排便後手洗い十分に 手足口病大流行2万人 31都府県で警戒レベル超
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2019/7/9(火) 14:33配信
YAHOO!JAPAN NEWS,毎日新聞

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手足口病の患者数の推移

 乳幼児を中心に手足や口の中に発疹ができる「手足口病」が全国的に流行している。全国約3000の小児科定点医療機関が報告した直近1週間(6月24〜30日)の小児患者数は計2万1000人に達した。厚生労働省は手洗いを徹底し、子ども同士でタオルを共用しないなど注意を呼びかけている。

 国立感染症研究所によると、1医療機関あたりの患者数は6・7人で、過去10年で2011年に次ぐ勢いとなっている。都道府県別では、福井(21・78人)、福岡(16・09人)、鳥取(14・26人)で多く、31都府県で警報レベルの5人を超えた。

 手足口病はエンテロウイルスなどが原因の感染症。手や足などにできる水疱(すいほう)性の発疹が主な症状で、一部で発熱する。基本的に症状は数日でおさまるが、まれに髄膜炎や脳炎になることもある。治った後も2〜4週間にわたり便にウイルスが排出されるため、排便後の手洗いが不十分だと他人にうつす恐れがある。【金秀蓮】

最終更新:7/9(火) 17:02
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