アミノ酸は秒速約4.2kmで衝突しても無事 氷天体のプルーム分析への基礎的な研究

 土星の衛星「エンケラドゥス」のプルームに有機物が含まれていることが検出されて以降、氷天体の下には広大な海があり、そこに生命がいるのかもしれない可能性が真剣に検討されています。
 しかし、プルームの噴出速度は約400m/sと高いため、生命活動によって発生するバイオシグネチャー分子が検出時に変質してしまう可能性が指摘されていました。

 カリフォルニア大学サンディエゴ校のSally E. Burke氏などの研究チームは、エンケラドゥスのプルームを再現した、アミノ酸を含む氷の粒を加速して衝突させる実験を行いました。
 その結果、最速で4.2km/sでもアミノ酸はほとんど変質しないことが明らかにされました。
 今回の研究は、将来的な氷天体の探査ミッションでバイオシグネチャー分子を検出するための基礎的な研究となりそうです。

(以下略、続きはソースでご確認ください)

sorae 2023-12-18
https://sorae.info/astronomy/20231218-amino-acid.html