ナスのヘタから抽出した成分、子宮頸がんの抑制に効果 治療薬の開発につながる可能性、名古屋大の産婦人科チームが発表

 ナスのヘタから抽出した成分が子宮頸がんの抑制に効果があったとする研究結果を、名古屋大の産婦人科チームが英科学誌に発表した。

 ナスのヘタは、子宮頸がんの原因であるヒトパピローマウイルス(HPV)が手や指に感染してできるイボに対する民間療法として使われていた経緯がある。
 チームはナスのヘタから「9―oxo―ODAs」という天然成分を抽出し、人間の子宮頸がん細胞やマウスの子宮頸がんに投与して効果を分析した。

 その結果、投与量が多いほどがん細胞の増殖を抑えたり、細胞死を導いたりした。
 チームは、治療薬の開発につながる可能性があるとしている。

zakzak 2024.4/30 06:30
https://www.zakzak.co.jp/article/20240430-7Y4ACXSS6RPJDAYCDIZFJ27FPY/