乳がん、肺がん、胃がん、すい臓がん、胆管がん、大腸がん、
子宮がん、膀胱がんなどだ。HER2(ハーツー)というタンパク質は、乳がんや胃がん、
すい臓がん、胆管がん、膀胱がんなどで発現が見られる。こうしたタンパク質(抗原)
はすべてのがん患者で同様に発現するわけではないのが難しいところだが、
この抗原に合わせて抗体を変えてやれば、
がんの種類ごとに抗体がIR700をがん細胞のもとに運んでくれ、がんを殺すことができる。原理的には、
9割のがんをカバーできるのだ。つまり光免疫療法は「がん細胞だけを狙って殺す」「何度でも治療できる」
「9割のがんをカバーする」ということになる。光免疫療法が広く実用化されたら、
そんな未来が待っているのだ。がん検診でがんと診断されたとする。
自分のがんが光免疫療法のカバーする9割のがんだということがわかり、
光免疫療法での治療を選択したとする。私たちはまず病院に行き、IR700を含む薬剤を点滴される。
薬が患部に充分に行き渡る時間が必要だが、その間はただ待っていればいい。
その上で医師の元に行き、患部に近赤外線を照射してもらう。強い光で細胞を焼くわけではないのに、
がん細胞は照射の瞬間から壊れ始める。3センチ程度のがんであれば4〜
5分の照射で施術は終わるだろう。その後は体内に残った薬剤と壊れたがん細胞の排出を待つだけだ。
さらに普及が進めば、私たちはがん検診すら必要なくなるかもしれない。
定期的に病院に行って薬剤を飲み、近赤外線の照射を受けておけば微小なうちにがんを退治できる。
そんな未来が来たならば、それは私たちががんという病から解放されることを意味しないだろうか。
かつて結核は「死の病」だった。だが医学の進歩はその恐怖の記憶を遥かな過去に追いやった。
がんはどうだろう。光免疫療法は実際にがん細胞を殺し、消滅させるだけでなく、私たちの「がんの記憶」
さえ消すかもしれないのだ。それは「がんの消滅」と言ってもいいのではないか。
0064情報発信元:七七四通信社
垢版 |
2023/10/08(日) 16:14:47.52ID:/k9TJR7n
県感染症情報(9月18日―10月1日)
結核2例。
梅毒6例(30代男性、40代男性3例、10代女性、30代女性)。
県感染症情報(9月25日―10月1日)
新型コロナウイルス感染症508例。
0065情報発信元:七七四通信社
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2023/10/14(土) 15:36:44.99ID:b8S8hQ5c
ある総合病院に勤務する20代の女性看護師。ひとつひとつ思い返すように話しました。
「二の腕を触られたり、手を引っ張られて手の甲にキスをされたり。シャワー入浴の際、
介助の必要がないのに『一緒に入りたい』と駄々をこねる人もいます」
こうした行為をしてくるのは高齢の男性患者が多いといいます。「最初はびっくりしました。
いずれも認知機能はしっかりしている患者さんです。ただこういう仕事なので、
ハラスメントという認識を持つのがなかなか難しかったです。
仕事中は集中しているのであまり思わないんですが、仕事が終わってから思い出すんです。
恐怖がのちのち来る…来ましたね」「冗談でもやっていいことと悪いことがあります。
やられた側がどう思うのかを考えてほしいです。あくまで医療従事者と患者の関係、
その一線は守ってほしいです」男性の外科医(50代)はこう証言します。
「治療の効果が思うように出ない患者さんがいたのですが、
家族の方から強く厳しい言葉で怒鳴られました。『何やってるんだ!うまくいってないじゃないか!
この病院どうなってんだ!お前の治療はどうなってんだ!ここじゃどうにもならない!今すぐ転院させろ!』と、
病院の面談室で5〜6時間続いたと思います。夕方にいらして深夜までやっていました」
転院して病状が改善することに医師は懐疑的でしたが、
医師が家族の意思を尊重して主張を受け入れると、患者は転院したといいます。
「不安が高じて態度や言葉が強くなるのは人間なので仕方ないです。
私たちはそういう状況が少しでも和らぐよう小まめに分かりやすく説明することに尽きます。
ただ、なかなか聞く耳を持って頂けない患者さんやご家族も実際には存在します。
『それはあんたたちのミスでしょ!』と」そして病院の事務職員らも、つらい経験をしていました。
ある病院の事務職員に話を聞くと。「外来の窓口で大声をあげて騒ぐ患者さんがいます。
『待ち時間が長い!』『あの医者の態度がよくない!』『あの看護師の対応は何だ!』と。『殴ってやろうか』
と言われたこともあります。待合室で患者さんに目線を合わせるため、膝をついて対応している際、
平手打ちされた職員もいます」今、各地の医療機関で問題になっていますが、
医師会が2020年に行った調査では、県内72病院のうち約7割にあたる49病院が
「ペイハラがあった」と回答し、その内容として「執ような要求」「暴言や暴力」
「業務妨害」「医療行為に対する非難や責任追及」などが挙げられています。
また被害を受けたのは看護職員が約9割と最も多く、
次いで事務職、医師でした。厚生労働省は全国の都道府県などに対し、
ペイハラ対策の情報を医療機関に周知することや警察との連携を推進するよう呼びかけ、
患者から繰り返し迷惑行為などがあった場合には、
診療の求めに応じなくてもよいとする通達を行いました。
そのペイハラ対策に4年前から取り組んでいる医療センターを訪ねました。
各フロアの受付や待合室に張られていたのは、「迷惑行為はお断り!!」と書かれた黄色いポスター。
ペイハラ行為があった場合には「警察に通報し厳正に対処します」との文言が。さらに「撮影・
無断録音禁止」と書かれたポスターも。この病院で対策の先頭に立つ副院長はこう話します。
「多くの方に見て頂けるように何か所にも掲示しています」
「ある入院患者が検温などで部屋に入ってきた若い看護師を盗撮し、
『この病院にはこんなにかわいい看護師がいるよ』といってネット上にアップしたことがありました。
盗撮を抑止するためにもこういったポスターを掲示しています」さらに、見せてくれたのは防犯道具の
「さすまた」。「暴れる方々を抑えるため6人1組の『さすまたチーム』をつくり、
警察の指導の下で訓練も行っています」対策に取り組み始めてから4年。
その間に変化はあったのでしょうか「患者様とご家族にマナーを意識して頂けるようになりました。
職員も個人の責任ではなく組織として対応していることを意識できるようになり、
職場の安全と安心につながっています」
思えば、体調不良で気持ちに余裕がなかったせいか、看護師の対応が冷たく感じられた時があり、
ついついカッとなって強い口調になってしまった経験があります。詳しい弁護士は、
誰もが加害者になる可能性があると指摘し、刑事責任に問われる可能性もあると警鐘を鳴らします。
「暴行罪、傷害罪、脅迫罪、威力業務妨害罪などが考えられます。病院側にも反省しなければいけない点はある
また病院側から損害賠償を求められる恐れもあります」ただ、患者と病院、双方が配慮の気持ちを持つことが大事だとも強調します。
0066情報発信元:七七四通信社
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2023/10/14(土) 15:48:45.23ID:b8S8hQ5c
糖尿病があると、膵臓がんの発症率が1.8倍になるという調査報告があります。
そのほか、IPMNなどの膵囊胞がある人も、もちろん発症率がグッと高くなります。
黄疸や背部痛から早期段階の膵臓がんを見つけられることもある症状についても述べておきましょう。
膵臓がんの早期はほとんど無症状であり、そのために発見が遅れてしまうケースが少なくありません。
実際、症状が出たときには、すでに手術ができないほど進行していたということも少なくありません。
腹痛や背部痛が続いて、「これはさすがにおかしい」と思って医療機関を受診したら、
進行した膵臓がんが見つかったというのは典型的なパターンのひとつです。
ただ、早期とまではいかなくても、手術で治せそうな段階で症状が現われる場合もあります。
その場合の代表的な症状は、黄疸、腹痛、背部痛です。また、
背中の痛みが腰痛として感じられる場合もあります。腹痛や腰痛は日常的に起こりやすい症状でもあり、
「腹が痛い」「腰が痛い」からと言ってそこから膵臓がんを疑うのは難しいかもしれませんが、
少なくとも黄疸と背部痛は、日常的ではない症状だと思います。
黄疸は、膵臓の中でも膵頭部にがんができた場合に出てくる症状です。
膵頭部の中を通過する胆管が膵臓がんによって狭くなり、胆汁の流れが悪くなって、
黄色い胆汁の成分であるビリルビンが血液中にあふれ出すため、体中が黄色くなるのです。
とくに、眼球の白目の部分を見ると、黄色くなっているのでよく分かります。それと、
尿の色が濃くなってこげ茶色になりますし、逆に便の色は薄くなって、場合によっては灰色になります。
また、胆汁の成分の影響で、体中がかゆくなって夜も眠れなくなる人もいます。
胆管を巻き込んで黄疸が出るような膵臓がんは、もちろん早期がんではありません。
しかし、胆管の近くにできた膵臓がんであれば、比較的早い時期に胆管を巻き込むため、
まだ何とか手術ができそうな段階で見つかることがしばしばあります。
一方、膵体部や膵尾部にがんができたときには黄疸症状が出ません。
そのため、膵体尾部にできたがんは、膵頭部にできたがんと比較して、
より進行した状態で発見されるケースが多い傾向があります。次に背部痛についてですが、
背部痛にはふたつのパターンがあります。ひとつは膵炎による背部痛で、
膵管が詰まって流れが滞ることで背中が痛くなるパターン。
このパターンは早期の膵臓がんでも現われることがあり、この症状で早期膵臓がんを見つけられたなら、
かなりラッキーです。もうひとつのパターンは、がんが進行してから現われる背部痛です。
膵臓の背側には、おなかの中のいろんな臓器に向かう太い動脈が通っていて、
それらの動脈の周りには、おなかの臓器の動きを制御する自律神経がツタのように絡みついています。
膵臓がんが進行すると、がんがこれらの神経伝いに染み込むように広がっていきます。
自律神経にはおなかの調子を脳に伝えるための感覚神経も含まれていて、
それに乗って痛み信号が脳に伝わると、これが背中の痛みとして感じ取られるのです。
残念ながら、こちらのタイプの背部痛で見つかった膵臓がんは、かなり進行しているので、
普通は手術による切除はできない状態です。とにかく、黄疸や腹痛、背部痛が出たときには、
まだ手術が可能な段階かもしれません。症状が続くときは、
様子を見たりせずに早めに診察を受けることをお勧めします。それから、多尿やのどの渇きなど、
高血糖による症状にも注意しましょう。膵臓がんができると、急に糖尿病になったり、
糖尿病を持っている人であれば数値が急激に悪化したりする場合があります。
原因はよく分かっていませんが、
膵管が狭くなって膵液がうっ滞すると狭窄部よりも上流の膵臓が萎縮します。
これによって膵臓機能が一気に低下することは十分に考えられることです。
たとえば、これまで糖尿病など気にしたことがなく、普通の血糖値だった人が、
急に高い血糖値を指摘された場合などは要注意です。また、もともと糖尿病の治療をしている人で、
高めでもそこそこ安定していた血糖値が、思い当たること(食べすぎや運動不足など)は何もないのに、
急に不安定になって高い数値ばかり出るようなときも注意が必要です。このような場合は、
膵臓がんを疑ってすみやかに精密検査を受けましょう。膵臓がんが進行してくると、
黄疸や腹痛、背部痛、腰痛以外にも、食欲低下、体重減少、腹水、消化管からの出血、
腹部に硬い塊を触れるといった症状が現われてくるようになります。ご想像の通り、
こういった数々の症状が現われたときには、通常はかなり進行したステージになっています。
0068情報発信元:七七四通信社
垢版 |
2023/10/16(月) 12:18:32.33ID:EreaQt5E
「薬物療法で症状が緩和し、ご家族に退院をすすめても、
『施設に入れると高いから』という理由で拒否されるケースをしょっちゅう経験しています。
高額療養費制度などを使えば、入院させたほうが施設に預けるよりも安くすむことがあるのです。
退院したと思ったら、経済的な理由で家族が別の精神科病院に入院させているケースもありました」
精神科病院に入院した場合、月の支払い額は平均7万円程度。
施設は数十万〜数百万円の入居一時金があるうえ、入居費も月額10万円以上が基本だ。
精神科病院の側には病床が余りがちなことから、空いたベッドを認知症患者で埋めようという思惑もある。
「もともと精神科病院には、統合失調症の患者が多く入院していました。
しかし、近年は薬物療法などで統合失調症の患者でも入院しなくていいケースが増えてきています。
仮に入院しても、短期入院の傾向がある。そうすると、精神科病院の病床は空いてしまいます。
病院経営のために、認知症の患者を入院させて、病床を埋めようと考えるところがあるのは事実です。
入院していれば診療報酬の点数、つまり収入になりますからね。
ただ、認知症の方が精神科病院に入院すると、症状が進行してしまうことも少なくありません。家族には、
その点も説明していますが、それでも入院させることが多い。認知症の方を受け入れる余裕がない施設と、
空きのある病院の利害が一致しているとも言えます」では、どういった人が、
精神科病院に入院することになりやすいのか。「大声などで近隣に迷惑をかける、暴力を振るうなど、
家族や施設の力が及ばない場合はやむなく精神科病院に入院してもらうしかないケースもあります」
と解説する。「たとえば、グループホームで暮らしていた82歳の女性は、夜中に歩き周ったり、
他の人の部屋に入ったりしてしまう問題がありました。夜に眠れるよう、日中に出かけたり、
料理や裁縫などに取り組んでいただいたりして、さまざまな工夫をしてみたのですが、
なかなかうまくいきません。夜勤は一人のため対応に困ってしまい、
精神科病院に入院せざるを得ませんでした」徘徊だけでなく、
暴力が原因で精神科病院に入院してしまうケースもある。あるいは、家族などの介護者が面倒を見きれず、
病院に預けたほうが楽だと考えるケースも少なくない。一時的に入院してもらうことで、
家族はゆっくりできる。暴力を振るわれることや、近隣への迷惑もなくなる。なので、
結局そのまま預けっぱなしになってしまう場合もあるのだ。ほかにも、家族のサポートがないと、
なかば捨てられるような形で、精神科病院に預けられてしまうこともあるという。
「親子関係が悪いと、世帯分離されて生活保護を取らされ、年金の範囲内で『自分でなんとかしてくれ』
と放置されているケースもあります。悪質な病院に捕まって、薬をたくさん処方され、
入院させられっぱなしになって、おカネをむしられ続ける人もいます」
精神科病院に入院するとどんな暮らしが待っているのか。近年、問題視されているのが、
「身体拘束」だ。暴れたりする認知症患者を、致し方なく縛り付けることである。
両手足のほか、腰も固定され、寝返りもできない。「私が16年に11病院を対象に調査したところ、
身体拘束の平均日数は、96.2日でした。これは世界に類を見ないほどの長期間です。
中央値は21日なので、実態としては3週間近く身体拘束されることが多いようです。
長い人だと年単位で身体拘束されている人もいます。この調査で、身体拘束の最長は1096日でした」
また、中には劣悪な環境の精神科病院もあるという。「精神科病院は、
一般的な病院よりも医師や看護師が少なくてもいいという『精神科特例』があります。
ある病院では、夕方になると患者を順番に縛っていく。なぜかというと、
夜勤の職員は看護師と無資格者の2人しかおらず、その3人で50人を見なければならないからです。
夜中に個別にトイレに連れて行く対応などはできないので、
縛っておむつを穿かせるということが横行してしまう」閉鎖病棟になっている精神科病院は、
病院関係者以外は入ることができず、外部の目が届きづらい。そうした環境そのものにも問題が多い、
との指摘もある。「そんな環境で生活することが、果たして治療と言えるのでしょうか。
携帯電話も取り上げられ、テレビはホールに1台の病院もある。これでは症状も悪化していく。
精神科病院は、いわゆる一般科の病院と違って家族が見舞いに来ないケースが多い。
そして、最期は”死亡退院”となってしまうのです」自分の力で判断できなくなる前に動き出さなければ、待っているのは悲しくつらい末路だ。
0069情報発信元:七七四通信社
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2023/10/17(火) 12:30:52.78ID:SpMVVEbQ
「ステージ4の末期ガン」であることを明かした夫の診断過程について、思いを明かした。
「発見が難しいと言われるすい臓がん、夫の場合病院に行ったきっかけは『激しい黄疸』でした」
と書き始めた。「しかし1軒目での診断は『胃炎』。『癌?いやもし癌なら末期で死にかけの色ですよ』
と言われて帰されました。2軒目では胆石、肝炎を疑われましたが検査結果で違うとなり、
『うちでは分からない』と他院を紹介されました。
そして紹介された3軒目でやっと4cmを超える大きさのすい臓がんが発覚します」
とがん診断に至るまでを説明。その上で「癌の標準治療は選択しなかったので
『もっと早く発見できていれば』という後悔は夫も私もありませんが、
胃炎診断を信じていたら胆管が詰まったまま胆管炎で死んでいたかもしれません」と続けた。
さらに「1軒目、3軒目は大規模総合病院、2軒目は中規模総合病院です」と説明した。
「夫の癌の進行はかなりゆっくりです。医師の予想を裏切るほどに」と連続ツイートすると、
「普通の会社や店だとダメダメなら潰れるんだが、病院はどんなにヤブでもなかなか潰れない。
被害はとてつもなく大きいのに」と記した。
0070情報発信元:七七四通信社
