ジェンダー研究などを扱った科学誌『Sex Roles』に掲載された最新研究によれば、男性は自分がゲイだと思われることを心配してリサイクルやエコ活動に消極的になるようです。

米ペンシルバニア州立大学のジャネット・K・スイム教授によれば、何かに配慮したり、気を利かせるような行為は、”女性的な行動”であるとする古くからの慣習があるとのこと。
そのためエコバッグの所持やリサイクル活動など、地球環境に配慮することも”女性的な行動”に該当するといいます。

「私たちは自身の性別にそぐわないと思われるような行動を避ける傾向にあります。
特定の行動が、その性別に対して世間が抱く印象に見合わないと判断したとき、その行動を選択しないということですね」

ジャネット教授は960名もの参加者に対して、3つの実験を実施。
「女性的」あるいは「男性的」と考えられている行動に対して、彼らがどのように反応するかを観察しました。
その結果、本来の性別にそぐわない行動を取っている参加者は、他の参加者から見て「同性愛者かもしれない」と判断されてしまう確率が上がったのです。

今回の結果についてジャネット教授は「その人にとって『同性愛者』だと周囲に思われないことがとても重要なことだとしたら、
例えエコに反するような行動であっても、より男性的にみられるようなものを重視する」とコメントしています。

http://yurukuyaru.com/archives/80656249.html
https://www.independent.co.uk/environment/recycling-environmentalism-gender-sexual-orientation-gay-a9045751.html
https://www.vice.com/en_au/article/j5ye73/men-dont-recycle-because-dont-want-people-thinking-theyre-feminine-gay-study