復興思い乗せ音楽イベント 11日、盛岡四高生が企画
2018/03/10

 盛岡四高3年の和村善(ぜん)さんと宮野誉(ほまれ)さんは11日、盛岡市大通の盛岡クラブチェンジWAVEで音楽イベントを開く。「生きる喜びを感じる音楽」を掲げ、市内の高校生や大学生ら11組が出演。
東日本大震災から7年を迎える日に「震災を分かろうとする努力をやめず、自分たちだからできることを発信したい」と力を込める。

 レゲエ音楽のオリジナル曲を歌う和村さんと、ステージで楽曲をかけるDJを務める宮野さんは高校2年から「ノックアウト ボンボクラ」というユニットを組んで活動。和村さんは今月放送されたテレビ番組の東北在住10代によるラップコンテストに出演し、特別賞を受賞した。

 卒業式を終えた2人は高校時代の音楽活動から、感謝の気持ちや、自身の意見を楽曲に乗せて表現する意義を知った。
ともに盛岡市在住で、和村さんは「被災された方と同じ気持ちになることはできないけど、分かろうとする努力をやめたくない。音楽が好きで、今を生きている自分たちにできることは何かを考えて行動していきたい」とイベントを企画した動機を語る。

https://www.iwate-np.co.jp/article/2018/3/10/9641