地球型惑星の初期の歴史を知らせる火星のトロヤ群 月の「生き別れの兄弟」である可能性

 月の成分に非常によく似た小惑星群が火星のトロヤ群から確認されました。
 トロヤ群とはラグランジュ点という力学的に安定している場所に密集する小惑星群のことで、図のように各惑星ごとにトロヤ群が2ヶ所に存在します。
 ちなみに地球のトロヤ群小惑星「2010 TK7」はNASA(米国航空宇宙局)の広域赤外線探査衛星「WISE」が発見し、その起源は火星と木星間の小惑星帯だとコンピューターシミュレーションで判明しています。

 このようにトロヤ群の起源は天体物理学者の関心の的であり、地球のような岩石型惑星誕生後の初期の歴史を知る手がかりになるといいます。

 火星のトロヤ群の観測は北アイルランドにあるアーマー天文台によって長年続けられてきました。
 そのひとつである「(101429)1998 VF31」の成分を超大型望遠鏡「VLT」の分光装置「X-shooter」で解析した結果、普通コンドライトという炭素と水を豊富に含む物質だと判明しました。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

sorae 宇宙へのポータルサイト 11/5(木) 20:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/738262f621645413c73600971a00cdab8c3a55dc