リビアに「バレーボール球」サイズの降雹 世界で3つ目

 中世フランスの物語に出てくる巨人「ガルガンチュア」。その名のついた、途方もなく巨大な雹が、先日アフリカ北部のリビアに降りました。
 この雹は、世界で観測された3本の指に入る大きな雹とのこと。
 一体どのようなものだったのでしょうか。

■雹のサイズ

 日本では、空から降ってくる直径0.5ミリ未満の氷を「あられ」、それ以上を「雹」と呼んでいます。

 しかし世界に降る雹はそんな小さなスケールでは分類できません。
 アメリカの気象学会は、10センチ以上の雹を「ジャイアント」サイズ、15センチ以上を「ガルガンチュア」サイズと名付けています。
 この「ガルガンチュア」という名前は、中世フランスの物語に出てくる巨人に由来します。

 これまでガルガンチュアサイズの雹は、アメリカとアルゼンチンでしか見つかっていませんでした。
 ところが今年10月27日、砂漠地帯のアフリカ北部リビアの首都トリポリで3つ目が発見されるに至りました。
 リビアといえば、その国土のほとんどが砂漠地帯。雹とはあまり縁のないような国なので、二重に驚きます。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

森さやか | NHK WORLD 気象アンカー、気象予報士 11/6(金) 16:35
https://news.yahoo.co.jp/byline/morisayaka/20201106-00206517/