新型コロナ、10年後は普通の風邪 米大学研究チームが試算

 新型コロナウイルス感染症は、通常の風邪を引き起こす既存の4種類のヒトコロナウイルスのように定着するまでに10年程度かかるとの試算を、米エモリー大などの研究チームがまとめた。
 論文が米科学誌サイエンスに掲載された。
 10年後には3〜5歳程度でほとんどの人が感染し、高齢になって感染しても重症化を防ぐ免疫を得られるため、死亡率は低下し、インフルエンザを下回る可能性があるという。

 風邪を引き起こすヒトコロナウイルスは世界中で定着しているが、症状は軽度で重大な問題となっていない。
 過去に問題化した重症急性呼吸器症候群(SARS)と中東呼吸器症候群(MERS)もコロナウイルスによる感染症だが、封じ込められるなどしたため世界的には拡大しなかった。

 今回、研究チームは、4種のヒトコロナウイルスと同様の特性を新型コロナも持つと仮定。
 若いうちに感染すると軽症で済み、再度感染しても重症化しにくいと考えた。
 現在、世界的に重症者が相次ぎ死者も増えているのは、高齢になってから初めて感染していることが主な要因という。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

毎日新聞2021年1月18日 18時00分(最終更新 1月19日 08時19分)
https://mainichi.jp/articles/20210118/k00/00m/040/169000c