栃木の指定廃棄物、環境省が再測定結果　8000ベクレル以下が8割
2020/3/19 20:09
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57035450Z10C20A3L60000/
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/

※■記事全文

環境省は19日、東京電力福島第1原子力発電所事故で発生した栃木県内の指定廃棄物について、放射能濃度の再測定結果を公表した。
指定廃棄物の定義に合致する、放射能濃度が1キログラムあたり8000ベクレル超のものの割合は全体の19.3%で、環境省の推計を下回った。

県内農家123人が計146カ所で保管する、約3000トンの指定廃棄物全てを再測定の対象とした。
同省は結果を踏まえ、保管農家がいる各市町と減容化や暫定集約に向け協議を進める考え。

8000ベクレル以下の指定廃棄物は市町などの意向があれば指定を解除し、一般廃棄物や産業廃棄物として処理することもできる。
指定廃棄物への指定申請時の放射能濃度に基づく推計では、全体の62.4%が8000ベクレルを超えるとみていた。

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