中間質量ブラックホールが重力レンズ効果を利用して発見される

 オーストラリア・メルボルン大学は3月30日、ジェームズ・ペインターさん率いる研究チームが、太陽質量の約55,000倍の質量を持つ、いわゆる中間質量ブラックホールを発見したと発表しました。
 研究チームでは、今回の研究成果は、恒星質量ブラックホールから超大質量ブラックホールへの進化を考えるうえで、非常に重要なものであると考えています。

 恒星質量ブラックホール(普通のブラックホールで、その質量は太陽質量の数十倍以内におさまる)と超大質量ブラックホール(銀河の中心にある巨大ブラックホールで、その質量は太陽質量の100万倍以上になる)の間の質量を持つ中間質量ブラックホール(その質量は太陽質量の100倍から数十万倍ほどになる)はこれまでほとんど見つかっていません。

 しかし、恒星質量ブラックホールが合体を繰り返して超大質量ブラックホールに進化するのならば、中間質量ブラックホールも存在するはずです。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

sorae 2021-04-04
https://sorae.info/astronomy/20210404-intermediate-mass-black-hole.html