老いた脳の神経回路修復、受容体など仕組みを発見

 加齢で衰えた脳の神経回路を修復させる受容体を突き止め、その仕組みを発見した、と国立精神・神経医療研究センターなどの研究グループが発表した。
 神経回路の機能を支える構造「髄鞘(ずいしょう)」が脱落しても修復されていた。
 難病の多発性硬化症など、さまざまな疾患の治療薬開発につながる可能性があるという。

 髄鞘は神経細胞で信号を伝える本体の「軸索」を取り囲む膜で、絶縁体の役目をして信号の高速伝達を支え、神経細胞の健康維持に役立っている。
 髄鞘は「オリゴデンドロサイト」と呼ばれる細胞が神経細胞に巻きついてできる。

 脳や脊髄のさまざまな疾患では、髄鞘の脱落が起こっている。
 また、加齢に伴ってオリゴデンドロサイトの前駆細胞は分化が難しくなり、髄鞘が修復しにくくなる。
 髄鞘の脱落は健康な高齢者にもみられるという。
 こうしたことが起こる分子レベルの詳しい仕組みは、よく分かっていなかった。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

Science Portal 4/1(木) 15:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/f02fdf4490a859267e76ae5ea791a57b83b12ae9