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2023/10/18(水) 12:08:04.83ID:48Md01fH
「医師不足」による一部の医療関係者の長時間労働や過労死が問題になっている。最近でも、
兵庫県立病院が医師に月190時間という違法な残業(学会発表準備など含む)をさせたなどとして、
労働基準監督署から是正勧告を受けた事案や、
神戸市の26歳の医師が極度の長時間労働を原因として自殺した事案が報道された。
日本の平均寿命は世界トップクラスで、しかも、伸び続けている。
一方、医師の地域や分野別の偏在は酷いもので、新型コロナ禍では、
重症化リスクの高い高齢者を含めた医療難民が続出して医療体制のあり方に疑問が投げかけられた。
そして、医療費の膨張は国民にとって大きな負担であり、国家財政にとって最大の悩み事である。
医師不足の実態と、それをどう解決したらいいのかについて考えたい。とくに訴えたいのは、
医師の独占領域の抜本的縮小だ。これが、社会的コストがいちばん低く、即効性がある解決策だと考える。
医学部を増やすべきという意見もあるが、医師は高収入で失業リスクの少ない
「美味しい職業」と評価されているために国内の優秀な人材が医学部に偏在し、
経済の足かせになっているという問題がある。
さらに、「人口減少やAI技術の進展で、将来は医師過剰になる」という見通しもあるし、
医師の増加は健康保険でカバーする医療の範囲を増やせという圧力につながるだけだから、
消極的だ。日本で「医師独占領域(=医師しかできないこと)」がやたら広いことは、
新型コロナのワクチン接種で如実に明らかになった。海外輸入によりワクチンが確保できてからも、
当初は接種する担い手が足らないということでなかなか進まなかった。
その理由は、医師にだけワクチン接種を認めていたからだ(医師の指示があれば看護師なども可能)。
欧米では以前から、予防注射などを薬局でやっており、
これまで認めていなかった国でも新型コロナ対策で広く認めるようになった。
英国などは失業者を集めて訓練して接種業務をやらせていたくらいだ。ところが日本では、
歯科医師に例外的に認めたくらいで、海外のような工夫はほとんど検討されなかった。
実際のところ、医師であれば注射が上手というわけでもない。
新型コロナワクチンは普通の静脈注射でなく、筋肉注射だから医師にしかできないという人もいたが、
筋肉注射は医師でも実施したことがない人が多く、むしろ、静脈注射より簡単という意見もある。
問診といったって、定型的だからマークシートでも十分なくらいで、疑義があるときだけ、
医師にリモートで指示を仰げば十分だし、アナフィラキシーと呼ばれるアレルギー反応が稀に起きても、
救急車が到着するまでの対応手順は定型的なものだから、薬剤師でも対処可能だった。
しかし、医師にこだわったために接種が大幅に遅れ、ついには、
本来の業務がほかにある自衛隊のお医者さんを超法規的に動員してやっと軌道に乗った。
接種業務に従事した医師たちは、自分の診療所でもそうだが、大型の集団接種会場では、
一日に10万円といった高額の報酬を受け取った。さらなる問題は、医師がワクチン接種を担当することで、
本来の診療が手薄になったことだ。とくに在宅の患者に関して、医師が不可欠という状態になったときに、
ワクチン接種による人手不足で投入できなかったのは痛かった。あの当時は、
医師も診療を通じてコロナ感染するリスクが高く、より安全なワクチン接種に従事することで、
「新型コロナへの対応に協力しています」という顔をしていた医師も一定数いたと推察する。
なぜ、ワクチン接種業務において「医師独占」にこだわったか。それは、
一部の医師がインフルエンザワクチンなどへも波及することを恐れたからだ。
現場の医師に聞くと、「別にワクチン接種を医師独占にしてほしいというわけでない」という人も多い。
ところが、患者が少ない医療機関や高齢の医師などにとっては、ワクチン接種は数少ないドル箱だし、
最新の医療知識や設備もいらないから好都合だ。こういった「ダメ医者」ほど、
医師会長選挙といった医師会の政治的活動に熱心で、選挙結果を大きく左右する。
日本の開業医制度というものは優れものだと評価している。大病院の勤務医よりも、
彼らこそコストパフォーマンスのいい仕事をしていて日本の医療の宝だと言えるし、
医師会長は立派な医者が多いのだが、「ダメ医者」の利益代表にならざるを得ないのである。
リモート(オンライン)診療もなかなか拡大できない。ITに弱い「ダメ医者」が嫌うのだ。
この問題は、小泉内閣のときに「構造改革特区制度」を使って少し風穴が開いたが、
必要なのは抜本的な見直しで、海外でやっていることは、原則として認めるべきだ。
0071情報発信元:七七四通信社
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2023/10/19(木) 13:04:38.67ID:Cfq3UL/P
欧米では簡易なオンライン診療アプリが普及し、とくにコロナ禍では活躍したし、
中国では電話ボックスのような部屋に入って症状などを入力すると適切な専門医につながって診察を受けられる設備までが普及している。
近年、再診には導入されつつあるが、むしろ、
遠隔地の専門医に相談する場合など初診こそリモート診療で前さばき的な診察をしたほうが効率的だ。
看護師の所管業務拡大(ナースプラクティショナー、NP)も増えてはいるが、
医師への事後報告で十分な業務は多いので、もっと思い切って拡大してもよいだろう。
入院すると看護師がなんでも「先生に聞きます」と言うのが鬱陶しいという思いをした人は多いだろう。
薬剤師の役割も拡大している一方、疑義照会といって、
医師の処方に疑義があるときは医師に都度相談しなくてはならない。
しかし、中には「ジェネリック薬品か正規品か」「錠剤か粉薬か」など、
医師に相談せずとも変更すればいいケースが含まれており、医師からも、
時間を取られて面倒だという声がある。薬剤師が単独で判断できてこそ真の合理化だ。
医薬品の購入で医師の承認が必要な理由としては、安全上の問題もあるが、
保険会計が膨れながらないようにという配慮もある。それなら、
患者の自己負担であれば医師の承認なしに購入できるという医薬品をもっと拡大するのはどうだろうか。
とくにかかりつけ医の休診日や出先で、医師であればどう判断するか分かりきっているのに、
その日のうちに薬が入手できず困ることも多い。介護の分野では、家族であればOKだが、
介護士やヘルパーは医師の監督の下でないとだめだというものが多い。
かつては、痰の吸引がそうだったが、2012年から一定の研修を受けたらよいことになった。
ただ、こうした研修は面倒だという意見もあるし、点滴、浣腸なども含めて家族に許されているものは、
もっと簡易に門戸を広げたほうが合理的だ。それができないから、やたら入院させられるとか、
介護施設でも医療法人の経営でないとできることが限られるといった問題が起きてしまう。
健康診断も同じだ。多くの人が朝から病院で順番待ちをしているが、健康診断に限らず、検査そのものも、
その解析も医師である必要がないものが多い。なぜ視力検査を病院でしなくてはならないか、
理解できない。また、准医師的な資格もいろいろあるべきだ。「特定看護師」は、2015年にできた制度で、
糖尿病看護師、透析看護師、ICU(集中治療室)看護師、産科看護師、精神看護師などあって、
医師に代わってかなり広範囲な業務ができる。いまのところ、いわば「スーパー看護師」だが、
今後、分野によってはほぼ医師と同じことができるようになってもおかしくない。ところが、
独占業務を確保したい医師や、看護師同士の格差ができるのを嫌う看護師が多いのに加えて、
資格を取得しても保険点数上のメリットがなく、給与も上がらないので、
病院側も研修に出すことを嫌うため、あまり普及していない。
将来の発展を期待して制度だけ導入したものの、摩擦を避けるためにわざと使いにくくしている印象だ。
かつて、沖縄には米占領軍がつくった「医介輔」という代用医師制度があって結構役立っていた。
あるいは、患者本人や家族が判断するのと救急窓口へ行くのとの中間で、
とりあえず、看護師の経験者などが往診して第一次的判断をしてくれる存在があってもよいと思う。
こうした医療行為者の拡大に対して、医師の数を増やすほうが合理的だという人もいるだろうと思うので、
そちらについても少し論じる。日本の医師の数は人口に比べて少ないと言われており、
人口1000人あたり医師数(2019年)は、OECD(経済協力開発機構)
の平均が3.6人であるのに対し日本では2.5人である。
これは、関係者の圧力で医学部増設が抑制された結果である。医師が過剰にならないように1982年、
1997年の閣議決定で医学部の入学定員が抑制された。ここでいう関係者というのは、
医師会だけではない。日本の文部行政では、国家的な見地から大学の定員が決められるのでなく、
分野ごとに、関係分野のボスたちの談合で決まるのである。医学部で言えば、
医師会の実力者や有力医学部の教授、厚生労働省の医系技官、族議員などがどう考えるか、
が決定打になる。たとえば、既存大学の先生方が既得権益を守りに入るか、
系列の学部を新設して勢力拡大を図るか、医師会が自分たちの競争相手の出現を嫌うか、
自分たちの子弟が医学部に入りやすいほうがいいか、で結論は違ってくる。
0072情報発信元:七七四通信社
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2023/10/20(金) 12:30:45.21ID:onkQ9zTF
そのために、同じように不足しているといわれていた医学部、歯学部、薬学部、獣医学部のうち、
歯学部や薬学部は多くの新設学部ができて過剰、獣医学部は半世紀にわたっていっさい新設を認めず、
医学部は新設がないわけでないが不十分という歪な結果になった。
そして文部科学省の官僚は、大学設置についての統一した哲学などなく、
各分野のボスたちの意向を擁護するのが仕事だと思っている。
だから、加計学園に獣医学部を新設するために、わざわざ特区制度を創設して、
バイパスで風穴を開けるしかなかったのである。
しかし、そんなことを許したら、大学学部設置利権構造が崩れてしまうのが不満だから、
獣医や文部科学省の守旧派官僚はスキャンダルとしてはやし立てた。
さらに、2004年に新臨床研修制度が始まり、大学医局から派遣される医師の数が少なくなったことが、
医師の偏在に拍車をかけた。地方の大学病院は大都市出身の学生に逃げられ、
大都市の病院から系列の地方の病院に送り込みにくくなったのだ。
だから医学部を増設して医師を増やすべきか、というと、賛成できない。医師を増やしても、結局、
病気を増やすのが関の山だからだ。なにしろ、日本の医療費は健康保険のおかげで自己負担が少ない。
だから、国民からの抵抗をさほど受けずとも、医者の都合で病気でなかったものを病気にする、あるいは、
高額の治療を保険の対象にするということができてしまうのだ。
医療はもっともAI技術の進歩の恩恵を受けそうで、
現在のような数の医師が将来も必要かははなはだ疑問だ。
さらに、日本は人口減が加速しているのだから、医学部増員には慎重であるべきということになる。
改善策の一つとして、外国人医師の導入がある。欧米ではすでに推進されていて、
発展途上国の医師不足の原因になっているほどだ。
現在は制限が厳しいため、もう少し外国人医師に門戸を開くのは賛成だし、
外国人がその国出身の医師に診察してもらうことは言語面でも合理性が高いと思うが、
医師不足解消の決め手とするのはやはり躊躇する。医師が足りない、
医師の業務が多すぎるという問題は、「ダメ医者」や医療分野のボスたちが自ら招いた結果だといえる。
看護師や薬剤師といった医療従事者、さらに一定の研修を受けた一般人にも医療・介護の裁量を認め、
「医師しかできない業務」を減らしていくことが、医師という職業の長期的利益にもかなう、
日本の医療問題を改善する最良の一手なのである。「精神科の医師と患者の恋愛は絶対にNG」
と断言しています。それはもう絶対ダメです。患者との恋愛は、もちろんカウンセラーも含めてダメですね。
精神科医が、患者の女性と恋愛関係になり、薬物で支配して、監禁・暴行した事件がありました。
言うまでもなく、その事件は当然、医師側が100%ダメですね。医師と患者の恋愛がNGであれば、
例えば教師と生徒という関係でもNGでしょうか。ダメだと思います。
だってそんなの親と結婚するようなものでしょう。それはもう虐待に等しいですよ。ただ、ダメだけど
「何十年も牢獄へ入れ」とまでは思いません。いくらダメだとわかっていても、失敗を犯すのが人間です。
とはいえ、どう考えても医師と患者の恋愛はタブーです。精神科医の関わった事件といえば、
《ススキノ“首狩り親子”事件》 もありました。精神科医の父親が殺人の犯行に加わっていた。
この事件は先生が「動揺している」と発言していました。動揺しました。だってあまりに怖いじゃないですか、
仲間だと思って信頼していた相手が、殺人犯だったということになったら。
特に同じ病院で働く医師とか看護師たちは仲間として信頼していたでしょう。精神医学は狭い業界だから、
もしかしたら僕の知り合いのまた知り合い、くらいに近い距離の人かもしれない。
人間だから犯罪を犯す人もいる。だけどそれが身近なところにあれば動揺します。
ただ、人がいつ悪いことをするかとか、ルールを守れなくなってしまうかといったことは、誰にもわからない。
古今東西そうだと思います。自分が診てもらう精神科医の先生が「信頼できる医師かどうか」
という見分け方はありますかまずは、サプリや高額な商品を売らない。
患者と恋愛をしない。あと多剤処方する医師もいけません。ルールがあるのに、
あまりにも医療の常識を外れた薬の処方をする医師もいます。こういう医師は避けた方がいいですね。
それからスピリチュアルなことを語るとか。「精神を治すためには◯◯神に祈りなさい」
なんて書いてある精神科医のホームページがたまにあるじゃないですか。そんなこともあるんです
ホームページは必ずチェックしないといけませんね。
0073情報発信元:七七四通信社
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2023/10/21(土) 13:01:16.43ID:DfvMXUbJ
「性被害の恐ろしさとか、治療の困難さを知ってほしい」と発言されていました。
性被害の問題は前からメディアに無視されてきたと言われています。取り上げたときですら、
相変わらず露骨に無視されていました。問題を取り上げたのは、結構早いタイミングなんです。
放送から1週間と経たずに、最初のをあげました。だって、臨床現場で、
そういう性被害を受けた患者さんを診ているわけだし、性被害については何度も取り上げてきたのに、
黙っていたら、統合が取れないですよね。性被害に遭っている方は、
自分の体験を重ねてあのニュースを見ているんですね。義理の父親からレイプされたとか、
つらい性被害に遭っている人はたくさんいます。その事実がずっとしこりのように残っていて、
現在もなお苦しんでいるんです。そういう人が大量にいる中で「またこの問題がメディアに無視されるのか」
と思ったら、取り上げないわけにはいかない、という気持ちがありました。やっぱり普通に考えて、
きちんと報道するとか、怒るべき人が怒ったほうがいいと思いますね。組織を庇う人があまりに多すぎる。
弱者の身にならず、ほとんどの人が強者に媚びている。そういうのは良くないし、不快ですね。
ファン同士もいろんな意見に割れて困惑しているようです。極端なファンも行き過ぎてますね。
社会をあまりに平面的に見過ぎている。エンタメはあくまでエンタメなんですから。事件については、
どのように取り上げているんですかああいう組織で、そこに馴染んでしまっている人が問題だと考えています。
精神医学において重要なのは個人の内面じゃなくて「二者心理」です。一人ひとりは問題がなくても、
二人揃うことで起きる問題というのがあるんです。多分一人ひとりはいい人、
いいお父さんだったりして、大きな問題はないと思うんです。だけど集団になると狂気を生んだり、
訳のわからない詐欺行為みたいなことをやってしまう。病理はそういうものなんです。
だから集団病理というのも治療として扱っています。集団でいることで起きる病的な状態。
その説明になる、非常にわかりやすい例ですね。「集団病理」というと、いじめ問題も含まれますね。
ナチスドイツとか、旧日本軍もそうですね。集団に流されそうになったら、自身でも戒めるべきなんですね。
しかしやっぱり自分だけだと難しいので、リーダーになる人を戒めるとか。あとは、そういう「集団病理」
があるということをみんなが知ることで、社会全体で監視するとか。リーダーが「集団病理」
を理解してくれれば理想的ですが、果たしてそれを自ら認めて戒められるでしょうか。
人類というのは、知識や経験を溜め込んで今に至っているので、「集団病理」
という認識を含めて知識がさらに溜まっていけば、新しい概念を発明するんじゃないでしょうか。
日本のリーダー、首相についてはどう思いますか。個人的に知ってる訳じゃないので、
なんとも言えないですね。具体的に組織がどうなのかというと、もちろん清濁併せ呑むところもあるだろうし。
組織というものは、一人ではどうにもならないところも多くありますから、わからないですね。
一人の人間にはいいところもあれば悪いところもあるだろうし。悪い部分は、
修正していったほうがいいですよね。個人を直していくのか、モラルとか組織全体を直していくのか。
いろいろ方法はありますがただし問題があれば、それを隠蔽するのではなくて、
解決に向かっていくアクションを起こしたほうがいいですよね。
精神科医がリーダー向けに講演をするという機会はあるんでしょうか。あったらすごくいいと思うんですが。
少なくともやったことはないですね。まず、リーダーという立場の人たちが、
あまりにもメンタルヘルスに関心がないんですね。社会的弱者に対する無関心さがすごく目立つんです。
「強い人が強い人に認められることだけに興味がある」みたいな社会になってしまっている。
