ネコは犬と違って「飼い主に不親切な人」を避けないことが明らかに

 「犬は愛情深くて飼い主に忠実であるのに対して、ネコは飼い主に無関心」といった古い固定概念がありますが、ネコを飼っている人はこの考えに同意しないはずです。
 実際、ネコに関する従来の研究ではネコと人間が絆を形成することが示唆されてきましたが、最新の研究では「ネコは飼い主に対して不親切な行動をとる人をまったく避けない」ことが明らかになっています。

(中略)

 京都大学のコンパニオンアニマルマインドプロジェクト(CAMP)に所属する千々岩眸(ちじいわひさし)氏らの研究チームが、動物の行動と認知に関する科学誌・Animal Behavior and Cognition上で、「ネコは飼い主に対して悪影響を及ぼすような行動をとる人をまったく避けない」という研究論文を発表しました。

 この研究は過去に犬に対して行われたのと同様の実験をネコを対象に行ったというもの。
 実験では飼い主が見える位置にネコが入ったケージを配置し、飼い主の両脇には2人の見知らぬ人物を座らせます。
 飼い主は2人に対して助けを求め、見知らぬ人役の2人のうち一方は声に応じてケージを開ける作業を手伝い、もう一方は声を無視して手助けを行いません。
 その後、見知らぬ人役の2人がエサを持ってきて、その際のネコの反応を観察します。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

Gigazine 2021年03月02日 19時00分
https://gigazine.net/news/20210302-cat-no-avoidance-behave-negatively-owner/