【生命科学】ニホンヤモリは外来種だった!遺伝子と古文書で解明したヤモリと人の3千年史 [Ikh★]
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
【発表のポイント】
ニホンヤモリは約3000年前に中国から九州に渡来後、人の移動や物流に便乗して東に分散したことを、ゲノムワイドの変異解析と古文書の記録で推定。
ニホンヤモリの分布拡大パターンは日本社会の発展と同調。
現在の生物分布と多様性に、近代以前の人と生物の関係が強く影響。
【概要】
ニホンヤモリは、日本民家の"隣人"で家の守り神(家守)として親しまれていますが、中国東部にも分布しており、実は在来種ではなく外来種ではという疑いがもたれてきました。しかし、渡来期も含めその来歴は不明でした。東北大学大学院生命科学研究科博士課程学生の千葉稔氏と東北アジア研究センターの千葉聡教授らのグループは、その日本進出の過程を、ゲノムワイドの変異解析と古文書の調査から推定することに成功しました。
ニホンヤモリは、約3000年前に中国から九州に渡来し、平安時代末までに近畿へ、一部が東海道を東進して江戸後期~明治初期に関東へ、また戦国時代に近畿から北陸に移った系統が江戸時代には、北前船の寄港地として栄えていた酒田へと移住したと推定されました。遺伝子から推定された歴史は古文書の記録と整合的であり、日本社会の発展の歴史との間に見られる多くの共通点は、ニホンヤモリが人や物資の移動に伴って分布を広げたことを裏付けます。本研究成果は、現在の生物の分布や多様性を理解する上で、近代以前の人と生物の関係が無視できない要因であることを示す重要な成果です。
本研究結果は、2022年11月30日の米国科学誌PNAS Nexus(オンライン速報版)に掲載されました。
東北大学プレスリリース 2022年12月 1日 11:00 | プレスリリース・研究成果
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2022/12/press20221201-02-gecko.html 固有種以外は差別するなー
どんな生物も発生以降地球上に拡散変貌していったほぼ総て外来種 3000年前に日本に来て定着したのを外来種と言うのであれば、それ以降に日本に来て定着したものは全て外来種って事だな 排除する外来種は日韓併合以降で良いだろう。
日韓併合以降に日本に住み着いた種は昆虫や雑草から霊長類まで全部殺処分するべき。 日本列島が出来た当時に居なかった物は、全部外来種
それじゃあオリジナルなんて無いじゃないの そりゃそうよ。日本人だって日本列島の長い歴史からしたら外来種だから。 ネトウヨ怒りのニホンヤモリ駆除wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww >>7
俺らが駆除するのはクソチョンのおまえだよwww 家守という名前が付くだけあって人間と隣接して生きてる動物なんだな >>14
ニホンヤモリの大陸からの移動はかろうじて人間に伴ってそうだけどヤモリ類って現在進行形で漂着による拡散が続いてるので人間に直接関係なく有史以降に定着したのなんかどっちなんだよって話になるよね
一応日本産でもミナミトリシマヤモリとかオガワサワラヤモリなんか多分そうだし
正直意図的に新たに持ち込む場合と国内でなんか害がある場合以外は考える必要ないと思うけど
後者ならそもそも国内に元からいたって問題はあるわけだし。 >>16
カナヘビではないもの
>>1の論文だと元々トカゲという語は戸陰であって本来はヤモリを意味する語だった説が出てるから屋外でよく目にするカナヘビと区別意味で出来たのかも
ニホントカゲ(および最近まで隠ぺい種だったヒガシニホントカゲや誤認されてたオカダトカゲ)はなかなか目にしずらい生き物だし
ヤモリが定着してトカゲって言葉が生まれるまで日本ではトカゲ類もヘビと認識されてたのかもね >>3
人によるかどうかだろうけど
ほっておいても日本の遠い離島にさえ固有種がごときに住んでいるんだから種の拡散はある
明治以降の鎖国後に限定してよくね? だよね 常に生き物って分布が変わったりするもんだろ?
遡って考えたら何でもそうだろ 3000年前に日本なんて国すら存在して無いだろ
縄文人位はいただろうけどな
それで外来種言うなら1億年前に人類は存在しなかったんだから人間自体も地球から見たら外来種って暴論が出来上がるぞ だから在来種/外来種って概念が無効ということだよ
万物流転 ハクビシンも江戸時代に荷船に乗って大陸からやってきたんだよな 子供の頃飼いたいと思ってたけどガラスの水槽もスルスル登れるから止めた 外来か否かの境界は、「地球」や「日本列島」などではなく「日本国」である。
つまり日本国の歴史より長く日本列島に居るものは外来ではない。
つまりニホンヤモリは外来種などではない。
>>1の説明でニホンヤモリが外来種であるとなった場合、日本列島自体もまた地殻変動により現在の経緯度に移動してきた外来陸ということになり、日本列島上の生物に限らずあらゆる物体、物質が外来種と言えてしまう。
「外来種」の定義一つできない東北大学とPNAS Nexus編集部は即刻、地球から出てお好みの座標で自ら外来種として暮らしていくべきであり、のうのうと在来種のふりをして地球上で暮らすべきではない。 問題は自力でやってきたか人為的にやってきたかだ。
人為的にやってきたものはすべて外来種だ。 >>35
日本にしかいないわけじゃないから在来種でも固有種ではない
…日本と台湾にしかいない種と日本と朝鮮半島にしかいない種ってかつて固有種だったかなとかこの概念もかなり怪しいな
ボルネオ島固有種とか国単位だと3か国に分布してることになったりするし なんでヒトだけは外来種大丈夫なん?
