被害者だとアピールしがちな人は「他人からいい人に見られたがる傾向」があるという指摘

 被害者であることを頻繁にアピールし他人の同情を得ようとする人は、他人からよく見られたがり、他人への共感能力にも乏しいナルシシスト的傾向がある可能性が高いことが、ブリティッシュコロンビア大学のEkin Ok氏らの調査によって示されました。
 調査結果が何を意味するのかについて、ペンシルバニア大学の心理学者であるコリー・クラーク氏が解説しています。

(中略)

 被害者の精神は「傷付けられた」「苦しめられた」などの否定的な言葉で埋め尽くされます。
 しかし人間は他人の苦しみに共感し、その苦しみを排除または改善するように進化してきました。
 その結果、他人に自分の苦しみを知らせる事は周囲の注意を引き、他人の共感や経済的支援を受け取るための効果的な戦略になり得ます。
 そして被害者になることは自身の報復を正当化し、特定の問題について話す時の心理的地位を獲得し、時には被害者自身が働いた不正行為についての避難を最小限に抑えることも可能です。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

Gigazine 2021年03月02日 07時00分
https://gigazine.net/news/20210302-victim-generate-power/