毎日新聞 2023/2/25 11:00(最終更新 2/25 11:29)

 福岡県筑紫野市の老舗旅館「二日市温泉 大丸別荘」で、大浴場の湯が年2回しか換えられていなかったことが発覚した。
この温泉も含め、国内外4000カ所に入浴し、「温泉教授」の愛称で知られる札幌国際大元教授の松田忠徳さん(73)に利用者が衛生面で注意すべきポイントなどを聞いた。【安藤龍朗】


 「庭園が美しく、品のある旅館。名門だからこそ誇りを守るために、管理を徹底してほしかった。非常に残念です」


 小型キャンピングカーで日本を縦断し、大丸別荘にも数回、訪れたことがあるという松田さん。最低週1回の交換が求められている循環型の湯を年2回しか換えておらず、基準値の最大3700倍のレジオネラ属菌が検出されたことを知り、胸が締め付けられるような気持ちになったという。

 レジオネラ属菌対策では、消毒用の塩素系薬剤の投入が挙げられる。松田さんは「薬剤を使っているから大丈夫というわけではありません。お湯を抜いて、浴槽の清掃を徹底することが大切です」と説く。

     ===== 後略 =====
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