外部からの神経刺激で“人間拡張”を実現できる? 「ニューロモデュレーション」の応用可能性と倫理的な課題

 腕や手に重大な障害をもつ脳卒中患者108人を対象にした特殊な臨床試験が始まったのは、2017年10月初旬のことだった。
 その内容とは、外科手術によって患者の迷走神経に神経刺激装置を埋め込む試験である。
 迷走神経とは首の前部にある溝に沿って走る脳神経で、脳から身体のほかの部分へと信号を送る機能をもつ。

 この試験が終わるころには、それまでは能力が限られていた被験者たちの腕や手が元通りに動くようになり始めていた。
 理由は不明だが、リハビリ療法と並行して迷走神経にパルスを送ったことで、患者たちは障害のある腕や手を以前よりもうまく使えるようになっていたのである。
 しかも、これまで何に対しても反応しなかった患者でさえ、これまでのどの治療よりも早く反応が起きていた。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

WIRED.jp 10/19(火) 12:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/376747aeac78c951671bd9c39b169e2e2a5f5711