Apple製VRヘッドセットは30万円超で「8Kディスプレイ&12台以上のカメラ搭載」という噂

 Appleが2022年内の発売を目指して開発中というVR/ARヘッドセットについて、新たなリーク情報が登場しました。
 アメリカのIT系ニュース紙のThe Informationによると、Apple製ヘッドセットはVRとARを組み合わせた複合現実(MR)ヘッドセットで、2台の8Kディスプレイに12台以上のカメラ、最先端のアイトラッキング技術を搭載する見込みです。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

 「N301」のコードネームで開発されているAppleのMRヘッドセットについて、リーク情報をもとにThe Informationが作成した外観画像が以下。
 ヘッドセット自体は湾曲したバイザーのような見た目で、顔面に直接接触する部分はHomePodのようなファブリックメッシュ製。ヘッドバンドはApple Watchのバンドのようなラバー製とのこと。
https://i.gzn.jp/img/2021/02/05/apple-mixed-reality-headset-details/40154-77257-The-Information-Apple-Glass-xl_m.jpg

 ハードウェア面では、両目部分にそれぞれ8Kディスプレイを備えているだけでなく、手の動きを追跡するためのカメラを12台以上、オブジェクトマッピングに用いるLiDARセンサー、超高性能と話題の「M1」チップをさらに上回る性能のApple Siliconも搭載。
 ソフトウェア面では、節電のためディスプレイの全面で常時8K映像を出力するのではなく、最先端のアイトラッキング技術によって「見ている部分だけを高解像度化」するという技術が採用されているそうです。

 さらに、試作機では「特殊機能を備えるヘッドバンド」も実験されており、AirPods Proのようにサラウンドサウンドを実現する空間オーディオテクノロジーを備えたヘッドバンドや、外部バッテリーとして機能するヘッドバンドが試作されているそうです。
 また、複数の操作方法も実験されており、指ぬきグローブ型デバイスや本体側面部に取り付けるダイヤルなどが検討されているとのこと。

 「N301」は2022年内の発売を目指しており、価格は3000ドル(約32万円)になる見込みで、社内目標は「初年度に25万台を出荷」とされているそうです。

Gigazine 2021年02月05日 10時35分
https://gigazine.net/news/20210205-apple-mixed-reality-headset-details/