MITが波エネルギーの95%以上を散逸させる人工礁を開発

 私たちは幾度もの被災により、波が非常に大きなエネルギーを持っていることを身をもって経験してきました。

 だからこそ、嵐などで生じる強力な波が、自然環境や沿岸地域に住む人々にとって脅威となることもよく分かります。

 こうした波の影響を低減させる技術は、長く研究されていて、消波ブロックが有名ですが、実は自然の「サンゴ礁」もそのような波の脅威から沿岸地域を保護するのに役立っていることがわかってきています。

 そこでアメリカのマサチューセッツ工科大学(MIT)機械工学部に所属するマイケル・S・トリアンタフィロウ氏ら研究チームは、サンゴ礁のような働きをする「人工礁」を開発しました。

 彼らによると、この人工礁は波エネルギーの95%を散逸させる可能性があるといいます。

 研究の詳細は、2024年3月26日付の科学誌『PNAS Nexus』に掲載されました。

(以下略、続きはソースでご確認ください)

ナゾロジー 2024.04.03
https://nazology.net/archives/147984