>>109
まあ、今回の高橋氏のモデルは現状を説明するべく作られたものであり数値を恣意的に決めるのはある程度やむを得ない面がある。
その点、完全な将来予測である8割おじさんのモデルと同条件で比べられるものではないでしょう。

だが将来予測であれば、その時点でわかっている実証的データを全く無視していいわけではないでしょう。
これが基本的に風邪ウイルスであり、実際に確認出来出る感染者数の背後に膨大な未確認の無症状・軽症の感染者がいる可能性が強い事。
あの時点で日本の重症者・死者数は欧米に比べて顕著に低いものである事等は判っていた筈です。
基本再生算数を2.5とした根拠はあるでしょうが、何故その数字でなければならないかは説明できないと思います。
理由があるとすれば「不明なもののリスクは高く評価しておく」というくらいのものでしょう。

リスク評価を高く設定するのが肯定されるのは、その評価が外れた場合のリスクが当たった場合のリスクに比べて高が知れている場合だけです。
この件について、地震で津波を警戒して避難して実際には津波が来なかった例を出して緊急事態宣言をするような馬鹿げた事を言っていた評論家が居ました。
津波非難が空振りに終わったとて被る損害など微々たるものですが、今回の愚行がもたらした損害は想像を絶するもので取り返しがつきません。
もちろん責任を問われるべきは予測した人間ではなくそれを実行した政府ですが、だからといって私はこの8割モデルを断じて許すことは出来ない。

>暴露率3割とした場合、日本人のマスクも手洗いの習慣も靴を脱ぐのも関係ない、となります。
これは実際そうなのかもしれない。
老人の暴露率についてはわかりません。
いずれにしろ私は日本の致死率が低い(というか、欧米が際立って脆弱)なのは主としてそこの住民の自然免疫力の差によるもので、生活習慣や政府の対策の違いなどはあまり関係ないのではないかと考えています。