0001一般国民 ★
2019/07/06(土) 00:44:43.43ID:CAP_USERhttps://news.mynavi.jp/article/20190704-852188/
https://news.mynavi.jp/article/20190704-852188/2
2019/7/4
マイナビニュース
写真:中国のエクサスケールスパコンの状況について発表するBeihang大学のDepei Qian教授
https://news.mynavi.jp/article/20190704-852188/images/001.jpg
そのた画像多数(英文資料)
【科学(学問)ニュース+】
1.中国がエクサスパコン達成に向けた目標を公開
6月にドイツで開催された「ISC 2019」において北京航天大学(Beihang University)兼 中山大学(Sun Yat-sen University)のDepei Qian教授が中国が進めるエクサスケールスパコンの開発状況について発表を行った。
・中国がエクサスケールを目指す理由
中国のエクサスケールスパコンの開発目標は、自分でコントロールできるテクノロジでエクサスケールのスパコンを作り、国立のHPC環境で使えるようにすることである。また、重要なドメインのアプリケーション開発や研究をサポートすることである。
そのために達成すべき目標として、ピークで1ExaFlopsの演算性能、10PBのメモリ容量、ExaByteのストレージ。電力効率は30GFlops/W、400Gbps以上のインタコネクトを上げた。
日本の次世代スパコン「富岳」はピーク演算性能が約0.4ExaFlops、電力効率は15GFlops/Wであるので、演算性能、電力効率の点で中国の目標は富岳の2倍である。また、富岳のHBM2メモリは0.48PBしか容量が無く、次の階層としてDRAMや高速のNVRAMなどが付けられると思われるが、メモリ容量が小さいのは気になる点である。
そして、Qian教授は、大規模資源の効率的なマネジメント、使いやすい並列プログラム開発環境、巨大システムを高信頼で動かすため、システムの監視や耐故障性などの重要性を指摘した。
アーキテクチャとして重要な点として、計算パワーとメモリ能力をマッチさせることを挙げた。これは中国の巨大スパコンがメモリ能力に比べて巨大な演算能力を積んでTop500のランキングを上げていたことの反省であると思われる。
そして、具体的には計算ユニットとメモリを近づけるDRAM in ProcessorやPIM(Processor in Memory)アーキテクチャを検討項目として挙げている。また、データの移動中にデータを加工するようなアーキテクチャも検討するという。
また、ドメインスペシフィックなアーキテクチャやダイナミックに再構成可能なアーキテクチャを検討する。後者はスイス・アーミーナイフ(マルチツールナイフ)のように、必要となったときに、その用途に向いた機能ユニットを出してきて効率の良い処理を行うというイメージである。
また、新たに広がってきたニューロモルフィックな処理、グラフ処理、マシンラーニングへの対応も必要であるという。
この辺りの指摘は、至極当然であるが、具体的にどのようにやるのかという話はされなかった。
■■以下、小見出しのみ抜粋。続きはソースをご覧ください。
・ボトルネックとなるメモリへのアクセス
・エクサ時代に求められるシステムソフトの有り様
2.中国が進めるエクサスパコンのプロトタイプ機開発
・中国のエクサプロトタイプ機
・Sugonのプロトタイプ機
・Tianheのプロトタイプ機
・Sunwayのプロトタイプ機