外来種を排除する理由の原点に立ち帰るべきでは? 家守というくらい、なぜか人の家にくっついているからな
家の窓にも一匹へばりついている >>37
ヒトは外来種と固有種を分別する主体だから
言葉を変えるなら、ヒトの関与以外に、外来種と固有種を分別する手段がない >>37
理由の原点なんてないよね
原点に帰るなら、地球環境は生物が住めない原始地球に帰るべき
地球に優しいとは、つまりそれを考える主体である人間に優しい環境だということ >>1
道理で言葉が通じないと思った
イモリとなら話せるんだよな 最近ヤモリ減って寂しい。
虫も減ってるから仕方ないのかな。 >>44
だけどサルもアフリカにやって来た外来種なんだよね
フロンティアに進出すると
進化加速するよなぁ >>43
多分に雑草の有無が虫と水分に関係しているんじゃね? >>18
漂着だけと仮定した場合、人の往来に関係なくもっと前から記録がないとおかしい……ってとこかな
あとは死滅回遊魚や迷鳥、風に乗ってしまった昆虫などと同様、ある程度寒さをしのげる人家なしには
日本の冬の気候に適応できないので、定着は難しかったか
>>19
昔は虫や蛇の仲間をかなり広範囲にざっくりまとめて扱ってたらしいしな……好事家が記録や絵を残したり
分類に近いことを始めたのもつい最近やし つい最近というのは大袈裟だが
日本で図鑑の類が少しずつ出来て行ったのは
江戸時代半ばからかな
本草学者や蘭学者が纏めて行った
江戸時代は暇な武士も多かったから少しでも稼ぎを増やそうと
米だけは貰える生活の中で色々内職したりしてて色んな文化が出来ていった
神田の古書店街とかも >>52
いかんミスった
神田の古書店街は明治時代からだ 動植物は外来種と言って駆除するのに渡来人は駆除しない不思議 3000年前に中国人が交易に来てたって事か
そんな3000年前の文献てあんのか?サラッと凄い事書いてね? ヤモリはトカゲやカナヘビと違って
地面に潜っての冬眠が出来ないんだな
変温動物だからただ物陰で動きが鈍くなるだけと
それだと不利だ >>58
3000年前はDNA解析だろ
中国東部のDNAと比較したら3000年前に分岐と出たんだろう
弥生時代中期ですでに銅鏡や銅剣といった物も渡来していた
文献調査は918年の本草和名が国内最古
止加介(戸陰)もしくは守宮の表記
北前船初期の本朝食鑑(1697)には
江東諸州未だ之を見ず
京師五畿及び海西諸州之有り 外来種の定義は「人の手により(意図したかは問わず)分布を拡げた種」
これだけ。時期は関係ない。
対策や駆除は生物多様性の現況次第なんだよ
例えば西日本のタワヤモリが生息している地域であまりにニホンヤモリがタワヤモリを圧迫(交雑やニッチの収奪など)してしまっていたら、駆除によりタワヤモリを守ることが保全上効果的かもしれない。 外来種かどうかの境界は国でも自治体でもなく、「現在の分布域」と「人為の有無」なんだよ
現在の分布域を正確に見積もるのはほぼ不可能だけどもね 人間だって生物さ
渡り鳥に運ばれるのも人間に運ばれるのも同じこと そりゃー、過去に遡ってけば、ほぼすべての生物が外来種じゃね? >>64
人間の拡散させる力はかなり高いから、今ある生物環境を維持したいとなったらやはり外来種に対しては然るべき対策をとるべきだと思うよ。 外来種だからといって駆除というのには俺は前から反対だった
外来種のために日本固有の種が生息地を奪われ数を減らしているというのは
長い目でみればそれも自然淘汰だ
外来種と在来種の混血が増えているというのも数千年、数万年という歴史的にはずっと起こってきたことだ
その結果が今日本にいる生き物たちなのではないか
自然の成り行きに任せればいい
外来種をすべて悪として彼らを排除するのが正しいという考えには賛同しかねる 善悪とかではないんだよね
ある意味では畑を作る時雑草を取り払うのと近いかもしれない
現在の生物多様性を維持するために対処するべき外来種のには検討し然るべき対策を取るということ 3000年前に「自力」でやってきたか「人の船に乗って」やってきたか、それが問題。
前者を自然な外来種、後者を人為的外来種と呼ぶ。 >>15
稲は外来種だよ
でも食糧として重要なだけでなく、少なくとも日本では現時点で侵略性が低そう(過剰な繁茂や生態系被害が見られない)だから特に問題視されてない >>45
