解説:「史上最小の恐竜」は実はトカゲだった、論文を撤回

■第2の化石から判明、「視野が狭かった」と著者

 2020年3月、ハチドリほどの大きさの9900万年前の生物オクルデンタビス(Oculudentavis khaungraae)は、「史上最小の恐竜化石」として報じられ、世界中で話題となった。
 だが、新たに報告された化石から、この生物は実際には恐竜でなく、風変わりなトカゲの仲間である可能性が高いことがわかった。

 最初に報告されたオクルデンタビスの化石は、琥珀に閉じこめられた頭骨で、学術誌「Nature」の2020年3月12日号で発表されたほか、ナショナル ジオグラフィックを含む各メディアが取り上げた。

 頭骨の長さは14ミリメートルで、トカゲのような目をもつ。
 科学者たちは当時、これを恐竜の系統に連なる最初期の鳥の仲間と考えた。
 史上最小の恐竜化石として大きな話題になったのはそのためだ。

 ただし、この化石で残っていたのは頭骨のみであり、体の他の部分がどうなっているかは不明だった。
 その後、別の古生物学者チームが、新たなオクルデンタビスの化石を特定。
 こちらは、頭骨以外にも体の一部が残っていた。
 この化石によって、オクルデンタビスが実際にはトカゲであったことが確実となった。
 とはいえ、トカゲとしてはかなり変わっている。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

ナショナル ジオグラフィック日本版 8/18(火) 17:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/4544b871f857cdc78b8578918378e92926047690