それはとても不健全だし、断絶を生むし、格差が広がり続けてしまうし、いいことがないんです。
お金持ちがもっとお金持ちになりたい、名誉ある人がもっと名誉が欲しい、と競い合うんじゃなくて、
お金が十分あるならもっと貧しい人のことを考えなさいよ、ということなんですが
あまりにもそういう要素が弱すぎる。まあ日本だけじゃなくて、世界的にそうですけれど。
やはり直に接するのは「弱者」なんですね。だから医者は医者としての仕事を、
政治家は政治家としての仕事を全うすればいいと思うし、職業的に相反するところはどうしてもあります。
立場として、それはそれでいいんじゃないかと思いますが、誰もが弱者への理解はあってしかるべきだと考えます。
0074情報発信元:七七四通信社
垢版 |
2023/10/22(日) 12:42:18.04ID:taoguHYc
県感染症情報(10月2日―15日)
結核4例。
梅毒7例(30代男性3例、40代男性、60代男性、20代女性、50代女性)。
過去分として
梅毒1例。
県感染症情報(10月9日―10月15日)
新型コロナウイルス感染症235例。
0075情報発信元:七七四通信社
垢版 |
2023/10/23(月) 12:36:21.96ID:hAWA+8dX
命に関わる誤診を繰り返している医師については情報共有がされるべき」と訴えるとともに、
「しかし現状そのシステムがないから、患者はおろか医師本人も自分がヤブと気づけないのではないか」
とした。夫(56)が1年以上前に膵臓がんと診断され、「悪ければ半年、長くても一年」
と余命宣告を受けたことを公表。激しい黄疸が出たため大規模の総合病院を受診するも「胃炎」
と診断され、「『癌?いやもし癌なら末期で死にかけの色ですよ』と言われて帰されました」という。
3軒目に受診した病院でようやく膵臓がんが発覚した経緯を説明し、
「癌の標準治療は選択しなかったので『もっと早く発見できていれば』という後悔は夫も私もありませんが、
胃炎診断を信じていたら胆管が詰まったまま胆管炎で死んでいたかもしれません」とつづっていた。
夫の“誤診”した総合病院の評価について思いをつづった。「ステージ4の末期ガン」
であることを告白していた。病気発覚の経緯として「夫の場合病院に行ったきっかけは
『激しい黄疸』でした」と説明し、「しかし1軒目での診断は『胃炎』。
『がん?いやもしがんなら末期で死にかけの色ですよ』と言われて帰されました」と明かした。
さらに「2軒目では胆石、肝炎を疑われましたが検査結果で違うとなり、『うちでは分からない』
と他院を紹介されました」とし、「3軒目でやっと4センチを超える大きさのすい臓がんが発覚します」
と説明している。「夫の激しい黄疸を見逃し『胃炎』診断した総合病院、
口コミ評価を見ると星が3以上ある」と最初に受診し、“誤診”された総合病院の評価に疑問を呈し、
「これでは患者は避けられない。誤診なんて珍しくないだろうが、
命に関わる誤診を繰り返している医師については情報共有がされるべき」と訴えた。
「しかし現状そのシステムがないから、患者はおろか医師本人も自分がヤブと気づけないのではないか」
と投げかけた。夫(56)の末期がんを見落とした病院に対し、口コミ評価が高いことに疑問を記した。
1年以上前にすい臓がんと診断され、「悪ければ半年、長くても一年」と余命宣告を受けたことを公表した。
「夫の激しい黄疸を見逃し『胃炎』診断した総合病院、口コミ評価を見ると星が3以上ある。
これでは患者は避けられない」と指摘。「誤診なんて珍しくないだろうが、
命に関わる誤診を繰り返している医師については情報共有がされるべき。
しかし現状そのシステムがないから、患者はおろか医師本人も自分がヤブと気づけないのではないか」
と記した。最初に診断を受けた病院では胃炎、
別の病院では胆石、肝炎を疑われたが検査結果で違うと分かり、
紹介を受けた3カ所目の病院ですい臓がんと分かった経緯を説明。
「がんの標準治療は選択しなかったので
『もっと早く発見できていれば』という後悔は夫も私もありませんが、
胃炎診断を信じていたら胆管が詰まったまま胆管炎で死んでいたかもしれません」とつづっている。
男性医師と女性医師では診療行為に若干の違いを認めることが知られています。たとえば女性医師は、
男性医師と比べて標準的な指針である診療ガイドラインに沿った治療を行う頻度が高く、
患者を中心としたコミュニケーションを積極的に行う傾向が報告されています。一方で、
外科的な治療における医師の性別と治療成績の関連性については質の高い研究データが限られていました。
そんな中、男性の外科医と女性の外科医で手術の結果に違いを認めるかどうかを検討した研究論文が、
米国医師会が発行している外科の専門誌に掲載されました。スウェーデンで行われたこの研究では、
胆のう炎などで胆のうの摘出手術を受けた15万509人が解析対象となりました。
このうち3万7847人が女性外科医の手術を受け、11万2662人が男性外科医の手術を受けました。
なお、胆のうとは食べ物の消化を助ける胆汁酸という物質を貯蔵する臓器です。
炎症を起こすと胆のう炎を発症し、重症の場合には手術によって胆のうを摘出します。解析の結果、
男性外科医が手術した患者では、女性外科医が手術した患者と比べて、手術に関連した合併症
(出血や臓器の損傷など)が1.29倍、統計学的に有意に多いことが示されました。
また、術後の感染症や他の臓器の合併症など、
手術中と手術後に発生したすべての合併症を含めて解析をしても、男性外科医による手術で12%、
統計学的に有意に多いという結果でした。一方、手術時間については男性外科医よりも、
女性外科医で約8分長いことが示されました。論文著者らは、男性外科医と比べて、
女性外科医はより丁寧に外科処置を行っていた可能性について考察しています。
0076情報発信元:七七四通信社
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2023/10/24(火) 15:47:02.40ID:hX4xvqO6
だれしも死ぬときはあまり苦しまず、人生に満足を感じながら、
安らかな心持ちで最期を迎えたいと思っているのではないでしょうか。医師として、
多くの患者さんの最期に接する中で、人工呼吸器や透析器で無理やり生かされ、チューブだらけになって、
あちこちから出血しながら、悲惨な最期を迎えた人を、少なからず見ました。望ましい最期を迎える人と、
好ましくない亡くなり方をする人のちがいは、どこにあるのでしょう。父は医者の不養生を地で行く人で、
もともと麻酔科医でしたが、糖尿病でありながら、食事療法などはいっさいせず、
七十歳で倒れたときには血糖値が七百を超えていました。
八十歳くらいまでは生きたいと思っていたようですが、その年齢を超えると、
今度は無闇な長生きを恐れるようになりました。九十歳や百歳まで生きたら、
苦しいだけの生活が待っていることを知っていたからです。ですから、
八十五歳で前立腺がんの診断を受けたときには、「これで長生きせんですむ」と喜び、
治療を勧める医師に、「とんでもない」と断りました。八十六歳のときに腰椎の圧迫骨折を起こし、
食欲をなくして水分もほとんど摂らなくなりました。そして、見舞いに来た孫に、「あと、十日ほどで楽になる」
と言い、自ら死を受け入れる気持ちになったようでした。父は入院はもちろん、検査や治療も無用と言い、
「いい人生やった。みんな、ありがとう」と笑いながら、介護用のベッドで横になっていました。
そんな重症なら病院に連れて行くべきだと言う人もいるかもしれませんが、
連れて行ったらただでさえ圧迫骨折で痛いのに、X線検査のために身体をあちこち向けさせられ、
CTスキャンなども撮られて、「圧迫骨折です」とわかりきった診断名を告げられた上、
結局、湿布と安静を指示されるだけです。それなら、
はじめから家で湿布を貼って安静にしているほうがよほど合理的です。父の場合は、
本人をはじめ、家族全員が父の死を受け入れていたので、穏やかに看取れたのだと思います。
冷たいと思われるかもしれませんが、父の年齢で気持ちが死に向いたなら、
そのまま受け入れたほうがいいことを、家族のみんなが理解していました。死を受け入れると、
食事や水分を摂らないからと心配することもなく、血尿が出ても検査や治療の必要はなく、
便秘が続いても浣腸さえしませんでした。褥瘡(床ずれ)の予防もしませんし、
寝たきりになる心配も不要です。苦痛があれば取り除く用意はしていましたが、
安静にしているとそれもなかったので、ただ静かに父の最期を待っていました。
しかし皮肉なことに、いつ死んでもいいと思うと、かえって死はなかなか訪れてくれないようです。
父の食欲不振の原因は、もともと圧迫骨折による痛みでしたから、日時がすぎると徐々に回復してきて、
少しずつ食べるようになりました。とても命をつなげる量ではありませんでしたが、
死を受け入れているので、「もう少し食べて」とか、「水分も摂って」などとは言いません。
食べたいだけで終え、飲みたくなければ飲まずにすませて、
必要なカロリーなどはいっさい考えませんでした。家族は、父に感謝し、
父のおかげで幸せな生活ができたことを喜び、父もそのことに満足しているようでした。
病室にしていた和室には、穏やかな空気が流れ、何の煩いもありません。父はガラス戸から庭を見て、
「ああ、バラの花が輝いて見える」と言いました。いわゆる“末期の眼”だなと思って見ると、
私にもバラの花が輝いて見えました。父といっしょに見るバラは、これが最後だなと思ったからです。
“末期の眼”は、死にゆく人だけが感じるものと思っていましたが、そうではないことをそのとき悟りました。
やがて徐々に弱ってきて、圧迫骨折から一年三ヵ月後、父は誤嚥性肺炎で八十七年の生涯を閉じました。
自然に任せていたので、あまり苦しむことなく、発症から一日で亡くなりました。死が近づいてきたとき、
多くの人が不安や心配にとらわれ、病院で無益な治療にすがったり、厄介な検査を受けたりするのは、
やはり死を拒否しているからでしょう。早すぎる死は困りますが、ある程度の年になれば、
死を受け入れるほうが上手に死ねます。そのためには、どこかで覚悟する必要があります。
父が比較的、抵抗なくそれを受け入れたのは、医者という職業柄、
超高齢になって生きることのつらさを熟知していたからでしょう。
さらには仏教やタオイズム(道教)的な素養も影響していたかもしれません。
足るを知る。これが父から受け継いだ上手に死ぬための秘訣です。
0077情報発信元:七七四通信社
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2023/10/25(水) 19:35:13.18ID:O9xqgBA6
死に目に会うのは、当然の義務、孝行のように言われたりもします。
しかし、感情論ではなく、その意味を現実的に考えるとどうでしょう。
以前、在宅医療で診ていた乳がんの女性が、いよいよ臨終が近づいたとき、入院の手続きをとりました。
七十八歳で、ぎりぎりまで家にいたいけれど、最後は病院でと希望していたからです。
十日ほどして、病院の主治医から亡くなったという報告書が届きました。それを読んで愕然としました。
報告書によると、看護師が午後八時に巡回したときには異常なかったけれど、午後十時に巡回すると、
心肺停止の状態になっていたそうです。看護師はすぐに当直医に連絡し、当直医は気管内挿管をして、
人工呼吸器につなぎ、カウンターショックと心臓マッサージで心拍を再開させることに成功しました。
その後、ステロイドや強心剤を投与して、翌日の午後八時に、
無事、家族に見守られて永眠したとのことでした。具体的な文章は忘れましたが、
心肺停止でだれにも看取られずに亡くなりかけていた、見事、蘇生させて、
家族が死に目に会うことを実現させられたと、いささか誇らしげに書いてあったように記憶します。
たしかに家族は喜んだかもしれません。きっと感謝したことでしょう。
しかし、亡くなった本人はどうだったでしょう。一般には心肺停止の蘇生処置がどういうものか、
具体的に知らない人が多いでしょうから、この話は美談のように受け取られるかもしれません。
しかし、実態を知る私としては、なんという無茶なことをと、あきれるほかありませんでした。
まず、人工呼吸のための気管内挿管は、喉頭鏡というステンレスの付きの器具を口に突っ込み、
舌をどけ、喉頭(のどぼとけ)を持ち上げて、口から人差し指ほどのチューブを気管に挿入します。
意識がない状態でも、反射でむせますし、喉頭を持ち上げるとき、
前歯がてこの支点になって折れることもままあります。そうなれば口は血だらけになります。
そのあとのカウンターショックは、裸の胸に電極を当てて、電流を流すもので、
往々にして皮膚に火傷を引き起こします。心臓マッサージも、本格的にやれば、
肋骨や胸骨を骨折させる危険性が高く、高齢でやせている人なら、
骨折は一本や二本ではすまなかったと想像されます。寿命に従ってせっかく静かに亡くなっていた口に、
そんな器具を突っ込み、のどに太いチューブを差し込んで機械で息をさせ、火傷を起こし、
ときには皮膚に焼け跡をつける電気ショックを与え、肋骨や胸骨がバキバキ折れる心臓マッサージをして、
心臓を無理やり動かしてまで、家族が死に目に会えるようにすることが、
果たして人の道に沿ったものでしょうか。非道な蘇生処置をした当直医は、
(1)まだ経験の浅い若い医者か、(2)医療に前向きな信念しか持たない医者か、あるいは、
(3)あとで遺族から非難されることを恐れる保身の医者のいずれかでしょう。(1)の医者は未熟なので、
心肺停止という状況で反射的に(つまり何も考えず)教えられた通りの処置を行ったケースで、
これは経験を積めばそんな無駄で残酷なことはしなくなる可能性があります。(2)の医者は、
医療の善なる面のみに目を向け、医療の弊害や矛盾、あるいは限界から目を背ける医者です。
こういう医者はイケイケですから、むずかしい状況の患者さんを積極的な治療で救うこともありますが、
無理な治療で患者さんを苦しめたり、逆に命を縮めたりする危険性もあります。
まじめで純粋、かつ努力家である反面、己の非はぜったいに認めないタイプですが、
医師としては優秀な者に多いのが困りものです。(3)の医者は、もっとも厄介なケースで、
患者さんのためにならないことを知りつつ、言わばアリバイ作りのために蘇生処置を行う医者です。
なぜ、そんなことをするのかというと、何もしないで静かに看取ると、遺族のなかには、
「あの病院は何もしてくれなかった」とか、「最後は医者に見捨てられた」などと、
よからぬを立てる人がいるからです。看護師が巡回したら、心肺停止になっていましたなどと、
ほんとうのことを告げたら、遺族によっては、「気づいたら死んでいたというのか。
病院はいったい何をやっていたんだ」と、激昂する人も出かねません。実際、死に対して医療は無力なのに、
世間の人はそう思っていないので、医者はベストを尽くすフリをせざるを得ないのです。
それが患者さん本人にとって、どれほどの害を与えていることか。
死を受け入れたくない気持ちはわかりますが、何としても死に目に会うとか、
最後の最後まで医療に死を押しとどめてもらおうとか思っていると、
死にゆく人を穏やかに見送ることは、とてもむずかしくなります。
0078情報発信元:七七四通信社
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2023/10/26(木) 12:51:03.40ID:0fnKMQ28
私の嫌いな仕事を言います。施設で。70代のおばあさんが、
年上のおじいさんを、自分の部屋へ招き入れて、ことに及ばれた時に、
そのできごとのソレをそれぞれの子供さんに報告しないといけないことです。施設はラブホじゃないし、
一応プライベート空間だけれど、ちゃんと規約に書いてある。退去になるかもって。
だから、子どもに報告は気が重い。おばあさんは開き直って『どっちも独身だからいいじゃない、
なにガキみたいなこと言ってるの』 とか言うけど、いい歳したおばあさんが、利用規約ぐらい守ってくれ。
仕事増やすな。と言いたい。私が働いている施設でもありました同意の上だったら良いじゃないか
と言う職員もいましたが。恋愛感情があるのは、幸せに繋がるからステキだなとかも思ってしまう。
99歳で亡くなった曽祖母の好きなタイプは“年上”って聞いた時の感じ。
行為の最中に内出血したりけがをしたのに、夜間転倒したと言い出されることがありました。
また、女性の膣が傷ついて出血されて受診するといったケースもありました。
高齢化社会の日本。今や10人に1人が80歳以上。65歳以上の高齢化率も過去最高となり、
介護が必要な人は増え続けている。そんな中、SNSであがるのは、
「介護している親を姥捨山に捨てていいって法律作るか、国が責任もって引き受けるかしてください」
「親に手を上げてしまった。もう在宅は限界なのかも」という訴え。親の介護は子どもがすべきことなのか。
諦めることはダメなのか。15年前から認知症を患っている(84)。尿とりパッドを換えているのは、
娘(46)。1人で介護を続けている。「死にたいっていうんじゃなくて、とにかく消えたい。
もし何の罪にもならないのであれば、私は母を捨てたい」長年の介護によって訪れた限界。
特に、精神的・肉体的に追い込まれるというのが、排泄の介助だ。おむつをしているが、
自分の意思でトイレにいくことも多い。外から戻ると、家の中が便まみれになっていることもあるという。
「便が硬ければまだいいが、柔らかいとあちこちに飛び散る。
お湯で洗うと臭いがものすごく上がってくるので、それが辛い」就寝するのは午後8時。
しかし、数時間ごとに起きては徘徊するため、長時間寝ることは難しいという。現在は年金(約7万円)と、
姉からの仕送りで生活する中、月2回のショートステイ(4泊5日)と、週1回のデイサービスを利用している。
しかし、施設に預けることは「経済的な問題」から選択できないという。「ケアマネージャーさんは、
できることはしてくださっているし、すごくいい方。しかし、何をするにしても経済的な問題がある。
