>>65
分かってはいるだろうが、飯田ブログだけについて語っているわけではないということを、まず前提としていただきたい

マンデルフレミングの実証性を鑑みるときに、
「金融緩和と緊縮財政の組み合わせ」であるアベノミクスは、大いにその参考となるため、改めて論じる必要がある

マンデルフレミングに基づけば、緊縮財政の効果は金利低下圧力、ないしは通貨安によって相殺されるはずである
しかし、数ある識者が指摘するように、消費増税を筆頭とする緊縮財政の(悪い)効果は明らかに出ており、マンデルフレミング的な「相殺」が起こっていることは観測できない
財政政策の「相殺」こそがマンデルフレミングの肝であるのだが、これが直近の政策(アベノミクス)において実証されなかったというのが、当方の結論であり、
マンデルフレミングを持ち出して財政政策を論じるのは、ほとんど無意味であると指摘しておく