新種の古細菌の発見から探る「私たちはどこから来たのか?」の謎≪特集 令和2年版科学技術白書≫

 「私たちはどこから来たのか?」このシンプルな問いは、2020年の今もなお解明されていない。
 ヒトを含むすべての生命は、どのように地球に生まれてきたのか、そしてどのように進化し、繁栄を遂げてきたのか。
 誰しも一度は考える謎は、これまで多くの科学者たちを引きつけ、そして悩ませてきた。
 海洋研究開発機構(JAMSTEC)と産業技術総合研究所 (AIST)の研究グループは、深海底に眠る新種の古細菌「MK-D1」を探ることで生命の謎説きに挑んでいる。

※ 令和2年版科学技術白書のトピックとなった研究を詳しくご紹介します。

 地球上の全ての生き物は真核生物、細菌、古細菌の3種類に分けられる。
 この中で真核生物は、生命の設計図であるゲノムを収納する核や、エネルギーを作り出すミトコンドリアといった細胞小器官を持つ。
 対して、細胞小器官を持たない細菌や古細菌は、原核生物と呼ばれ、これらはヒトを含む真核生物の祖先にあたると考えられている。
 ちなみに教科書などでもよく出てくる「微生物」という言葉は、肉眼で見えないほど小さな生物をまとめて指す総称で、原核生物と一部の真核生物が含まれる。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

サイエンスポータル 10/16(金) 11:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/4f4bae2166bd7860c98f0d04b1e39f9c0b5a1301