国内最古のコマ出土 祭祀に利用?大陸から伝来? 滋賀
筒井次郎

 朝鮮半島からの渡来人の集落があった大津市の南滋賀遺跡で、古墳時代後期(6世紀後半〜7世紀前半)のコマ(独楽)が見つかった。
 市教育委員会が28日発表した。国内最古とみられ、遊び用ではなく祭祀(さいし)に使われたらしい。
 コマが大陸から伝わった可能性があり、古代の祭祀を考える上でも貴重な発見という。

 木製で直径4・4センチ、高さ6センチ。砲弾のような形で先端に心棒(直径5ミリ、長さ3ミリ)があり、小刀で削って加工したようだ。
 「たたきゴマ」と呼ばれ、ムチでたたいて回転させたらしい。
 これまでの最古の出土例は飛鳥・藤原地域(奈良県明日香村・橿原市)の7世紀後半だった。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

朝日新聞DIGITAL 2020年8月28日 16時00分
https://www.asahi.com/articles/ASN8W3Q05N8TPTJB002.html