特別養護老人ホームは要介護3でないと申請できない。母は去年は3だったが、今年2に下げられた。
それを更新したいとケアマネージャーさんに話をしたら、『再審査のほうが検査項目は厳しくなるし、
急に調子が悪くなった時のほうがまだ見込みはある』と言われた認知症になってしまった親は、
子どもからすると見るだけでつらい。“こうあってほしくない”“自分もこうなるのか”
というどす黒い感情がどんどん湧いてくる。よく今日までやってこられたという気持ちだ。いち早く、
ご自身の気持ちがつらくならないような、気持ちが少しでも軽くなるような状況に身を引いてほしい。
大事なのは、経済的な算段をつける前にそれができるかどうか。
制度を精査できないほど、今の毎日が繰り返されていることに問題があるわけだ。
失礼な言い方かもしれないが、お母様のためにそうしてほしい。相談を受けていて、
ケアマネージャーさんに自分のつらさや身の内を伝えられている人は意外と少ない
また、「ご自身の親にいい気持ちが持てなくなっていたら、引かないといけないタイミングだ」とした上で、
「経済的な部分で、特養は緊急の度合いによっては要介護3でなくても入居できる方法はあるし、
当然お母さんの収入だけで入居できるように制度設計されている。
今の状況をどれくらいケアマネージャーさんが認識されているのか
緊急の度合いと含めてもう一度伝えてみたらどうでしょうか。それでも動きが悪いようであれば、
地域包括支援センターに相談いただくのがいいのではないか」と呼びかけた。現在の心境について、
「自分の気持ちを一番大切にするべきだというのは、心療内科の先生にもよく言われる。ただ、
“それってどういうことなの”というレベルだ」と話す。「プッシュ型の支援が拡充される必要がある。
“行きましょう”“何もしなくてもいい。行きましょう”と言ってくれるような制度を作っていくべきだ」と訴えた。
0079情報発信元:七七四通信社
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2023/10/27(金) 12:40:06.48ID:BasozJXG
「メンタル不調につながる食事の特徴はいくつかあり、代表的なのが血糖値を急変動させる食事です。
炭水化物に偏った食事、甘い物や缶コーヒー、清涼飲料水がやめられない、
食事を抜くといった食生活がこれにあたります。
血糖値が急激に上昇すると、すい臓からインスリンが分泌されます。
その結果、血糖値が急激に低下することで今度は交感神経が優位になり、
緊張感、不安感、恐怖感のすべてが強くなります。血糖値の急変動は、
あらゆるメンタル疾患を悪化させると言っても良いでしょう」ラーメンやうどんといった麺類、
丼物などの単品の食事は、血糖値を急変動させやすい代表だ。タンパク質、脂質、炭水化物(糖質)
の3大栄養素は含まれているものの、それらを燃焼させてエネルギーに変える栄養素が足りないと、
体はエネルギー不足に陥り、心身の不調を引き起こす。「糖質や脂質、
タンパク質をエネルギーに変えるには、ビタミンやミネラルといった他の栄養素が必要です。
例えば、ビタミンBが不足すると疲れやすくなり、鉄不足は疲れのほかイライラや集中力低下に。
加工食品中心の生活は、そういったビタミンやミネラルの極端な不足をもたらします。
可能な限り加工食品を避けて“丸ごと食(ホールフード)”で食品を取ることで、
バランスの良い栄養摂取ができます。立ったままの早食いや、スマホを見ながら、仕事をしながらの
“ながら食べ”は、交感神経を興奮させます。すると消化吸収がスムーズに行われず、胃腸の負担に。
食べることは外部のものを内部に受け入れる行為。交感神経優位の戦闘モードでは、
せっかくバランス良く栄養を取っても、うまく体が受け付けられないでしょう。
楽しく落ち着いて食事をすることが、メンタル不調を遠ざける良い食事の取り方といえます
血糖値の乱高下が原因で起こっている精神症状ならば、
血糖値を急激に上げる食事を避けることが重要です。特にパンや麺、丼物などの早食いが最悪です。
また甘いドリンクも危険。これらに気を付ければ、あっという間に症状が改善します。
しかし血糖を糖質以外の栄養素から作る力が落ちてしまっている人は、
炭水化物と交感神経の興奮で血糖値を保っているため、
糖質を抑えすぎてしまうとかえって具合が悪くなります。
このような人は雑穀米のようなゆっくり血糖値が上がる炭水化物を、時間をかけて食べること、
さらに補食をうまく使うことで体調が良くなります。いずれにしても日々の食事が重要なのです」
メンタル疾患がある人に適切な薬を出せば、当然症状がラクになる。でもそれは、
対処療法に過ぎない。「メンタルに影響を及ぼした元凶は、食事や睡眠、生活習慣、ストレスなど、
日々の生活の中にあります。だから食事を含めた生活そのものを立て直していかなければ、
メンタル不調は根本的には改善しないのです」そして「現代人は“休むこと”が下手」と指摘する。
メンタル不調はある日突然起こるものではなく、「なんとなく調子が悪い」
という状態が数ヵ月から数年続いた結果、心や体に支障があらわれるのだ。
「メンタル不調がなぜ起こるかというと、ニュートラルに戻れない状態が続いたからなんです。
決まった時間に食事を取り、適切に休憩を入れる。そして十分な睡眠で心身を休めることができれば、
回復してニュートラルに戻るわけです。可能な限りこまめにニュートラルな状態に戻していると、
その状態が当たり前になります。そうすると食事やお風呂、散歩、
ちょっとした風景や草花などが味わえるようになります。その味わっている状態こそがリラックスです。
メンタル不調に至ってしまう人の多くは、これができない。『(人に何も言われないように)
ちゃんとしなきゃいけない』と、いつもタスクや心配事に追い立てられていて、
睡眠や休憩を削って働いたり、食事を抜いたりしているので、
正常な状態からどんどん離れてしまうのです。毎日食べる主食は、もち麦と雑穀を入れたごはん。
もち麦や雑穀を入れることで、白ごはんよりも血糖値が上がりにくくなります。量は茶わん半分で、
多くても軽く1杯まで。大盛りを食べることはありません。そのほか、
蒸したり炒めたりしてシンプルに味付けした野菜、肉や魚を焼いたものを食べることが多いですね」
3食ともごはんと肉や魚、野菜を食べて栄養素をまんべんなく取れば、
大盛りごはんを食べなくても満足感は高い。また、食材を無駄なく丸ごと食べることも心がけているという。
反対に健康のために、意識的に口にしないものがある。
メンタル不調を訴える多くの人が習慣的に取っているアルコールやカフェインだ。腸内環境を悪化させる小麦も控えている食べ物のひとつ。
0080情報発信元:七七四通信社
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2023/10/28(土) 16:16:35.78ID:2eLnvkJj
「オートファジーがないと延びていた寿命が縮んでしまう」「オートファジーは歳をとると減ってしまう」
ということがわかりました。そして、オートファジーが歳と共に減るのは、細胞の中に「ルビコン」
と呼ばれるたんぱく質が増えることが原因であることを突き止めました。
遺伝子操作でルビコンをなくしてしまった線虫やハエの寿命はオートファジーが活発化することで、
平均20%延びました。生き物はルビコンをコントロールできれば寿命も延び、
老化を食い止められる可能性が示されたのです。今、日本では寝たきりや認知症が非常に増えています。
医療費の国家財政の圧迫も社会問題になっています。解決策としては、
死ぬ間際まで元気でいてもらうしかありません。医療費の問題を抜きにしても、
誰だって寝たきりで生きたくないです。大半の人は本音では健康で長生きしたいはずです。
老化の最大の特徴はさまざまな病気にかかりやすくなることです。
当然、重症化しやすくなりますし、死亡率も高まります。
オートファジーによって健康寿命が延びるということは高齢になっても病気にかかりにくくなることでもあります。
哺乳類の場合は老化すると必ず病気になります。結論からいいますと、
ルビコンを抑えてオートファジーを維持すると加齢に伴ってかかりやすい病気にかかりにくくなることがわかってきています。
加齢に伴ってかかりやすい病気を「加齢性疾患」といいます。
例えば、認知症の原因となるパーキンソン病や高齢者の失明原因として最も多い加齢黄斑変性、
骨折しやすくなる骨粗しょう症などがあります。
いずれも現代人にとっては身近な病気で、おそらく、みなさんの周りにも苦しんでいる方はいるでしょう。
オートファジーを低下しないようにしたマウスの実験では、
実際にこれらの加齢性疾患にかかりにくくなる結果が出ています。あくまでもマウスの実験ですが、
同じ哺乳類ですので、人間の場合でもオートファジーを活性化することで、
加齢性疾患を抑えることにもつながる可能性がきわめて高いでしょう。
オートファジーは免疫力を上げてくれます。細胞内に侵入してきた病原体を捕捉して分解できますし、
ウイルスなどの病原体に対する抗体を作る免疫細胞や病原体を殺す免疫細胞の能力の維持に働いています。
ただ、高齢者になるとオートファジーが低下するため、そういった免疫力が弱まります。
そうなると感染症に弱くなり、肺炎などの炎症が命の危機にもつながりかねません。
ワクチンも効きにくくなります。老化した人間の抗体をつくる細胞に、
納豆などに含まれるスペルミジン(オートファジーを活性化させる成分)をかけたところ、
オートファジーが亢進して、抗体をつくる力が回復したという実験もあります。
オートファジーの活性化は、感染症への抵抗力を高める可能性があります。
また、スペルミジンは、歳をとって低下したがんに対する免疫を回復させます。
これはオートファジーを介した効果なのかはまだわかっていませんが、その可能性が高いと考えています。
脂っこい食べ物を食べすぎると、オートファジーの働きにブレーキがかかり、脂肪肝になります。
脂肪肝の他にも動脈硬化や糖尿病(糖尿病の95%を占める2型)もオートファジーと関係があります。
例えば、インスリンを分泌する脾臓の特定の細胞でオートファジーに必要なたんぱく質の遺伝子を破壊したマウスはインスリンが出にくくなり糖尿病になりました。
パーキンソン病などの神経変性疾患や骨粗しょう症、加齢黄斑変性、
腎臓の線維症などはオートファジーを活性化することで抑制できる可能性が高いでしょう。
オートファジーの働きが鈍ると悪化するとみられています。
肝臓でオートファジーが働かないマウスはがんになるという報告があります。
この実験からはオートファジーが肝臓がんを防いでいる可能性が高いといえます。
ちなみに、ほかの臓器でオートファジーの機能を止めてもがんにはあまりなりません。
この理由はまだよくわかっていません。心臓でオートファジーが働かないマウスは、
歳をとったり、心臓に負担をかけたりすると心不全になることがわかっています。
加齢性疾患である腎臓の線維症以外でも、血液中の尿酸値が上がってなる腎症
(腎臓に傷みが生じて腎臓の機能が低下する病気)にも関係があることがわかっています。
オートファジーの働きが悪くなると、腎症は悪化します。
また、健康なマウスでも腎臓でオートファジーが働かないと、歳をとった時に腎臓の機能障害を起こします。
これらはオートファジーが低下すると発症したり悪化したりすることがはっきりしている病気です。
0082情報発信元:七七四通信社
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2023/10/30(月) 01:06:57.15ID:jTQyPtIw
障害者の作業所やグループホームを運営する社会福祉法人で、役員ら複数の職員が長期間、
知的障害のある利用者たちに暴行や暴言を加えていたことが分かった。
遅くとも5年ほど前には市に虐待の通報があったが、市は調査を法人任せにしていたとみられる。
昨年には、法人職員が内部告発でネグレクト(放棄)の情報を通報したのに、
市の担当者は「虐待じゃない」と受け付けなかった。長期化した虐待。知的障害で話ができず、
被害を伝えられない自閉症の男性利用者は、悲痛な行動に出ていた。この社会福祉法人は。
50年近く前に事業を始めた歴史ある法人で、市内で13カ所の施設を運営している。
入手した内部資料では、遅くとも6年前には虐待疑いの行為が確認できた。
作業所の男性職員が知的障害のある利用者の前で、本人が気に入っているチラシを無言・
無表情で破るとの内容が、2017年の支援記録に記されていた。関係者によると、
同じ作業所の副所長だった男性理事は、男性利用者に行動障害が現れた際「いいかげんにしろよ」
などと言い、股間をつかむ行為を複数の人に繰り返していた。部下の職員にも「何かあったら、
股間をつかめばいい」と話していた。2020年には、作業で使っていた工具部品を投げてきた利用者に
「何すんだ、この野郎」と言い、頭をたたいた。グループホームの管理者は、
夜間に冷蔵庫の物を食べる入居者について職員向けに「黒いネズミが来るので注意してください」
との張り紙をしていた。このほか、職員らの証言によると、
複数の職員が次のような行動をしていたという。利用者を押し倒し、馬乗りで後頭部を床に打ち付ける
床に押さえつけた利用者の背中に別の職員が飛び乗る相性の悪い男女の利用者をわざと一緒にさせ、
女性利用者が大声で泣くのをしばらく見ている利用者が嫌がることを繰り返し言ったりやったりする
髪の毛をつかむ投げ飛ばすこれらの暴行や暴言のうち、
施設4カ所での職員約10人による虐待を昨年以降、市が認定。
障害者総合支援法に基づき立ち入り検査した。ただ、市の動きは鈍かった。
既に5年ほど前には作業所での虐待の通報があったが、法人は
「理事の1人が作業所の職員全員に話を聞き、結果を市に報告した。市から調査はなく、
それで終わった」と説明している。市は調査を法人に“丸投げ”していた可能性がある。
市から法人に通報者の情報が漏れていた疑いもある。ある元職員は在職中、
作業所での虐待疑いを市に通報したところ、当時の所長から通報したかどうか問われることもなく
「通報した件で話を聞かせてほしい」と言われたと証言。複数回通報した別の職員は、
法人理事らに呼び出されて事情を聴かれ、後に「あなたから相談があったと市から聞いた」
と言われたという。障害者虐待防止法は、自治体職員が通報者の情報を漏らすことを禁じている。
市は、漏えいを否定した。「法に沿って対応しており、通報者の情報を漏らしたことはない」。
法人側も、「通報者を特定したことはない」と答えた。虐待通報に対する市の対応では、こんなこともあった。
法人の職員2人が市役所の障がい者支援課を訪れたときのことだ。入手した音声データによると、
こんなやりとりが残っていた。「グループホームで一部の職員が掃除をせず、ダニが発生したことと、
職員の暴言について通報したい」。2人はそう伝え、「掃除しないのはネグレクトですよね」と訴えたが、
応対した女性の課長補佐は「それ(ダニの発生)はネグレクトではない」と回答した。通報を受理せず、
こうも言った。「法人内で話し合って解決すべきことで、市に相談することじゃない。市で指導はできない。
対応するよう法人には言ってある」2人が「法人内で言っても変わらない」と訴えると「もっと言わないと」
「指導監査は(役割)。だけど、行っても同じことを言われるだけ」と答えた。2人が食い下がると、
「虐待じゃない」「市は指導できない」と繰り返し、「もういいですか」と話を切り替えた。
不衛生な環境で生活させるのは、本当にネグレクトではないのか。
障害者虐待に関する厚生労働省の自治体向け手引を見てみると、ネグレクトの例として
「掃除しない」「劣悪な住環境で生活させる」と明記されていた。厚労省の担当者は
「ダニが発生するまで不衛生な状態であれば、虐待に当たる可能性は十分ある」。障害者虐待防止法は、
虐待の発見者に市町村への通報を義務付けているが、市は「法に沿って対応している」と繰り返した。
法人職員の2人はこれより前にも複数回、市に虐待を通報していた。市側は面倒に感じて、
「通報」ではなく「相談」の扱いにしたとみられる。実は、市に虐待と認定された2件について、
0083情報発信元:七七四通信社
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2023/10/31(火) 00:54:45.10ID:PPmYjP4K
当時、精神的に異変をきたし、「死にたい」と漏らしていたのは知っていました。
理由はいくつかあったと思います。ひとつは「創造ができなくなった」というのです。
同じことを繰り返すのがイヤで、常に新しいものを生み出してきた、
クリエーティブな活動ができなくなったということは、とてもつらいことだったに違いありません。
もうひとつは経済的に切迫していたことです。グルメだし、ファッションにもうるさい。つまり、
お金をドンドン使っちゃう。でもヒット曲が出なくなると、作品の権利などをことごとく売ってしまい、
無一文になっていたらしいのです。ただ、誰しも、そうした(一流レベルの)
生活をずっと続けることはできません。どこかであきらめて、たとえば、
みかんを食べながら家族と大みそかに紅白歌合戦を見るとか、同窓生と宴会をやって、
来し方を振り返るとか、という心境になるのが普通なのです。気楽に生きればいいのだけれど、
それができない美意識があった。どうしようもなかったのでしょう。主治医は別にいて、
「友人」という立場でした。この機会に、じっくり彼の話を聞いてみようと思っていたのです。
ところが当日、メールが来て、イタリアンレストランで酒を飲もうと、提案してきました。
まず話を聞きたかったので「酒は後にしないか」と伝えたら、会合自体をキャンセルしたいと言う。
「母の具合がよくないので行く」というのがキャンセルの理由だったのですが。
受け取りましたが、住所が近い人には16日中に手紙が届いた。内容を読めば
「死ぬ気でいなくなったこと」は分かります。大騒ぎになって夜、皆で自宅へ行くと、
