大阪市北区の大阪天満宮では「てんま天神梅まつり」が開かれ、書院造りの参集殿では10日、樹齢300年の銘木や天神画像などを展示する「盆梅と盆石展」が始まった。趣ある梅の枝や花姿で楽しませている。3月11日まで。

梅をめでた菅原道真公のみ心に思いをはせてもらおうと、2004年から始まった梅まつり。期間中は各種催しがあり、境内では12日まで180種が味わえる「天満天神梅酒フェス」が開かれ、試飲を楽しむ人たちでにぎわう。

 同展では期間中、入れ替えをしながら約30〜50点の優美な盆梅が並び、寒さの影響もあって来週末ごろから見頃を迎えるという。

 また道真公の姿が描かれた宝物の「天神画像」4点も展示され、土日祝日に案内ボランティアガイドとして「天満天神御伽衆(おとぎしゅう)」が説明。和歌山県みなべ町で出土する山水景を思わせる「瓜渓(うりだに)石」のほか、愛好家らの盆石が楽しめる。

 今回、交流する滋賀県長浜市の「長浜盆梅展」(3月11日まで)の盆梅が特別展示され、天満宮からは盆梅や天神画像が長浜の会場に飾られている。

 担当者は「目と香りで梅を感じてもらうとともに、味覚でも楽しんでいただければ」と話した。同展は大人500円、小学生300円、幼児無料。25日と3月3日は夜間拝観がある。


大阪日日新聞 2018年2月11日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/180211/20180211033.html