致死率30%超、スーパー耐性菌がコロナの陰で流行拡大中

■治療も消毒も困難なカンジダ・アウリス、世界中の医師が警鐘

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界的に猛威を振るうなか、あらゆる薬剤に耐性を持つこともあるスーパー(超多剤)耐性菌カンジダ・アウリス(Candida auris、カンジダ・オーリスとも)の感染が一部で拡大していると、医師たちが警鐘を鳴らしている。
 カンジダ・アウリスは特に院内感染で広がりやすく、今年はコロナ患者であふれる医療現場に大きな負担がかかっているためだ。

 カンジダ・アウリスは、シーツ、ベッドの手すり、ドア、医療器具などに付着して長時間生存し、そこに人の手が触れると感染が広がる。
 また、カテーテルや人工呼吸器、流動食など、体内へ管を挿入するときに感染するリスクが高い。
 コロナで入院した患者は、呼吸器系がやられるため、こうした措置を受ける機会も多い。

 「残念なことに、一部の地域でカンジダ・アウリスが拡大しています」と、米疾病対策センター(CDC)の真菌症部長トム・チラー氏は言う。
 「救急病院やコロナ病棟にまで広がっているところもあります。いったん感染が発覚すると、完全に取り除くのが難しいので、非常に心配です」

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

ナショナル ジオグラフィック日本版 10/29(木) 7:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/ecdc3a12c4011619226b5408fa0a0708a428695a