【自然の不思議】毒のある蝶はのんびり優雅に飛ぶって知ってた?

■子孫を多く残すための三つの戦略

 博物館と聞けば、国や地方自治体の大きなハコを思い浮かべる人が多いのでは。
 だが、そもそもは16世紀のヨーロッパの貴族や医師たちがコレクションを並べた「驚異の部屋(ヴンダーカマー)」が原点だった。
 かの大英博物館も、母体になったのは医師にして商才に恵まれたハンス・スローンという個人のコレクションである。

 コレクターにとってコレクションを見てもらえるのは大きなヨロコビだ。
 ぼくは常々、博物館経営は男の夢のひとつだと思っている(あと不動産経営も)。
 そんな男の夢を実現した例という意味でも、今回は石垣島にあった「蝶館カビラ」を紹介してみたい。
 ただし、「蝶館カビラ」は目下、沖縄本島での再開に向けて休館中で、石垣島の施設はもうないことを先にお断りしておく。

 石垣島の中心地から海沿いを走って20 分ほど。
 海が見える斜面の中腹に建つ蝶館カビラは想像以上に立派だった。
 自宅の2階に設けた展示室もさることながら、隣に小さな家一軒ほどの大きさの温室もある。
 中には木が繁っていた。きっと蝶を飼っているんだろう。

 まずは2階の展示室へ行ってみると、ご主人の入野祐史さんがいた。
 入野さんは2003年の4月に脱サラをして石垣島に移り住み、1年後に「蝶館カビラ」をオープンした。
 蝶が好きで沖縄に移住して、博物館を作るなんてよっぽど気合が入っているんだろうと思いきや、意外にもとても温厚な方だった。
 さっそく展示を解説してもらう。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

現代ビジネス 11/28(土) 21:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/f235bb62e29cfb8c60f68effeb06536659504667