地球温暖化がいまのまま進むと、今世紀末までに世界人口の3分の1が、気温が52度を超えたり、1日の降水量が300ミリを超えたりするような気候災害にあうリスクにさらされる――。こんな予測が東京大学の研究グループによる分析で明らかになった。

世界各地で20年に1度の高温や豪雨に見舞われるリスクが、温暖化によって現在から今世紀末までにどう変化するかを分析した。

 研究によると、現在のペースで温室効果ガス排出が続いた場合、これまでに人類が経験したことがないレベルの気候リスクにさらされるのは、世界人口の34%にあたる約25億2千万人に上るという。これは、気温が52度を超えたり、1日に300ミリ以上の雨が降ったりするレベルだ。

https://www.asahi.com/articles/ASQ8C5CJ0Q88ULZU00Q.html