>>19
鳥類以前の脊椎動物の肺は一つ穴がある袋でしかない。
鳥類とその祖先である恐竜は、肺と同等の機能を有する気嚢がある。気嚢は中身は肺と同じようなものだけど、吸気穴(空気の入り口)と排気穴(空気の出口)があり、奥まで効率的に酸素を取り込むことができる。また、肺呼吸のように横隔膜を常に動かさなくても空気が和がれるだけで酸素を取り込むことができることもいいところ。
反面、呼吸器官が複雑になり大きくなることゃ、呼吸をコントロールできないのが欠点。探検もののフィクションで、毒ガスの検知に小鳥が使われるのも、呼吸を取れることができないため。