◆アクセルAT
上記の"減るボ"を利用したAT機のこと
KPEの「激闘!西遊記」にて初めて実装される
従来型AT機での純増は+2.9〜3.0枚/Gがほぼ限界値であったが、こちらはやろうと思えば+3.0枚/G以上のものも比較的容易に設計できる
5号機では内規による自主規制で制限されていたが(さらに後にAT自体が規制された)、6号機移行に伴いこの規制は撤廃された
本来のスペックが発揮されることが大いに期待される

◆規定数専用ボーナス
ある規定かけ枚数で遊技した時にのみフラグが成立し、
ある規定かけ枚数で遊技した時にのみ図柄を揃えて作動できるボーナス全般を指す
たとえば、通常時2枚がけで遊技をして『2枚がけ専用二種BB』が成立し以降のゲームにフラグを持ち越し、
以降のゲームで3枚がけをして当該図柄を狙ったとしても、配当表にない図柄のため揃えることができない
この『BBが内部成立しているのに揃えられない』という現象を利用して「やじきたシステム」が実現可能となる

◆やじきたシステム
「2枚がけ専用ゼロボ」を内部成立させたまま遊技者には3枚がけで遊技させることで、前述した2つのATシステムでは(ゼロボや減るボを小役制御で封印するために)
再現できなかった『見た目通常時中の純ハズレ成立』を可能としたシステムのこと
「2枚がけ専用ゼロボ」は全取得シミュでは2枚がけ試験の時にしか消化されることはなく、したがって長期間ボーナス区間に閉じ込める必要もなくなり、たとえば「2枚役が2回揃って終わり」というような極めて形式的な仕様でも構わなくなった
通常は3枚がけのゼロボや減るボも同時に設け、AT機としての3枚がけ全取得シミュ対策も行った上で運用する
名称は初搭載機種の5号機「やじきた乙」より

◆6号機型AT
前述の「やじきたシステム」と「アクセルAT」を組み合わせたATシステムのことで、「2枚がけ専用ゼロボ」と「3枚がけ専用減るボ」を搭載しているもの全般を指す
3枚がけにおいては専用減るボを、2枚がけにおいては専用ゼロボをそれぞれ揃え続けさせることで全取得シミュ試験を形骸化させており、
一方で実稼働時の遊技者は通常、2枚がけ専用ゼロボを内部成立した状態で3枚がけ遊技を行うことになる
成立したボーナスを小役やリプレイで封印する必要がなくなったため、2枚がけ専用ゼロボの成立によるリプレイ確率変動を設けておらず、低確率(=1/7.3)のまま遊技させる仕様の機種も存在するが、
6号機になって実射短期出玉率の適合基準が220%未満と厳格化したため、少しでもリプレイ確率を下げてリソースを純増に回すための工夫と思われる
デメリットは実稼働時に手入れ2枚がけプレイを行えばゼロボが揃えられてしまうことであるが、
これらの仕様を知ってさえいれば、2枚がけ専用ボーナスを成立させた上でボーナス図柄を外し、以降は3枚がけに戻せばいいだけなのでさしたる問題はない