感染症の出現が加速している、それは石器時代に始まった
集団生活、移動の拡大、自然破壊――文明の進歩につれて広まる病原体

 1347年10月、黒海からきた12隻の商船がシチリア島のメッシーナに停泊した。
 船は、歴史を変える恐ろしい積み荷を運んでいた。

 船員の大半は死亡していた。生きていた数人の船員は、液体がにじむ黒い膿疱に全身を覆われていた。
 直ちに当局は、船員たちに「死の船」に留まるよう命じたが、船内にいたネズミと、ネズミについていたノミはすでに下船していた。

 その後5年間で黒死病(ペスト)はヨーロッパを席巻し、当時の人口の3分の1から2分の1にあたる3400万〜5000万人が死亡した。
 パリ大学の学者たちは、黒死病の原因は「土星、木星、火星の合(惑星の位置がほぼ重なること)」にあるとした。
 (参考記事:「ヨーロッパ人の1/3が死んだ「黒死病」、歴史の教訓」)

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

ナショジオ 2021.10.20
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/21/100800488/