テレビつけっぱなしで寝ると「寝た気がしない」理由が判明! 睡眠中”知らない人の声”で脳は活性化する

 眠っている脳は「知らない人の声」に敏感なようです。

 ドイツのザルツブルク大学(US)で行われた研究によれば、深い睡眠中(ノンレム)でも脳の聴覚処理システムは起きており「知らない人の声」に強く反応する、とのこと。

 眠ると意識が失われるものの、睡眠中の安全を監視するシステムが意識の代りに立ち上がるようです。

 一方で「知らない人の声」を聴かせ続けると睡眠中の脳は声に脅威がないことを学習し、反応が鈍っていくことも示されました。

 どうやら深い睡眠中であっても脳の一部は起きており、音の判別に加えて学習も自動で行っているようです。

 テレビや動画を流しっぱなしにして眠ると疲れがとれないのは、もしかしたら睡眠中の学習疲れが原因かもしれません。

 ですが逆に、判断と学習が意識の外で自動化されているならば、睡眠学習もいつかは可能になるのでしょうか?

 研究内容の詳細は1月17日に『Journal of Neuroscience』にて公開されています。

(以下略、続きはソースでご確認ください)

ナゾロジー 2022.01.18
https://nazology.net/archives/103493