諫早湾堤防の開門命令、「無力化」認める 福岡高裁 差し戻し審判決

 国営諫早湾干拓事業(長崎県)をめぐり、堤防排水門の開門を命じた2010年の確定判決を強制せず「無力化」するよう国が求めた請求異議訴訟の差し戻し審の判決が25日、福岡高裁であった。
 岩木宰裁判長(梅本圭一郎裁判長代読)は、国側の主張を認め、同高裁として改めて、開門の強制執行の効力を否定する判断を示した。

 諫早湾の堤防の排水門の開閉をめぐっては、漁業者が起こした訴訟で開門を命じる同高裁判決が10年12月に確定。
 一方で、反対する営農者などが起こした複数の訴訟でその後、開門を認めない判決が確定しており、司法判断がねじれている。

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朝日新聞DIGITAL 2022年3月25日 14時14分
https://www.asahi.com/articles/ASQ3T3FSZQ3MTIPE01C.html