>>27
井出という人の分析も別に間違いではないと思うけど
貯蓄が減ってるなら、貯蓄の源泉である所得を増やすしかない。
そして所得は企業の利益と労働分配率からくる。
企業の業績は賃金を下げる事でも可能なので、労働分配率を上げる事と実質賃金を重視する。
賃金は貯蓄でも消費でも個人の可能性を広げるものであり選択肢の幅を増やす。
選択の幅は自由の幅を増やす事に近く、真っ当な自由主義者なら行動選択を増やす意味での
賃金の上昇とも表現できる。実際にアメリカでは政党?政治家の献金が『表現の自由』に含まれているし。
裏を返せば所得の低い人は表現の自由を妨げる事になっている。
勿論、これはアメリカ的な考えであり日本に当てはめて良いのか分からないが、所得が選択の自由と言う考えは
一般的な人でも納得できる考えであり、リベラル的な思考からネオリベを攻撃するなら自由を妨げるなと言うかな。