若返り化合物「NMN」を生産する乳酸菌を静岡大が発見、大量生産に前進

 静岡大学は4月15日、若返り効果で注目されている化合物「ニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)」を生産する乳酸菌を発見したと発表した。

 同成果は、静岡大 学術院工学領域の吉田信行准教授らの研究チームと、静岡大 グリーン科学技術研究所、大阪ソーダとの共同研究によるもの。
 詳細は、英オンライン総合学術誌「Scientific Reports」に掲載された。

 NMNは、ワシントン大学の今井眞一郎教授らの研究において、生後2年のマウス(ヒト年齢で約60歳に相当)に1週間投与すると、生後6か月(ヒト年齢約20歳に相当)の運動能力、外観を示すまで若返った、と報告されたことで知られるようになった化合物で、現在では、その抗老化メカニズムは科学的に証明されるに至っているほか、抗老化作用だけでなく、免疫力の向上や、アルツハイマー病・パーキンソン症の改善効果についての報告もなされるようになっている。

 そのためNMNはニュートラシューティカル(健康維持に有用な、科学的根拠を持つ食品・飲料のこと)として注目され、現在では含有するサプリメントが複数発売されるようになっているが、工業的に効率よく生産する手法がないため、いずれもかなり高価なものとなってしまっている。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

マイナビニュース 2021/04/16 17:41
https://news.mynavi.jp/article/20210416-1872756/