使い捨てカイロ捨てずに再利用 大阪発SDGsな水質浄化

 寒い冬に欠かせない使い捨てカイロを再利用し、海や川、湖の水をきれいにしようとしているベンチャー企業がある。
 カイロの袋に入っている鉄分が、水質の環境改善に役立つという大学の研究成果を実用化。
 2025(令和7)年の大阪・関西万博の会場となる人工島、夢洲(ゆめしま)(大阪市此花区)周辺の水質浄化も視野に入れる。(西川博明)

■鉄粒が秘める力

 「これがカイロの鉄分を固めた粒で、水をきれいにしてくれるんです」

 環境ベンチャー「GoGreenGroup」(ゴーグリーングループ、大阪市中央区)の山下崇社長(46)が見せてくれたのは、ペットフードのような黒い粒。
 これこそ、水質を改善する“魔法の鉄粒”の正体だ。

 社名から「GoGreenCube(ゴーグリーンキューブ)」と名付けられたこの鉄粒は、カイロの袋に入っている鉄と炭の粉に有機酸を混ぜ、粒状に圧縮加工したもの。
 水に入れると鉄が硫化硫黄やリン酸などと化学反応し、海や川、湖などのヘドロや悪臭を減らしたり、プランクトンの大量発生(富栄養化)を防いだりする効果があるという。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

産経新聞 5/5(水) 9:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/cf33d067e76fb2f4afb0769e25f218bb1a083ad4