「習志野隕石」登録 一般公開へ

 ことし7月、流れ星の中でも特に強く光る「火球」として目撃され、千葉県習志野市と船橋市で見つかった隕石が、国際隕石学会によって「習志野隕石」として登録され、10日から一般公開されることになりました。

 「習志野隕石」は7月2日の未明、関東などの上空で目撃されたあと千葉県習志野市と船橋市内で見つかり、国際隕石学会によって正式に登録されました。 

 登録を受けた展示会が10日から国立科学博物館と千葉県立中央博物館で同時に開かれることになり、9日、報道関係者に事前に公開されました。

 地上に落下する際に大気との摩擦熱で表面が溶けて黒くなっていて、発見されるまで20日間、屋外にあったことから、鉄分が一部さびて赤茶色に変わっています。

 千葉県立中央博物館の高橋直樹・上席研究員は「習志野という名称が隕石の名前として登録され喜ばしい。我々も宇宙とつながっていることを実感してもらいたい」と話しています。

NHK NEWS WEB 11月09日 17時55分
https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20201109/1080012751.html