まるでがらんどうのように楽器や録音機材がきれいさっぱり無くなっていた。そして、
彼が録音スタジオとして使っていた部屋の壁に額装された1枚の写真だけが残されていたのです。
それは、アマチュア時代の解散コンサートのステージ写真でした。
死ぬ覚悟を決めて部屋を片付けたのでしょう。残した1枚の写真の意味は、そのときが「一番幸せだった」
からだと思います。まだ(プロとして)売れる前で、「遊び(PLAY)」に徹することができたときでした。
結局、「1年限り」の約束でデビューしますが、当初、
アマチュアとしてコツコツ音楽を続けるつもりだったらしい。振り返れば、
あのとき「音楽家」は一度死んでいた≠フかもしれませんね。姿を消したとき、考えの中では、
「オーバードーズ」でボロボロになったような状態で見つかる可能性があると思っていました。
だから彼の入院先まで考えていたのです。ただ、もしもそうしていたら許さなかったでしょうね。
美意識のかたまりは、「よくもこんなところ(病院)にほうり込みやがって」と怒ったに違いないからです。
それ以前に、苦しんでいるのを知った最大の悩みも「入院させるか、否か」でした。
というのも、自死を考えている患者を「死なせない」方法は結局、強制入院しかありません。
そうすれば、命も救えたかもしれない。だけど閉鎖病棟に身ぐるみはいで自由人を束縛できますか
それこそ死を意味するでしょう。無念だけど、やはり、止めることは難しかったのだ、と思いますね。
共演した人に話を聞くと、「最近、丸くなったよね」とか、「ちょっと元気がなかったみたい」
などという印象だったらしい。ただ、みんなと一緒に合唱するなんて姿は見たことがありません。
インパクトがあることや、新しいことを常に求め続けてきた、古い曲を同じアレンジで演奏したり、
歌ったりすることを嫌っていたからです。笑顔で合唱しながら、その裏側では「死の準備」
を着々と進めていたのか、と思うと、切なくなりますね。うーん、なぜここまで思いつめてしまったのか
これを読んだ、音楽のために人生があるんじゃない。人生を楽しむために音楽をやってきたんじゃないのか、
と言い返したくなりましたよ。もともと「遊び」で始めたことなのに(プロになって売れて)遊びじゃなくなって、
面白くなくなってしまったのか。「恐怖」を感じて、遠ざかったけれど、ショービジネスの世界を歩み続け、
空虚なものを感じていたのでしょうか。亡くなったとき、やりきれなくて、打ちのめされました。
ものすごい喪失感で、知らぬ間に酒量が増えてゆくのです。そうした状態がしばらく続きました。
今はさすがに立ち直りましたけれど。「やはり悲しいが、こういう解説をやっている見て、
『あいかわらずだな』と笑うに違いない。あの笑い声をもう一度聞きたいし、
彼について書いていると今も聞こえてくるような気がするのだ。
1人で死んだ盟友との対話は、これからもまだまだ続く」と
0084情報発信元:七七四通信社
垢版 |
2023/11/01(水) 01:59:22.61ID:cfVgEzsq
良い成績で医学部に入っても、その先はわからない。自身も、
我が子の挫折や親の介護を経験している。「実は、上の子が、遠方の国立大医学部に入ったものの、
合わなくて退学しました。教科書が高くて買えない学生さんに『いいね医者の子は』
などと嫌味を言われて傷ついたり。先生や学生とも価値観が合わず、優しさを感じられず、
心身を壊して、やめてしまいました。私立医大なら、もっとフォローがあったはずで、
同じ価値観の学生もいたかもしれません。下の子は、近くの私立医大に進みました。
英語で授業を受けるインターに行っていたため留学生と同じで、はじめは苦労しました。
でも、担当教官の英語の先生が、とても熱心に本人や保護者と面談して大事にしてくれました。
近いので、生活のサポートもできます。カフェでアルバイトもして、いろんな経験をしています。
下の子も、周りの子とノリが合わない、社会貢献を考えない学生は話がつまらないと言っていましたが、
味方になってくれる友達ができました。背中を見て人の役に立ちたいというモチベーションを持ち、
ドクターを目指しています。私立医大には、親が医師の学生が多く、
地域で貢献する親の背中を見ているからこそ、
地域医療に貢献する良いドクターになる子が多いのではないかと思います」
「医学部の実情ですが、とても忙しくなっています。以前より30倍もの知識を詰め込まないと、
試験に受からない。だから記憶力の良い子や勉強のできる子が良い成績を収めることができるんです。
それだけ医療の技術が進歩しているということです。
そんな中で、厚生労働省は医師の数を切ろうとしています。勉強だけできる人、
コミュニケーションが苦手な人が医師になったら、患者さんが困ってしまいます」
やっと医師になっても、働き詰めの現状も知られている。
「日本では、何科の医師になりたいと自分で決めることができます。すると小児科、救急、
産科など大変な科に来る人が激減したんです。私が30年前に研修した際、睡眠は3時間、
ご飯は一食で、常に走っていました。無理すると見落としにもつながるし、患者さんも話しかけにくく、
医師として失格なんです。家庭や社会生活が豊かで、日進月歩の新しい知見を導入できることが、
本当は大事です。研修医の過労死の裁判があり、現状を変えないといけないということになりました。
ただ、きつい経験は医師としての財産となることも多く、そうした機会が一切ないのは、
悩ましい部分もあります。働き方改革は進んだけれども、技術が身に付かないということが起きています。
今は、研修医に配慮しないとやめてしまい、中堅の医師にしわ寄せが行く。
医師不足で、定年後に重症患者を診続けている先輩もいるんです」昔は、病院に救急車が来ると、
役に立ちたい、力をつけたいと、こぞって研修医が集まった。「今の子はもともと頭でっかちで、
さらに知識を身に付けないと変化についていけないから、ますます頭でっかちになってしまう」と危惧する。
「麻酔科医が足りず、直接ありがとうと言われることが少なく、人と人とのつながりがないことから、
自殺する人も多かったんです。ところが、この10年から15年の間、フリーランスの麻酔科医が増えた。
そういう働き方だと後腐れがないからいいと聞いて、驚きました。あとは、自由診療の美容外科、
眼科や皮膚科も人気です。重症の方や救急がなく、決まった時間で終われるからです。
使命感と過労のバランスが大事です。どうしても、一生懸命なドクターに仕事が集中する。
見合った報酬、最低限の休みを意識してほしいけれど、忙しい医療界は変わっていません。
早朝のカンファレンスや夜の勉強会などもありますし、無駄な事務仕事が多いです。
外科のオペは十数時間かかり、ナースは日勤から準夜勤、夜勤と交代していきますが、
医師は出ずっぱり。患者さんの立場からすると、1人の医師に担当してほしい、
交代してほしくないとの声も聞きます。また、医師は社会性がない人が多いとも感じます」
「小中学生の子に医師の仕事の話をしています。救急の現場はこういう場所だよとか。
ドクターヘリに憧れて、というモチベーションは、偏差値で選ぶよりも正しいのではないかと思います。
医師になりたい子に聞かれたら、医師でない人と友達になったり、いろんな世界を見たり、
アルバイトをしてみて、と伝えます。ドクターになると、世界が狭くなります。
医療従事者としか付き合わなくなるし、価値観が狭まる。研修医の頃、
患者さんに怒られたことに感謝しています。皆さん、年上の人生経験がある人だったからです」
0085情報発信元:七七四通信社
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2023/11/02(木) 01:39:36.04ID:oIgJe6gk
「何よりも患者さんのために」高橋英樹が渋い声で語りかけるCMも、いまや空疎な響きだ。
ジェネリック医薬品の安心・安全を訴えてきた製薬の信頼は、地に堕ちてしまった。
「10月23日、製薬は、胃潰瘍や急性胃炎向けの後発薬である『テプレノンカプセル50ミリグラム「」』
の品質検査に不正があったと発表し、謝罪会見をおこないました。具体的には、
製造から3年たったカプセルが、きちんと胃の中で溶けだすか調べる検査で不正がありました。製薬は、
このカプセルがうまく溶けなかったため、別のカプセルに詰め替えて検査をしていたのです。一時期は、
ジェネリック医薬品の売上1位を誇るなど、“業界の風雲児” ともてはやされた同社の杜撰な不正に、
衝撃が広がっています」だが近年、製薬に限らず、ジェネリック医薬品メーカーの不正が相次いでいる。
「化工は睡眠薬の混入で死者を出し、2023年に廃業。工も不正が発覚し、
2021年までに75品目を自主回収、2022年には事業再生ADRを申請しています」
特許の切れた薬を同じ成分で安く製造する。理論上は、同じ薬効を持つはずのジェネリック医薬品だが、
現場の医師からはこれまでも “疑惑の目” が向けられていた。
「ジェネリック医薬品の効果が低いことは、うすうす感じていました」と語る。
「たとえば降圧剤を服用し、血圧が安定していた患者さんがジェネリックの降圧剤に変えたところ、
突然血圧が不安定になってしまった、というケースがあります」「塗り薬は違いが出る」と言う。
「薬を溶かし、皮膚に浸透させる役割を担う “基剤” の差で、効きやすさや副作用の出やすさが変わります。
私は顔や首などの皮膚が薄い部位に使用する薬は『ジェネリックへの変更不可』と、
わざわざ処方箋に書いています。特に、炎症を止めるためのステロイド外用剤などですね。
飲み薬でも、傷の治療のためにテトラサイクリン系抗菌剤を処方したところ、
不思議なほどに傷の治りが悪かったことがあり、おかしいなと思っていたら、
じつはジェネリックだったということが何度かあります」歯科でも同じだ。
「私は、ジェネリック医薬品は一切使いません。歯科治療でよく使用するのが、
痛み止め、いわゆる非ステロイド性抗炎症薬ですが、先発品とは効きが違います。
また、感染症を防ぐためのマクロライド系抗生物質でも、
ジェネリックだと効果が低いという経験が何度もあります。私自身もお医者さんにかかる際は、
ジェネリック医薬品はやめてほしいと伝えていますよ」目薬にも違いがある。「緑内障の治療のために、
眼圧を下げる目薬を使っていた方が、薬局が変わったことを契機にジェネリックに変わった途端、
眼圧が約2mmHg(ミリ水銀)程度高くなったことがあります。目薬は、
効能を維持するために防腐剤や添加剤が多く含まれており、違いが出やすい可能性があります」
通常、処方箋を書く際に医師が指定するのは薬の種類だけで、
ジェネリックか否かは薬局が決めること。患者と接することが多い薬剤師も “苦情” を多く聞いてきた。
「今回の製薬の胃薬もそうですが、ほかには性感染症治療に使う抗ウイルス薬が効かなかったり、
睡眠導入剤を飲んでも眠れないという相談を受けることがあります。
あとは湿布がかぶれるという苦情も多いですね。ただ、ジェネリックを多く出すと、
調剤基本料に加え、後発医薬品調剤体制加算という “ボーナス” を国からもらえるシステムなんです。
なので、利益重視の薬局では、無理にでもジェネリックを出すように現場に圧力がかけられます」
「もちろん、薬価の安いジェネリック医薬品を使うことで、国全体の医療費の削減に繋がるのは確かです。
しかし、品質管理のできていない薬のせいで、治療ができないとなれば、元も子もありません。
制度改革が必要ですよ」割高でも先発品にこだわることで、患者が自衛するしかなさそうだ。
0086情報発信元:七七四通信社
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2023/11/03(金) 00:44:49.74ID:uosTVZ2F
その日は五月晴れだった。ちっぽけな公園の中を、
ヨレヨレのコートを着てひとりボソボソと呟きながら行ったり来たりしていた。来た道を振り返ると、
木造一戸建て住宅の海に場違いなほどイカついコンクリート製の建物が見える。
某有名医科大学附属病院。ここに来たのは今日で2度目だ。「あなたね、ADHDとASDね」
「え。それ発達障害?」「あぁ。しかも極めて強い傾向を示している」
担当医の精神科部長は唐突にそう告げた。
壁際の机に置かれたパソコンに向かったまま目を合わせようとしない。
診察室には私と彼しかいないのに、その診断名は、なぜか他の誰かに告げられたように聞こえる。
ADHDって、ライターだから聞いたことくらいはあるが、それってイーロン・
マスクみたいな天才が若いうちにかかる病気だと思っていた。アラ還にして低所得。
日本の生涯未婚率上昇に貢献してる私には縁がないはずだ。「それ。私の年齢でもあり得るんですか」
「歳は関係ない」彼は語気が荒く、見た目は私よりも若い。しかも黒縁眼鏡がよく似合うイケオジだ。
なんだか勝ち組に見下された気がしてムカついてくる。だが、待て。
今はこの医者以外に頼る人はいないのだと自分を戒める。「どうしたら、治るんですか」
「治らない」後で知ったのだが、ADHD=注意欠如・多動症やASD=自閉症スペクトラム症候群は、
ウツなど一過性の病気と違い生まれながらの脳の特性とされる障害。
彼の言う通り寛解はないのだ。「では何か、よくなる方法とか、アドバイス的なものはありませんか」
「これまでやったことないことをやるとか」「はぁ」「では、次回は来月の○日ね」5分間診療じゃないかよ。
前回、つまり初診時にはかなり恥ずかしい内容も含め個人史について根掘り葉掘り質問してきた。
チェック・シートへの記入も含めればゆうに1時間かけて診察したというのに、
再診となると途端にぶっきらぼうになるのはなぜなのだろう。そそくさと退出し病院の近くにある、
公園のベンチに腰を下ろした。それにしても発達障害なんて、にわかには信じられない。
というのも過去10年、鬱を患い近所のメンタルクリニックに通院してたのだ。
そのクリニックの先生は、診察室に入るといつもスマイルで「食欲はありますか眠れていますか」
と語りかけ、抗不安剤と睡眠導入剤を処方してくれた。そして常に慈悲に満ちた笑顔を湛え
「自然にお薬を呑み忘れるようになるといいですね」と励ましてくれていた。
この間、生活が不安定で心配事が絶えないため鬱っぽくなってるだけで、
仕事が好転すればきっと治ると思い込んでいた。しかし一向に病状は改善せず、
気がつけば薬の処方量は増え続けていた。一方でスマイル先生の笑顔に助けられてこの10年、
なんとか乗り切ってきたのも事実だった。ところが、だ。
ちょうどコロナのパンデミックが始まった頃、スマイル先生は突然、引退する。彼も私より若かった。
聞けば病院ごと他の人に譲渡するというではないか。いわゆるファイヤーだった。
寝耳に水とはこのことだ。悪いことは続くもので同時期レギュラーの仕事を失い収入も激減した。
急いでスマイル先生に代わる心の支えになってくれる医師を見つけなければならなかった。
スマイル先生が南国でバカンスを楽しむ様子を想像しながら、いくつかの病院を渡り歩き、
辿り着いたのがこの大学病院だった。そして突然の発達障害宣告。
あまりにも展開がキツ過ぎる。発作的にスマホを取り出して通話履歴にある名前をタップした。
出版業界で唯一、個人的な悩みを相談できる相手だった。この業界、
ヘタに弱みを見せるとマウントをとられるので相談相手は選ばなければならない。
私より少し歳上の60代半ばでやはり独身。最難関大を卒業して大手出版社に就職するも早期退職し、
今は同じフリーランスとして活動している。「もしもし」「あ、今忙しいですか」「仕事中です」
「あ、失礼。聞きたいことがあるんですが」「手短にお願いします」いつものことだが、
機嫌が良いのか悪いのかわからない。「今日、私、〇大学病院でADHDだと言われたんですが、
どう思います」「あきまへん。そんなのは国際金融資本の策略です」「へ」
「ひと昔なら職人気質と呼ばれてた、ちょっと変わった人にありもしない病名をつけて稼ぎおるんですよ。
あなたは人一倍拘りが強いだけで、そんな病気じゃありません」
“ショクニンキシツ”!?「アメリカの受け売りしてる医者、信じたらあきまへんよ。ではこのへんで失礼」
電話は突然切れた。鬱という病気から発達障害という不治の障害に名前がつけかえられた。
しかし、この「不治」というのは必ずしも悪いことばかりではなかったのだ。
0087情報発信元:七七四通信社
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2023/11/04(土) 00:30:31.27ID:+zNW6qfk
動物性脂肪を食べ過ぎると脂肪を多く含む食品への依存が発生すると聞き、
「どうやら自分も依存症みたいだ。今さら抜け出すことはできないんだろうか」
と感じた人がいるかもしれません。抜け出すための鍵はすでにみつかっています。
動物性脂肪の依存症になって肥満したマウスの脳ではエピジェネティクス変異が起きていて、
ドーパミンを受け取る構造を作るよう指令を出す遺伝子のスイッチがオフになっていました。
そのため、遺伝子のスイッチが切れるのをじゃまする物質を使って遺伝子をオンにしたところ、
マウスは動物性脂肪を多く含む餌を以前ほど食べなくなりました。
取りつかれたように動物性脂肪を食べていたのが嘘のようです。
もちろん、こんな危険な物質を人に使うわけにはいきません。
2021年の時点で遺伝子のスイッチを切り替える技術に関する明確な規制はないため、
使用しただけで罰せられることはありませんが、
スイッチがオフでなければいけない他の遺伝子までオンにしてしまう恐れがある以上、
投与は慎重に検討すべきです。でも大丈夫、もっと安全な選択肢があります。玄米です。
玄米に含まれるγ‒オリザノールという成分は脳で起きた好ましくないエピジェネティクス変異を修正して、
動物性脂肪への依存症をやわらげると報告されています。
稲の籾を包む固い籾殻を除いたものが玄米で、ここからさらに糠と胚芽をはがすと白米になります。
γ‒オリザノールは稲の糠に含まれているため、白米からは摂取できません。
人での研究も始まっています。メタボリックシンドロームに該当する日本人男性を2つのグループに分けて、
