2021年8月25日(水)16時30分

ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

<科学者たちは大興奮! DNA検査で証明されれば、ホシザメとして初めての事例に>

イタリア・サルデーニャ島の水族館で、メスだけの水槽からホシザメの赤ちゃんが誕生した。科学者によると、今回の出来事は、この種による無性生殖の初めての事例となる可能性があるという。

サルデーニャ島にあるカーラ・ゴノネ水族館では、10年前から今回のサメの生みの親であるメスと他のメス1匹が同じ水槽で飼育されていたとイタリアの通信社AGIが報じている。


単為生殖とは、本来有性生殖(受精によって子孫を残す)を行う生物のメスが単独で子供を生むことを指す。

ナショナルジオグラフィックによると、単為生殖には「オートミクシス」と「アポミクシス」の2種類があるという。オートミクシスは母親の遺伝子をわずかにシャッフルして、完全なクローンではないが母親に似た子孫を作るというもの。アポミクシスで生まれた子供は完全なクローンだ。

科学者たちは今回の出来事に興奮している。

     ===== 後略 =====
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