>>214

昔は、太陽の火力が弱かったそうだ。

19億年前までは、地球の大気組成も、金星と同じく二酸化炭素主体だったそうだ。
27億年前くらいから、シアノバクテリアによる光合成で、大気中に酸素が満ち溢れて、
二酸化炭素が激減し、鉄イオンが、酸化鉄として堆積して、鉄鉱床になった。
その後も、光合成による大気中の炭素固定は進行して、
3億5000年前から3億年前には、純粋炭素の堆積岩(石炭)が大量に生成されたそうだ。

一方で、大気中の炭素が固定されなかった金星は、二酸化炭素の温室効果で、さらに温度が上昇して、
液体の水も消えて、高温高圧の星になった。
金星は、誕生時の大気組成も質量も軌道も、地球と瓜二つの地球の双子星。
神話では、金星は、かつては、「神に反乱を起こして、滅ぼされた悪魔族が住んでいた星」とも言われたような…。

火星は重力が弱いため、水が太陽風で分解されて、水素として揮発してしまい、乾燥した星だったような…。