※2023年2月21日 18時31分
NHK

細胞培養技術を使ってアヒルの細胞から作り出した「培養フォアグラ」の開発を進める会社が、21日、味などを確かめる試食の様子を初めて公開しました。

試食を公開したのは、アヒルの肝臓の細胞を独自の技術で培養することでフォアグラを作り出す、「培養フォアグラ」の開発を進めている東京都のベンチャー企業です。

21日は、都内のホテルでシェフに「フラン」という茶わん蒸しのような料理を作ってもらい、培養フォアグラを入れた場合と、入れなかった場合の味や風味の違いを調べました。

試食には開発に関わっている関係者15人が参加し、出てきた料理を少しずつ口に運んでゆっくりと味わいながら、味や香り、それに食感などの評価を用紙に記入していました。

参加した人たちからは「香りを感じるほどではなかったが、フォアグラのような味はあった」や「コクのある味が感じられた」などの声が聞かれました。

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