グリーンランドの氷床から「生きているような」植物の化石が次々見つかる

 最近、バーモンド大学の冷凍庫で非常に興味深いものが発見されました。

 それは1966年に、グリーンランドの1.4kmもある氷床を貫いて、その下にある堆積物を20km近くもくり抜いた地質試料(コア)です。

 何十年も前に行方不明になっていたサンプルが、偶然発見されたというのも驚きですが、さらにこの試料を分析すると、まるで昨日まで生きていたかのような植物の化石が次々と見つかったのです。

 3月15日に科学雑誌『米国科学アカデミー紀要(PNAS)』に発表された新しい研究は、今回の発見から、グリーンランドが過去100万年以内に、氷の無い植物の茂った土地だったという証拠を得たと報告しています。

 これはグリーンランドが想像以上に気候変動に脆弱であることを示す重要な発見ですが、それ以外にも長い間行方不明だった氷床コアにも、深いドラマがあるようです。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

ナゾロジー 2021.03.17
https://nazology.net/archives/85082