喘息薬に「老人の遠い思い出」を呼び覚ます効果があると判明!

 昨日見たり聞いたりしたはずの情報が、あとちょっとのところで思い出せないとき、私たちは言いようもないモヤモヤ感を感じます。

 このような現象は睡眠不足になるとより顕著に表れはじめ、試験前の徹夜勉強の効率を著しく下げる原因となります。

 しかしオランダのフローニンゲン大学(University of Groningen)の新たな研究は、一般的な喘息治療薬「ロフルミラスト」に海馬のニューロンを刺激する効果があり、睡眠不足で薄れた記憶を蘇らせる効果があることを報告。

 現在マウス実験の段階ですが、研究者たちはこれを人間に応用できれば、試験勉強に役立つだけでなく、老化にともなって薄れた思い出さえ鮮明に追体験できる可能性があると述べています。

 未来では「記憶の思い出させ屋」のような商売も成り立つのでしょうか?

 研究内容の詳細は2022年12月27日に『Current Biology』にて公開されました。

(以下略、続きはソースでご確認ください)

ナゾロジー 2023.01.16
https://nazology.net/archives/120473