アレルギー性鼻炎患者の鼻水に鼻づまりを悪化させる物質、東京大学が発見

 東京大学大学院の研究グループは、アレルギー性鼻炎患者、疾患モデルマウスの鼻汁にジホモγリノレン酸の代謝物を検出し、それが鼻づまりの症状を引き起こすことを、マウスを使って明らかにした。

 アレルギー性鼻炎患者の鼻粘膜が抗原に曝露されると、プロスタグランジン、ロイコトリエンなどの脂質代謝物が免疫細胞から放出される。
 これらは、鼻粘膜で血流量の増加や、血管壁のバリアの崩壊を起こし、鼻粘膜を肥厚させ、鼻閉(鼻づまり)を引き起こす。
 患者の鼻汁からは、様々な脂質代謝物が産生されるが、その多くは鼻閉に与える作用が不明だった。

 研究グループは過去の研究で、ジホモγリノレン酸の代謝物である15-ヒドロキシエイコサトリエン酸(15-HETrE)と呼ばれる脂質を、アレルギー性鼻炎モデルマウスの鼻汁中に検出。
 今回、5-HETrEが鼻閉に与える影響を評価した。

(以下略、続きはソースでご確認ください)

大学ジャーナルオンライン 2024年2月18日
https://univ-journal.jp/242313/