「母乳の糖」に抗生物質に頼らない新しい治療法のヒントがある

 B群レンサ球菌(Group B Streptococcus : GBS)は、新生児の敗血症、髄膜炎、肺炎など感染症の原因として知られています。

 こうしたGBS感染症の予防のためには、抗生物質が使用されますが、細菌の耐性はどんどん強まっているため抗生物質に頼らない新しい方法が望まれています。

 そんな中、米ヴァンダービルト大学(Vanderbilt University)などの研究チームは、母乳に含まれるオリゴ糖「ヒトミルクオリゴ糖(HMO)」がGBS感染症の予防に役立つことを発見したと報告。

 チームは将来的に、この方法が乳幼児や成人のGBS感染症の治療として、抗生物質に取って代わることができるかもしれないと述べています。

 研究の詳細は、8月22日から26日まで開催される米国化学会(ACS)の秋季大会(ACS Fall 2021)で発表されています。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

ナゾロジー  2021.08.23
https://nazology.net/archives/95081