白米と玄米を2ヵ月ずつ食べてもらう実験を行いました。
他の食品の摂取量は同じで、白米だけを同じカロリーの玄米に置き換えています。
すると、白米を2ヵ月食べたあとで玄米を2ヵ月食べると体重とBMIが減少し、
インスリンの効き目がよくなるとともに、総コレステロール値と悪玉コレステロール(LDL)値が改善しました。
さらに、玄米を食べているあいだだけ内臓脂肪が明らかに少なくなった一方で、
皮下脂肪の量は変わらなかったこともわかりました。内臓脂肪は皮下脂肪とくらべてやっかいな脂肪で、
生活習慣病やがんを引き起こします。玄米は有害な内臓脂肪に集中的に働きかけてくれるわけです。
ところが、玄米を2ヵ月食べたあとで白米を2ヵ月食べたグループは、体重が増加しただけでなく、
玄米を食べているあいだに起きた望ましい効果が消えて、実験開始時の状態に戻ってしまいました。
最近は玄米の健康効果が知られるようになり、産地や栽培方法にこだわって購入する人もいます。
しかし歴史を振り返れば、精米技術が進歩した江戸時代以降、
玄米を含む雑穀は白米より軽んじられる傾向が続いていました。
そんななかでも、「いや、健康のためには玄米を食べるほうがよい」という思想が受け継がれ、
実践していた人が少なくありませんでした。医学的な知識はなくとも、
玄米と白米のどちらを食べるかで体調が違うことを肌で感じていたのでしょう。
肥満防止にはγ‒オリザノールだけでなく、
白米とくらべて玄米に6倍多く含まれる食物繊維も大きな役割を果たします。
その主役は、食物繊維を分解してできる短鎖脂肪酸です。短鎖脂肪酸には他にも健康効果があり、
大腸でのカルシウム、マグネシウム、鉄の吸収を促すとともに、
肝臓でコレステロールが作られるのをおさえ、
さらには大腸の粘膜に発生した異常な細胞にアポトーシスを起こさせて、
がんになりにくくすると考えられています。アポトーシスは細胞死ともいい、
細胞を破壊して体を守るためのしくみでしたね。
妊婦さんが食物繊維をしっかり摂取すれば子どもの肥満防止に役立つ可能性があるだけでなく、
東アジア人は食物繊維を多く摂取すると糖尿病の数値が改善し、
日本人は心臓病や高血圧を発症しにくくなるまし。日本で食物繊維の摂取が減った大きな原因が、
玄米や大麦、雑穀に代表される穀物をあまり食べなくなったことです。
日本人の腸には諸外国の人とくらべて善玉菌が多くいるのに、
その餌となる食物繊維が不足していたら善玉菌も働きようがありません。
0089情報発信元:七七四通信社
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2023/11/06(月) 20:03:45.39ID:bc8p08sx
9月3日、日経新聞が「厚生労働省が健康診断の項目を変更する」と報じていた。
その内容は、健康診断ではおなじみだった胸のX線検査が廃止されるなど衝撃的なものだ。
ただ、実は一口に健康診断と言っても、特にがんについてだが、
「対策型」と「任意型」という2つのタイプがあるのをご存じだろうか。
まず、対策型は主に自治体が実施しているもので、住民健診ともいわれる。住民健診の検査は、
受けた人の死亡率が減ったりQOL(生活の質)が改善すると証明されたものに絞られている。
よって医療費削減などに繫がり税金を使って検査するメリットがあると認められている。
一方、任意型はいわゆる「人間ドック」のこと。
こちらは、受ける本人の希望でオプション検査を選べるようになっていて、
がんのマーカー検査やCT検査などさまざまな検査が行われる。
会社員が毎年受けている健康診断もこちらだ。しかし、人間ドックの検査項目には、
住民健診と比べて科学的根拠が乏しいものも含まれるため注意が必要だ。
厚労省による変更のお達しも、どうやら人間ドックに関係するという話を聞いている。今後、
“効果が疑わしい検査”には何らかのガイドラインができる可能性がある。健康診断を受ける際、
皆さんが気にするのは基準値だろう。血圧や血糖値など項目別に正常範囲が示され、そこから外れると
「要注意」「要精密検査」などとされる。この基準値は、最新研究の結果や医学会の意向、
各国の政策など多くの影響を受けて決まるので、実は固定されたものではない。
医学会のガイドラインは定期的に更新されており、「昔受けたときの基準値と変わっている」
と気づく人もいるかもしれない。例えば日本の高血圧の基準は、
1980年代には180/100mmHgだったのが、今では140/80mmHgに引き下がっている。
最近も、中性脂肪が空腹時とそうではないときとで分けて基準値を設けるように変更が提案されており、
今後、「空腹時中性脂肪」という聞き慣れない言葉も浸透していくことになりそうだ。
そして当然、基準値が厳しくなれば、新たに“病人”と認定される人が増える。
厳格化された基準値によって、「過剰診断」や「過剰治療」が生み出されている問題があるのだ。
例えば、前立腺がんを早期発見するPSA検査がよく話題に上る。
この検査ではがん以外のケースも引っかかることが多いにもかかわらず、陽性判定されると、
精密検査では股間に針を突き刺す、あまり受けたくない検査が行われる。受けた人には「地獄だった」
と話す人もいるほどだ。しかし、再検査の結果、何らがんでないとわかるケースは思いのほか多い。
つまりこのPSA検査そのものが、偽陽性を多く検出する傾向があり、「過剰治療」
を生む温床となっているのだ。実際、米国のガイドラインでは、前立腺がんを健康診断として行う場合には、
やってもいいが、受ける人に対してデメリットも必ず説明すべきと明記している。では、
なぜ過剰な検査が行われてしまうのか。その理由は2つある。一つは、医療機関の収入に繫がるからだ。
病気が見つかるほど病院は儲かる。そのため、病気を見つけたいと、
必要以上に行動する可能性があるということだ。もう一つは、医療関係者のリスク回避。
見逃すと後で訴えられるかもしれないので「念のために検査しておきましょう」と言いがちになる。
受ける側も「念のために受けておこう」と思うが、
それはムダな検査に自ら足を突っ込んでいる可能性がある。
この健康診断の“基本”を踏まえ、次回は「本当に必要か?」と疑ってもらいたい。
0090情報発信元:七七四通信社
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2023/11/07(火) 01:39:28.05ID:/EpWc1uB
発達障害の子に対する一般的な対応では、うまくいかない。学校現場で今、
そんな問題が浮上しているという。こうした中、注目され始めているのが第4の発達障害ともいわれる
「トラウマ系発達障害」だ。トラウマ系発達障害とは何なのか、
その対応は一般的な発達障害の対応と何が違うのか。トラウマ系発達障害とはどんなものなのでしょうか。
2003年にあいち小児保健医療総合センターの心療科に虐待の専門外来を開設した際、
1000人もの被虐待児と接して驚いたのが、その過半数が発達障害の診断基準を満たすということでした。
長期慢性的なトラウマ(心的外傷)に晒された被虐待児には、さまざまな後遺症が出ます。
これが発達障害の症状とよく似ており、実際に被虐待児の多くが発達障害の診断を受けていました。
それはなぜかと言うと、現在の精神医学は症状によって診断されます。カテゴリー診断学と呼ばれ、
代表的な症状のうち○個当てはまるから、その病気と診断しましょうという方法で診断されるからです。
そこで、こうしたケースを「第4の発達障害」と捉え、トラウマ系発達障害と呼ぶようにしました。
その後、精神科医のベッセル・ヴァン・デア・コークが2005年に同じ現象を「発達性トラウマ障害」
という概念で説明していることを知りました。しかし、トラウマ系発達障害に対しては、
一般的な発達障害の治療が通用しません。トラウマが中核にある場合は、
それを取り除かないと子どもの本当の問題がわからないからです。発達障害に似た症状だけでなく、
愛着障害や解離性障害、双極性障害なども併存し、実は治療があまりうまくいっていません。
激しい癇癪や暴力などの問題行動が多く、学校教育の現場を非常に混乱させています。
虐待などの体験は、具体的にどのような影響を心身に及ぼすのでしょうか。小児期逆境体験(Adverse
Childhood Experiences:ACE)の影響については、すでに研究が行われています。ビンセント・
フェリッティが、アメリカ疾病対策センターとACEスコアを作成したところ、大人になってからの身体的・
精神的な健康や発達、人間関係などに大きく影響していることがわかったのです。
ACEスコアは身体的な虐待、心理的な虐待、性的虐待、ネグレクト、家族の機能不全
(親のアルコール依存、家族の精神疾患や服役等)などに関する質問に答えてもらい、
スコアを算出するというものです。このスコアが高い人ほど、
健康リスクが高くなることが明らかになりました。小児期逆境体験があると喫煙は2.2倍、
慢性気管支炎または肺気腫は3.9倍、心筋梗塞は2.2倍、アルコール依存は7.9倍になります。
虐待は脳にも影響を及ぼすのでしょうか。身体的な虐待を長期にわたって受けると、
感情や思考のコントロールに関わる前頭前野の体積が小さくなることが明らかになっています。
一般的な発達障害で、前頭前野にこれだけ大きな影響が出ることはまずありません。
このように、ACEは何十年も強い毒性を持ち、子どもの脳の働きだけでなく形まで変えてしまいます。
幻覚や多重人格(解離性同一性障害)などが起こることもあります。しかし、精神科(とくに成人)では、
「トラウマがある」という視点を持って理解し、診療する、いわゆる「トラウマのメガネをかける」ことも、
その大切さも知られていません。例えば、幻覚を訴えた患者に解離性障害を疑うべきところを、
統合失調症と診断して薬を出してしまうなど、多くの誤診が起こっています。トラウマ系発達障害は、
PTSD(心的外傷後ストレス障害)とも異なるのでしょうか。衝撃の大きい出来事があったり、
怖い体験をすると、ふとしたきっかけで記憶がよみがえるフラッシュバックが起こります。
通常は数日もすると記憶が薄れていきますが、
フラッシュバックが続くようだとトラウマになっていると判断されます。PTSDの場合は、
このトラウマが“1回だけの出来事”によるものになります。怖い体験を思い出すのはつらいので、
思い起こさせる行動を回避するようになりますが、安心感が戻ってくると過剰な覚醒(緊張)
状態は収まります。この過覚醒、フラッシュバック、回避が2カ月以上続き、
日常生活で明らかなマイナスが生じているとPTSDと診断されます。
一方、虐待のように長期にわたって何度も繰り返される反復性のトラウマは、
いつ暴力が降りかかってくるのか、つねに緊張の中で過ごすことになります。
それは過覚醒状態が続くということ。すると、感情のレギュレーション機能が壊れ、
激しい気分変動が起こります。さらに、自分は価値がないと感じたり、人への信頼関係が壊れてしまうのです。
0091情報発信元:七七四通信社
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2023/11/08(水) 00:43:51.75ID:CfuC9R/l
PTSDの3症状(過覚醒・フラッシュバック、回避)に「気分の上下・無価値感・
他者への信頼の崩壊」の3症状を加えたものを、複雑性PTSDとしています。
複雑性PTSDではフラッシュバックがいつでもどこでも起こります。
そして、複雑性PTSDは子どもへの虐待で多く発症しています。まずはそれに対する治療が必要です。
しかし、フラッシュバックがあると一般的なカウンセリングがうまくいきません。
一般的なカウンセリングの基本は傾聴と共感ですから、
これをやるとフラッシュバックの蓋があいてしまい収拾がつかなくなって悪化してしまうのです。
子どもによく行われるプレイセラピーも同様で、ほぼ禁忌と考えています。
治療は続くものの臨床的にどんどん悪くなり、
そのうちに子どもが嫌がるようになって中断するケースがものすごく多いですね。
トラウマへの対応では一般的なカウンセリングやプレイセラピーが無効なので、
フラッシュバックを起こさないための精神療法が開発されています。それが「トラウマ処理」です。
(1)トップダウン型、(2)ボトムアップ型、(3)1と2の要素を持つもの、の3つに分類しています。
(1)は認知行動療法による遷延曝露法(トラウマを延々と語らせて慣れを生じさせるもの)、
(2)はフラッシュバックを起こさない反応を身体のほうに作る治療法で、
マインドフルネスやヨガなどがあります。そして、(3)がEMDR(眼球運動による脱感作と再処理法)です。
これは、トラウマになっている記憶を想起しながら眼球運動を行い、
その記憶と心理的な距離を取れるようにするというもの。
近年はさまざまなトラウマ処理の技法があり、保険診療外来でもできるものもあります。
しかし、トラウマ処理を行うことができる医師や臨床心理士は多くありません。
そこで、一般的な外来で行うことができる簡易的なトラウマ処理方法を工夫してきました。
それが、EDMRを基盤としたTSプロトコールです。これは、
トラウマの記憶を思い出すのをやめて不快感だけを抜きます。するとフラッシュバックが収まるのです。
セルフで可能な方法も考案していて、例えば自分で自分の胸の上、鎖骨のあたりで腕をクロスし、
鎖骨の下を左右交互にパタパタと叩くというものです。心のラジオ体操のような感覚で、
学校の朝礼などでもTSプロトコールを取り入れてもらえたらと思っています。
トラウマ系発達障害には、こうしたトラウマ処理が有効ではありますが、虐待は家族の病理ですから、
子どものトラウマ処理だけでは解決しない問題もあります。虐待してしまう親は、
自身も子どものときに虐待を受けていた人が非常に多いもの。日本の子ども虐待が減らないのは、
子どもも親もトラウマ処理をしていないからなのです。トラウマ系発達障害の治療では、
子どもだけでなくその親の治療も行う必要があります。子どもの頃、虐待を受けていた女性の中には、
暴力的な男性への親和性が高くなり、そうした男性と結婚してDVに遭うというケースが多くあります。
反対に、暴力的な男性を避けて、対人距離が遠いASD(自閉スペクトラム症)
の男性に親和性を感じ、伴侶に選ぶケースも少なくありません。
一方で、知的な遅れのない軽度の発達障害のある人は虐待を受けるリスクが高くなるといわれています。
発達障害の症状に対して、親はしつけで何とかしようとして虐待になってしまうことも起きてきます。
また、ASDの人は感覚過敏といった特性から、
普通に生活をしていても怖い世界が広がっていると感じやすいもの。さらに、ASDには「タイムスリップ」
(トラウマのフラッシュバックに似た記憶の病理)があり、トラウマを抱えやすくなっています。
このように、親がトラウマを抱えている家族の間では、鶏が先か卵か先かといった具合に、
トラウマが先か虐待が先かわからない状態となることがあります。
教員や子どもに関わる大人は1つ目はトラウマに気づくこと。
「トラウマのメガネをかけ」て、その子を見るのです。2つ目は、子どもだけでなく親子で見ること。
トラウマ系発達障害の子どもは長期にわたる虐待を受けていますから、その親はモンスター・
ペアレントになりやすい傾向にあります。そのため、学校だけで対処しようとすると埒があきません。
児童相談所、医療機関、心理士など、専門家との連携をつくりましょう。
3つ目は学校でできることをやること。それは何といっても教育です。学習の成果が上がることほど、
子どもの自尊心を伸ばすものはありません。トラウマ系発達障害の子はネグレクトや不登校が多く、
解離という記憶を飛ばす症状もあって、学習が遅れがち。一人ひとりに合った学習が必要です。
0092情報発信元:七七四通信社
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2023/11/09(木) 04:32:07.61ID:NT5Z2a0G
人生を振り返ってみると、「トラウマとともに生きてきた」という感覚があります。
今までトラウマは治すものだと思って、いろいろな療法を受けてきました。
でも、「トラウマを踏み越えて生きていけ」と書かれていた。
そこでどっと涙が出たんです。自分にとって大切なものを失ったり、
傷つけたりしてしまったときに感じる不安やネガティブな感情を抑圧するために行う自己防衛を心理学的に
「防衛機制」と言います。過去のトラウマや心の傷というのは、
本当に乗り越えなければいけないものなのか、今一度問いかえしてみるべきと思いました。
現実的には、心に負っている傷は必ずしも癒やされることはなく、何らかの防衛機制を使って、
その傷を踏み越えて生きているのが現実ではないかと思います。プライベートで
「ここぞというときには、どんなに怖くても踏み越えなければいけないんだ」と感じた体験がありました。
トラウマに向き合うなかで、最後はそれでもなんとかしなければならないときがあると気づいたんです。
悠長に治している場合ではなく、「うおおおお」と乗り越えねばならない場面が、本当にあるんだなと。
火事場のクソ力みたいなときもありますもんね。みんなトラウマを解消するのではなく、
抱えながら踏み越えるんですよね。今の日本で心療内科や精神科に行く必要があっても、
実際に自分の意思で行く人は少ないです。
行ったとしてもカウンセラーと相性が合うかどうかという問題もあります。
トラウマというのは薬物療法で治るものではないと思っているので、心療内科や精神科に行けても、
ある程度トラウマ療法に対してのキャリアがある良いカウンセラーに出会える可能性は、
感覚では1%くらいの確率だと思っています。
もちろん、キャリアのある先生方に比べたらトラウマに詳しくはありません。
でも、一応思春期を専門分野にしてやってきた者としては、
これはトラウマだなと言える経験をもっている人がクラスに一人なんて、
そんな少ない数ではない気がしています。
