大谷を超えた…ロッテ・佐々木朗希の直球が打てない「科学的なワケ」
完全試合を導いた「速さ以外」の秘密

■すでに世界トップクラス

 4月10日、日本中のプロ野球ファンが、令和の怪物の「覚醒」に目を奪われた。
 ロッテ・佐々木朗希(20歳)が成し遂げた、記録ずくめの完全試合だ。

 序盤から自己最速タイの164kmを連発。
 昨季首位打者の吉田正尚を筆頭に、オリックスの各打者をストレートで簡単に追い込むと、150km近いフォークで空振りの山を築き上げる。
 13者連続三振の日本新記録を達成し、最終的には日本記録タイの19奪三振を奪った。

 佐々木の躍動感あふれるピッチングにファンは見とれ、オリックスの各打者はただただ天を仰ぐしかなかった。

 この快挙には、スポーツ動作解析の第一人者である川村卓・筑波大学准教授も舌を巻いた。
「今年はオープン戦から、ストレートとフォークのコンビネーションが確立されており、去年以上の結果を出すことは間違いないと思っていました。
 それにしても、シーズン序盤にここまでの結果を残すとは……。
 外角低めに決まる160km台のストレートはすでに世界トップクラスで、メジャーでもそうそうお目にかかれないレベルに到達しています」

 佐々木のストレートは、なぜこれほどまでバットに当たらないのか。
 むろん、160km台という圧倒的なスピードがあることは大きい。
 だが、プロの打者たちが何度打席に立っても、まったく歯が立たないというのはどういうことか。

(以下略、続きはソースでご確認ください)

gendai.ismedia 2022.04.11
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/94133