なぜ、がん細胞からiPS細胞が樹立できないのか? 東大などが仕組みを解明

 東京大学(東大)と日本医療研究開発機構(AMED)は、がん細胞からiPS細胞の樹立が困難であることの原因が不明だったが、希少難治性がんである明細胞肉腫(CCS)のマウスモデルを利用することで、がん細胞で活性化している細胞内シグナル経路がiPS細胞化を阻害していることを明らかにし、さらにがん細胞のiPS細胞化抵抗性から分子標的薬のスクリーニング法を開発することに成功したと発表した。

 同成果は、東大 医科学研究所 附属システム疾患モデル研究センター 先進病態モデル研究分野の伊藤謙治特任研究員(現・米・ペンシルベニア大学 Postdoctoral Fellow)、同・長田巧平客員研究員(富山大学 第三内科 大学院生)、同・太田翔助教、同・山田泰広教授らの研究チームによるもの。
 詳細は、ライフサイエンス全般を扱うオープンアクセスジャーナル「Cell Reports 」に掲載された。

(以下略、続きはソースでご確認ください)

マイナビニュース 2022/05/09 19:47
https://news.mynavi.jp/techplus/article/20220509-2341904/