トラウマをもつ人は多く、良いカウンセラーに出会える機会に恵まれる人は圧倒的に少ない。
誰にも相談できずにトラウマを抱えながら、
あるいはうまく乗りこなしながら生きている人のほうが圧倒的に多いと思います。
一方で、もちろんトラウマの治療は研究が進んでいます。学内ベンチャー企業があるのですが、
そこの理事をしています。工学部のベンチャーなので顕微鏡のレンズでも作るのかなと思うじゃないですか
でも、ちがうんです。トラウマ治療の部署があり、そこには何百人と診ている専門家がいらっしゃいます。
なぜベンチャー企業でトラウマ治療をしているかというと、
最先端の科学の研究をしたり教育を受けたりしている人のなかにトラウマを抱えている人がとても多いからなんです。
多少の先入観も込みで、もしその背景を説明するならば、
そういう人は親も高学歴で教育熱心。その親の価値観に従っていればいるほど、
有形無形に価値が高いと見なされる家庭に育った子が多い。家族の閉ざされた価値観のなかで、
子どもによっては意識的にも無意識的にもとても無理を強いられるということが起きる。
すごくストレスフルな思春期を送って、その結果一流大学に入ったり、
就業的なチャンスに恵まれたりしたけれど、一方ではひどくさみしい思いをしていたりして、
抑圧も強い。そういう人が社会人になり気持ちが折れてしまったり、
あるいは自分に従わない部下を見ると猛烈にストレスを抱えたり、
ある種のパワハラという関係性におちいったりするというようなこともあり得るんです。
実際、その会社では延べ何百人も受診されています。
引っ張りだこなわけですが、それほどトラウマ治療が注目されていますね。
トラウマによって怒りがコントロールできなくなることもありますよね。
頭ではわかっていても部下に暴言を吐いてしまったり、
子育て中の親がお子さんに対して尋常ではなくキレてしまったり。
感情をコントロールできなくなることがトラウマ症状だと気づかないまま、「自分の性格の問題だ」
と人知れず悩んでいる方もいらっしゃいます。トラウマ療法には様々な手法がありますが、
この10年くらいで海外の方法論が日本に入ってきて、翻訳書もこの2〜3年で次々に出ています。
様々な流派のトレーニングや研修に参加していますが、オンライン開催が増えたこともあって参加者も多く、
一度に150人ほどの心理職が参加しているものもあります。
悩みの背景にトラウマがあることがわかってきていますから、
これからはトラウマを扱えないとカウンセラーとして話にならない時代だと思います。
0093情報発信元:七七四通信社
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2023/11/10(金) 03:51:36.34ID:G5bwiEpq
死亡前1カ月間でがん患者の40%が痛みを訴え、死亡前1週間だと約30%の方が
「ひどい痛み」を訴えると聞くと、つい気が重くなってしまう。治癒できなくても、
残された時間のQOL(生活の満足度)を高める抗がん剤はないのだろうか。
延命よりもそんなことを末期のがん患者さんが望んでいると聞いたとき、
P-THPという抗がん剤を思い出したのである。教授が開発したP-THPについて、
当時、抗がん剤はがんを治療することが前提であって、
ステージ4の患者さんのQOLを維持するという発想はもとよりなかった。それに、ある化合物が「薬」
と認められるというのは、治験(臨床試験)によって有効性(効き目)と安全性(副作用)を示すことであって、
QOLを維持する抗がん剤は、はなから対象外なのだ。そんなことから、
P-THPは治療よりQOLを維持するのにすぐれた抗がん剤であることをすっかり見逃していた。
P-THPの構造は簡単で、ピラルビシンという昔からある抗がん剤にポリマーをくっつけただけである。
臨床試験で有効性と安全性が認められていない、つまり未承認の抗がん剤だった。
このP-THPを何度も動物試験で安全性を確かめると、
余命3カ月を切ったステージ4のがん患者さんから、安全性試験の希望者を募った。
それを取材させていただいたのである。希望した多くの方たちは「治療の方法はありません」
と見放されたが、がんとの闘いを諦めたわけではなかった。そんな彼らを観察していて、
P-THPはこれまでの抗がん剤とまったく違うことに驚いた。例えば肺腺がんで余命3ヶ月。
ストレッチャーに乗せられてやってきたが、希望は「口内炎が治ったらラーメンが食べたい」だった。
点滴でP-THPの投与を受けたあと、こう言ったのだ。「副作用がない」
抗がん剤につきものの副作用はゼロだったそうだ。これまで一人でトイレにも行けなかったのに、
やがて自分で歩いて行けるようにもなった。3週間もすると、あれほど願っていたラーメンを、
タクシーに乗って食べに行けるようになった。それだけではない。餃子やレアチーズなど、
好きなものが食べられるようになったのだ。とはいえ治癒したわけではない。余命は3ヶ月だったが、
7ヶ月後に静かに看取られたという。前立腺がんの末期だった農家。いきなり余命2ヶ月と言われて、
家族も見ていられないほど落ち込んでいた。それがP-THPの投与から1ヶ月後に会うと、
「毎日畑に出て働いています」と笑いながら言ったのだ。「痛みはないし、食事も普通に食べています。
びっくりです」と目を輝かせた。2カ月が1年に延命して亡くなられたが、
最期まで孫たちと楽しそうに過ごしていたという。直腸がんが肺に転移したがん末期は、
抗がん剤の副作用でひどい目にあってから二度と治療はしないつもりでいた。
ところが、転移したがんがリンパ節を圧迫して歩けなくなった。
そんなときに副作用がないというP-THPのことを聞いて試してみたそうだ。残念ながら、
投与しても腫瘍マーカーは下がらなかったのだが、なぜか多発性肺転移によくある呼吸苦もなく、
すこぶる元気そうだった。日がな一日好きなピアノで作曲をしながら、最期まで満足そうだったという。
地方公務員が肺がんとわかったときは既にステージ4だった。余命は「2ヶ月から半年」。
やがて呼吸が苦しくなり、好きなラーメンも食べられなくなった。それがP-THPで痛みがなくなり、
そのうえ副作用がないから、「今のうちにやれることはやっておこう」と、パソコンで仕事をしはじめた。
転移したリンパ節転移も、肺の腫瘍もP-THPで縮小したが、腫瘍マーカーの数値が下がらず、
半年後に亡くなった。好きなラーメンを毎日のように食べ、最期は痛みもなく旅立ったという。
P-THPの投与を受けた全員が延命できたわけではない。この4人を含めて4割程度だった。
ただ共通するのは、痛みがほとんど消え、好きな物を食べられたことである。
なぜ痛みが消えて好きなものが食べられたのか、教授もわからないと言っていた。
がんを治そうと、世界中が抗がん剤の開発にしのぎを削っているが、
ステージ4のがんを治癒できないのは今も昔も同じである。
もちろん患者さんは治したい気持ちはあるが、治らないから苦しむよりも、QOLを維持しながら、
つまりがんと共生しながら、残された時間を思う存分生きたいという患者さんは少なくない。
P-THPは、おそらく、それを実現できる唯一の抗がん剤だったように思う。
それが治療薬にならなかったことが今も残念でならない。P-THPでなくても、
確実に「QOLを維持」できる抗がん剤があるなら、ぜひとも認めるべきではないだろうか。
0094情報発信元:七七四通信社
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2023/11/11(土) 03:53:50.56ID:idgA56Wt
人の死は千差万別で、予測のつかないことが起こることも少なくありません。
いや、人の死ばかりでなく、動物の死でも同じです。動物の安楽死で、
思いもかけない状況を体験しました。三十代のはじめに外科医として勤務していた病院で、
技師さんの研修にウサギの解剖を実演することになったときのことです。
生きたままのウサギを解剖するので、クロロホルムで眠らせましたが、それでもかわいそうで、
先に安楽死させたほうがいいと思い、メスを入れる前に塩化カリウムを心腔内に注射して、
心臓を止めました。これで安らかに死ぬと思ったら、ウサギが突然、
ヒィィーッという甲高い声を繰り返し出したのです。下顎呼吸によるうめきだったようです。
まさに断末魔の叫びのようで、私は焦りと動揺で息が詰まりそうでした。まさか、
そんなことになるとは思っていなかったからです。尊厳死や安楽死でも、似たようなことが起こり得ます。
一九九八年に発生した川崎協同病院事件の場合がそうです。喘息の重積発作で心肺停止になったあと、
蘇生処置で人工呼吸器をつけていた患者さんが、脳死に近い状態になったとき、
主治医はこのまま延命治療を続けて生きたまま身体が腐っていくような悲惨な状態になる前に、
治療を終えたほうがいいと判断し、家族の同意を得た上で、気管チューブを抜きました。
家族にも病室に集まってもらい、最後のお別れをしてからの処置です。
そのまま安らかに亡くなるはずだったのに、患者さんが背中をのけぞらせて苦しみだしたのです。
予想外の事態に、主治医は同僚医師のアドバイスで、筋弛緩剤を投与して患者さんを看取りました。
主治医の予測が甘かったとも言えますが、それは結果論で、
脳死と思われる患者さんがそんな反応をすることは、ふつうは考えられません。
それでも主治医は懸命に対応し、なんとかその場を収めたのです。家族も驚いたでしょうが、
最後は主治医に礼を述べて帰って行ったそうです。この事件の発覚は、
発生から四年たった二〇〇二年です。なぜそんなに時間がかかったのか。
事件当初、主治医は病院長に経緯を報告し、注意は受けましたが、公表はされませんでした。
ところが三年後、主治医を嫌う麻酔科医が、何かのきっかけで古いカルテを見て、
筋弛緩剤が使用されていたことを知り、院長にカルテのコピーを見せて、これは安楽死事件なので、
やめさせなければこれをばらまくと迫ったのです。この内部告発を受け、事態を重く見た病院側は、
調査の上、主治医に退職を勧告。主治医が退職したあと、病院は患者遺族に謝罪し、
記者会見を開いて事件を公表しました。マスコミは事件をセンセーショナルに報じ、
患者遺族は病院側から多額の賠償金を得、警察は主治医を殺人容疑で逮捕しました。
裁判では主治医は有罪とされ、一審では家族の意思を十分に確認せずに気管チューブを抜いたとして、
懲役三年執行猶予五年の判決が下されましたが、二審では家族の同意があったことが認められ、
懲役一年六ヵ月執行猶予三年に減刑されました。主治医は自らの行為の正当性を主張すべく、
最高裁に上告しましたが、最高裁は二〇〇九年にこれを棄却しました。この事件には病院側の対応や、
賠償金がもらえるとわかった患者遺族の態度の変化など、さまざまな要素が絡まっています。
本件をモデルにした小説を執筆する際、二度、当事者である元主治医に取材しましたが、
善意のみに基づいた医療行為に、殺意などあるはずもないのに、
殺人罪の判定には大いに疑問を感じました。危惧していたことですが、
心肺停止で運ばれてきた患者さんに蘇生処置をして、悲惨な延命治療になりかけたとき、
それを中止したら殺人罪になるのなら、医者ははじめから蘇生処置をしなくなるのではないでしょうか。
そのことで、助かる命も見捨てられる危険性も生じます。人間関係のこじれによる安楽死・尊厳死の発覚は、
病院の事例でもありました。こちらは当事者の外科部長と、病院長の間に確執があったようです。
善意の判断で治療を中止し、家族も納得していても、あとで病院内の人間関係がこじれると、
いつ内部告発されるかわからないとなると、医者はおいそれと尊厳死や、
ましてや安楽死に手を出せないことになります。それでつらい目を見るのは、患者さんでありご家族です。
0095情報発信元:七七四通信社
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2023/11/12(日) 12:38:52.47ID:Y9nHMpN8
県感染症情報(10月16日―29日)
結核3例。
ウイルス性肝炎1例(B型=20代男性)。
梅毒1例(20代女性)。
過去分として
梅毒2例。
県感染症情報(10月30日―11月5日)
新型コロナウイルス感染症150例。
0096情報発信元:七七四通信社
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2023/11/13(月) 20:09:07.70ID:kaUefiwh
「ごめんなさい、そちらまで伺えなくて歩きがほとんどできなくて」
今の自分の状態を訴えたいと応じたのは、50代の女性。
日中はこうしてソファの上で過ごしていると言います。「足を下げているとしびれがひどくて、
色が変わってくるので足を上げる。こんな感じで過ごしていることが多い」
長かった髪も抜けやすくなったため、いまは短くしています。そして「(足の)指がピクピク」
「今指が動いてますよね。自分の意志で動かしているわけじゃないんですか」「ないです。
だいぶこの動きも収まってはきたんですが、勝手に動いています」手足の感覚はほとんどなく、
握力もほとんどないため、スマートフォンを持つことも難しいという女性。こうなって、1年半以上経ちます。
新型コロナワクチン接種、1回目はおととし8月。39度を超える熱が出て1週間寝込みました。
そして3週間後、2回目の接種。迷いましたが、「打つしかなかった」と言います
「2回目はやめようという選択にはならなかったですか」
「その前に頸椎ヘルニアの手術をしていてほぼ治ってはいたが、病院に通っていたので、医者から
『打っていないと病院に来てもらったら困る』と」「本当はコロナワクチンは打ちたくなかった?」
「打ちたくなかったですね」その後、再びひどい「副反応」が「箸が持てない、
字が書けないという症状が出てきて、食べものがあまり食べられなくなったという状態でした」
「ワクチンは2回で終わりですか」「3回打ちました」
2回目の接種で熱に加え極端に筋力や食欲が落ちましたが、「首の治療を受けるためにも打つべきだ」
という医師のすすめで、去年3月、3回目を接種したのです。「接種の不安を言いましたが、
『熱は出るけど大丈夫だから』と言われて、もうどうとでもなれという気持ち」
問診した医師も女性の症状を問題視せず接種しましたが、40度近い熱が2週間続き、
おさまったときには思ってもみなかった状況に。「2週間寝込んで、
やっと熱が下がってきたと思った時には動けなくなっていた」「布団からぴくりとも動けない状態」
「(体に)力も入らないし痛いし何もできないという感じ」女性の症状について「ワクチン後遺症」
と明記された診断書。今回、4つの医療機関が女性のワクチン後遺症を指摘しました。
しかし、「断定は難しい」と話す医師も。「ワクチン打ったあとからすぐ悪くなっていること、
他に病気が調べても見つからないということ、
症状からワクチン副反応でこういうものがあるかなということを考えて、
これはコロナワクチンの影響かなと思った」「決定打はないわけですか」
「これが出ればワクチン後遺症ですよと確定診断するものはないので、
他の病気を除外して経過から判断するしかないのかなと」
「私自身はワクチンは決して悪いものじゃないと思っているので、
必要な方には打っていただきたいと思っていますが、無理して、若い方は特に、
接種しない方がいいのかなという考え方に変わってきている」女性のケアをしている訪問看護師は、
副反応と認めない医療機関が少なくない現状を指摘します。「症状が『ワクチン後遺症』
だと思っている人は医療界では少ない」「『ワクチン後遺症』だと認めてもらえない限り、
結局はそっぽ向かれてしまうというか、うちでは分からないと言われてしまい、自分でがんばるしかない」
「人の手を借りないと暮らしていけない体になってしまっているので、誰かに負担がかかる。
そうまでして生きていたら逆に迷惑かかるんじゃないかとか思ってしまう」
一方、市内に住む男性。ワクチン接種後、神経に障害が起きる
『急性散在性脳脊髄炎』を発症し、下半身不随の状態が2年以上続いています。
「何とか上半身だけで生活できるような態勢とか体づくりは整ってきて」
男性のもとを市長が訪れました。支援を訴える男性との面会は2度目です。国の救済が認定され、
医療費の補助は受けられるようになりました。しかし仕事への復帰はまだ難しく、
車いす生活で必要になった家のリフォーム代や車の改造費について国や市への補助を求めました。
市長は「必要な補助は出すようにしたらどうだと厚労省に提言すると伝えた」
「接種後の事故が起きた場合の生活保障まで、国に求めていくということですか」「そりゃあそうですよ、
生活があるんだから。どうしてくれるんだということ」「事実上、国が『任意だ』と言いながら、
ほとんど『接種せよ』と言っていた。責任は取らなければいけない」一方、男性は改めてこう訴えます。
「国がワクチン後遺症を認めていないのが納得できない。後遺症患者は体が不自由な中
なんとか認めてもらおうと戦っている。こういう人たちもいるんだと認めてもらえるよう
0097情報発信元:七七四通信社
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2023/11/14(火) 00:55:52.07ID:NNfHC5qb
ポックリ死の可能性があるのは、心筋塞か脳塞、あるいはクモ膜下出血などです。
いずれも発作が起きたあとすぐ死ぬと思われているかもしれませんが、
実際は発作と同時に意識を失うわけではありません。心筋塞なら胸、脳塞やクモ膜下出血なら頭に、
激しい痛みを感じます。命を落とすくらいの痛みですから、激烈なと言ってもいいでしょう
(クモ膜下出血では、金属バットで思い切り頭を殴られたような痛みとも言われます)。
その痛みを感じながら、これでもう死ぬのかとリアルに意識しなければならないのです。
それがどれくらい続くかは人によりますが、取り返しのつかない思いに背筋を凍らせ、
深い悔い、気がかり、恐怖と悲しみが一気に湧き上がり、それでもどうにもできず、
死神の手に拉致されるままになるのが、ポックリ死です。当然、ゆっくりと人生を振り返る余裕はなく、