人間(ヒト)の関与以外で分布を広げてるなら外来種とは呼ばない
ただ、どこから、いつからがヒト(homo sapiens)なのかという種概念にも関係するような話になってくると微妙 >>70
呼ばんでしょ
自力なら外来種ではない、ということになる外来種の定義が生態学、生物学では一般に使われてるんじゃないかと思う
対馬に朝鮮半島から泳いできてユーラシアカワウソが定着しても外来種とは呼ばん しゃーないニホンヤモリはワシの家に集結や~フニフニ 某クレイジー教授「じゃあこいつも絶滅させなきゃ。外来種は一匹残らず殺せ」 というか四国や瀬戸内沿岸生息のタワヤモリというのは日本固有種なのか
それも以前はニホンヤモリと一緒にされていたというのはな
こっちはほとんど生息地広げなかったわけだ >>60
アシタカグモやゲジゲジみたいな大型節足肉食動物に捕食されちゃうね >>77
今回の関連で初めて知ったわ
こういう競合とか交雑しそうな在来種が残ってるところだとニホンヤモリも監視対象になるだろうな 在来種が生存競争に負けて衰退しても、交雑が進んで純粋種が減っても
それはもう自然淘汰、天のおぼし召しなんだから仕方ない
やっきになって外来種を殺戮したり在来種を囲い込むようなまねには反対だ
そうやって生き物たちは何百何千年もかけて生息地を広げ変化しながら繁栄してきたのよ 油断してると越冬のためか玄関から入ってくる
うちのねこに見つかったら食われる てっきり今回の研究まで日本固有種としてあったのかと思ったが、すでに2012年の時点で大陸からの外来種であることはわかってたんだな
それが平安以降なのか、3000年前なのかわかったと言うことなのか
ミナミヤモリも大陸からの移入種だし、タワヤモリやヤクヤモリも固有種だけど遺伝子レベルだと亜種なんだろうね
交雑もするらしいし 種概念は難しいんだよな
全然違うように見えても掛け合わせれば交雑することもあるし >>82
固有種と考えられていたことは一度も無いが、
これまで ニホンヤモリ → 大陸から日本列島にかけて生息している在来種
最近 ニホンヤモリって外来種っぽいね
今回 過去の史料や遺伝子の解析から確かに大陸からの移入で、かつこの数千年で徐々に人に伴って分布を広げていたことがわかりました
こんな感じか >>85
Gekko japonicusって学名はよくあることだが、シーボルトがつけたんだな
トキとかと同じく、japonicusってつけることから固有種と思っただろうな 昔の人、適当に採れたとこの名前付けるから固有かどうかをそもそもちゃんと考慮してない気もする…… 熱帯アジアでしか普通のヤモリを見たことが無かったのだが
日本でヤモリを見たら「想像してたのより大きいなあ」
熱帯アジアの普通のヤモリはホオグロヤモリで全長10㎝くらいしかない
ニホンヤモリは大きいと15㎝近くもあって頭の幅もかなりある
ニホンヤモリは頭の幅だけならカナヘビより大きいかな
だがそんな事言ったら熱帯アジアだとトッケイとかクールトビヤモリとか
もっとごっついのが出て来る 外来種で思い出したけど、栃木県ではニホンイシガメは国内外来種なんだよな(昔は情報不足→2018年に在来種から除外)
栃木で池の水抜いてニホンイシガメが出てきたらアカミミガメと一緒に駆除しないといけないな
埼玉では絶滅危惧2類、東京千葉では絶滅危惧1A類なんだけど >>94
DNA見たら確認されてる個体は皆西日本由来だった…と書いてあるpdfがあった >>94
埼玉も移入の可能性が否定できないとしてDDにしてるよ、スッポンも同じ扱い
スッポンに関してはもっと北まで野生分布の可能性もあるんだけどね
以前はニホンヤモリ、クサガメもリストしてたのを除外したから次はどうなるだろう >>97
千葉のイシガメはそこそこ個体数が居るようだけど、遺伝的には東日本(千葉)特有のものが得られてるんだろうか?
もし千葉に在来分布するなら関東に居なかったということは無いだろうし、いつの間にか関東のほとんどの地域で在来の集団は絶滅していたということになるよね
悲しい そもそも千葉も移入集団だった!とかいう可能性も無いわけではない気もするけど ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています