「ハゲを逆転させて元に戻せる」可能性を持った遺伝子が見つかる!

 多くの男性が加齢に伴って、薄毛や脱毛を経験しています。

 これは毛包と呼ばれる毛を作り出す器官内で、細胞を分化させている幹細胞が失われることで発生しているとわかっています。

 しかし、なぜ毛包幹細胞が老化によって失われてしまうのか、そのメカニズムは未だによくわかっていないのです。

 米国ノースウェスタン大学(Northwestern University)の研究チームは、初めて生きた生物の幹細胞が老化とともにどうなるかを追跡監視し、幹細胞が本来あるべき位置から移動してしまい、移動先に環境に慣れずに死んでしまうことを発見しました。

 これは幹細胞を固定する接着剤が失われるためで、チームはこの接着剤を作り出す遺伝子も特定しています。

 この遺伝子をもとに戻すことができれば、脱毛現象を逆転させられるかもしれません。

 研究の詳細は、10月4日付で科学雑誌『Nature Aging』に掲載されています。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

ナゾロジー 2021.11.05
https://nazology.net/archives/99374