覚悟を決める間もなく、狼狽しつつ亡くなるのです。ポックリ死は突然の死ですから、
死後の準備ができていません。恥ずかしいことや、隠しておきたいこともそのまま、
しておかなければならないこともできず、愛人からの手紙やSNSのやり取り、
アダルトサイトの閲覧履歴など、死後に家族に見られたくないものも残したままです。
望ましい死に方として思い浮かぶのは、老衰死でしょう。十分に長生きをして、最後は眠るように亡くなる。
なんとなく安らかなイメージがあるのでしょう。実際の老衰死はそんなに生やさしいものではありません。
老衰死は死ぬまでがたいへんなのです。それまで元気でいて急に衰えるわけではなく、
死のかなり前から全身が衰え、不如意と不自由と惨めさに、長い間、
耐えたあとでようやく楽になるのです。視力も聴力も衰えますから、見たり聴いたりの楽しみはなく、
味覚も落ちますから美味しいものを食べてもわからず、それどころか食べたら誤嚥して激しくむせ、
そのたびに誤嚥性肺炎の危険にさらされ、腰、膝、肘とあらゆる関節痛に耐え、寝たきりになって、
下の世話はもちろん、清拭や陰部洗浄、口腔ケアなどを受け、心不全と筋力低下で身体は動かせず、
呼吸も苦しく、言葉を発するのも無理というような状況にならないと、死ねないのが老衰死です。
メディアではこういうイヤな事実はめったに伝えません。そこへ行くと、がんは治療さえしなければ、
ある程度の死期がわかるので、それに向けて準備ができます。もう一度行きたいところ、会いたい人、
食べたいもの、見たいもの、聴きたいもの、したいことを楽しみ、世話になった人に礼を言い、
迷惑をかけた人に謝り(死が前提なのだからたいていのことは許してもらえるでしょう)、
ケンカ別れした友とも仲直りする余裕があります。己の来し方を振り返り、いろいろなことを思い出して、
自己肯定したり、苦笑いしたり、感謝したり、自分をほめたりして、人生を慈しむ時間的な余裕もあります。
あとは死ぬだけなのですから、何の努力も我慢も必要なく、自由気ままにすごせます。
その上、超高齢の不如意、不自由、情けなさに直面する危険も確実に避けられます。
こんな安心なことはありません。医者たちが、「死ぬならがん」と言うのは当然と言えるでしょう。
がんで死ぬときに大事なことは、無理に治ろうとしないことです。かつては、
がんは治るか死ぬかのいずれかでしたが、今は、治らないけれど死なないという状態が作られています。
いわゆる「がんとの共存」です。がんを根絶しようと思うと、過度な治療を受けて副作用で苦しんだり、
場合によっては逆に命を縮めてしまったりします。過激な治療ではなく、ほどほどの治療でようすを見て、
治療の効果より副作用のほうが大きくなったら、潔く治療をやめる。これががん治療の要諦です。
治療をやめたら死ぬじゃないかと思うかもしれませんが、治療を続けても、さらにはがんを根絶しても、
人は死にます。死にたくないと思うのではなく、上手に死ぬというふうに発想を変えれば、
治療の中止も大いに好ましい選択であることがわかるでしょう。それをいつまでも治療に執着していると、
せっかくの残された時間を、つらい副作用で無駄にする危険性が高いです。
がんの患者さんの治療をしていたとき、副作用の危険や患者さんの苦しみようを考えると、
治療を中止したほうが患者さんのためになるのにと思いながら、受け入れてもらえず、
最後の最後になって、こんなことなら治療をしなければよかったという嘆きを何度も聞きました。
長生きにはよい面もありますが、過度な長生きは決して好ましいものではありません。
その事実をしっかりと頭に入れていれば、がんを放置して、
人生の残り時間を自分なりに充実させる選択肢も、あながち悪いものではないと
0098情報発信元:七七四通信社
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2023/11/15(水) 00:55:08.44ID:vWYsgVTh
医者から処方された薬を勝手にやめていいのかという問題を取り上げるのは、
「血圧の薬を飲んでフラフラしたり、調子が悪くなったりしたら薬を飲むのはやめてかまわない」
というようなことを書くと、必ずといっていいくらい、編集者に
「お医者さんと相談してからやめるようにしましょう」みたいに書き直されてムッとするからです。
まあ確かに医者に相談なしにやめるよりは、「先生、この薬を飲んだら調子が悪くなったんですけど」
という話をしてからにしたほうがいいんでしょうが、でも、医師によっては
「そうは言っても、薬のおかげで血圧が正常になっているんだから」とか
「ちゃんと効いているんだから」とか言ってやめさせてくれないことがけっこうあるんです。
ほとんどの医者がそうしているのだと思っています。だから患者さんも不安になるんだと思う。
確かに、インスリンがほとんど出なくなる1型糖尿病のような病気だと、インスリンをやめてしまったら、
血糖値が800くらいまですごい勢いで上がって、最終的に目が見えなくなってしまう恐れもある。
勝手に薬をやめてはいけない、そういう病気もあるんです。でも、2型糖尿病のように、
インスリンはちゃんと出ていてもレセプター(インスリン受容体)がおかしくなっている病気の薬とか、
コレステロールがちょっと高いのを下げる薬とか、
前に脳梗塞をやっているから血をサラサラにする薬を飲んでいるとか、
そういった場合は薬をやめてもあまり影響はないんです。
もしも調子が悪くなったらまた飲み始めればいいんです。
たとえば心不全という持病があって、利尿効果のある薬を飲まされたせいで、
やたらとオシッコが近くなってイヤになっちゃったから、
しばらく飲むのをサボっていたらまた息が苦しくなったので、これはまずいなと思って、
いまでも飲んでいるわけです。再び飲み始めれば症状は元に戻るのですから、
わざわざ医者に相談する必要があるのかと聞かれたら、その必要はないと答えます。
アメリカみたいに医療費が高い国では自己判断にゆだねるケースがけっこうあるんです。
でも、日本の場合は医療費が安いから「必ず医者に相談してね」
って話になるんでしょうけど。長いあいだ医者をやっていますから、
薬を出しただけちゃんと飲んでくれない患者さんがいっぱいいることは知っています。
そして、そういう人のほうが病気は重くならないという事実も。
医者に言われたとおり15種類もの薬を飲んでいたら、
体調がおかしくなる人が出てきたって不思議じゃない。
たぶん、患者さんが上手に自己判断されているんだろうと思います。
「大変です、薬を飲み忘れました」とか言って連絡をくれる患者さんもいますが、
少なくとも、薬を飲み忘れて具合が悪くなったという話はほとんど聞いたことがありません。
逆に、認知症の人とかで1回飲んだのを忘れてもう1回飲んじゃったとか、
多めに飲んで具合が悪くなった患者さんはいっぱい知っています。
だから、飲むと調子が悪くなる薬を、次の診察で医師に相談するまでやめちゃいけないっていうのは、
明らかに思い込みにすぎない。そう思っているんだけど、そういうことを書くと、
それを読んで薬を飲まなかったために具合が悪くなった人が出た時に責任を問われるから、
編集者は「やめる時は医者に必ず相談してください」
なんてしょうもない注釈を入れるわけですよ。でも、国の金を使っているのですから、
本来なら飲んで具合が悪くなるような薬を出す医者こそ責任をとらないといけないと思います。
もっとムカついたのは、「精神安定剤は記憶障害や足がふらつく原因になるからやめたほうがいい」
という文章にも、著者に断りなく、編集者が「医者に相談してから」と書き加えたことです。
精神安定剤とか頭痛薬っていうのは、いちばん勝手にやめていい薬なんです。
たとえば、頭痛がしなくなったとか、胃が荒れたから頭痛薬を飲むのをやめたとしても、
それについてはさすがに医者もうるさいことを言わないと思いますよ。
だけど、血圧の薬を自己判断でやめたとか言ったらムッとする医者はけっこういるはずです。
でも、頭痛薬とか睡眠薬を、
調子がよかったので飲まなかったからって怒るような医者は相当ヤバい医者です。
二度と行かないようにしましょう。よほど命に関わる病気を持っている人とか、
普通とは違う病気の人だけは、「先生、この薬を急にやめたらまずいですか」
という確認が必要かもしれないけれど、そうでない場合は、調子が悪くなったら、
「あの薬を飲んでいると調子悪いから、飲むのをやめちゃいました。
いまはわりと調子がいいので、もう飲まなくてもいいですよね」
0099情報発信元:七七四通信社
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2023/11/16(木) 01:13:52.52ID:2vzcWpkR
というような言い方をすれば、「そうだね」って話になるか、
あるいは「じゃあ代わりにこっちの薬を出しておこう」ということになって、
少なくともその薬を飲ませ続けられることはあまりない。
ところが、我慢してやめないでいると、「先生、もうこの薬はやめたいんです」と言ったところで、
「いや、でもちゃんと血圧が正常になっているからやめないほうがいいよ」とか言われて、
むりやり飲まされる可能性が高い。自己判断でやめたほうが話は早いですから、
そういう意味も含め、薬をやめるときにいちいち医者に相談する必要はないと思います。
くれぐれも自分が苦しい思いをしないように、医者とは上手に付き合うことをお勧めします。
医者の言うことは何でも信じてしまうみたいな話になって、「やっぱり専門家の言うことだから、
健康法についても素人の意見より信用できる」と言う人もいました。たとえば医者に「これは体にいいよ」
とか「健康のためにはこれを食べたほうがいい、あれを飲んだほうがいい」とか言われると、
そうなのかっていう気になると言うので、医者ってそんなに信用されているのかと、ちょっと驚きました。
実のところ、医者の多くは健康法について信用に足る専門知識は持ち合わせていません。
たとえば、「免疫力がアップするから納豆を食べなさい」とか
「もうちょっと肉を減らして魚中心の食事に変えたほうがいいですよ」とか、
栄養について医者がいろいろ言ったとしても、実は医学部では栄養学はいっさい教えてもらっていないのです。
もしかしたら教えてくれる学校が一つか二つあるのかもしれませんが、
少なくとも普通の医学部には栄養学の科目はありません。
だから、あるお医者さんが栄養について詳しい知識を持っていたとすれば、
それは自分で本を読んで勉強しただけであって、専門家ということではない。
たとえば“ナントカ健康法”とか“体にいいナントカ”みたいな本を何冊か読んだ人と大差はないわけで、
つまりは健康オタクの素人と似たり寄ったりか、それ以下です。
確かに医者は海外の論文とかを読んだりすることもありますが、いまのインターネットの世の中では、
ちょっと詳しい人なら、医者じゃなくても海外の論文くらい読めますから、
そんなに大したことではない。自動翻訳のソフトもあるから英文でもいくらでも読める。
とてもじゃないが、医者が栄養学の専門家であるとは言えません。それに、
日本の医療は外国と比べてちょっと特別なところがあります。保険診療は、
やっている国とやっていない国とがありますが、日本の保険診療の特色の一つは、
保険がきくのは病名のついた病気だけということです。たとえば、トシのせいで最近、
歩くのが覚束なくなってきたから、50代の体に戻してほしいと言われたとする。
これは一般的に医師の専門外です。医療保険の点数がつかないからです。もちろん、
健康回復だとか若返りだとかの研究をしている医療機関もありますが、どうしてもそれは二の次、
三の次です。やはり病名のついた病気を治す研究のほうが主体だし、優先されることになります。
つまり、医者は人を健康にする専門家ではない。健康になりたいというより、
病気になりたくないということなら、まだなんとかなりそうですが、
要するに医者は体の悪いところや病気を治す専門家なんです。もう一つの重要なポイントは、
循環器内科の医者なら「コレステロールを減らしたほうが心臓にいいよ」とか、
消化器内科の医者だったら「これは消化に悪いから食べちゃいけません」とか言いますが、
それはほとんどの医者がある特定の臓器の専門家だからです。近所に「ナントカ内科クリニック」
が開業して、訪問診療もやりますと看板を掲げると、一見、何でもできそうな印象を受けますが、
そういうクリニックのお医者さんも、それまでは「カントカ大学病院」「カントカ国立病院」
などの循環器科とか呼吸器科とかにいたという人が多い。開業する前は大きな病院に勤めていたわけで、
そういう病院は循環器・呼吸器・消化器というふうに臓器ごとに分かれていますから、
彼らはある臓器の専門家であって、逆に言えば、それしか知りません。
体全体の専門家ではないんです。だから、健康全般の相談なんかしたってムダだということです。
それよりは、素人でも自分で健康についてあれこれ調べている人とか、
あるいは自分でいろいろ試してみて健康になったと言っている人のほうが当てになるかもしれません。
健康の専門家でもない医者を当てにするよりは、本当に健康な人に、その秘訣を聞いたほうがマシです。
先入観を捨ててマインドリセットすれば、医者に頼らなくても、あなたにあった健康法が見つかる
0100情報発信元:七七四通信社
垢版 |
2023/11/17(金) 13:14:30.41ID:u9YC9f13
教授という偉そうな人の言うことをペコペコ聞くほうが出世しやすいのは
医療ドラマを観れば想像がつくでしょう。逆に教授に嫌われようものなら行きたくもない病院に飛ばされ
理不尽な仕打ちを受けます。もう一つは動物実験をたくさんして論文をいっぱい書いた人ほど出世する。
医大で教授になる人間の8割くらいは“獣医”なんです。人間では実験しづらい。
一人一人の同意を得なければいけないし、長期間にわたるいろいろな問題があるし、
人体実験は禁止されていますから、簡単にデータをとることができません。
動物なら虐待に等しい注射でも解剖でも同意はいらないし、すぐにデータが取れます。
動物を平気で殺すのだから動物の病気を治す獣医のほうがよほど偉い。
大学病院で、医者から直接、点滴してもらったり、血をとってもらったりした経験のある人って、
あまりいないと思います。だいたい看護師か臨床検査技師がやってくれます。大学病院の偉そうな先生方、
小さなモルモットやマウスの細い血管の血を抜いたり注射したりするのが得意だったはずなのに、
人間にはやろうとしません。馬大病院で、一人の医師が18人の患者を腹腔鏡手術と開腹手術で死なせ
最終的には30人死なせたという医療事故を起こしました。
業界では、馬大病院は動物実験ばかりしている研究重視・臨床軽視で有名です。
優秀な医師になるポテンシャルのある中高年の優秀な受験生を「研究ができない」
という理由で面接で落とすようなひどい大学です。馬大病院を受診すると、
医師たちはこう考えるのではないでしょうか。「おっ、来たぜ。何にも調べていないな。
大学病院というだけで信じるバカだぜ。じゃあ、あのヘタクソの練習台にしておけ。
もし失敗したって、手術したのにダメでした、ほかの病院ではなおさら助からなかったでしょう、
とでも言えばこのバカ患者たちは、納得するよ」
現実に、少なくとも29人目までの患者さんは納得したわけです。つまり初診時に、
「無知で気の弱そうなこの患者なら、失敗しても訴えられないな」と値踏みされたら、
難しい手術の練習台にされたり、やったこともない腹腔鏡手術の練習台にされかねない。
医者にバカにされるのは本当に危険なことなんです。決してしてはいけないことの一つが「お礼」です。
事前にお礼を渡しておけばまじめにやってくれると思うかもしれませんが、逆です。
500万円くらい積めばどうかわかりませんが、3万とか5万くらいのお礼では、
「あ、こいつやっぱり医者を素直に信じるバカだな」と思われるだけです。どうせお礼をするなら、
病院を建て替えられるくらい巨額の寄付をすれば、真面目にやってくれるかもしれない。
でも3万とか5万では逆効果でバカにされるだけです。じゃあ、医者にバカにされないためにはどうするか。
医者は、失敗したら訴えられそうな患者を怖がります。ドーンと資料を積み上げて、
「いろいろ病院を比べてみたら、こうなっていますが、先生はどうお考えでしょう」とか、
「この治療の副作用はどうなっていますか」「この病院の手術の死亡率はどれくらいですか」
「どういう術式でやっていますか」みたいに質問攻めにするんです。そうして、「あ、くわしく調べているな。
うるさそうだな」と医者に思わせる。ちょっと前の時代なら、それは難しかったかもしれません。
でも、インターネットの時代なら、自分が受ける手術について、たとえば腎臓癌、胆管癌、膵臓癌、
あるいは心臓バイパス手術でも、ネットで調べれば、どんなことをするのかだいたいわかる。
みっちり調べていって、一つ一つ答えられるかどうか試してみたら、医者は「これは大変だ。
失敗したら絶対に訴えてくるぞ」と震え上がります。ついでに、「顧問弁護士にも確認したんですが、
この程度の手術で失敗したら医療ミスということになりますよね」とか言って、
脅してやればいいんですよ。医者に嫌われるんじゃないか、なんて思っちゃいけません。
医者になめられたら助かる命も助からないんです。たとえば、コレステロール値が高かったら、
医者はたいがい「じゃあ薬を出しましょう」と言います。そんな時、
「あなた、コレステロールが高いほうが長生きするのを知っていて薬を出すんですか」
ってやり返したら、医者はビビって、「動物実験の結果やアメリカの疫学調査の論文でも証明されている」
なんて言い訳をします。アメリカ人にあてはまれば日本人にもあてはまるのか。
アメリカで認可されている薬の治験などの時は、「日本人には副作用があるかもしれない」
と言いがかりをつけて、なかなか認可しようとしないのに、
アメリカの疫学調査を無条件に日本にあてはめるなんて、そんなバカな話がありますか。
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