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動物に寄生する新種のミドリムシを発見 / Credit:筑波大学 . 動物に寄生する新種のミドリムシ「ツクバヤドリミドリムシ」発見

小学校や中学校の理科の授業で学んだ緑色の微生物、ミドリムシを覚えていますか?

その鮮やかな緑色は光合成を行うためで、日光と水、二酸化炭素を用いて酸素と栄養素を生成します。

しかし、そんな理科の授業で聞いたものとはまるで異なる生態のミドリムシが新たに発見されました。

筑波大学は、ミドリムシの仲間で、光合成の能力を失い水田の生物に寄生するようになった新種を発見、これを発見場所の筑波の名をとって「ツクバヤドリミドリムシ」と命名しました。

このミドリムシが内部で繁殖するとやがて寄生されていた動物たちは死んでしまい、内部から大量のミドリムシが飛び出してきます。

その様子は細胞に感染し、内部で増殖し、最後に表面を食い破って拡散するウイルスさながらです。

小学校の理科でおなじみのミドリムシは、いったいどんな経緯で「ダークサイド」に落ちてしまったのでしょうか?

研究内容の詳細は『Protist』にて掲載されました。


※以下省略。記事全文はソース元にて

公開日 2023/7/3(月)
https://nazology.net/archives/128916


■引用元記事
動物に寄生する新種のミドリムシ「ツクバヤドリミドリムシ」発見
https://www.tsukuba.ac.jp/journal/biology-environment/20230531141500.html

■論文アブストラクト
Taxonomy of a New Parasitic Euglenid, Euglenaformis parasitica sp. nov. (Euglenales, Euglenaceae) in Ostracods and Rhabdocoels
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S1434461023000299?via%3Dihub